この計画では、第三次草加市総合振興計画基本構想「快適都市-草加-」に基づき、
本格的な高齢社会に向けて、次の5つの理念を掲げます。
(1)人間性の尊重
高年者の人間性が尊重され、生涯にわたり安心して生活することができる社会の構 築を目指します。
(2)自立と参加の推進
高年期においても主体的・積極的な生き方を実現できる社会の構築を目指します。
(3)共に生きる心豊かな地域社会の形成
高年者を含む市民が世代を超えて助け合い、あたたかい人間関係の中でふれあいの ある地域社会の構築を目指します。
(4)高年者が安心して暮らせるまちづくり
高年者の視点を積極的に取り入れ、高年者が安心して暮らせるまちづくりを目指し ます。
(5)活力ある高齢社会の形成
高年者がいきいきと活動する場や機会が数多く設けられた、活力ある社会の形成を 目指します。
1 基本理念
人間性の 尊重
自立と参加の 推進 高年者が安心して
暮らせるまちづくり
共に生きる心豊かな 地域社会の形成
活力ある 高齢社会の形成 基 本 理 念
地域における 支援体制の確立 介護保険事業の円滑
な実施 高年者の社会参加
の促進
高年者生活支援施策 の充実 健康づくり・介護予防
の推進 基 本 方 針
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基本理念の実現のために、本市では次の基本方針とその具体的方向性を示すための 基本目標を設定し、施策の総合的・体系的な推進を図ります。
(1)健康づくり・介護予防の推進
いつまでも元気でいるために、また、要支援・要介護状態にならないための予防や 要支援状態の軽減・進行抑止のために、適切な保健医療サービスや介護予防サービ スを提供します。
(2)高年者生活支援施策の充実
加齢に伴い様々な支障が生じても、高年者が尊厳を保ちながら安心して生活を送る ことができるような、社会基盤の確立に努めます。特に、高年者人口の増加に伴い 顕著になってきている、ひとり暮らしや高年者のみの世帯の高年者、および認知症 高年者に対するケア対策を積極的に推進していきます。
(3)高年者の社会参加の促進
高年者が充実した生活を送れるよう、就労環境の整備、地域活動への参加、学習・
余暇活動等による社会参加の場を広げるとともに、高年者が地域で安心して暮らし ていけるよう、ボランティア活動や地域福祉活動をしやすい環境づくりに努めます。
2 基本方針及び基本目標
基本目標
① 健康づくりの推進
② 医療体制の整備
③ 介護予防の推進
基本目標
① 日常生活の支援
② 認知症対策の推進
③ 家族介護支援
④ 住環境の整備
基本目標
① 就労の支援
② 社会参加・交流の促進
③ 敬老事業の実施
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(4)介護保険事業の円滑な実施
高年者が要支援・要介護状態になっても、その状態に応じて介護サービスを計画的 に提供し、自立した日常生活を営むことができる体制を整備します。
また、需給関係を正確に見極めて保険料を算出するとともに、安心して介護サービ スを利用できるように、低所得者対策を推進します。
(5)地域における支援体制の確立
高年者が住み慣れた地域で安心して暮らしていくためには、地域全体が支え合い、
助け合っていく環境を作り上げることが不可欠となっています。その条件整備を積 極的に推進していきます。また、身体的な機能の低下等に配慮した住宅や都市環境 の面での安全性、快適性を確保していきます。
(6)計画推進体制の整備
高年者が、十分な情報に基づいて、良質なサービスを充分に利用できるように、サ ービスの円滑な提供を図ることに努めます。
基本目標
① 要支援者介護生活支援
② 要介護者介護生活支援
③ 地域支援事業
④ 保険料の適正な算出
⑤ 経済的支援策
基本目標
① 地域支援協力体制の整備
② 安心・安全なまちづくりの推進
③ 福祉のまちづくりの推進
基本目標
① 情報提供・相談体制の充実
② 必要なサービス量の確保及び質の向上
③ 円滑なサービスの提供
④ 庁内推進体制の確保
⑤ 委員会による点検
⑥ 関係機関との協議
⑦ 他自治体・県・国との連携
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以上の基本理念・基本方針・基本目標を踏まえて、特に、以下を重点課題として、
施策を展開していきます。
(1)介護予防と健康づくりの推進
高年者が住み慣れた地域でその人らしい自立した日常生活を営むためには、健康の 維持が大切です。
また、団塊の世代が高年者となり、高齢化が一層進行してくるなかで、介護保険制 度を維持していくためには、高年者が介護を必要としない状態を保つことが前提と なります。
そこで、市では、介護予防と健康づくりを推進していきます。
(2)高年者の社会参加の促進
高年者が年齢にとらわれず自らの責任と能力において自由で生き生きとした生活 を送るためには、これまで培ってきた経験や知識を活かした積極的な社会参加が求 められます。
一方で、団塊の世代が高年者となり、価値観や行動様式などが多様化してきていま す。
そこで、市では、高年者に対して積極的な社会参加を呼び掛けるとともに、様々な 社会参加の仕組みを作り、支援していきます。
(3)地域における支え合いの推進
ひとり暮らしの高年者や、高年者夫婦のみの世帯が増加しています。
その結果、家族や地域とのつながりが急速に薄れ、孤立化し、日常生活や介護に不 安を抱く高年者が多くなってきています。
そこで、市では、高年者が地域において安心して日常生活を営むために、地域にお ける様々なネットワークを通じて、地域における支え合いのシステムの構築を、地 域包括ケアシステム*1の整備とともに、推進していきます。
*1 地域包括ケアシステム・・・ニーズに応じた住宅が提供されることを基本とした上で、生活上の安全・安 心・健康を確保するために、医療や介護のみならず、福祉サービスを含めた様々な生活支援サービスが 日常生活の場(日常生活圏域)で適切に提供できるような地域での体制(『地域包括ケア研究会報告書』
平成 22 年3月)
3 今期計画で特に取り組むべき課題(重点課題)
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(4)認知症支援策の充実
要介護認定を受けている高年者は、認知症になることも多く、その人数は今後も増 加すると見込まれることから、認知症高年者の特性に対応したケアの確立が急務と なっています。
また、認知症高年者が、可能な限り住み慣れた地域において継続して日常生活を営 むためには、継続的な支援体制が必要です。
そこで、市では、医療と介護の連携の強化を図りつつ、認知症予防・早期発見・早期 対応の方策を講じるとともに、認知症高年者及びその家族に対するサポート体制を 充実していきます。
(5)介護保険事業の適正な運営
介護保険事業を適正に運営するためには、要介護者の自立支援*1
そこで、市では、介護サービスが必要な方への適切なサービス供給やサービスの質 の確保、介護報酬の請求が適正かどうかのチェックなど、介護サービスの適正化を 推進します。
につながる質の 良い介護サービスを提供し、介護保険制度への信頼を高めることや、適正給付、制 度の普及啓発を積極的に行うことが必要です。
また、サービス利用者や家族、一般の方々に介護保険制度を十分に理解いただき、
より良い介護保険事業とするため、情報提供や一層の普及啓発を行っていきます。
*1 自立支援・・・要支援・要介護状態になった者が、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことが できるよう、必要なサービスを提供すること(介護保険法第1条参照)。
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基本理念・基本目標実現のために、重点課題を踏まえ、次のような施策の体系で計 画を実現していきます。
4 施策の展開(施策の体系)
基本方針1 健康づくり・介護予防の推進 健康づくりの推進
医療体制の整備
介護予防の推進
①高年者健康体操 ②高年者健康教室 ③介護予防健康づくり事業 ④高年者健康づくり協働支援事業
①救急医療体制・地域医療環境整備 ②救急医療体制整備 ③高年者等インフルエンザ予防接種
①介護予防普及啓発事業 ②二次予防対象者(特定高年者)把握事業 ③介護予防トレーニング
④介護予防教室
基本方針2 高年者生活支援施策の充実 日常生活の支援
家族介護支援
住環境の整備
①おむつ支給 ②ねたきり老人手当 ③訪問理容サービス ④寝具洗濯乾燥消毒サービス
⑤サイドレール付きベッド購入資金助成事業 ⑥日常生活用具給付 ⑦配食サービス
⑧高年者・障がい児(者)移送サービス事業 ⑨高齢者及び障がい者住宅改善整備資金融資事業
⑩生活管理短期宿泊 ⑪その他の日常生活支援
①高年者の住まい ②市営住宅等 ③養護老人ホーム ④要介護者の施設 ⑤ケアハウス
①徘徊高年者家族支援事業 ②あんしん見守りネットワーク事業 ③認知症高年者家族やすらぎ支援事業
④家族介護慰労事業 ⑤ 住宅改修支援事業 ⑥ 高年者緊急保護事業 認知症対策の推進
①意識啓発活動の推進(認知症サポーター等) ②認知症予防対策の推進 ③音楽・回想療法教室
④徘徊高年者家族支援事業 ⑤認知症に関する相談体制の確立 ⑥成年後見制度利用支援
⑦認知症高年者家族やすらぎ支援事業 ⑧その他の支援