1 基本理念
スポーツは、体を動かすという人間の根源的な欲求を充足させ、それ自体が喜びや楽しさ をもたらします。また、スポーツは、福祉、教育、観光、産業、都市づくり等他の分野の施 策と連動することで、相乗効果により、心身の健康を含めた生活の質の向上、地域コミュニ ティや経済を含めた都市の活性化などに対して大きな力を発揮します。さらに東日本大震災 後、アスリートの活躍やスポーツを通じた復興支援の取組は、人々に夢と希望を与え「スポ ーツの力」の大きさが再認識されるようになりました。
このようなことから、都は、スポーツの持つ力を、より多くの人が気付き、それぞれの年 齢や健康状態、技術、興味、目的に応じて、スポーツを楽しみ、都民の誰もがスポーツの力 による効果を享受し、活気溢れている社会を「スポーツ都市東京」として位置づけ、その実 現を目指します。
2 計画期間
スポーツ祭東京2013を開催する平成 25 年度(2013)から平成 32 年度(2020)までを、
本計画の計画期間とします。
〜誰もが、いつでも、どこでも、いつまでもスポーツを楽しみ、
スポーツの力で人と都市が活性化する「スポーツ都市東京」を実現〜
40.0 40.0 40.0
50.0 60.0
33.5
28.9 33.6
41.2
48.1
47.9 47.3 47.4 52.8
61.0
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0
20代 30代 40代 50代 60代以上
(%)
当面の目標値 平成19年の実施率 平成24年実施率
3 数値目標
旧計画では、早期に達成しなければならない当面の目標として、週 1 回以上スポーツを実 施する成人の割合(以下「スポーツ実施率」)について、40 歳代以下を 40%以上、50 歳代を 50%以上、60 歳代以上を 60%以上とすることとしていました。これを達成するため、様々 な取組を進めた結果、その全てについて次のように達成することができました。
スポーツ実施率の推移と目標値
(出典)「都民のスポーツ活動に関する世論調査」(平成 24 年 10 月、東京都生活文化局)を参考に作成
本計画では、これまでの成果を踏まえ、更に一歩高い目標を設定して、世界トップレベル のスポーツ都市を目指します。
スポーツ人口の裾野を広げるとともに、スポーツの習慣化を推進することで、
世界トップレベルのスポーツ実施率(週1回以上)70%を達成
53.9%
49% 50.3%
64% 69.5%
30 40 50 60 70 80
東京都 ドイツ 韓国※ フランス オーストラリア
(%)
スポーツ実施率のこれまでの推移と目標値
※韓国は 1 回 30 分以上の実施率
主要国におけるスポーツ実施率
4 スポーツ都市東京の実現に向けた戦略
スポーツ都市東京の実現に向けた方策は、スポーツそのものが持つ多面性や、人々のスポ ーツへの多様な関わり方を踏まえ、様々な方向性から戦略的に推進していく必要があります。
このため、以下のような5つの戦略に基づき、スポーツ推進策を展開していきます。
まずは、スポーツへの関心を高め(戦略1)、これによりスポーツをしたくなった人が、
いつでも、どこでもできるような環境を整備(戦略2)します。その上で、それぞれの世代 や生活環境に応じてスポーツ活動を支援(戦略3)することで、都民による主体的な活動を 促進していきます。
併せて、世界を舞台に活躍するアスリートを発掘・育成し、競技力を向上します(戦略4)。 また、これらの取組の相乗効果に加え、東京が有する様々なスポーツ資源の集積を活用し、
国際交流や観光、都市づくりなど様々な分野の政策と連動することで、都市の活性化を図る とともに、日本の首都として、スポーツを通じて東日本大震災からの復興を牽引します(戦 略5)。
こうした5つの戦略を相互に連携させながら推進することで、スポーツ都市東京の実現を 目指します。
スポーツ都市東京の実現に向けた 5 つの戦略のイメージ