第 4 章 CPTOP2 修正の効果検証実験
4.2 実験方法
4.2.2 計測項目
(1)CPTOP2
のパフォーマンス(修正前及び修正後)
本実験では、語句並び替え作業を除く
CPTOP2
の3
タスクについて3.4.4
項までに 述べた修正前と修正後の2
種類、計6
タスクを実施した。語句並べ替え作業に関して は、不適切な文章の排除のみを行うために本実験の評価対象とはしなかった。(2)CPTOP2
に関するアンケート各タスクについて修正前と修正後の違いを明らかにするためにアンケート(以下、作 業後アンケート)を実施した。表
4.2
に各タスクの質問項目を記す。表
4.2:
作業後アンケートの質問項目 タスク 質問項目ブロック パスの使用頻度
組み立て パスが回答数に与える影響 パスが独創性に与える影響
数列 選択肢を利用して正解値を求めていたか 穴埋め 数列の種類による解答時間の違い
記憶 画面の見やすさ 解答入力の操作性 記憶方法の違いの有無
全タスク 主観的な習熟完了までの試行回数
(3)
知的能力に関するアンケート実験開始前にオフィス作業時に使用する知的能力に関するアンケートを行い、3.1項 で示した
11
種類の知的能力から普段の業務に必要な能力を相対的に選択した。(4)
計算タスク数列穴埋めに関しては、数列の種類と計算量に応じて難易度によるパフォーマンス の補正を行うために、解答確定に至るまでの過程を数列の種類判別部分と括弧に当て はまる値の計算部分の
2
部に分け、両部分のタスクモデルを作成した。このタスクモ デルは解答確定までの最短経路とされる手順をモデル化したものである。数列の種類 判別部分の認知ステップを図4.1、等差数列、等比数列、フィボナッチ数列の計算部分
の認知ステップをそれぞれ図4.2、図 4.3、図 4.4
に示す。各モデルには四則計算が必要 となる認知ステップが多数存在し、その計算時間の差が大きく解答時間差となって顕 れると予想される。そこで、本実験では数列穴埋めタスクにて想定される2
種類の計 算タスクを行い、四則計算部分の所要時間の取得を試みた。以下にタスク内容につい て記す。ᢙ䉕䉎
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図
4.1:
数列判断部分の認知ステップ㪉ᢙ䈱㪈䈱䉕䉎
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図
4.2:
等差数列の計算部分の認知ステップᒐ䈱㪈䈧೨䈱ᢙ䉕䉎
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図
4.3:
等比数列の計算部分の認知ステップ㪉㗄⋡䈫㪊㗄⋡䈱㪉ᢙ䉕䉎
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図
4.4:
フィボナッチ数列の計算部分の認知ステップ(4-1)2
数が呈示されている場合の計算図
4.5
に示すように画面に示す数式の計算を行うタスクである。実際の数列穴埋めタ スクに出題される数列の桁数に応じて四則計算を4
問ずつ行った。実際の数列穴埋めに おける計算例として、フィボナッチ数列で括弧の値を計算する場合に括弧より前2
項 の足し算を行う場合を想定している。図
4.5: 2
数が呈示されている場合の計算タスク画面(4-2)1
数のみ呈示されている場合の計算図