A.形式的特性の特定および分析

以下の点を成果物がどの程度示しているかを見ます。

• 選択した芸術作品、オブジェおよび人工品の形式的特性を知識的裏付けをもって特 定し分析できているか。

得点 レベルの説明

0 成果物が下記のいずれのレベルにも達していない

1〜2 成果物には、選択した作品の形式的特性の概要が示されているが、それは 限定的、表面的、あるいは個人的な意見がほとんどを占めるものである。

3〜4

成果物には、選択した作品の形式的特性についての説明が多く含まれてい る。知識的裏付けに基づいた分析の証エビデンス拠がいくつか示されているが、それ は未熟である。

5〜6 成果物には、選択した作品の形式的特性について、一貫性があり、洞察的、

かつ知識的裏付けに基づいた特定および分析が示されている。

B.機能と目的の分析および理解

以下の点を成果物がどの程度示しているかを見ます。

• 選択した芸術作品、オブジェ、および人工品の制作された文化的文脈における機能 と目的について、知識的裏付けをもって分析、理解されているか。

少なくとも2つの対照的な文化的文脈をもつ、少なくとも2人の異なる芸術家による少 なくとも3つの作品について考察、比較していない志願者には、この規準において2を超 える評点は与えられません。

得点 レベルの説明

0 成果物が下記のいずれのレベルにも達していない

1〜2 成果物には、選択した作品の機能と目的の概要が示されているが、それは 限定的、表面的、あるいは個人的な意見がほとんどを占めるものである。

3〜4

成果物には、対照的な文化的文脈をもつ少なくとも2つの選択した作品の 機能と目的についての説明が多く含まれている。知識的裏付けに基づいた 分析および理解の証エビデンス拠がいくつか示されているが、それは十分に発展させ られてはいない。

5〜6

成果物には、一貫性があり、洞察的、かつ知識的裏付けに基づいた分析が 示されており、少なくとも2つの対照的な文化的文脈から選択した作品の 機能と目的について、その機能と目的の的確な理解を示している。

C.文化的重要性の分析および評価

以下の点を成果物がどの程度示しているかを見ます。

• 選択した芸術作品、オブジェおよび人工品の制作された特定の文化的文脈における 文化的重要性に関する知識的裏付けに基づいた特定および分析。( たとえば、作品 がつくられた時代の観衆とその制作の目的、また現代の観衆という観点から見たそ の作品の文化的、社会政治学的、歴史的重要性 )

少なくとも2つの対照的な文化的文脈をもつ、少なくとも2人の異なる芸術家による少 なくとも3つの作品について考察、比較していない志願者には、この規準において2を超 える評点は与えられません。

得点 レベルの説明

0 成果物が下記のいずれのレベルにも達していない

1〜2

成果物には、選択した作品の素材、作品概念、文化的重要性の概要が示さ れているが、それは限定的、表面的、あるいは個人的な意見がほとんどを 占めるものである。

3〜4

成果物には、選択した少なくとも2つの対照的な文化的文脈から選択した 作品の素材、作品概念、文化的重要性についての説明が多く含まれている。

知識的裏付けに基づいた分析の証エビデンス拠がいくつか示されているが、それは十 分に発展させられてはいない。

5〜6

成果物には、少なくとも2つの対照的な文化的文脈から選択した作品の素 材、作品概念、文化的重要性について、一貫性があり、洞察的、かつ知識 的裏付けに基づいた的確な分析が示されている。

外部評価

D.比較と関連づけ

以下の点を成果物がどの程度示しているかを見ます。

• 選択した芸術作品、オブジェおよび人工品の間に見られる関連性、類似点および相 違点についての、効果的で批判的な分析および議論を展開しているか。

少なくとも2人の異なる芸術家による少なくとも3つの作品について考察、比較してい ない志願者には、この規準において3を超える評点は与えられません。

得点 レベルの説明

0 成果物が下記のいずれのレベルにも達していない

1〜2

選択した作品間の関連性、類似点および相違点を簡単に述べているが、分 析はほとんどなされていない。また示された関連性は非常に表面的か不適 切で、作品を比較対照させる方法についての最低限の理解しか見られない。

3〜4

選択した作品間の関連性、類似点および相違点を分析し、説明しているが、

批判的な分析が十分深められていない部分がある。示された関連性は論理 的で筋道立っており、作品を比較対照させる方法についてまずまずの理解 を示している。

5〜6

選択した作品間の関連性、類似点および相違点を批判的に分析し、議論し ている。示された関連性は論理的で筋道立っており、作品を比較対照させ る方法について的確な理解を示している。

E.発表と科目特有の表現

以下の点を成果物がどの程度示しているかを見ます。

• 適切な科目特有の表現を援用し、視覚的にも適切かつ読みやすい方法で、明確で一 貫性のある表現を行うよう努めているか。

得点 レベルの説明

0 成果物が下記のいずれのレベルにも達していない

1〜2

明確にあるいは視覚的に適切な方法で情報を伝える方法が一貫しておらず また限定的である。科目特有の表現をいくらかは用いようとしているが、そ れは限定的である。

3〜4 成果物は明確かつ筋道立って情報を伝達しており、視覚的に適切で、読み やすく、いくらかの一貫性をもって科目特有の表現を適切に使用している。

5〜6

成果物は明確かつ筋道立って情報を伝達しており、視覚的に創造性に富み、

読者の理解を促進し、説得力のある読みやすい研究となっている。全体を 通して科目特有の表現を正確かつ適切に使用している。

HLのみ

F.自身の作品制作の実践への関連づけ

以下の点を成果物がどの程度示しているかを見ます。

• 選択した1つ以上の作品と自身の作品の制作過程と実践の間に見られる関連性を 特定した上で、比較研究の結果と、この研究が生徒自身の芸術家としての成長にど のように影響したかを分析し評価しているか。

得点 レベルの説明

0 成果物が下記のいずれのレベルにも達していない

1〜3 研究の結果が限定的に、概要として述べられている。自身の作品制作の実践 とほとんど関連づけられていないか、表面的にしか関連づけられていない。

4〜6

研究の結果についていくらかの分析がなされている。比較研究で取り上げ た芸術作品、オブジェ、および人工品が、自身の作品制作および作品その ものに与えた影響について関連づけを試みているが、一貫性がないか表面 的である。

7〜9

研究の結果について分析がなされている。比較研究で取り上げた芸術作品、

オブジェ、および人工品が、自身の作品制作および作品そのものに与えた 影響について、まずまずの程度の関連づけを行っている。

10 〜 12

研究の結果について一貫性があり、洞察的な分析および的確な評価がなさ れている。比較研究で取り上げた芸術作品、オブジェ、および人工品が、自 身の作品制作および作品そのものに与えた影響について効果的に分析およ び評価を行っており、知識的裏付けに基づいた意味のある関連づけを全体 を通して行っている。

外部評価

外部評価課題-SLおよびHL

In document ディプロマプログラム (DP) 美術 指導の手引き 2017 年第 1 回試験 (Page 60-64)