内部評価規準―SLおよびHL

In document ディプロマプログラム (DP) 美術 指導の手引き 2017 年第 1 回試験 (Page 82-86)

追加の補助写真

それぞれの作品の記録方法がどのようなものであっても、生徒は提出する各作品につ いて最大2枚の写真を追加することができます。これらの補助写真やスクリーン ショットの追加は、生徒が提出する作品のスケール感を出したり、細部を明確に伝え たりすることを目的としています。これらの写真の追加は任意です。この任意の資料 は、生徒が当該作品の記録として写真1枚だけでは足りず、追加の写真資料が必要だ と感じた場合にのみ提出してください。ほとんどの場合、この追加資料は必要ありま せん。平面作品の写真は、マウントや額のついていない状態で撮影してください。補 助写真の提出方法および受け付け可能なファイル形式の詳細については、IB資料

『DP手順ハンドブック』を参照してください。

評価用の作品を提出する手順については、IB資料『DP手順ハンドブック』を参照し てください。提出された資料の数が規定された制限を超えている場合、試験官は制限内の 資料のみに基づいて評価を行うことになっています。

内部評価規準―SLおよびHL

パート 3: 展示

まとめ

パート3:展示 SL

評点

SL 合計点

HL 評点

HL 合計点 A 一貫性のある一連の作品 9

30

B 技法の習熟 9 9 30

C 作品概念の質 9 9

D キュレーションの実践 3 3

規準

A.一貫性のある一連の作品

エビデンス

拠:キュレーター・ステートメント、提出作品、キャプション、および作品の写真 以下の点を成果物がどの程度示しているかを見ます。

• 一貫性のある一連の作品が表明された制作意図を実現しており、またそれぞれの作 品間にテーマの関連性や様式の関連性が明確に見てとれるか

提出した作品数が最低限に満たない志願者には、6を超える評点は与えられません。

得点 レベルの説明

0 成果物が下記のいずれのレベルにも達していない

1〜3

それぞれの作品間にテーマの関連性や様式の関連性が最小限しか見てとれ ず、一貫性がほとんど見られない。表現手段、制作過程、および技法の選 択と応用、またイメージの活用から制作意図に対する考慮が最小限しか見 られない。

4〜6

それぞれの作品間にテーマの関連性や様式の関連性がまずまず見られ、い くらかの一貫性が見られる。表現手段、制作過程、および技法の選択と応 用、またよく考えられたイメージの活用により、表明された制作意図がま ずまずの程度実現されている。

7〜9

それぞれの作品間にあるテーマの関連性や様式の関連性が効果的に伝わっ ており、一連の作品が筋道立っている。表現手段、制作過程、および技法 の選択と応用、またよく考えられたイメージの活用により、表明された意 図が効果的に一貫性を持って実現されている。

B.技法の習熟

エビデンス

拠:キュレーター・ステートメント、提出作品、キャプション、および作品の写真 以下の点を成果物がどの程度示しているかを見ます。

• 表現手段と素材が効果的に適用され修正されているか

• 形式的特性が効果的に適用され修正されているか

提出した作品数が最低限に満たない志願者には、6を超える評点は与えられません。

得点 レベルの説明

0 成果物が下記のいずれのレベルにも達していない

1〜3

表現手段と素材の最低限の適用と修正しか見られず、選択した形式におけ る最低レベルの技法の習熟度にしか達していない。また最低限の形式的特 性の適用と修正しか見られない。

4〜6

表現手段と素材のまずまずの程度の適用と修正が見られ、選択した形式に おける技法の習熟度は許容レベルに達している。また形式的特性のまずま ずの程度の適用、修正が見られる。

7〜9

表現手段と素材の効果的な適用と修正が見られ、選択した形式における技 法の習熟度は確かなレベルに達している。また形式的特性の効果的な適用、

修正が見られる。

内部評価

C.作品概念の質

エビデンス

拠:キュレーター・ステートメント、提出作品、キャプション、および作品の写真 以下の点を成果物がどの程度示しているかを見ます。

• 表明された制作意図に沿って芸術作品の機能、意味、および目的を実現するために、

イメージや記号、象徴が効果的に決められているか

提出した作品数が最低限に満たない志願者には、6を超える評点は与えられません。

得点 レベルの説明

0 成果物が下記のいずれのレベルにも達していない

1〜3

アイデアやテーマ、作品概念が最低限しか練られておらず、イメージ、記 号、または象徴が最低限しか用いられてないか、活用されていても露骨で あったり、不自然であったり、表面的である。芸術的意図は最低限しか伝 わっていない。

4〜6

いくつかのアイデアやテーマ、作品概念がまずまずの程度に実現される程 度に見た目が練られており、イメージや記号や象徴を用いて表明された芸 術的意図をまずまずの程度に伝えているのがわかる。

7〜9

アイデアやテーマ、作品概念が効果的に実現されるまで見た目が練られて おり、複雑なイメージや記号や象徴が巧みに用いられ、表明された芸術的 意図を効果的に伝えているのがわかる。

D.キュレーションの実践(SLのみ)

エビデンス

拠:キュレーター・ステートメント、提出作品、キャプション、および作品の写真 以下の点をキュレーター・ステートメントがどの程度正当化しているかを見ます。

• 指定された空間における一連の作品の選び方、配置の仕方、また展示の仕方

得点 レベルの説明

0 成果物が下記のいずれのレベルにも達していない

キュレーター・ステートメントが表明された生徒の制作意図に沿って、展 示された作品の選択と配置を部分的にしか正当化していないか、キュレー ター・ステートメントが展示を正確に表していない。

キュレーター・ステートメントが展示された作品の選択と配置の大部分を 正当化している。また与えられた空間内に、表明された生徒の制作意図に 沿って作品が展示、配置されている。

キュレーター・ステートメントは展示された作品の選択と配置を完全に正 当化している。また与えられた空間内に、表明された生徒の制作意図にし たがい明確でふさわしい方法で作品が展示、配置されている。

D.キュレーションの実践(HLのみ)

エビデンス

拠:キュレーター・ステートメント、提出作品、キャプション、および展示の様子の 写真またはビデオ

以下の点をキュレーター・ステートメントがどの程度示しているかを見ます。

• 指定された空間における一連の作品の選び方、配置の仕方、また展示の仕方を正当 化できているか

• 展示からどのように作品と受け手の間の関係性が理解できるかについての振り返 りをしているか

得点 レベルの説明

0 成果物が下記のいずれのレベルにも達していない

• キュレーター・ステートメントが表明された生徒の制作意図に沿って、

展示された作品の選択と配置を部分的にしか正当化していないか、キュ レーター・ステートメントが展示を正確に表していない。

• キュレーター・ステートメントは生徒に与えられた空間内での作品と受 け手の間の関係性の正当化をほとんど伝えていない。

• キュレーター・ステートメントが表明された生徒の制作意図に沿って、展 示された作品の選択と配置の大部分を正当化している。

• キュレーター・ステートメントは生徒に与えられた空間内での作品と受 け手の間の関係性を大部分で明確に示している。

• キュレーター・ステートメントは、表明された生徒の制作意図に沿って、

展示された作品の選択と配置を完全に正当化している。

• キュレーター・ステートメントは生徒に与えられた空間内での作品と受 け手の間の関係性を効果的に明示している。

付録

In document ディプロマプログラム (DP) 美術 指導の手引き 2017 年第 1 回試験 (Page 82-86)