第 5 章 観察
5.3 設定内容
5.3.3 被験者への教示
今回の観察では,被験者が設計者とユーザという別の立場になるため,それぞれに 提示する条件が異なる.設計者の観察状況(図5.4)と,ユーザの観察状況(図5.5) を述べる.
<設計者への教示>
① A グループには第一段階で,B グループには第二段階で,デザインしてもらう 操作ボタン表示がユーザに提示されることを告げる.B グループには操作ボタ ンの意味していることを紙に書き終わった後,デザインしてもらうことを告げ る時にデザイン用具を提示する.
② 使用できるデザイン用具は,B の鉛筆,消しゴム,12 色の色鉛筆,A4 サイズ
③ デザイン用紙(付録参照)は5cm×5cmの正方形が横に2個並んで描かれてお り,その矩形内にデザインしてもらう.また,デザインした操作ボタンの番号 を矩形の上にある欄に明記してもらう.
④ 「色で分類」,「形で分類」,「大きくする」「小さくする」といった機能名称を提 示するとデザインに影響を与えることが予想されるため,説明時は No.1 から No.4までの番号で提示する.操作ボタン表示は,設計者が操作することで理解 した機能をデザインしてもらう.
⑤ 操作ボタンの表示を直接文章で表すことは禁止するが,アルファベット,数字 は使用できるものとする.
⑥ 機能内容を正しく把握してもらうために,何度でも操作ボタンを押下できるも のとする.
⑦ 制限時間は一時間を目安として,それよりも早くデザインが終了したら報告し てもらう.また,終了していない場合は延長する.
⑧ ユーザ使用中のビデオは,何度でも見られるものとする.
<ユーザの条件>
① 操作ボタンがそれぞれ異なる機能を持っていることだけを告げる.
② それぞれの操作ボタン表示が意味している機能を予想した後に,実際に操作 ボタンを押下してもらう.それぞれの操作ボタン押下初回のみ慎重に行って もらうが,確認のための押下は何度でも構わない.
③ 操作ボタン表示が何を意味しているのかが全くわからないときは,無理に分 類方法を予想しなくても良いが,わからないということを述べてもらう.
ノートPC
被験者(設計者)
設計者の手元を撮影する ビデオカメラ
全体を撮影する ビデオカメラ
鉛筆(B) 色鉛筆(12色) 消しゴム 定規 鉛筆削り デザイン用具
A4サイズの紙 質問用紙 ノートPC
被験者(設計者)
設計者の手元を撮影する ビデオカメラ
全体を撮影する ビデオカメラ
鉛筆(B) 色鉛筆(12色) 消しゴム 定規 鉛筆削り デザイン用具 鉛筆(B) 色鉛筆(12色) 消しゴム 定規 鉛筆削り デザイン用具
A4サイズの紙 質問用紙
図 5.4 操作ボタン表示デザイン時の観察状況
ノートPC
被験者(ユーザ)
ユーザの手元を撮影する ビデオカメラ
全体を撮影する ビデオカメラ
質問用紙への 記入用鉛筆
質問用紙 ノートPC
被験者(ユーザ)
ユーザの手元を撮影する ビデオカメラ
全体を撮影する ビデオカメラ
質問用紙への 記入用鉛筆
質問用紙
図 5.5 操作ボタン使用時の観察状況