(1)
(外国人データ)56,57)
軽度(eGFR60~89mL/min/1.73m2、8 例)、中等度(eGFR30~59mL/min/1.73m2、8 例)、重度(eGFR15~ 29mL/min/1.73m2、中止例1例を含む9例)の腎機能障害患者及び正常腎機能(eGFR90mL/min/1.73m2以上) 被験者8例に、本剤100mgを単回経口投与した。
正常腎機能被験者群と比べ、Cmax及びAUCinfの幾何平均値は、軽度の腎機能障害患者群では、本剤100mg
投与時の Cmax 及び AUCinf がそれぞれ 1.06 倍及び 1.31 倍高かった。中等度の腎機能障害(eGFR30~
59mL/min/1.73m2)を持つ患者では、健康成人と比べてCmax及びAUCinfが1.23倍及び1.66倍高かった。
重度の腎機能障害(eGFR15~29mL/min/1.73m2)を持つ患者では、健康成人と比べて Cmax及び AUCinfが 1.92倍及び2.18倍高かった。
正常腎機能被験者群と比較して腎機能障害の中等度群及び重度群で本剤の腎クリアランス(CLR)は腎機能 とよく相関した。t1/2 は正常腎機能被験者群と比較して、軽度、中等度及び重度群でそれぞれ平均 12、4 及び9時間長かったが、血漿濃度-時間プロファイルは異なる腎機能群で終末相の傾きがほぼ平行である ことを示した。
-50- Cmax
(ng/mL)
Tmax (h)
AUCinf (ng・h/mL)
t1/2
(h)
CL/F (L/h) 正常群
平均値 標準偏差 幾何平均値
45.2
±26.94 38.1
3.1
±1.89 1.6
558
±249.3 501
43.0
±6.47
228
±132.4
腎機能 障害患
者
軽度
平均値 標準偏差 幾何平均値
57.0
±49.99 40.4
4.0
±1.60 1.6
771
±479.6 655
55.1
±13.58
181
±119.2
中等度
平均値 標準偏差 幾何平均値
60.8
±41.95 46.9
4.5
±2.00 2.8
992
±512.0 833
47.3
±10.88
160
±162.3
重度
平均値 標準偏差 幾何平均値
93.8
±70.12 73.2
4.3
±1.58 2.6
1,239
±654.2 1093
52.1
±11.70
105
±65.4 (各群n=8) 注)本剤に対して承認されている用法及び用量は「通常、成人にはミラベグロンとして50mgを1日1回食後に経口投
与する。」である。
肝機能障害患者
(2)
(外国人データ)56,58)
軽度及び中等度(Child-Pughスコア5~6で軽度、7~9で中等度)の肝機能障害患者各8例及び、軽度、中 等度それぞれの肝機能障害患者を対照となる正常肝機能被験者群各8例ずつに、本剤100mgを単回経口 投与した。
軽度の肝機能障害患者において、本剤のCmax及びAUCinfの最小二乗平均値は正常肝機能被験者と比べ てそれぞれ1.09倍、1.19倍高く、中等度の肝機能障害患者においてはそれぞれ2.75倍、1.65倍高かった。
血漿中薬物動態に及ぼす肝機能障害の影響:薬物動態解析対象集団 肝機能 パラメータ
最小二乗平均値 比
(肝機能障害/
正常肝機能被験者)
90% 正常肝機能 信頼区間
被験者
肝機能障害 被験者
軽度 肝機能障害
AUCinf(ng・h/mL) 550 655 1.19 0.69,2.05
AUClast(ng・h/mL) 482 611 1.27 0.70,2.28
Cmax(ng/mL) 46.6 50.7 1.09 0.42,2.80
t1/2(h) 55.6 66.2 1.19 1.08,1.32
CL/F(L/h) 182 153 0.84 0.49,1.45
Vz/F(L) 14587 14582 1.00 0.57,1.76
fu 0.27 0.29 1.09 0.95,1.25
中等度 肝機能障害
AUCinf(ng・h/mL) 424 699 1.65 0.95,2.85
AUClast(ng・h/mL) 375 668 1.78 1.01,3.13
Cmax(ng/mL) 31.7 87.1 2.75 1.08,6.98
t1/2(h) 54.5 50.0 0.92 0.77,1.10
CL/F(L/h) 236 143 0.61 0.35,1.05
Vz/F(L) 18524 10328 0.56 0.34,0.92
fu 0.30 0.28 0.95 0.83,1.09
ANOVA及び90%信頼区間
注)本剤に対して承認されている用法及び用量は「通常、成人にはミラベグロンとして50mgを1日1回食後に経口投 与する。」である。
-52- 性差
(3)
(外国人データ) 51,59)
非高齢及び高齢外国健康成人男女に本剤25mg、50mg及び100mgを反復投与したときのCmax及びAUCtau は、男女間で差が認められ、男性被験者に比べ女性被験者で1.44倍及び1.38倍の高い値を示した。
Cmax (ng/mL)
Tmax (h)
AUCtau (ng・h/mL)
t1/2
(h)
CL/F (L/h)
25mg 男 性
非高齢者
(n=11) 21.6±10.5 4.14±0.84 165±65 54.3±8.0 176±79 高齢者
(n=13) 11.7±4.6 4.70±0.85 113±35 64.7±13.5 240±65 女
性
非高齢者
(n=11) 20.1±5.6 3.86±0.78 163±46 64.8±7.9 167±57 高齢者
(n=12) 19.7±5.6 3.88±1.13 182±56 70.7±12.5 147±35
50mg 男 性
非高齢者
(n=12) 54.4±24.5 3.92±0.87 413±148 58.3±14.6 136±46 高齢者
(n=11) 43.5±18.9 3.86±1.31 341±71 59.7±12.7 153±36 女
性
非高齢者
(n=12) 58.1±15.8 4.58±1.00 471±88 58.0±8.0 110±24 高齢者
(n=11) 66.3±27.3 4.45±0.82 512±178 66.4±14.4 115±55
100mg 男 性
非高齢者
(n=12) 134±58 3.63±1.11 947±228 54.1±9.7 112±28
高齢者
(n=14) 130±35 4.04±1.10 992±235 58.2±6.9 106±22
女 性
非高齢者
(n=11) 215±60 4.00±0.77 1,366±257 56.2±8.0 76.1±17.0 高齢者
(n=11) 259±81.8 4.05±0.91 1,682±352 61.7±7.0 61.6±11.3 (平均値±標準偏差) 注)本剤に対して承認されている用法及び用量は「通常、成人にはミラベグロンとして50mgを1日1回食後に経口投
与する。」である。
高齢者
(4)
日本人過活動膀胱患者を対象として実施された国内第Ⅲ相試験において、本剤50mgを1日1回投与した ときの血漿中濃度は、65歳未満より65歳以上の患者集団で1.32倍に増加した17)。
(外国人データ)
健康高齢(55歳~77歳)、非高齢(18~45歳)男女75例を対象に、本剤25、50、100mgを、第1日は1日2 回、第2日~第7日は1日1回反復経口投与し、薬物動態を評価した。試験は2期6群非盲検クロスオー バー試験として実施した。その結果、高齢者と非高齢者間のCmax及びAUCtauの差は認められなかった (「(3)性差」の項参照)51)。
注)本剤に対して承認されている用法及び用量は「通常、成人にはミラベグロンとして50mgを1日1回食後に経口投 与する。」である。
11.その他