ペーパーLSD
2. 薬物乱用に誘われた経験があるか?
鍋島 俊隆
¾
男子の37
人に1
人がシンナーに¾
男子の48
人に1
人が大麻に¾
女子の55
人に1
人がシンナーに¾
女子の83
人に1
人が大麻に対象 シンナー 大麻 覚せい剤 MDMA 男子 2.7% 2.1% 1.0% 0.7%
女子 1.8% 1.2% 0.7% 0.4%
次の薬物乱用に誘われたことがある高校生
誘われた経験が ある
2.
薬物乱用に誘われた経験シンナー>大麻>覚せい剤
鍋島 俊隆
¾ 男子:大麻>シンナー>ガス
¾ 女子:シンナー>大麻>ガス
¾ 約 10 人に 1 人は、シンナーや大麻に誘われた 経験がある
¾ 全体的に男子>女子
¾ (ただしシンナーについては男子<女子)
対象 シンナー 大麻 覚せい剤 MDMA ガス ラッシュ
A県定時制高校生(合計) 9.6% 9.2% 4.1% 4.1% 6.0% 2.3%
A県定時制高校生(男子) 8.1% 9.3% 4.3% 5.6% 6.3% 2.5%
A県定時制高校生(女子) 14.0% 9.1% 3.6% 0.0% 5.5% 1.9%
表2.次の薬物乱用に誘われたことがある
定時制のみ
2.
薬物乱用に誘われた経験3.これまでに薬物乱用の経験 があるか?
(生涯経験率)
鍋島 俊隆
¾ シンナー (0.9%) : 111 人に1人が経験
¾ 大麻 (0.6%) : 166 人に 1 人が経験
¾ 覚せい剤 (0.3%) : 333 人に 1 人が経験
¾ MDMA (0.2%) : 500 人に 1 人が経験
乱用経験は、全体的に男子の方が女子より多い
対象 シンナー 大麻 覚せい剤 MDMA いずれか
全国高校生(男子) 1.1% 0.9% 0.5% 0.4% 1.9%
全国高校生(女子) 0.5% 0.3% 0.2% 0.1% 0.8%
全国高校生(合計) 0.9% 0.6% 0.3% 0.2% -次の薬物を一度でも乱用したことがある高校生
無記名のアンケート、実際にはもっと多いはず 本人が薬物乱用を経験している
全国高校生調査
¾ シンナー(約 15 人に 1 人)
¾ 大麻(約 15 人に 1 人)
¾ ガス(約 20 人に 1 人)
¾ ラッシュ(約 30 人に 1 人)
¾ 覚せい剤(約 55 人に 1 人)
¾ MDMA (約 70 人に 1 人)
対象 シンナー 大麻 覚せい剤 MDMA ガス ラッシュ いずれか
A県定時制高校生(合計) 6.4% 6.4% 1.8% 1.4% 4.5% 3.2% 8.6%
A県定時制高校生(男子) 7.4% 7.4% 2.5% 1.8% 4.9% 3.1% 9.8%
A県定時制高校生(女子) 3.4% 3.5% 0.0% 0.0% 3.5% 3.5% 5.2%
表1.次の薬物を一度でも乱用したことがある者の割合
3
.
これまでの薬物乱用経験(生涯経験率)鍋島 俊隆
国名 対象 調査年 いずれかa 有機溶剤b 大麻c 覚せい剤d MDMAe
日本f 中学生 2006年 1.2% 0.9% 0.4% 0.4%
-日本g 高校生 2004年 - 0.9% 0.6% 0.3% 0.2%
日本h 定時制高校生 2006年 8.6% 6.4% 6.4% 1.8% 1.4%
日本i 大学生 2006年 1.9% 0.4% 0.4% 0.2% 0.2%
米国j grade8(中学2年相当) 2006年 29.2% 16.1% 15.7% 2.7% 2.5%
米国j grade12(高校3年相当) 2006年 51.2% 11.1% 42.3% 4.4% 6.5%
米国k grade9-12 2005年 - 9.7% 39.2% 3.7% 5.6%
フランスm 平均15.8歳 2003年 38.0% 11.0% 38.0% - 3.0%
ドイツm 平均15.7歳 2003年 30.0% 11.0% 27.0% - 3.0%
オランダm 平均15.7歳 2003年 29.0% 6.0% 28.0% - 5.0%
英国m 平均15.8歳 2003年 38.0% 12.0% 38.0% - 5.0%
表1.各国の思春期における薬物乱用生涯経験率(Lifetime Prevalence, これまでに一度でも乱用経験がある割合)
出典:嶋根卓也、森田展彰:思春期における健康問題-薬物乱用-,小児内科39(9),1371-1374,2007.
国 調査年 対象年齢 Project 大麻 有機溶剤 覚せい剤
(ATS)
MDMA
(Ecstasy) コカイン ヘロイン
日本 2006 13 厚労省調査 0.3 0.8 0.3 - -
-2006 14 厚労省調査 0.4 0.8 0.4 - -
-2006 15 厚労省調査 0.5 1.0 0.5 - -
-2006 16 JSPD 0.4 0.7 0.4 0.3 -
-2006 17 JSPD 0.5 0.8 0.6 0.3 -
-2006 18 JSPD 1.0 0.9 0.5 0.4 -
-2007 18-22 JSPD 1.4 1.2 0.5 0.5 -
-我が国における最近の青少年の薬物乱用の実態
(生涯経験率:Recent school surveys: lifetime prevalence)
鍋島 俊隆
我が国における青少年の薬物乱用の実態
(生涯経験率推定人数)
厚労省調査:和田清他 「薬物乱用に関する全国中学生意識・実態調査
2006
」JSPAD: Japanese School Survey Project on Alcohol and other Drugs
勝野眞吾他 兵庫教育大学教育・社 会調査研究センター年齢 大麻 有機溶剤 覚せい剤 MDMA
(エクスタシー) コカイン ヘロイン
13-15歳 中学生
15,956 31,187 15,231 -
--16-18歳 高校生
24,516 28,842 18,026 17,305
--18-22歳 大学生他
105,644 90,552 37,730 37,730
--どんな理由で薬物乱用を始めるのか?
鍋島 俊隆
薬物乱用への甘い誘い
•
イライラがとれてすっきりするよ•
肌がきれいになるよ•
眠気が取れて、勉強ができるよ•
ただの栄養剤だよ•
くすりでちょっと遊ぼうよ•
最高の気分が味わえるよ•
面白いくすりがあるんだけど•
皆やっているよ(やっていないのは君だけ)•
ちょっとだけ試してみない•
1回だけなら平気さ•
とりあえず、預かってよ•
お金は次でいいよ覚せい剤取締法 覚せい剤取締法 覚せい剤取締法
毒物及び劇物取締法 毒物及び劇物取締法 毒物及び劇物取締法
大麻取締法 大麻取締法 大麻取締法
麻薬及び向精神薬取締法 麻薬及び向精神薬取締法 麻薬及び向精神薬取締法
あへん法 あへん法
あへん法
鍋島 俊隆
4.薬物乱用に対してみんな
ができることは?
薬物乱用のリスクファクター
薬物乱用の経験 各ライフイベント
独立変数 従属変数
多変量解析(ロジスティック回帰分析)によって、交絡因子の調整後も、有意差が確認された項目を 表示
調整 調整
鍋島 俊隆
1.薬物乱用経験者全員に当てはまること
• 13
歳以前にタバコを始めている•
無断外泊の経験がある①外に向かう暴力性
–
停学・退学経験–
万引き経験–
親の許可無く、友人・恋人を自宅に泊 めた–
誰かをいじめた経験–
誰かに暴力をふるったことがある2.多くの薬物乱用経験者に当てはまること
②内に向かう暴力性
–
携帯メールがやめられない–
過食が続いた経験–
拒食が続いた経験③ライフスタイル
– 13
歳以前に飲酒を開始– 13
歳以前に、仲間内だけでの飲酒を 経験している–
深夜時間帯に仕事をしている3.薬物乱用とは結びつきがみられ ないこと
•
不登校経験•
誰かにいじめられた経験•
自傷行為(リストカット)あなたは、いくつ当てはまりますか?
•
タバコやお酒のこと– 13歳以前にタバコを始めている
– 13歳以前に飲酒を開始している
– 13
歳以前に、仲間内だけでの飲酒を経験している•
生活上のこと–
無断外泊の経験がある–
親の許可無く、友人・恋人を自宅に泊めたことがある–
深夜時間帯にアルバイトをしている–
携帯メールがやめられないことがある–
停学・退学の経験がある–
万引きの経験がある•
いじめや暴力–
誰かをいじめた経験–
誰かに暴力をふるったことがある•
摂食障害–
過食が続いた経験鍋島 俊隆
薬物乱用に対してみんなができることは?
1.薬物乱用・依存に関する正しい情報を知る 2.規則正しい生活を送る(ライフスタイル)
特に、早寝・早起き(朝食がきちんと食べられるような生活習慣)
3.一つでいいから、打ち込める趣味を持つ
部活、楽器、スポーツ(できれば仲間と一緒にできるもの)