作用機序
日 本 米 国 フランス ベルギー デンマーク
スペイン スイス
国 名 臨床分離株数 結合株数 23
96 94 74 58 47 45
23 96 94 74 58 47 45
国 名 臨床分離株数 結合株数 スウェーデン
英 国 ドイツ オランダ ギリシャ フィンランド
ウルグアイ 計
22 15 12 8 8 6 6 514
22 15 12 8 8 6 6 514 RSウイルス臨床分離株に対するパリビズマブの結合性
米国で得られたRSウイルスの臨床分離株57株(サブタイプA:34株、B:23株)のすべてに対してパリビズ マブは中和活性を示しました10)。
さらに、国内で得られたRSウイルス臨床分離株23株(サブタイプA:13株、B:9株、不明:
1株)および海外
で得られたRSウイルス臨床分離株491株の計514株についてパリビズマブとの結合性をELISA法により検討 したところ、パリビズマブは、すべての株に対して結合性を示しました。パリビズマブとキメラMAb1129注)のRSウイルスFたん白質に対する結合親和性をSPRアッセイ法(Surface
Plasmon Resonance法)を用いて検討したところ、パリビズマブはFたん白質に対し、キメラMAb1129と同等
以上の結合親和性を示しました。注)RSウイルスFたん白質に対するマウスモノクローナル抗体MAb1129のキメラ体(不変部がヒト化された抗体)。
シナジスはMAb1129のヒト化モノクローナル抗体。
キメラMAb1129
5.1×104 4.9×10-5 0.96
平衡定数(Kd:nM)
Kd=Kdissoc/Kassocで算出した。
パリビズマブ
解離速度定数(kdissoc) 結合速度定数(kassoc)
3.9×104 6.6×10-5 1.7
RSウイルスFたん白質に対する結合親和性
RS ウイルス F たん白質に対する結合親和性( in vitro )
RS ウイルス臨床分離株に対する作用( in vitro )
薬効薬理
RS ウイルス F たん白質に対する結合親和性( in vitro )
RS ウイルス臨床分離株に対する作用( in vitro )
RS ウイルス感染予防効果○(ラット) 10 )
コットンラットを用いた
RSウイルス感染予防試験において、ウイルス感染前にパリビズマブを筋肉内投与す
ることにより、肺組織中のRSウイルス量はサブタイプA、Bともに用量依存的に抑制されました。また、パリ ビズマブは2.5mgの投与量で99%以上のRSウイルス複製抑制効果を示し、このときの血清中パリビズマブ 濃度は17.0
~21.3
μg/mL
でした。102
各群 n=6
103 104 105 106
BSA
0.625 1.25 2.5 5.0
5.0
パリビズマブ
RSV-Long (サブタイプA)
RSV-18537(サブタイプB)
99%抑制
(サブタイプB)
99%抑制
(サブタイプA)
>方法:コットンラットにパリビズマブ 0.625〜5.0mg/kg又はウシ血清アルブミン(BSA) 5.0mg/kgをそれぞれ筋肉内投与した。
投与24時間後にRSウイルスサブタイプA(RSV-Long)およびB(RSV-18537)105PFUを鼻腔内投与し感染させ、感染4日後 に肺組織ホモジネートのRSウイルス量をplaque assay法により測定した。
PFU(plaque forming unit):プラーク形成単位
(mg/kg)
肺組織ウイルス量
(PFU/g)
RSウイルス感染予防効果(ラット:筋肉内投与)
1
コットンラットを用いた
RSウイルス感染予防試験において、ウイルス感染前にパリビズマブを静脈内投与す
ることにより、肺組織中のRSウイルス量は用量依存的に抑制されました。このとき、血清中パリビズマブ濃 度と効果の間には明らかな相関性が認められました。また、パリビズマブは2.5mg/kgの投与量で99%以上の RS
ウイルス複製抑制効果を示し、このときの血清中パリビズマブ濃度は約30
μg/mL
でした。肺組織ウイルス量
(PFU/g)
102 103 104 105 106
BSA
0.312 1.25 2.5 5.0
10
パリビズマブ
99%抑制
0.625 10.0 (mg/kg)
RSウイルス感染予防効果(ラット:静脈内投与)
0.312
(n=7) 1.25
(n=18) 2.5
(n=17) 5.0
(n=15) 0.625
(n=17) 10.0
(n=18) 血清中濃度
(μg/mL) 2.67±0.60 5.27±0.27 10.1±0.29 28.6±2.15 55.6±3.43 117.6±5.09 投与量
(mg/kg)
>方法:コットンラットにパリビズマブ 0.312〜10.0mg/kg又はウシ血清アルブミン(BSA) 10.0mg/kgをそれぞれ静脈内投与した。
投与24時間後にRSウイルス(RSV-Long)105PFUを鼻腔内投与し感染させ、血清パリビズマブ濃度をELISA法により測定した。
また、感染4日後に肺組織ホモジネートのRSウイルス量をplaque assay法により測定した。
PFU(plaque forming unit):プラーク形成単位 パリビズマブの投与量と血清中濃度
数値は平均値±S.E.
RS ウイルス感染予防効果○(ラット) 2 10 )
薬効薬理
パリビズマブの静脈内単回投与による毒性試験が、ラットおよびサルを用いて検討され、一般症状について の観察がなされましたが、一般薬理試験ガイドラインに基づく試験は実施しませんでした。参考として、サル