(8) OPCA研修プログラム計画援助(Aide aux programmes de formation des OPCA) ◆目的: 零細企業の社員の研修を支援して、その人材レベルの向上を図る
◆研修: 当該企業が加入するOPCA38が研修内容を提案する
◆費用の負担
オート・ノルマンディー地域圏は、研修費用の8〜10%を負担する。同プログラムには 国及びEUの援助が実行されることもある
(9) 職業訓練センター規格向上援助
(Aide à la mise en place d’une démarche qualité dans les centre de formation)
◆目的: 品質規格を適用する職業訓練センターを支援して、その質の向上を図る。
◆対象: 地域圏継続的職業訓練プログラムに参加する職業訓練機関
◆費用の負担
ISO9000とAFNORの規格取得の場合は、外部のサービス企業の介入費用の70%まで
をオート・ノルマンディー地域圏が負担する。
OPDF(職業訓練機関資格専門協会)の資格を取得する場合は、3051ユーロを上限に、
支出総額の80%までを地域圏が負担する。
(10) 職業訓練センター設備投資援助
(Aide à l’investissement et à l’equipement des centres de formation)
◆目的: 職業訓練センターの設備投資を支援して、その近代化を図る
◆費用の負担
オート・ノルマンディー地域圏は、設備投資費用の50%までを負担する。
(1) 職能評価休暇
個人的な職業計画を立てる前段階として、各人の職能や動機を分析するために取得する休 暇で、これにより各人に必要な職業訓練が診断されることもある。職能評価休暇は、原則と してすべての被用者を対象とするが、以下の条件を満たしていなければならない。
・ 被用者として通算5年以上就労していること。そのうち12ヶ月は現在所属する企業に勤 務していること。
・ 前回の職能評価から5年が過ぎていること。ただし雇用主が変わった場合はこの限りでは ない。
・ 職能評価は指定された機関で実施する。
職能評価は勤務時間内に実施することも可能である。その場合、被用者は、職能評価検査 の実施団体と実施日(期間)を明記して、実施日の60 日前までに「欠勤許可」を申請する。
雇用主は、申請受理から30日以内に当該被用者に可否の回答をしなければならない。原則と して、上記の条件を満たしていれば、雇用主は申請を却下できないが、業務上正当な理由が あれば、6 ヶ月まで先延ばしすることができる。許可が認められた場合、雇用主が所属する 個人研修休暇制度運営機関(FONGECIFまたはOPCA)に休暇分補償の申請を行う。
職能評価の実施には、研修休暇制度の一環として指定された外部の機関が当たり、検査結 果は被用者本人に直接通知される。こうした職能評価や、それにより処方される職業訓練は、
被用者が所属する企業内部の研修制度と無関係のものであってもよい。
(2) 個人研修休暇(CIF)
被用者が、同一職種内における資格取得や職能向上、転職・転業などを目的として、自ら 決定した職業訓練に参加する場合、個人研修休暇(CIF)を取得することができる。この職業 訓練は、被用者が所属する企業内の研修制度と無関係のものでもよい。
個人研修休暇は、原則としてすべての被用者(公共部門を含む)を対象とするが、以下の 条件を満たしていなければならない。
・ 被用者として通算 24 ヶ月以上就労していること。そのうち12 ヶ月は現在所属する企業 に勤務していること。
・ 前回の個人研修休暇取得から、一定の期間を経ていること。
就労時間内に職業訓練を受けることも可能であるが、その場合、職業訓練の内容と期間を 明記した欠勤許可申請を規定期日までに雇用主に提出する。雇用主は、被用者が上記の条件 を満たしている場合、原則として申請を却下することはできない。
職業訓練期間中の給与は、個人研修休暇制度運営機関によって次の通りに補償される。
・ 被用者の給与がSMICの2倍未満の場合、給与の100%
・ 被用者の給与がSMICの2倍以上の場合、給与補償額は職業訓練期間による
i) 訓練期間が1年以内、あるいはパートタイムで1200時間以内の場合、SMICの2倍を
職業訓練期間中、被用者の雇用契約は一時的に中断していると見なされる。訓練終了後、
被用者は職業訓練受講証明を提出し、訓練開始前と同じあるいは同等のポストに復帰できる。
(3) 職業経験認定休暇(Validation des acquis de l’Expérience: VAE)
職業経験認定休暇は、被用者の現時点までの職業経験を資格の形で認定する制度で、高学 歴社会における低学歴(無学歴)者のエンプロイアビリティを高めることを目的としている。
具体的には、職業経験によって獲得した知識・技能を、被用者の就労前の最終学歴の 1 段階 上の学位に相当するものとして認定する。
とりわけ、高校卒業資格(バカロレア)を未取得の場合、職業経験によって大学入学可能 なレベルに達した被用者は、大学入学資格を取得できる。ただし、これによってアクセスで きる高等教育は職能に結びつくものに限られ、また、受入れ高等教育機関の側の判断で、実 際の入学までに準備講習が実施される場合もある(技師養成機関など)。受入れ高等教育機関 の資金・人材確保を支援するため、VAE 制度には国の予算及び欧州社会構造基金(FSE)か らの交付金があてられている。
被用者は、こうして職業経験の資格認定を受ける際に、試験あるいは試験準備のため、24 時間を限度として休暇を取得することができる。その申請には、資格認定対象分野において 3 年の職業経験を有することが条件である。資格認定の費用は個人研修休暇制度運営機関に よって負担され、休暇中も給与は継続して支払われる。