思 案 議長
出 し と 働 不 者 可 に 避 直 的 ち 結 転びっくリスクに閲しても責任を負わなければならない︒
具体的には︑交通事故による損害賠償に閲して︑滑りやすい道路状況下での車の運転が単に営業の利益で︑かっ︑
使用者の明示的な指図に基づいて行われたという事情は部分的に使用者の負担に帰せられる︒さらに︑過積載の車の
運転を営業上の利益で引き受けたという事情は労働者よりもむしろ使用者の負担となる︒
事務処狸に際して生じた鍋普とドイツ民法六七O
条( ニ・ 完} (宮 本﹀
八
法学志休
第一
一
O巻第四号
八四
このように述べて︑労働者の過失と使用者の過失が問題となる限りで︑損害は二等分されるが︑さらに︑使用者は
営業リスクについても責任を負うが故に︑損害の大部分は使用者によって負担されるべきだとして︑損害の六十パl
セントの負担を使用者に認めた︒
また︑とりわけ一九七
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年一一月三日判例(︿巾g m
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は過失の三分額を前提として︑労働
者の中間の過失(通常の過失)の場合には︑二五四条を類推適用して︑労働者の過失と使用者に帰賀される営業リス
クを掴
E
に考慮して損害の分割が行われるべきだと判示した︒(2)
全部免責の拡大
(a)
このような営業リスクの台頭は中間の過失の場合における責任の誠額制合だけでなく︑さらに労働者の免責範
囲の拡大にも影曹を与えた︒
すなわち︑連邦労働裁判所第七部の一九八三年三月二三日判決(回﹀の凹お・
50 )
は危険労働において労働者の故
意・重過失によらないで惹起された損害は使用者の営業リスクに属し︑それ故使用者はこれを単独で負担すべきであ
ると
判示
した
︒
つまり︑最軽過失の場合だけでなく︑さらに中間の過失︿通常の過失)の場合にも労働者の全部免責
が拡大され︑単に故意・重過失の場合にのみ労働者は賠償義務を負えば足りる︒
このように労働者の免責範囲は拡大されたが︑その実質的な理由は次のような点にある︒
従来の判例においては︑通常の過失の場合には労働者の過失やその他の事情と使用者の営業リスクを掴
E
に考慮して責任の分割が行われてきたが︑このような事例に関連した営業リスクの帰賀
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﹀の結果として労働者は労務の特別な危険にさ・りされる︒分業の態様と方法および営業組織の形成は使用者の傾棋に属し︑使用者は指図栂や所有者
的地位に基づいて営業組織や労働組織を決定することができる︒使用者はまさに適切な技術的・組織的処阻によって
この特別な危険を支配し︑必要があれば損害に対して付保することもできる︒これに対して︑労働者はその従属的地
位により損害悲起の原因に影響を及ぼすことができない︒
第二に︑損害額も営業の技術的・組織的形成に決定的に依存している︒技術的な発展は高価な機械や他の技術的な
工具の投入をもたらすが︑その結果として︑労働者はますます大きな責任危険にさらされるのに対して︑使用者はこ
れによって人民削減や賃金の節約の利益を享受している︒
このようなことから︑労働者が故意・重過失でなく惹起した損害は使用者の営業リスクに属し︑使用者がこれを単
独で負担すべきだとされた︒法技術的には︑
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クの一般化された評価︿通常の過失の場合を含めて全部免責)は法的安定性や法的明確性にも資するという利点を指
摘す
る︒
このような営業リスクを理由とする免賀範囲の拡揺は連邦労働裁判所第七部の一九八三年一
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月二一日判決(回
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一九八五年の労働裁判所第三部の決定(後述伺参照)は︑危険労働
の要件を放棄する場合には︑労働者の責任は労働者が故意・重過失で行為した場合に限られるかという問題を大部に
呈示したが︑これに関する大部の判断は示されないまま終了した︒
情申窃処理に際して生じた綱審とドイツ民法六七O
条( ニ・ 完) (宮 本)
1¥ 五
法学志林
第一 一
O
巻 第 四 号
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しかし︑その後︑連邦労働裁判所第八部一九八七年一一月二四日判決(∞﹀N
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第七部の判断を拒否し︑従来の原則に回帰することを明らかにした︒
この第八部は第七部の判断を次のように批判する︒①第七部の見解のような一般的なリスクの帰買は二五四条の類
推適用から導き出すことはできない︒同条は個々の事例における裁判官の判断による両当事者間での損害の分割を定
めているに過ぎないからである︒二七六条で規定された過失基準と異なる基準が労働者に妥当するかどうかについて︑
二五四条の法思想から伺も導くことはできない︒
②一九五七年の大部の﹁重大でない帰質事由(巳口宮
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③第七部の見解でも重過失と通常の過失の聞の区別が必要となるから︑法的安定性や法的明確性に資するわけでは
ない︒また︑二五四条では︑立法者は法的安定性の考えを正当な損害の補償という原則の下位に置いているから︑本
件との関連で︑二五四条の直接的適用の場合よりも大きな意義をこれに見いだすことはできない︒
④営業リスクの観点からこのような結論を導くことができるかどうかをここで判断する必要はない︒いずれにせよ︑
これに賛成する根拠を営業リスクから取り出すことはできない︒また︑労働者の責任を故意・重過失に一般的に制限
することに賛成する手掛かりは現行法の中に見いだすことはできない︒これに関する一般的な法的確信も存在しない
から︑裁判官による法創造のための要件を欠く︒
このように述べて︑第八部は第七部の判断を拒否し従来の原則に戻った︒
なお︑連邦労働裁判所のある部が一つの法的問題について他の部または大部と異なる判断をする場合には︑大部の
判断を求めなければならない(労働裁判所法四五条二項)︒しかし︑本件では︑第八部が第七部と異なる判断を行う
に隠して︑迎邦労働裁判所の大部の判断は求められなかった︒慣害賠償法に関する管轄植は一九八四年七月一日に第
七部
から
第三
部に
移さ
れ︑
さら
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一九八六年三月一日には第三部から第八部に移された︒その結果︑第七部および
第三部はこの極の法的紛争にもはや関与しないからである︒
(c)
このような労働者の全部免責の範囲の他に︑摘曹の分割の適用範囲も問題とされた︒通常の過失(中聞の過
失﹀の場合だけでなく︑さらに重過失の場合にも損害分割が認められるかどうかである︒
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点は
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五七
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ており︑損害の分割が全面的に否定された訳ではない︒しかし︑
一九
七
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年代の判例はこれを議論の対象として取り上げた上で︑営業リスクを使用者の帰賞事由の一っと位置づける観点からこれを積極的に基礎づけた︒
具体
的に
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一九
七
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年四月二八日判決(本軍‑一川参照)は労働者の重過失が肯定される場合でさえ︑両者の側の責任を基礎づける事情の重大さにより責任を分割することが考慮される︒その際︑営業リスクは使用者に不利に考慮
され
ると
した
︒ま
た︑
一九
O
七年七月七日の判例(注(邸)参照)もこれと同旨を述べた上で︑同様のことは使用者に営業リスクの増大に導くような容態が存在する場合にも妥当すると判示し︑少し前に運転免許を取得した者をそう
と知りながら運転手として雇用したことを理由に賞任の減額を認めた︒
一九
七二
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判決
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これと関連して︑若干時代は後になるが︑
一九
八九
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8
・53
も︑摘寄リスクが非常に高く︑労働者の賃金からみて︑リスクに事前に備えあるいは生じた損害を賠償する状態にないよう
な活動を行う際に損害が生じた場合には︑重大な過失の場合も労働者の損害賠償義務は削擁されるべきであるとし︑
考I
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民法
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条完
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