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第2部 調査の結果

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○定住意向

・問 15 の定住意向についての設問では、「枚方市に住み続けたい」、「今は移る気はない」、「市内 で他に移りたい」を合計すると 84.1%、「市外へ移りたい」は 3.9%となりました。このことか ら本市の定住意向は高く、市民より住みやすさが評価されていると考えられます。

○都市の評価

・問 18 の本市のまちづくりに対する設問について CS 分析を行った結果、「特に優先的に整備を検 討する必要がある項目」としては、「安全で魅力的な歩行者空間の整備」、「災害時の避難場所の 充実や避難路・物資輸送路の確保」、「『災害に強いまちづくり』の推進」といった安全安心に関 わる項目や「道路や公園、下水道等の計画的な整備」、「市全体の生活サービスや商業施設の充 実」といった項目が挙げられます。また、「高い質による維持管理を今後も続ける必要がある項 目」には「衛生的で安全なごみ処理と資源化」、「良好なまち並み・住環境と自然環境の整備・

保全」といった項目が属しています。

・各項目の「改善度」を算出した結果、特に重点的に施策を実施すべき項目は、「安全で魅力的な 歩行者空間の整備」、「道路や公園、下水道等の計画的な整備」、「『災害に強いまちづくり』の推 進」、「災害時の避難場所の充実や避難路・物資輸送路の確保」であると考えられます。

○公共交通について

・問 6 及び問 7 より、アンケート回答者の 66%が最寄りの駅から 20 分圏内に、また、94%がバス 停から 20 分圏内に居住していることが分かりました。

・問 17 より、市内の施設へのアクセスは多くが自家用車等によるものであり、鉄道やバスの利用 率が低い一方で、市外で多く利用される文化施設等は、公共交通による移動が多いことが分か りました。

・以上より、本市の公共交通はアクセシビリティが高く、交通ネットワークが整備されているも のの、市内の移動手段としての位置づけは低く、公共交通ネットワークが十分活用されずに非 効率な状況であると想定されます。したがって、今後、歩いて暮らせるまちづくりの施策とし て、公共交通の利用促進と魅力ある路線バスのあり方の検討が必要であると考えられます。

・また、問 26 の公共交通の利用向上に関する設問では、コミュニティバス等の運行を望む声が多 く、36.3%となりました。また、路線のルート変更や運行本数の増便等によって移動時間が短縮 され、便利なまちとして効果があると考えられていることが分かります。

○駅周辺について

・問 17 の利用実態調査の結果より、全体的に駅周辺の施設は利用率が低く、自家用車等による利 用が主となる施設の利用率が高いことが分かりました。

・問19の今後の商業施設の立地についての設問では、駅の周辺等にデパートや文化施設等を誘導 していくこと、また、家からそばにある身近な日用品店舗を充実させることが、本市の商業地 としてふさわしいと考えられている傾向がありました。これは本市が取り組んでいる立地適正

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化計画が掲げる多極ネットワーク構造のまちづくりと方向性を同じくするものであり、駅周辺 への滞留を増加させるために、ニーズに沿った魅力ある商業施設等の誘致、集積を図ることが 必要であると考えられます。

○集約型都市構造と拠点への都市機能集約について

・問 23 の歩いて暮らせるまちづくりを進めることについての質問では、「今のままでよい(進め なくてよい)」が 16.6%であり、その理由として「バランスよく分散していた方が便利だから」

との回答が 39%と比較的多かったことから、都市機能を誘導するエリアは分散して配置するの が望ましいと考えられていることが分かりました。

○施設の利用状況等

・問17の施設利用に関する設問および問18の枚方市の住み心地に関する設問より、次のようなこ とが分かりました。

・各種施設のうち最もよく利用するのは「スーパー等」や「飲食店」、「大型ショッピングセンタ ー」、「医院(クリニック)・診療所」、「電気製品等の専門店」となっており、これらは日常生活 で欠かせない施設であると言えます。

・博物館や美術館等の文化施設等については利用頻度が低く、利用する場合には、主に市外の施 設を公共交通機関により利用していることが分かります。これより、都市間競争を見据えて文 化活動やコミュニティ活動の活性化と併せて、施設の適正配置により市内の同等施設の利用頻 度を上げる取組みが必要になると考えられます。

・また、「幼稚園、保育園等の適正配置」に対する満足度は 54.9%となりました。回答者の約 3 分 の 2 以上が「駅周辺以外」にある幼稚園等を利用しており、そのうち過半数が徒歩と自転車に よる利用で、自家用車をあまり使わなくとも送迎が出来ていることが想定されます。

○高齢者福祉のあり方

・問 16 の介護に関する設問では、介護が必要となった場合に「自宅で介護を受けたい」との回答 は 44.6%でした。これより、国が行った調査と同様に在宅介護のニーズが高い傾向にあること が分かりました。このことから、地域包括ケアシステムの考え方に則った、在宅介護を支える 施設の適正配置が必要であると考えられます。

○駅周辺を快適な空間とするための取組み

・問 27 の「駅周辺が快適な空間とするために必要な取組み」では、駅に自家用車を停車しやすく することが必要であるとの意見が 28.5%と最も多い結果となりました。

・一方で、問 25 の「歩いて暮らせるまちづくりを実現するために必要な取組み」においては、駅 前広場の充実が必要であるという意見は 2.3%とごく少数でした。これらの結果から、歩いて暮 らせるまちづくりを進める施策として「駅前広場の充実」は挙げられていませんが、駅に自家 用車を停車しやすくすることで駅周辺が快適な空間となると考えられていることから、駅前広 場の整備への潜在的なニーズがあることが分かりました。

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○公共施設のあり方

・問28の公共施設に関する設問では、市民の考え方は、施設の複合化、多機能化を進めるととも に、長寿命化による施設の延命、さらには売却・賃貸等によるPRE((Public Real Estate:

公的不動産)の活用など、現在の国が進める方向と近い傾向にあることが分かります。

○防災のあり方

・問 18 で重要度及び満足度について CS 分析を行った結果、「災害に強いまちづくりの推進」や「避 難場所等の充実や、避難路・物資輸送路の確保」という項目でいずれも重要度が高いにもかか わらず満足度が低いという結果となったことから、ハード面、ソフト面ともに災害に強いまち づくが求められています。

○都市施設(道路、公園、下水道等の供給処理施設)

・問 18 より、道路や公園、下水道等の都市計画施設の整備に関する重要度は平均値よりやや高い 一方で、満足度は平均値を下回っていることから、優先的に整備を検討する必要があると考え られます。

○便利なまちにしていくこと

・問 20 では回答者の約 8 割が「便利なまちに住みたい」と考えていますが、その理由は主に市内 移動や施設までの移動時間の短縮であり、自家用車が不要になるという回答は 14.8%にとどま っています。一方、便利なまちにこだわらない理由としては、便利なまちに対してごみごみす るイメージを持っているほか、自然が多いことを重要視されている傾向があります。

○歩いて暮らせるまちづくりの取組みについて

・問 22 では、歩いて暮らせるまちづくりの取組みのうち、「公共交通(電車・バス等)を充実さ せること」については回答者の 84.3%から肯定的な回答が得られたことから、一定の理解が得 られていると考えられます。

・問 23、問 24 の歩いて暮らせるまちづくりの推進に関する設問では、76.6%が取組みを進めたほ うがよいとの回答でした。進めたほうが良い理由については、過半数が「施設がまとまってい ると一度に用事を済ますことができて便利だから」と回答しており、移動する時間や距離が短 くなることでより便利になると捉えている傾向にあります。また、「駅前等の拠点に人が集まる ことで地域の活性化が期待できるから」との回答は 21.5%と低く、この取組みによって地域が 活性化するという期待は高くないことが分かりました。また、車がなくても生活できるように なると考える方は 34.8%となり、歩いて暮らせるまちづくりを進めることで車が不要になると 考えている人は少ないことが分かりました。

・問 25 の「歩いて暮らせるまちづくり」を実現するために必要となる具体的な取組みとして、最 も多かった回答は、歩道の設置や段差解消等の「歩行者の安全な通行のための整備」で、次い で自転車レーンの設置等の「自転車の安全な通行のための整備」となり、これらを合計すると 58.6%という結果となりました。一方、「公共交通の充実」は 11.7%と前者に比べて低くなって

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