第1節 日本が取り組むべき課題、目指すべき研究開発・技術開発の方向性
これまでの各動向分析・調査に基づいて、今後、我が国の水処理関連産業がさらなる発展 を遂げるために取り組むべき課題、目指すべき研究開発、技術開発の方向性について 4 つの 提言をまとめた。
図 28 日本が取り組むべき課題、目指すべき研究開発・技術開発の方向性
フロンティア市場
(東南アジア、南米、インド等)
【市場特性】
●市場規模が未知数
●ニーズが潜在的でビジネスリスクが高い
●低コスト化要求が強い
●少量多品種ニーズであり、採算の確保が困難
●競合企業が少ない 既存市場
(欧米、中東、中国等)
【市場特性】
●市場規模が大きい
●確実にニーズがあり、安定的なビジネスが可能
●大規模システムニーズであり、採算確保が比較的容易
●先進国大手、新興国企業による低コスト化競争が激化
フロンティア市場
(東南アジア、南米、インド等)
【市場特性】
●市場規模が未知数
●ニーズが潜在的でビジネスリスクが高い
●低コスト化要求が強い
●少量多品種ニーズであり、採算の確保が困難
●競合企業が少ない 既存市場
(欧米、中東、中国等)
【市場特性】
●市場規模が大きい
●確実にニーズがあり、安定的なビジネスが可能
●大規模システムニーズであり、採算確保が比較的容易
●先進国大手、新興国企業による低コスト化競争が激化 特に我が国の技術力を活かせる分野 国際競
争激化
提言2:日本の技術力を活 かせる分野;MBRにおける 国際標準化等による市場 獲得戦略
提言4:国際競争力強化に資する国際 的な産学連携の推進
時間軸 提 言 1: 信頼 性の高い 膜
処理プロセスの低コスト化 で、国際的な競争市場を 勝ち抜く
提言3:水インフラ全体シ ス テ ム 提 案 に よ る フ ロ ン ティア市場の開拓
水分野 システムインテグレーション
水 処 理 プ ロ セ ス 例)MBR、海水淡水化、工業排水処理等
水 資 源 確 保
料 金 体 系 …
要素技術1
: 膜素
材 要素技術2
: 膜構
造 要素技術3
: 膜製
法 要素技術4: エ
レ メン ト/ モジ ュー ル 構 造
要素技術5: エ
レ メン ト
/ モジ ュー ル 製 法
要素技術6
: プラ
ントエンジニアリング 要素技術7
: オペ
レーション
主に水処理膜 メーカー
要素技術8
: シス
テム化技術
大 学 ・ 研 究 開 発 機 関
フロンティア市場にて提案すべき水インフラ全体パッケージ
主にエンジニ アリング企業 既存市場にて提案すべき膜処理プロセス
提言 1 : 信 頼 性 の 高い 膜処理プロセスの低コ スト化で、国際的な競争 市場を勝ち抜く 提言2:日本の技術力を 活 か せ る 分 野;MBRに おける国際標準化等に よる市場獲得戦略
低コスト方水処理 プロセス技術の活用
提言4:国際競争力強 化 に資する国際的な 産学連携の推進 水処理膜市場は急速に
拡大しており、特に新興 国市場での利用拡大が 期待されている。
全ての膜種・マーケット 分野において、世界中 の研究開発機関が『低 コスト化』を目指した開 発を進めている
研 究 開 発は 、水 処 理 膜 その も の の 高 度化と同時に、プロ セ ス 全 体総力 戦で の対応を図る方向 先進国の大企業、新 興国企業の市場参入 が相次ぎ、低コスト化 競争が激化
市場動向
研究開発動向
日本の技術力特性
オールマイティに各要 素技術に関する基礎 技術を蓄積
日本のブ ラン ド力 は高い技術力に裏 付けられた信頼性 や耐久性
本 調 査 で 示 さ れ た 事 項
対象市場別に表現
対象事業内容別に表現
提言3:水インフラ全 体システム提案によ るフロン ティア市場 の開拓 フロンティア市場
(東南アジア、南米、インド等)
【市場特性】
●市場規模が未知数
●ニーズが潜在的でビジネスリスクが高い
●低コスト化要求が強い
●少量多品種ニーズであり、採算の確保が困難
●競合企業が少ない 既存市場
(欧米、中東、中国等)
【市場特性】
●市場規模が大きい
●確実にニーズがあり、安定的なビジネスが可能
●大規模システムニーズであり、採算確保が比較的容易
●先進国大手、新興国企業による低コスト化競争が激化
フロンティア市場
(東南アジア、南米、インド等)
【市場特性】
●市場規模が未知数
●ニーズが潜在的でビジネスリスクが高い
●低コスト化要求が強い
●少量多品種ニーズであり、採算の確保が困難
●競合企業が少ない 既存市場
(欧米、中東、中国等)
【市場特性】
●市場規模が大きい
●確実にニーズがあり、安定的なビジネスが可能
●大規模システムニーズであり、採算確保が比較的容易
●先進国大手、新興国企業による低コスト化競争が激化 特に我が国の技術力を活かせる分野 国際競
争激化
提言2:日本の技術力を活 かせる分野;MBRにおける 国際標準化等による市場 獲得戦略
提言4:国際競争力強化に資する国際 的な産学連携の推進
時間軸 提 言 1: 信頼 性の高い 膜
処理プロセスの低コスト化 で、国際的な競争市場を 勝ち抜く
提言3:水インフラ全体シ ス テ ム 提 案 に よ る フ ロ ン ティア市場の開拓
水分野 システムインテグレーション
水 処 理 プ ロ セ ス 例)MBR、海水淡水化、工業排水処理等
水 資 源 確 保
料 金 体 系 …
要素技術1
: 膜素
材 要素技術2
: 膜構
造 要素技術3
: 膜製
法 要素技術4: エ
レ メン ト/ モジ ュー ル 構 造
要素技術5: エ
レ メン ト
/ モジ ュー ル 製 法
要素技術6
: プラ
ントエンジニアリング 要素技術7
: オペ
レーション
主に水処理膜 メーカー
要素技術8
: シス
テム化技術
大 学 ・ 研 究 開 発 機 関
フロンティア市場にて提案すべき水インフラ全体パッケージ
主にエンジニ アリング企業 既存市場にて提案すべき膜処理プロセス
提言 1 : 信 頼 性 の 高い 膜処理プロセスの低コ スト化で、国際的な競争 市場を勝ち抜く 提言2:日本の技術力を 活 か せ る 分 野;MBRに おける国際標準化等に よる市場獲得戦略
低コスト方水処理 プロセス技術の活用
提言4:国際競争力強 化 に資する国際的な 産学連携の推進 水処理膜市場は急速に
拡大しており、特に新興 国市場での利用拡大が 期待されている。
全ての膜種・マーケット 分野において、世界中 の研究開発機関が『低 コスト化』を目指した開 発を進めている
研 究 開 発は 、水 処 理 膜 その も の の 高 度化と同時に、プロ セ ス 全 体総力 戦で の対応を図る方向 先進国の大企業、新 興国企業の市場参入 が相次ぎ、低コスト化 競争が激化
市場動向
研究開発動向
日本の技術力特性
オールマイティに各要 素技術に関する基礎 技術を蓄積
日本のブ ラン ド力 は高い技術力に裏 付けられた信頼性 や耐久性
本 調 査 で 示 さ れ た 事 項
水処理膜市場は急速に 拡大しており、特に新興 国市場での利用拡大が 期待されている。
全ての膜種・マーケット 分野において、世界中 の研究開発機関が『低 コスト化』を目指した開 発を進めている
研 究 開 発は 、水 処 理 膜 その も の の 高 度化と同時に、プロ セ ス 全 体総力 戦で の対応を図る方向 先進国の大企業、新 興国企業の市場参入 が相次ぎ、低コスト化 競争が激化
市場動向
研究開発動向
日本の技術力特性
オールマイティに各要 素技術に関する基礎 技術を蓄積
日本のブ ラン ド力 は高い技術力に裏 付けられた信頼性 や耐久性
本 調 査 で 示 さ れ た 事 項
対象市場別に表現
対象事業内容別に表現
提言3:水インフラ全 体システム提案によ るフロン ティア市場 の開拓
提言1:信頼性の高い膜処理プロセスの低コスト化で、国際的な競争市場を勝ち抜く
水処理膜市場は、新興国市場を中心に急速に拡大しつつあり、同時に大きな低コスト化圧 力にさらされている。特に、大きな市場規模を有する先進国や中東、中国等既存市場におい ては安定的なニーズはあるものの、先進国の水メジャー、エンジニアリング系大手事業者、新興国企業による低コスト化競争が年々熾烈になっている。一方、これから市場創出が期待 される東南アジア、南米、インド等フロンティア市場については、現段階では競争はさほど 激しくはないものの、官需・民需ともに顧客からの低コスト化要求が強い。いずれにしても、
今後、水処理膜にかかる世界市場において国際競争を勝ち抜いていくためには、低コスト化 が市場獲得の最大のポイントになるのは間違いない。
水処理膜プロセスにおける大きなコスト要因は、エネルギー使用、薬品消費、膜モジュー ル費用等が挙げられるが、特に日本企業が海外市場でビジネス拡大を期待する RO 膜、MBR 分 野においては、エネルギーコストが最大のコスト要因となる。エネルギーの多くは膜に付着 する汚染物質の除去等(ファウリング物質)に対する膜の性能維持のために消費されている。
そのため、汚染物質を確実に除去して目的品質の処理水を得るという「信頼性」を膜処理の みで確保しようとすると、エネルギー使用量を抑えて「低コスト化」することが困難となり、
日本企業による水処理膜プロセスは「信頼性は高いが、高コスト」との評価を受けやすい。
その中で、一部新興国事業者等に散見される「低コストだが、信頼性は低い」水処理膜プロ セスの台頭は、水処理膜プロセス全体に対する信用低下につながる懸念もある。我が国水処 理関連産業は信頼性と低コストの両立という難題を早急にクリアして健全な市場の勝者にな