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第4章 施策の展開

2 総合事業の実施

総合事業では、住民主体の多様なサービスの充実を図り、要支援者等が選択できるサービ ス・支援を充実し、在宅生活の安心確保を図ります。

また、住民主体のサービス利用の拡充による低廉な単価のサービス・支援の充実や利用普 及、高齢者の社会参加の促進や要支援状態を予防する事業の充実によって認定に至らない高 齢者の増加をめざし、効果的な介護予防ケアマネジメントと自立支援に向けたサービス展開 によって要支援状態からの自立促進や重度化予防の推進等により、結果として費用の効率化 をめざします。

介護支援専門員や地域包括支援センターが個別のケアマネジメントを行うためには、総合 事業の多様なサービスを行う団体・事業者等と連携して適切なサービスの提供につなげるこ とができるよう、サービス提供体制の整備、関係者相互の情報交換のための体制の整備等、

円滑な提供を図るための体制を整備します。

(1)介護予防・生活支援サービス事業 1)訪問型サービス

① 訪問介護

訪問介護事業者の訪問介護員による、身体介護や生活援助等を行うサービスです。

≪訪問介護(介護予防訪問介護)の利用見込み≫

単位 平成29年度 平成30年度 平成31年度 平成32年度

利用見込み数 人 165 170 180 185

2)通所型サービス

① 通所介護

通所介護事業者による、生活機能の向上のための機能訓練等、通所介護と同様の サービスです。

≪通所介護(介護予防通所介護)の利用見込み≫

単位 平成29年度 平成30年度 平成31年度 平成32年度

利用見込み数 人 320 330 340 345

第4章 施策の展開 施策3 高齢者がやさしさを感じられる まちづくり

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② 通所型サービスA(ゆうゆうお達者クラブ)

緩和された基準によるサービスで、軽度の自立支援を必要とされる方に対して、

集団及び個別指導を実施します。

≪通所型サービスA(ゆうゆうお達者クラブ)の利用見込み≫

単位 平成29年度 平成30年度 平成31年度 平成32年度

利用見込み数 人 120 130 140 150

3)その他生活支援サービス

① 配食サービス(対象者:事業対象者、要支援認定者)

これまで食の自立支援事業(市民福祉課)として社会福祉協議会に委託し実施し ていた事業を平成28年度から本事業に位置づけ実施しています。栄養改善を目的と した配食や一人暮らし高齢者に対する見守り、緊急時の対応とともに行う配食サー ビスです。

民間企業等の参入を促し、対象者の多様なニーズ等にも対応できるようサービス の充実を図ります。

≪配食の利用見込み≫

単位 平成29年度 平成30年度 平成31年度 平成32年度 利用見込み数 食 26,000 27,000 40,500 40,500

事業所数 件 4 4 6 6

(2)介護予防ケアマネジメント

アセスメント実施から介護予防ケアマネジメント計画の作成、適切なサービスが提供 されるよう給付管理、調整、相談の支援を行います。

してもらう介護ではなく自立支援の介護を能力評価、自立生活阻害の問題把握を提案 していくことが今後とも重要であることを支援者、利用者とも認識する必要があります。

≪介護予防ケアマネジメントの利用見込み≫

単位 平成29年度 平成30年度 平成31年度 平成32年度

利用見込み数 人 940 960 990 1,010

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(3)一般介護予防事業

① 介護予防把握事業

地域の実情に応じて、収集した情報等の活用により、支援を必要とする者を把握し、

介護予防活動につなげる事業です。

おおむね65歳以上の高齢者を対象(介護認定者を除く)として、25項目の基本チ ェックリストを節目年齢で郵送、介護予防教室、サロン、家庭訪問での調査や関係機 関等からの情報提供によって要支援・要介護状態となるおそれのあるハイリスク者を 決定します。さらに、調査回収内容にもれ等があった場合には、電話による聞き取り を行うとともに、必要に応じて訪問調査を実施しています。

今後も、適切な把握方法を検討し、様々な場面で対象者を把握していきます。

≪介護予防把握事業の実施見込み≫

単位 平成29年度 平成30年度 平成31年度 平成32年度 高齢者数(65歳以上) 人 9,301 9,693 9,682 9,671 対象者数 人 7,609 7,958 7,949 7,940 最終回収数 人 1,550 1,591 1,589 1,588

最終回収率 % 20 20 20 20

ハイリスク者出現率 % 50 50 50 50

② 介護予防普及啓発事業

介護予防事業の普及・啓発を行う事業です。

現在、市内4カ所での定例介護予防教室、老人クラブやサロンを対象とした単発介 護予防教室を実施し、要支援介護状態にならないための実践につながる講座を開催し ています。

また、10団体に運動教室を実施し、運動機能評価を基に自宅での運動実践・継続を 進めています。

基本チェックリストハイリスク者に対して、「通所型サービスA(ゆうゆうお達者 クラブ)」利用者への運動等の専門的指導、「転倒予防教室」(3か所)、運動指導 士・管理栄養士による訪問指導を行っています。

今後は、「定例はつらつ元気塾」の定着を図り、利用者拡大を進めるとともに、未介 入老人クラブへの働きかけを行い、単発型介護予防教室利用を促進します。

また、ハイリスク者を対象とした、転倒予防教室等の専門的指導の実施箇所を増や すことにより、利用者の教室選択の幅を広げて、実践につながる教室・教育を実施し ます。

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≪介護予防普及啓発事業の実施見込み≫

単位 平成29年度 平成30年度 平成31年度 平成32年度

講演会 回数 3 4 4 4

人 600 650 650 650

介護予防教室 回数 300 330 335 340

人 5,000 5,200 5,250 5,300

個別相談会 回数 240 260 265 270

人 4,000 4,300 4,350 4,400

ハイリスク者指導教室 箇所 3 4 4 4

人 60 80 90 100

③ 地域介護予防活動支援事業

地域における住民主体の介護予防活動の育成・支援を行う事業です。

定期的に開催している高齢者サロン等の団体のうち、物理的理由で介護予防活動が 困難な団体に対して、交通手段を支援(活動場所への送迎)し、介護予防活動参加者 の拡大と充実を図ります。介護予防教室や講演会等を通じて、介護予防に関するボラ ンティアの育成をめざします。

壱岐地域リハビリテーション広域支援センターや、福祉関係機関、教育関係機関等 と協働し、高齢者に限らず若年層から壮年期も対象とした介護予防教育や介護予防の 取組を行っています。

また、運動機能の維持向上・低下防止し、「転ばない、転んでも骨折しない丈夫な 体づくり」を進めることのできる運動指導者育成のため、「地域おこし協力隊」を公 募し、運動の習慣化を推進します。

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