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1 (略)

2  学校における道徳教育は,特別の教科である道徳(以下「道徳科」という。)

を要として学校の教育活動全体を通じて行うものであり,道徳科はもとよ り,各教科,総合的な学習の時間及び特別活動のそれぞれの特質に応じて,

生徒の発達の段階を考慮して,適切な指導を行わなければならない。

道徳教育は,教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に 基づき,人間としての生き方を考え,主体的な判断の下に行動し,自立し た人間として他者と共によりよく生きるための基盤となる道徳性を養うこ とを目標とする。

道徳教育を進めるに当たっては,人間尊重の精神と生命に対する畏敬の 念を家庭,学校,その他社会における具体的な生活の中に生かし,豊かな 心をもち,伝統と文化を尊重し,それらを育んできた我が国と郷土を愛し,

個性豊かな文化の創造を図るとともに,平和で民主的な国家及び社会の形 成者として,公共の精神を尊び,社会及び国家の発展に努め,他国を尊重し,

国際社会の平和と発展や環境の保全に貢献し未来を拓ひらく主体性のある日本 人の育成に資することとなるよう特に留意しなければならない。

3 (略)

第 2  内容等の取扱いに関する共通的事項

1 第 2 章以下に示す各教科,道徳科及び特別活動の内容に関する事項は,特 に示す場合を除き,いずれの学校においても取り扱わなければならない。

2 学校において特に必要がある場合には,第 2 章以下に示していない内容を 加えて指導することができる。また,第 2 章以下に示す内容の取扱いのうち

児童一人ひとりのよさを伸 ばし,成長を促すために「学 習状況」と「成長の様子」

を多面的・継続的に把握す ることが求められている。

評価の在り方は平成 27 年 度中に専門家会議で審議さ れる。

評価の方向性(パブリック コメントより)

・数値ではなく記述式評価。

・相対評価ではなく,個人 内評価。

・他の児童生徒と比較して,

優劣を決めるような評価 はなじまない。

・個々の内容項目ごとでは なく,大くくりのまとま りを踏まえた評価。

・発達障害等の児童生徒に ついての配慮すべき観点 等を学校や教員間で共有 する。

・現在の指導要領の書式の 在り方を総合的に見直す。

POINT36

特別の教科として位置付け ている。

道徳教育の目標を明確にし ている。

(小学校は「自己の生き方」)

強調している。

POINT

POINT

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新旧対照表(中学校)

5 児童の道徳性については,常にその実態を把握して指導に生かすよう努め る必要がある。ただし,道徳の時間に関して数値などによる評価は行わない ものとする。

第 4 章~第 6 章 (略)

一部改正 中学校学習指導要領 新旧対照表とポイント解説 現行

(平成 20 年 3 月告示)

第 1 章 総則

第 1 教育課程編成の一般方針

1 (略)

2 学校における道徳教育は,道徳の時間を要として学校の教育活動全体を通 じて行うものであり,道徳の時間はもとより,各教科,総合的な学習の時 間及び特別活動のそれぞれの特質に応じて,生徒の発達の段階を考慮して,

適切な指導を行わなければならない。

道徳教育は,教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に 基づき,人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念を家庭,学校,その他社 会における具体的な生活の中に生かし,豊かな心をもち,伝統と文化を尊 重し,それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛し,個性豊かな文化の創 造を図るとともに,公共の精神を尊び,民主的な社会及び国家の発展に努め,

他国を尊重し,国際社会の平和と発展や環境の保全に貢献し未来を拓ひらく主 体性のある日本人を育成するため,その基盤としての道徳性を養うことを 目標とする。

道徳教育を進めるに当たっては,教師と生徒及び生徒相互の人間関係を 深めるとともに,生徒が道徳的価値に基づいた人間としての生き方につい ての自覚を深め,家庭や地域社会との連携を図りながら,職場体験活動や ボランティア活動,自然体験活動などの豊かな体験を通して生徒の内面に 根ざした道徳性の育成が図られるよう配慮しなければならない。その際,

特に生徒が自他の生命を尊重し,規律ある生活ができ,自分の将来を考え,

法やきまりの意義の理解を深め,主体的に社会の形成に参画し,国際社会 に生きる日本人としての自覚を身に付けるようにすることなどに配慮しな ければならない。

3 (略)

第 2  内容等の取扱いに関する共通的事項

1 第 2 章以下に示す各教科,道徳及び特別活動の内容に関する事項は,特に 示す場合を除き,いずれの学校においても取り扱わなければならない。

2 学校において特に必要がある場合には,第 2 章以下に示していない内容を 加えて指導することができる。また,第 2 章以下に示す内容の取扱いのうち 一部改正では次段落に移動

し,留意すべき内容として 示している。

一部改正では第 1 章の第 4 の 3 に移動し,整理して いる。

POINT

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内容の範囲や程度等を示す事項は,全ての生徒に対して指導するものとす る内容の範囲や程度等を示したものであり,学校において特に必要がある 場合には,この事項にかかわらず指導することができる。ただし,これら の場合には,第 2 章以下に示す各教科,道徳科及び特別活動並びに各学年,

各分野又は各言語の目標や内容の趣旨を逸脱したり,生徒の負担過重となっ たりすることのないようにしなければならない。

3 第 2 章以下に示す各教科,道徳科及び特別活動並びに各学年,各分野又は 各言語の内容に掲げる事項の順序は,特に示す場合を除き,指導の順序を 示すものではないので,学校においては,その取扱いについて適切な工夫 を加えるものとする。

4 ~ 7 (略)

8 道徳科を要として学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の内容は,第 3 章特別の教科道徳の第 2 に示す内容とする。

第 3  授業時数等の取扱い

1 各教科,道徳科,総合的な学習の時間及び特別活動(以下「各教科等」という。

ただし,1 及び 3 において,特別活動については学級活動(学校給食に係る ものを除く。)に限る。)の授業は,年間 35 週以上にわたって行うよう計画し,

週当たりの授業時数が生徒の負担過重にならないようにするものとする。た だし,各教科等(特別活動を除く。)や学習活動の特質に応じ効果的な場合 には,夏季,冬季,学年末等の休業日の期間に授業日を設定する場合を含め,

これらの授業を特定の期間に行うことができる。なお,給食,休憩などの時 間については,学校において工夫を加え,適切に定めるものとする。

2 ~ 5 (略)

第 4  指導計画の作成等に当たって配慮すべき事項 1 (略)

2 各教科等の指導に当たっては,次の事項に配慮するものとする。

⑴~⒁ (略)

3 道徳教育を進めるに当たっては,次の事項に配慮するものとする。

⑴ 各学校においては,第 1 の 2 に示す道徳教育の目標を踏まえ,道徳教 育の全体計画を作成し,校長の方針の下に,道徳教育の推進を主に担当 する教師(以下「道徳教育推進教師」という。)を中心に,全教師が協力 して道徳教育を展開すること。なお,道徳教育の全体計画の作成に当たっ ては,生徒,学校及び地域の実態を考慮して,学校の道徳教育の重点目 標を設定するとともに,道徳科の指導方針,第 3 章特別の教科道徳の第 2 に示す内容との関連を踏まえた各教科,総合的な学習の時間及び特別活 動における指導の内容及び時期並びに家庭や地域社会との連携の方法を 示すこと。

⑵ 各学校においては,生徒の発達の段階や特性等を踏まえ,指導内容の 重点化を図ること。その際,小学校における道徳教育の指導内容を更に 発展させ,自立心や自律性を高め,規律ある生活をすること,生命を尊 重する心や自らの弱さを克服して気高く生きようとする心を育てること,

法やきまりの意義に関する理解を深めること,自らの将来の生き方を考 え主体的に社会の形成に参画する意欲と態度を養うこと,伝統と文化を尊

現行の第 3 章の第 2 に同 主旨の内容が書かれてい た。

一部改正では,「学校の教 育活動全体で行う道徳教 育」に関する内容は第 1 章に,「特別の教科 道徳」

に関する内容は第 3 章に まとめ,構造化して示して いる。

現行の第 3 章の第 3 の内 容を,一部改正では第 1 章の第 4 に移動し,整理 している。

(ここでは対照しやすいよ うに,現行の内容を移動し,

並べ替えて示している)

順序を整理し,「~をする こと」,「~する心を育てる こと」,「~する意欲と態度 を養うこと」,「~を身に付 けること」と述語を使い分 けて示している。

小学校との系統性を示して いる。

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新旧対照表(中学校)

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