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本研究では優れたエネルギー吸収特性を持つポ}ラスZ

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22A1合金に着目し、安価で大量 に作製が可能な溶湯発泡法における問題点を粒子添加により改善を試みた。製造時に生じ る気泡の合体を防ぐために溶湯と反応を起こさないアルミナ粒子を添加し、粘性の向上を 図った。また、粒子添加量及び粒径によるセル形態への影響を詳細に調査し、発泡の安定 化に最適な添加条件を求めた。作製したポーラスZn22A1合金の機械的特性を調べるため、

圧縮試験を行い、粒子無添加の発泡体との比較を行うことで安定化粒子添加の影響を考察 した。また、コスト削減の観点で出発材を純金属としてポーラスZn..22A1合金を作製し、セ ル形態、機械的特性を比較することで純金属の有用性を示した。これらより以下の結論を 得た。

1.  アルミナ粒子を添加することによって溶湯の粘性が向上し、気抱の合体を抑制すること が出来た。粒子添加量の増加によって発泡時間が長い場合においても気泡の合体を抑制 出来た。これらより、アルミナ粒子の添加はセル形態の微細化において効果的であり、

粒子添加量の増加はより微細化への影響が大きいことがわかった。

2.  粒径1μ皿のアルミナ粒子を添加することにより、粒径30μ皿のアルミナを用いて作製し た発泡体に比べて大幅にセル形態の微細化に成功した。これは小さい粒子を用いること によって溶湯の粘性がより向上した結果である。また、粒径301のアルミナでは存在 出来ないような薄いセル壁にも分散しているため、より気泡の合体を抑制出来た。これ らより、粒径1μ血のアルミナ粒子は粒径301のアルミナ粒子よりも発泡の安定化にお いて効果的であることがわかった。

3.  Zn22A1合金の溶湯の各温度における撹持トルクを許測し、480'Cより低い温度では急激 に粘性が増加することがわかった。これは、半凝固によって固相が現れるためであり、

発泡に最適な温度は480'C以上であることがわかった。過去の研究成果による最適な撹 搾トルクは201副 ・mであり、粒径 1μm、2vol.%の条件においてこれを満たす撹持条件 は

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であることがわかった。

4.  アルミナ粒子を添加して作製したポーラス Zn22A1合金の熱処理前、熱処理後の SEM による微細組織を観察した結果、熱処理によって 10J.Ull以下の微細な等軸組織を得られ た。これより、粒子を添加した場合でも無添加の発泡体と同様に、超塑性発揮に必要な 微細な等軸組織が得られることがわかった。

5.  最適条件で作製したポーラス Zn22A1合金、ポーラスZn22AVA1203合金を用いて、圧 縮試験を行った結果、粒子を添加した発泡体は高い変形応力を持つことがわかった。こ れは、アルミナ粒子による分散強化である。また、

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値は無添加の発泡体に比べて半減

しており、これは分散したアルミナ粒子が破壊の起点となったためだ、と考えられる。

6.  純金属を出発材としたポーラスZn22A1合金の作製プロセスを確立し、神戸製鋼所製の バルク体を出発材とした発泡体とセル形態及び機械的特性を比較した。純金属から作製 した溶湯を発泡させる場合は粘性が低いため、セル形態が悪化したが、一度凝固させた バルク体から作製した場合はほぼ同等の発泡体を得ることが出来た。また、機械的特性 に関しても同等の傾向、 m~直を得ることが出来た。これらより、純金属を出発材として 発泡体を作製するに際、神戸製鋼所製のバルク体を出発材とした発泡体と同等の性質を 有した発泡体の作製が可能であることがわかった。

参考文献

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謝辞

本研究を行うにあたり、丁寧なご指導、多くの助言をいただきました北薗幸一准教授に 心より御礼申し上げます。お忙しい中でも研究の進め方や実験方法に助言をいただき、圏 内外の学会発表の際には非常に熱心なご指導をしていただきました。この 3年間で教えて 頂いたあらゆる物事、研究室で経験したすべてが一生の財産です。

また、実験材料であるZn22Al合金は神戸製鋼所よりご提供を賜りました。ここに厚く御 礼申し上げます。

北菌研究室で共に勉学に励んだ、鈴木さん、大原さん、鈴木康修さん、小谷さん、真杉 さん、高官さん、今井さん、下回さん、石川太ーさん、加藤さん、杉本さん、他にも卒業 された

OB

の先輩方たちのおかげで大変楽しい研究生活を送ることが出来ました。また関戸 健治さんには研究を進めるにあたって多くの助言やご指導をしていただき大変感謝してい ます。

最後になりましたが、博士前期課程に進学する機会を与えてくださり、ありとあらゆる 場面で私を温かく見守り続けてくれた両親に深く感謝し、たします。

ドキュメント内 ポーラス Zn ・ 2 2 Al超塑性合金の (ページ 52-57)

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