本 研 究 で は 、 意 思 決 定 機 会 と 役 立 つ 情 報 の 対 応付け結果を利用することにより、知識と意向の整 理の目的ごとに情報案内を行う、乳がん患者を対 象とする意思決定支援モデルを提案した。本モデ ルにより、患者は適切な情報を入手できるようにな るとともに、医療に積極的に参加し、自らの意思を 明らかにできるようになると期待される。
文 献
[l ][2 ]
[3 ]
中山健夫.闘病記とエビデンス.薬学図書館.
vol . 56, no. 3, 2011, p. 220‑ 224,
Bandur a. " Sel f ‑ Regul at i on Al ber t
Mot i vat i on
St andar ds and Goal Sys t ems " . Goal Conc ept s i n Per sonal i t y
L awr enc e
and Ac t i on
and Per vi n.
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Soci al L awr enc e
of I nt er nal
Ps ychol ogy.
Er l baum Associ at es, 1986, p. 19‑ 85,
三輪箕木子.情報検索のスキル:未知の問題 をどう解くか.中央公論新社, 2003, 214p.
斎砕
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..
図 3. 結 果 の 表 示 画 面
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1 .
は じ め に現行の中学校美術科は, 「表現」と「鑑賞」の 領域で教育内容が構成されており/ 11) ' 「鑑賞の 能力」は観点別学習状況による評価基準の一つと されている。鑑賞の学習目標には,作品の表現へ の理解と見方を深め自分の価値意識をもたせた
り,日本及び諸外国の美術の文化遺産を尊重した り,生活と美術との深いかかわりを理解するなど の目標が掲げられている。近年,この鑑賞能力育 成の重要性が美術科の学習において指摘されて きているが,提示する資料確保や美術館・博物館 等の施設訪問への問題など,鑑賞学習の授業を行 うための教材教具を確保する上での課題がある ことが調査によって示されている(文献[ 3] ) 。
そこで本研究では、多様な教材教具の利用方法 と 工 夫 点 な ど の 現 状 お よ び 利 用 に 際 し て の 課 題 について明らかにし,中学校美術科の鑑賞学習指 導 に お け る 教 材 教 具 利 用 に 関 す る 課 題 へ の 対 応 を考察するために,中学校美術科の鑑賞学習指導 で利用できる可能性がある資源として美術館・博 物 館 に ど の よ う な も の が あ る か に つ い て 質 問 紙 調査によって検討した(研究 1) 。また,教材教 具 の 利 用 状 況 や 工 夫 点 な ど の 具 体 的 な 内 容 に つ いての現状と課題点を収集した(研究
2 )
。2
.
研 究1 2
. 1
方法中学校美術科の鑑賞学習指導において利用で きる可能性がある教材教具の提供が活発である と考えられた知),関東地方を中心とする美術
* "
Teachi ngmat eri al s used in l earni ng art appreci at i on at j uni or hi gh school "
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Ak i k oK UR ODA
注l) 平成20年版の学習指導要領には, 〔共通事項〕 という項目が付け加えられている。この学習指導要領 の中学校における全面実施は平成24 年度からである。
注2) 文化庁の「美術館・歴史博物館への支援」事業に お い で 平 成19 年度以降に学校との連携内容で採択 された機関および,ホームページ上に学校との連携に
畔田暁子(学籍番号
201021742) 研 究 指 導 教 員 : 鈴 木 佳 苗 副 研 究 指 導 教 員 : 平 久 江 祐 司 館・博物館の職員を対象として質問紙調査を行っ た(予備調査および調査 I) 。質問紙の回収率は,予備調査では95. 8% ( 送付24, 回収23) , 調査1 では1 0 0 % (送付22, 回収22) であった。
2 . 2
主な質問項目と結果2
. 2 . 1
学校に対して実施している取組について 中 学 校 美 術 科 の 鑑 賞 学 習 指 導 に お い て 利 用 で き る 可 能 性 が あ る 教 材 教 具 提 供 の 支 援 に 関 す る 取組として,生徒が施設を訪問して作品等を鑑賞 する「学校の団体鑑賞受入」,美術館・博物館が 所有する資料等を学校へ移動させる「美術館・博 物館が所有する資料等の貸出」,美術館・博物館 の職員が資料等とともに学校へ移動する「学校へ の出張授業(出前授業)の実施」,学校教員の教 材教具利用の技術を高める可能性がある「学校教 員対象の研修の実施」の4 つの分類を質問項目と して用い,これらに関して主に平成22 年度にお ける実施状況を尋ねた。その結果,実施できる体 制と実施率に差があったこと,貸出可能な資料等 では複製画や図版,アートカードが多かったこと,も っ と 学 校 の 授 業 で 活 用 し て ほ し い 資 料 等 を 所 有している機関があることなどが示された。
2. 2. 2 所蔵品画像について
中 学 校 美 術 科 の 鑑 賞 学 習 指 導 で 利 用 が 可 能 で あると考えられる美術館・博物館の所蔵品画像に 関して,ウェブ上への公開状況(平成23 年 7 8 月時点)や今後の公開予定を中心に尋ねた結果,
一部の画像を公開している機関が多く,今後公開 数を増やす機関があることなどが示された。
2 . 2 . 3
その他の項目2 . 2 . l
で挙げた取組の他に,学校と連携・協力 し て い る 取 組 の 内 容 な ど に つ い て 尋 ね た 結 果 教 材の共同開発や学校への無料配布物の配布等,学 校 に 対 し て 教 材 教 具 提 供 に 関 す る 支 援 を 行 っ て いる美術館・博物館があることなどが示された。関する活動内容の情報が豊富に掲載されていた機関
(平成23 年 7 月時点)である。
3 .
研 究2 3 . 1
方法研 究 1 で調査対象とした美術館・博物館が所在 する地域の中学校美術科担当教員を対象として,
質 問 紙 調 査 を 行 っ た ( 調 査 2 および調査 3) 。具 体 的 に は , 調 査 1 に お け る 質 問 の 中 か ら , 平 成 22 年 度 に お け る 団 体 鑑 賞 受 入 回 数 , 貸 出 可 能 な 資料等の有無,平成 2 2年 度 に お け る 資 料 貸 出 実 施 回 数 及 び 出 張 授 業 実 施 回 数 及 び 研 修 実 施 回 数 と,その他学校と連携・協力する取組についての 回答に着目し,上位であった機関が所在している 8 地域を選出し,その地域の公立中学校の美術科 担当教員を調査の対象とした。質問紙の回収率は,
調査 2では 4 5 . 2 % ( 送付 126, 回 収 57) , 調査3 では 83. 3% ( 送付 42, 回収 35) であった。
3 . 2
主 な 質 問 項 目 と 結 果質 問 項 目 は , 主 に 平 成 2 2 年 度 の 鑑 賞 学 習 の 授 業について尋ねるものであり,鑑賞学習の授業を,
生徒の活動内容に応じて,「造形的なよさや美し さなどを感じ取り見方を深め、幅広く味わう」(活 動内容 A ), 「生活を美しく豊かにする美術の働き についての理解を深める」(活動内容
B) ,
「日本 や諸外国の美術や文化への理解を深め、関心を高 める」(活動内容 C ) の三つに分類注3) し,学年と 各活動内容の授業実施状況を尋ねた。3 . 2 . 1
平 成2 2
年 度 の 授 業 に つ い て前 述 の 活 動 内 容 ご と に , 平 成 2 2年度に利用し た 教 材 教 具 や 鑑 賞 対 象 な ど に つ い て 全 体 的 に 尋 ねた。また,平成2 2年度 の 美 術 館・ 博 物 館 お よ びウェブ上の画像の利用状況についても尋ねた。
その結果,鑑賞学習指導において資料集(作品集),
教科書,自ら作成した教員自作の資料を利用する 教員が多かった。また,各活動内容の授業で利用 される教材教具の種類に異なる傾向が見られた。
全活動内容において美術館・博物館の利用は少な く,ウェブ上の画像は静止画のみ利用が見られた。
3 . 2 . 2
利 用 で き な か っ た 教 材 教 具 に つ い て 利 用 し た か っ た が 利 用 で き な か っ た 教 材 教 具(平成2 2年 度 ) に つ い て , 理 由 と 種 類 を 尋 ね た
注筍この活動内容の分類は,平成 2 0 年版の中学校学 習指導要領解説美術編の第 2 章「教科の目標と学年の
目標及び内容構成の関連」の表に基づいている。
結果,調達上の理由で複製画や DV D, 実物や作 品そのものが多く選ばれたほか,「調達方法が分 からない」という理由が新たに抽出された。
3 . 2 . 3
教材教具の利用を工夫した授業について 教材教具の利用を工夫した授業(平成 22 年度) について,利用した教材教具や生徒の活動内容,教 材 教 具 を 利 用 し た 場 面 な ど に つ い て 尋 ね た 結 果,導入・展開場面では資料集や教科書の利用が 多く,まとめの場面では教員自作の資料が利用さ れることが多い傾向が見られた。また,共通した 特 徴 を も つ 授 業 に お け る 教 材 教 具 の 利 用 方 法 と して,実物や作品そのものと各種の複製物や資料 を併用することを想定した授業例が得られたc
3 . 2 . 4
美術館・博物館とウェプ上の画像について 美術館・博物館に関しては,出張授業,訪問鑑 賞資料借入等を利用したいと考える教員が多く,ま た 実 際 に 作 品 を 鑑 賞 す る こ と を 必 要 と 考 え る 教員が多かった。ウェブ上の画像では,鑑賞学習 指導において有効と考えられており,画像に関す る情報が必要とされていることなどが示された。
4 .
考 察 ・ ま と め中 学 校 美 術 科 の 鑑 賞 学 習 指 導 で 利 用 で き る 美 術館・博物館の資源には,貸出可能な資料,無料 配布物,所蔵品画像,実際に訪問して鑑賞する作 品などの種類があるが,現在は訪問鑑賞が若干行 われる以外の利用が少ない。今後は,学校側が利 用を希望する教材教具と美術館・博物館が提供可 能な資源との整合を明確にすることにより,美術 科の鑑賞学習指導に美術館・博物館の資源を取り 入れていくことができると考えられる。
文 献 お よ び
U R L
[1 ]
文化庁.美術館・歴史博物館への支援 ht t p: / / www. bunka. go. j p/ bi j ut sukan̲ hakubut sukan/ shi en/ i ndex. ht ml , ( 参照 2012‑ 01‑ 16) . [ 2] 文 部 科 学 省 ( 2008) . 中 学 校 学 習 指 導 要 領 解 説美術編.
[ 3] 日 本 美 術 教 育 学 会 研 究 部 ( 2004) . 図 画 工 作 科 ・ 美 術 科 に お け る 鑑 賞 学 習 指 導 に つ い て の 調 査 報 告 ー2003 年 度 全 国 調 査 結 果
日本美術教育学会.
表紙生成エンジンを用いた二次元配置型
Webキュレーションシステムの開発
*1重田桂誓(学籍番号
201021744)
研究指導教員:佐藤哲司 副研究指導教員:松村敦1 .
はじめにWe b上 に 蓄 積 さ れ る 情 報 の 増 大 に 伴 っ て , 現 在, We bコンテンツを対象としたキュレーショ ン ( We bキ ュ レ ー シ ョ ン ) が 注 目 さ れ て い る
[ 1] [ 2] .
キ ュ レ ー シ ョ ン と は , あ る テ ー マ に 沿 っ た コ ン テ ン ツ を , 人 が 独 自 の 視 点 で 取 捨 選択し, 1つ に ま と め る こ と で あ る . キ ュ レ ー シ ョ ン に お い て は , コ ン テ ン ツ を 解 釈 す る 際 の 視 点 で あ る コ ン テ キ ス ト が 重 要 と さ れ て い る コ ン テ キ ス ト は テ ー マ 全 体 の 世 界 観 や雰囲気,コンテンツの背景や関連など様々な 形 で 表 現 さ れ る し か し , Na v e rまとめ*2をは じ め と す る 既 存 サ ー ビ ス は コ ン テ ン ツ を 縦 に 並 べ る こ と し か で き ず ( 図1
左 ) , 多 様 な 視 点 か ら コ ン テ キ ス ト を 表 現 し づ ら い . ま た , 視 覚 的 要 素 が 少 な い こ と や 全 体 を 俯 廠 で き な い こ と か ら , コ ン テ キ ス ト を 直 観 的 に 把 握 し づ ら い 一 方 , 現 実 空 間 で も キ ュ レ ー シ ョ ン は 行 わ れ て い る 例 え ば 図1
右では,1
つ の 空 間 の 中 に , 旅 行 か ば ん や 地 球 儀 , 小 説 , 絵 本 , 辞 典 , 図 鑑 な ど 様 々 な コ ン テ ン ツ が 置 か れ て お り , 旅 と い う テ ー マ の 魅 力 が 多 面 的 か つ 直 観 的 に 表 現 さ れ て い る[ 3] .
一 見 す る と 旅 と は 関 係 無 い よ う な 本 で も , 近 く に 地 球 儀 や 旅 行 か ば ん を 置 く こ と で , 旅 に 関 す る 本 だ と いうことを直観的に示すことができる.本研究では,現実空間でのキュレーションの ように,多種多様な表現が可能なWe bキュレー シ ョ ン シ ス テ ム の 開 発 を 目 的 と す る . そ れ に よ っ て , コ ン テ キ ス ト を 直 観 的 な 形 で 表 現 し や す く す る こ と を 目 指 す . 具 体 的 に は , 二 次 元配置インタフェースとWe bペ ー ジ の 表 紙 生 成 エンジンを用いたWe bキ ュ レ ー シ ョ ン シ ス テ ム を 開 発 し た 二 次 元 配 置 はWe bコンテンツの自
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図1. Web上でのキュレーション*3と現実空間での キュレーション
由 な レ イ ア ウ ト や ペ ー ジ 全 体 の 俯 諏 を 可 能 に する. We bペ ー ジ の 表 紙 は , 本 や 雑 誌 の 表 紙 に 相 当 す る も の で ペ ー ジ の 内 容 や コ ン テ キ ス ト の 直 観 的 な 把 握 を 助 け る . ま た , 表 紙 は 色 や 形 を 伴 う た め 知 覚 し や す く , ド ラ ッ グ & ド ロ ッ プ で 直 接 操 作 が 可 能 な た め 二 次 元 配 置 と の相性が良い.
2
表紙生成エンジン
表 紙 はWe bペ ー ジ の タ イ ト ル や サ イ ト 名 , キーイメージ(ページ内の代表的な画像),
ロ ゴ ( サ イ ト 名 を 示 す 画 像 ) , プ ロ フ ィ ー ル アイコン(ページの作者を示すアイコン),
色 な ど 様 々 な 要 素 を 組 み 合 わ せ て 生 成 す る . そ の 際 , 視 覚 的 な 要 素 を 多 く 含 みWe bページの 内 容 を 直 観 的 に 把 握 し や す い 表 紙 の 生 成 を 目 指 し た . 表 紙 生 成 エ ン ジ ン は 抽 出 モ ジ ュ ー ル
と 合 成 モ ジ ュ ー ル の2 つ か ら 成 り , そ れ ぞ れ 自 動 で 行 う 機 能 と ユ ー ザ 作 成 テ ン プ レ ー ト を 用 い て 半 手 動 で 行 う 機 能 の2つに分かれる.
抽 出 で き た 要 素 に 合 わ せ て , 図