第 4 章 健康支援による生活行動変容に向けた消費エネルギー算定手法
4.4. 結語
本章は,健康支援によるモビリティ・マネジメントを今後行うために必要と想定される,
交通行動の消費エネルギー自動算定手法を構築するため,既存の消費エネルギー算定手法 を交通手段利用時に適用して適用可能範囲を分析した.その結果,以下の4点を明らかとし た.
・交通手段利用時による消費エネルギーは,既存の算定手法を使用した場合,交通手段と 算定手法の組み合わせによって誤推定される場合があることが明らかとなった.
・交通手段利用時の消費エネルギーを正しく求めるためには,交通手段によって算定手法 を切り替える必要があることが明らかとあった.
・自転車の消費エネルギー算定には,これまで距離や心拍値が一般的に用いられていたが,
今回の実験により加速度との高い相関が確認できた.
・自動車,および,鉄道利用時の心拍変動は小さく,10分程度の平均値で十分推定が可能
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心拍値による消費エネルギー(kcal)
提案手法による消費エネルギー(kcal) 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 被験者E 被験者F
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であることが分かった.
・今回検証した全交通手段において,携帯電話に搭載されたセンサのみで消費エネルギー の自動算定が可能であることが確認できた.
一方,今回行った実験では,日常的な通勤通学行動を想定して特定年齢層での傾向を見 るに留めたが,今後は,中高齢者および年少者への適用を検討する必要がある.さらに,
今回提案した手法が代表交通手段のみでなく,その他の交通手段についても適用可能であ るか検証後,本技術を流用して生活行動変容のための健康支援ITシステムを構築し,システ ム利用による生活行動の変容効果を分析していく予定である.
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第4章 参考文献
1) 健康増進アシストサービス:http://www.karada.ft.nttcloud.net
2) 総務省:情報通信白書http://www.soumu.go.jp/ johotsusintokei/whitepaper/index.html 3) 真坂美江子,加藤研二,近藤光男,奥嶋政嗣:健康支援による生活行変容に向けての交
通行動消費エネルギー算定手法の検討, 土木計画学研究・論文集,Vol.28,pp.635-642,
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4) 辻岡三南子:身体活動その評価方法と健康への影響,慶応保健研究,vol.15,No.1,pp.10-18,
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