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終了情報コード

ドキュメント内 Linux全銀TCPサーバー (ページ 36-49)

この章では、通信中に発生したエラーに対応するエラーコードについて説明します。

4-1 終了ステータスコード 4-2 状態コード

4-3 コマンド番号

4-4 エラーコード

4-1 終了ステータスコード

終了ステータスコード(7桁)は、以下の様に設定されます。

通信が正常終了した場合、全て0となります。

XX-XX-XXX

エラーコード コマンド番号 状態コード

4-2 状態コード

状態コード 内 容

“00” 開局要求電文受信中(送信中)

“01” 開局回答電文送出中(受信中)

“02” 閉局要求電文受信中(送信中)

“03” 閉局回答電文送出中(受信中)

“04” モード変更要求受信中(送信中)

“05” モード変更回答送出中(受信中)

“10” ファイル開始要求又は再送要求電文受信中

“11” ファイル開始回答電文送出中(受信中)

“12” ファイル終了要求電文送出中又は受信中

“13” ファイル終了回答電文受信中又は送出中

“14” 再送要求電文送信中

“50” データ電文の送出中

“60” データ電文の受信中

“70” コネクション確立中

“90” 初期化中

“99” (通信終了)

※( )は、クライアント機能時の状態。

4-3 コマンド番号

コマンド番号 内 容

“06” Send

“08” Recv

“99” プログラム内部処理

4-4 エラーコード

エラーコード 内 容

“001” パラメータファイル無し

“002” パラメータファイル読み込みエラー

“003” パラメータファイルIDエラー

“004” 送受信ファイルオープンエラー

“005” TTC区分エラー

“006” 相手センター確認コード設定エラー

“007” 当方センター確認コード設定エラー

“008” 接続先アドレス未設定

“009” TCPポート番号設定エラー

“010” 転送モード設定エラー

“011” テキスト長設定エラー

“012” レコード長設定エラー

“013” 送信ファイルが存在しない

“014” 送信ファイルにデータが存在しない

“100” TCP/IPソケット作成エラー

“101” 接続先アドレス変換エラー

“102” TCP/IPソケットのディスクリプタエラー

“103” TCP/IPソケットが既に進行中

“104” タイムアウトが発生した

“105” 接続が拒否された

“106” TCP/IPソケットが、シャットダウンされた

“107” TCP/IPの、その他エラー

“201” 受信テキスト長エラー

“202” TTC接続形態区分不一致

“203” TTCシーケンスエラー

“204” TTCレングスエラー

“205” 通信制御電文の電文区分エラー

“206” 相手センター確認コードエラー

“207” 当方センター確認コードエラー

“208” サービス時間帯エラー

“209” パスワードエラー

“210” アプリケーションIDエラー

“211” モードエラー

エラーコード 内 容

“223” テキスト数エラー

“224” レコード数エラー

“225” レコード長エラー

“226” 二重ファイル転送エラー

“227” センター側ファイル無しエラー

“228” レコードIDエラー

“229” データ圧縮エラー

“230” ファイル制御電文のその他エラー

“231” 全銀ファイル名不一致

“232” ファイルアクセスキー不一致

“233” テキスト件数不一致

“234” レコード件数不一致

“235” レコードID不一致

“236” レコード長不一致

“237” 再送指定区分不一致

“238” データ圧縮ID不一致

“239” ファイル補助情報不一致

“240” ファイル制御電文拡張エリア不一致

“241” データ圧縮・復元エラー

“242” 最大テキスト長オーバ

“243” 通信年月日時分秒エラー

“245” 規定外の電文区分コードを受信した

“246” TTC電文区分エラー

“900” 送受信ファイルオープンエラー

“901” 送受信ファイルが他のプロセスで使用中

“902” 送信ファイル読込エラー

“903” 受信ファイル書き込みエラー

“904” 送受信ファイルの排他制御エラー

“998” 子プロセスの生成エラー

“999” フェーズエラー(プログラム内部エラー)

第 5 章 全銀 TCP クライアント

この章では、全銀 TCP クライアントの使用方法について説明します。

5-1 全銀 TCP クライアント起動 5-2 通信パラメータ

5-3 拡張設定ファイル

5-4 EBCDIC コード体系設定ファイル

5-1 全銀 TCP クライアント起動

全銀TCPクライアントは、事前に作成した通信パラメータ(「5-2 通信パラメータ」で説明)を元に、コマ ンドラインから起動する事も可能です。

全銀TCPクライアントを起動する場合は、root権限で以下のコマンドを実行してください。

# (EDIWave全銀TCPサーバのホームディレクトリィ)/zclient prmfile [-s]

prmfile ……… 通信パラメータファイル名(必須)

-s 又は –S ……… 指定すると、通信状態の表示を行いません。

-s 又は、-S の指定が無い場合、以下様に通信状態がコンソール上に表示されます。

# (EDIWave全銀TCPサーバのホームディレクトリィ)/zclient prmfile

90-000 : 通信パラメータチェック中

70-000 : コネクション確立中

00-000 : 開局要求電文送信中

01-000 : 開局回答電文受信中

10-000 : 開始要求電文送信中

11-000 : 開始回答電文受信中

50-000 : データ電文送信中 レコード件数=123 テキスト件数=123

12-000 : 終了要求電文送信中

13-000 : 終了回答電文受信中

02-000 : 閉局要求電文送信中

03-000 : 閉局回答電文受信中

99-000 : 正常終了 エラーコード

状態コード

※各コード内容については、第4章を参照ください。

5-2 通信パラメータ

全銀TCPクライアントで通信を行う場合、通信パラメータファイルが必要になりますので、通信を行う前 にエディタなどで作成しておいてください。

このファイルは、「パラメータ名= 値」のテキスト形式で作成し、以下のパラメータが存在します。

パラメータ名 内 容 有効桁数 省略

ORDER_NAME 任意の業務名称を指定します。 50 可

TTC_TYPE

TTC接続形態区分を指定します。

“0” = ベーシック手順,

“1” = パソコン手順(省略時)

1 可

TRN_DATE 通信年月日を”YYMMDDHHMMSS”で指定します。

省略時は、システム時間が設定されます。 12 可 SCOPE_OUT

スコープファイル出力有無を指定します。

“0” = 出力しない(省略時)

“1” = 出力する

1 可

TO_ADR 接続先のホスト名又は、IPアドレスを指定します。 128 不可

TCP_PORT TCPポート番号を、1~65535の間で指定します。

省略時は、5020が設定されます。 6 可

CENTER_CD 相手センター確認コードを指定します。

16進数(0~9, A~F)以外の文字は指定できません。 14 不可

STATION_CD 当方センター確認コードを指定します。

16進数(0~9, A~F)以外の文字は指定できません。 14 不可

ZENGIN_PWD 全銀パスワードを指定します。

通信時には、EBCDICコードに自動変換されます。 6 不可 { マルチファイル転送を行う場合、1ファイル分の設定開始時に指定

します。 1 可

TRN_MODE

送受信モードを指定します。

“0” = 送信モード(省略時)

“1” = 受信モード

1 可

ZENGIN_FILE 全銀ファイル名を指定します。

通信時には、EBCDICコードに自動変換されます。 12 不可

FILE_ACCKEY ファイルアクセスキーを指定します。

通信時には、EBCDICコードに自動変換されます。 6 不可 REC_LEN

レコード長を、1~32762の間で指定します。

可変長(バイナリ)の場合、88888を設定します。

可変長(テキスト)の場合、99999を設定します。

5 不可

パラメータ名 内 容 有効桁数 省略

TEXT_LEN

このパラメータは、送信時で且つ、ブロッキング有りの場合にのみ 有効となります。

“0” = 256バイト

“1” = 2048バイト(省略時)

“2” = 32767バイト

1 可

TRNCNTL_EX 通信制御電文拡張エリアを指定します。

省略時は、ヌルが設定されます。 34 可

NOCHK_TRNCN TL_EX

“1” = 通信制御電文拡張エリアの一致チェックを行いません。

“1”!=通信制御電文拡張エリアの一致チェックを行います。(省略時) 1 可

FILECNTL_EX ファイル制御電文拡張エリアを指定します。

省略時は、ヌルが設定されます。 14 可

NOCHK_FILEC NTL_EX

“1” = ファイル制御電文拡張エリアの一致チェックを行いません。

“1”!= ファイル制御電文拡張エリアの一致チェックを行います。(省略時) 1 可

FILE_INF ファイル補助情報を指定します。

省略時は、ヌルが設定されます。 17 可

NOCHK_FILE_I NF

“1” = ファイル補助情報の一致チェックを行いません。

“1”!= ファイル補助情報の一致チェックを行います。(省略時) 1 可

CRLF

デリミタ挿入/削除指示を指定します。

“0” = そのままのイメージ(省略時)

“1” = 1テキスト毎にCRを挿入

“2” = 1テキスト毎にLFを挿入

“3” = 1テキスト毎にCRLFを挿入

“4” = 1テキスト毎にLFCRを挿入

“5” = 1レコード毎にCRを挿入

“6” = 1レコード毎にLFを挿入

“7” = 1レコード毎にCRLFを挿入

“8” = 1レコード毎にLFCRを挿入

※ 送信時に”0”以外を指定した場合、LF/CRを除いたデータを送信 します。

1 可

EOF

EOF挿入/削除指示を指定します。

“0” = そのままのイメージ(省略時)

“1” = ファイルの最後にEOF(0x1A)を付加します。

※ 送信時に”0”以外を指定した場合、ファイル最後のEOFを送信し ません。

1 可

EXEC_OK

通信が終了した際に実行するコマンドを設定します。また、以下の マクロを含む設定が可能です。

%USER% ... 接続先名称

%CENTERCD% ... 相手センター確認コード

%ZFNAME% ... 全銀ファイル名

%FILE% ... 送受信ファイル名

%ST-DATE% ... 通信開始日時

%ED-DATE% ... 通信終了日時

%STATUS% ... 終了コード

256 可

EXEC_NG 256 可

} マルチファイル転送を行う場合、1ファイル分の設定終了時に指定

します。 1 可

【 パラメータファイル作成例 】

ORDER_NAME = ベーシック手順で送信後に受信

TTC_TYPE = 1

TO_ADR = 192.169.1.100

CENTER_CD = 12345678901234

STATION_CD = 09876543214321

ZENGIN_PWD = 123456

{

ZENGIN_FILE = 502000010100 FILE_ACCKEY = 123456

REC_LEN = 120

LOCAL_FILE = /home/send_data }

{

TRN_MODE = 1

ZENGIN_FILE = 502012340100 FILE_ACCKEY = 123456

REC_LEN = 251

LOCAL_FILE = /home/recv_data }

5-3 拡張設定ファイル

全銀TCPサーバ Ver 2.3 より、拡張設定ファイルを追加致しました。(クライアント機能のみ)

通信パラメータで「FUNC_EX = 1」を設定すると、通信パラメータファイル名の末尾に “.opt” を付加した ファイルより、以下の拡張設定を取得します。

パラメータ名 内 容 有効桁数 省略

JISEBC_TBL JIS(ASCII)コードを、EBCDICコードへ変換する際のコード体系設

定ファイル名を指定します。 255 可

5-4 EBCDIC コード体系設定ファイル

全銀TCPサーバ Ver 2.3 より、通信制御電文及びファイル制御電文で使用するEBCDICコード体系を、

設定ファイルより指定する機能を追加致しました。(クライアント機能のみ)

EBCDICコード体系設定ファイルは、ASCIIコードに対応するEBCDICコードを並べた256バイトのバ

イナリファイルであり、バイナリエディタなどから任意のコード体系を設定する事が可能です。

本製品には、以下のコード体系ファイルを同梱しております。

なお、本機能を使用しない場合、付録1 EBCDICコード表に基づき変換を行います。

5-4-1 EBCDIC-E (jisebc.1 及び jisebc.5)

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F

0 NUL DLE DS SP & - { } \ 0

1 SOH DC1 SOS . / a j ~ A J . 1

2 STX DC2 FS SYN b k s B K S 2

3 ETX TM c l t C L T 3

4 PF RES BYP PN d m u D M U 4

5 HT NL LF RS ソ e n v E N V 5

6 LC BS ETB UC f o w F O W 6

7 DEL IL ESC EOT g p x G P X 7

8 CAN h q y . H Q Y 8

9 EM ` i r z . I R Z 9

A SMM CC SM [ ] | : . . . . .

B VT CU1 CU2 CU3 . $ , # . . . . .

C FF IFS DC4 < * % @ . . . . .

D CR IGS ENQ NAK ( ) _ ' . . . . .

E SO IRS ACK + ; > = . . . . .

F SI IUS BEL SUB ! ^ ? " . . . . .

5-4-2 EBCDIK-HITACHI 系 (jisebc.2)

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F

0 NUL DLE DS SP & - j s ソ w y { } \ 0

1 SOH DC1 SOS / k ~ z A J . 1

2 STX DC2 FS SYN b l . B K S 2

3 ETX TM c m . C L T 3

4 PF RES BYP PN d n . D M U 4

5 HT NL LF RS e o . E N V 5

6 LC BS ETB UC f p . F O W 6

7 DEL IL ESC EOT . g q . G P X 7

8 CAN h r . H Q Y 8

9 EM a i ` . I R Z 9

A SMM CC SM [ ] | : . . . .

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ドキュメント内 Linux全銀TCPサーバー (ページ 36-49)

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