本報告書は、「スライドノートを活用した講演字幕システムの実現」のプロジェクト開発 に関する報告書である。
本プロジェクトは、研究発表会において発表内容がある程度決まっているという特徴を 利用し、講演者は事前に講演内容をPowerPointのノート機能に記述し、字幕として活用す る講演字幕システム「CaPPTioner」を実現した。これにより、人的コスト・特殊な機材の 制約の問題を解決でき、より広く実施できる情報保障を実現する。
「CaPPTioner」は、スライドノートの抽出や字幕の表示といった基本機能とより多くの 環境で利用するための拡張機能がある。筆者は、拡張機能の1つである、外部システムとの 連携機能を担当した。外部システムとの連携機能として2つを実現した。1つは、講演大会 の質疑応答時に字幕入力が追いつかない問題を解決するため、聴覚障害者への情報保障で
あるIPtalkとの連携である。もう1つは、発話が困難な障害者が講演を行いやすくため、
字幕を読み上げる音声合成エンジンとの連携である。また、成果物の品質を確保するため、
必要な機能が満たされるかどうかの確認ための機能テストとユーザ視点から問題点を発見 するためのユーザビリティ評価実験を担当した。
結果として、聴覚障害者が実際に来場するのであれば、本システムを利用したいという評 価が約 9 割の情報保障の実施者から得られて、字幕の見やすさが従来手法とそれほど変わ らないという評価が過半数以上の聴覚障害者から得られた。以上の評価で、情報保障の実施 のための運用コストを抑える目的を達成できることを判断した。ただし、操作について不便 なところがいくつあるので、将来的により使いやすいシステムの実現を目指している。
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謝辞
本報告書を執筆するまでに、多くの人にご指導、ご協力をいただきました。
本プロジェクトの課題担当教員である秡川友宏准教授には、日頃から多くのご指導を いただきました。プロジェクトを進めていく上で困っている際には相談にも乗っていた だき、多くのことを学ばせていただきました。心より感謝申し上げます。報告書の執筆 や発表などにおいて大変丁寧なご指導とご助言をいただきました。ここで厚く御礼申し 上げます。
筆者の指導教官である田中二郎教授には、筆者が本学へ入学する以前から本コースの 内容や受験に関しての助言や応援のメールを頂き,大変お気遣い頂きました。入学後も 事あるごとにご指導を頂き、筆者の学業や進路において大きな励みになりました。
被験者実験の際にも多くの方にご協力をいただきました。特に筑波技術大学の西岡知之 先生には被験者実験を実施するため聴覚に障害のある学生を対象とした評価実験の機会を 設定いただき、心より感謝を申し上げます。
本プロジェクトのチームメンバである顧毅捷氏、落合遥堂氏、後藤慎也氏、横山快氏 にはプロジェクトを遂行するにあたり、様々な面でお世話になりました。ここに感謝の 意を表します。
高度 IT 人材育成のための実践的ソフトウェア開発専修プログラムの 7 期生のみな さまには、プロジェクト活動から日常生活まで数多くのご意見やご指摘をいただき、充 実した学生生活を送ることが出来ました。ここまで来ることが出来たのは、みなさまか ら常に刺激を受けることが出来たからだと思っています。この場を借りて心より御礼申 し上げます。
最後に、これまで私を支えてくれた家族や友人、大学院生活でお世話になったすべて の方々に、心より感謝いたします。本当にありがとうございました。
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参照文献
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