・3・4・5
・8(177)1・2・3・6・8削除
デソマーク余暇教育法解説 (127)
B.地方自治体の学校制度並びに余暇教育等に関する法律に 基づく活動の管理運営に関する法律
(1970年2月9日第44号)
1. 本法について
この新しい行政法の成立の実質的背景には,1970年4月1日から施行された 地方自治体改革があった。
これを機会に,新しい県自治体は,従来は学校委員会Skoledirektion・県青 年委員会・学校局Skoleraadや文部省の地方自治体関係部局のあるものに属し
ていた仕事を引き継ぐ事になった。
この法律は,その所轄権限に関する法規定とその機能に関する規則とから成 っている。だが,学校その他の教育的性格を帯びた事柄の諸条件についての,
より詳細な管理規則は,国民学校法。ギムナジウム法・余暇教育法といった特 別法の中に見られる。
ここでは以下,この法律の権限とその機能についてのみ取扱う事にする。
2. 余暇法の行政機関
従来の夜間学校・青年学校法の規定によると,市町村には青年委員会・青年 学校委員会が,またその自治体にいくつかの夜間学校がある場合には夜間学校 委員会が設けられていた。そして,それ等が夜間学校・青年学校法を発動する 資格のある活動であるか否かを監督する権限を行使して来た。
これ等の行政機関は,新しい余暇教育法(1968年6月6日の法律第233号)に 移された。そこでは,夜間学校委員会の仕事が青年委員会に引継がれる事がの べられている。
前述の如く,地方自治体改革との関係が新学校管理法の作成の発端であっ た。そこで,それは余暇教育等に関する法律の第1章から第4章に基づいて実
(128) デンマーク余暇教育法解説
施される活動を管理すべき権限に関する条項を含まねぽならなかった。
その結果生れたのが,1970年2月9日の法律第44号であり,余暇活動の場合 には,余暇委員会Fritidskommissionが新たに設けられたのである。余暇委 員会の:補助機関として3つの委員会(Naevn),すなわち,青年学校委員会・余 暇委員会・成人教育委員会が設けられた。以下これ等につきやや詳しくのべる
ことにしようQ
フレテリックスビヤウ地区(法第8章)とコペソハーゲソ地区(法第9章)
に関する限り,特別規則が設けられる事が明らかにされている。更にまた,第
85条によりフェアー諸島及びグリt・一一・ソランドにはこの法律は適用されない。
3.余暇委員会(Kommission)
本法第9条第1項に基づき,あらゆる市町村に余暇委員会が設けられる。同 条第3項によると,余暇委員会の構成は次の如くである。
(1)この委員会に適任だと思われる者の中から市町村議会が選出する6名の 委員。選出された者の中最低3名は自治体議員でなけれぽならない。
(2)青年委員会・余暇委員会・成人教育委員会の委員法。
(3)余暇委員会Nεevn及び成人教育委員会の委員がそれぞれ互選した2名 の委員。
特殊な場合,この11名の委員数は9名ないし7名迄減員される。その場合,
第1項によ委員の数は,それぞれ5名ないし4名に減らされる。この様な原則 の変更の場合には,県当局の認可を要する。この条項は小規模な自治体を対象 とするものである。
本法第12条にかかわって,学校監督官(ないし筆頭主任校長)と共に,青年 学校及び成人教育の教員指導者の代表者が委員会に参加する。これ等の代表に 関しては,1970年5月27日の告示第212号の第8条から第11条の条項が適用され る。この部分であげられている者は出張費に対する権利をもたないし,また,
デソー?・・一ク余暇教育法解説 (129)
投票権ももたない。しかし,最終報告書の中に異った意見をのべる事は出来る。
余暇委員会の選挙は各市町村選挙の後,出来るだけ速かに行なわれる。そこ で,旧委員会は,新たに選挙が行なわれる月の月末までは活動を行なう。これ に関しては,1962年3月10日の告示第87号第9条第1項及び管理法第13条。
自治体議会が選出した6名の委員は選挙結果を受け入れるi義務がある(公的 義務)。免除に関しては,地方自治体選挙法第27条第2項第1分節及び第3項
の条項が適用されうる。
もし,ある委員が選挙期間中に委員会からの退任を願い出た場合には,地方 自治体選挙法第29条第3項により,その申し出の可否を市町村議会が決定す る。その申し出が認められなかった場合の異議申し立ては本管理法第65条第1 項により,決定の日付から4週間以内に県当局に提出する事が出来る。
余暇委員会は互選により委員長を選出し,また,その会議の手続を自ら定め る。会議は委員長ないし4名の委員が必要と認めた時には開催されなけれぽな らない。会議の決定事項は最終報告書の中に明記される。
管理法第17条により,委員の少くとも過半数の賛成投票を得た決定事項のみ が有効である。この事は委員会構成の背景を考慮しての事である。
余暇委員会は,青年学校委員会・余暇委員会Neevn・成人教育委員会から それぞれ提出される青年学校活動・青少年余暇活動及び成人余暇教育に関する 諸問題をとりあげる。同委員会はまた,学校委員会と共同で上述の活動にふさ わしいような教室・屋外施設に関する1年間の使用計画を作成する。
市町村における余暇教育等についての年度予算案に関しては,余暇委員会の 意見が聴取されなけれぽならない。
同委員会はその自治体内の青年学校制度について,市町村議会に勧告を行な い,そして,14才から18才迄のあらゆる青年に青年学校活動に参加するよう通 知する。更に同委員会は,私立の青年学校の認可に関しても市町村議会に推薦 を行なう。また,公立の青年学校の校長や教員の任命・解職に関する推薦勧告
(130) デソマーク余暇教育法解説
も行なう。このような推薦の場合には,任命機関がその中から誰かを選ぶ事が 出来るように,3人の候補者をあげなければならない。しかし,ある候補者が 満場一致で第1人者として推薦された場合には,任命機関はその推薦に従わな ければならない。
余暇委員会は,市町村議会に対し青少年余暇活動及び成人余暇教育の認可に 関する推薦を行なう。
余暇委員会は,本法第33条により学校委員会と共同で,年度報告書を作成す
る。
余暇委員会は,公立青年学校の校長に対する指示に関する原案を作成する。
その指示は,市町村議会を経て県当局に認可のため提出される。
同委員会の委員に対する手当・交通費に関しては本法第18条による。
4.青年学校委員会
本法第11条第1項により各市町村に青年学校委員会が設置される。同条第2 項によると同委員会は次のように構成される。
(1)市町村議会が互選する2名の委員
(2)青年学校活動に特に関係のある,その地域所在の機関から推薦された者 について市町村議会が選出する3名の委員
この第2項目の3名の委員の選出手続については,本法第79条による。
また,各委員それぞれにつき1名の補欠も選出される。その自治体に所在し てはいないが推薦する必要がある組織が存在する場合には,市町村議会自らが その委員と補欠とを選出する。
委員会のその他の代表については,1970年5月27日の告示第212号の第12条 から第15条の条項による。
青年委員会の機能に関しては,本法第28条による。また,後に第7項でのべ る,3委員会共通条項も適用される。
デソマーク余暇教育法解説 (131)
5.余暇委員会 Fritidnaevn
各市町村には余暇委員会Nacvnが設置され,次の如く構成されなけれぽな らないQ(第11条第1項及び第3項)
(1)市町村議会が互選する1名の委員
(2)地域所在の青少年団体・余暇教育等に関する法律により認可された青年 クラブの執行部及び地域所在の体育団体の代表者から推薦された者につい て,市町村議会が選出する3名の委員
(3)青少年興味グループの主催者から推薦された者について市町村議会が選 出する1名の委員
この第2項・第3項による委員の選出方法に関しては本法第79条による。ま たそれぞれの委員につき1名の補欠も選ばれる。その自治体に所在してはいな いが推薦する必要のある組織ないし個人が存在する場合には,市町村議会がそ の委員と補欠を選出する。
この委員会のその他の代表については,1970年5月27日の告示第212号の第12 条から第15条までの条項による。
余暇委員会の機能に関しては,本法第29条による。また後に第7項でのべる 3委員会共通条項も適用される。
6.成人教育委員会
各市町村には成人教育委員会が設置され,次の如く構成されなければならな い。(第1条第1項及び第4項)
(1)市町村議会が互選する1名の委員
(2)前回の選挙の時期から成人余暇教育活動を推進している機関・地域所在 のサークルから推薦された者について,市町村議会が選出する4名の委員 この第2項による委員の選出方法に関しては本法第79条による。
また,それぞれの委員につき1名の補欠も選出される。その自治体に所在し