9. 審判員の任命
9.1 グランプリレベルの FEI 選手権大会とオリンピック大会については、競技場 審判団長とその他の競技場審判団メンバーは、馬場馬術テクニカル委員会の協 力を得て、FEI が FEI5* 審判員リストより任命する。
9.2 FEI ヤングライダーおよびジュニア選手権大会
FEI ヤングライダーおよびジュニア大陸選手権大会における競技場審判団長と その他の競技場審判団メンバーは、馬場馬術テクニカル委員会の協力を得て、
FEI が FEI5* 審判員および 4* 審判員リストより任命する。ヤングライダー選 手権大会とジュニア選手権大会が合同で開催される場合は、審判長 2 名を含む 10 名で構成する競技場審判団を、FEI が FEI5* 審判員と 4* 審判員リストよ り任命する。
FEI ポニーライダーおよびチルドレン大陸選手権大会における競技場審判団長 とその他 4 名の競技場審判団メンバーは、馬場馬術テクニカル委員会の協力を 得て、FEI が FEI5* 審判員および 4* 審判員リストより任命する。
9.3 FEI ワールドカップTM馬場馬術ファイナルにおける競技場審判団長とその 他 6 名の競技場審判団メンバーは、馬場馬術テクニカル委員会の協力を得て、
FEI が FEI5* 審判員および 4* 審判員リストより任命する。
9.4 FEI ワールドカップTM馬場馬術予選競技での審判員は、FEI5* 審判員および 4* 審判員リストに掲載されている者でなければならない。FEI から事前の承 認を受けている場合に限り、例外的に 3* 審判員を1名任命することができる。
外国人審判員は FEI が選考する。FEI ワールドカップTM馬場馬術競技会規程 を参照のこと。
9.5 国際オリンピック委員会が後援する地域大会における競技場審判団長とその 他 4 名の競技場審判団メンバーは、馬場馬術テクニカル委員会の協力を得て、
FEI が FEI5* 審判員および 4* 審判員リストより任命する。
9.6 ヨーロッパ大陸以外で開催される FEI 地域選手権大会と FEI 大陸選手権大会 については、FEI が FEI5* 審判員と 4* 審判員リストより競技場審判団長とそ の他の競技場審判団メンバーを任命する。
9.7 CDIO における競技場審判団長とその他の競技場審判団メンバーは、FEI の合 意を得て、主催国 NF と組織委員会が FEI5* 審判員と 4* 審判員リストより任 命する。
CDIO では、5 名の審判員のうち少なくとも 3 名が互いに異なる国籍の外国籍 の者でなければならない。
9.8 CDI5* における競技場審判団長とその他の競技場審判団メンバーは、FEI の 合意を得て、主催国 NF と組織委員会が FEI5* 審判員と 4* 審判員リストより 任命する。5* 審判員を 3 名以上、互いに異なる国籍の外国人審判員を 3 名以 上任命するものとする。
9.9 CDI4* における競技場審判団長とその他の競技場審判団メンバーは、FEI の 合意を得て、主催国 NF と組織委員会が FEI5* 審判員と 4* 審判員リストより 任命する。5* 審判員を 2 名以上、互いに異なる国籍の外国人審判員を 3 名以 上任命するものとする。
9.10 CDI3* における競技場審判団長とその他の競技場審判団メンバーは、FEI の 合意を得て、主催国 NF か組織委員会が 5*、4*、3* 審判員の FEI リストより 任命する。西ヨーロッパで開催されるビッグツアーでは 3* 審判員 1 名を審判 団に加えることが義務づけられ、西ヨーロッパ域外ではこれが推奨される。だ が 5 名構成の競技場審判団における 3* 審判員任命は、2 名までとする。少な
くとも 3 名の審判員は、互いに異なる国籍の外国人審判員とする。西ヨーロッ パ域外では 3 名の外国人審判員のうち 2 名までは同国籍でもよい。
スモールツアー競技
西ヨーロッパ域外で開催される CDI および CDI- Wにおいては、セントジョージ賞 典とインターメディエイトⅠレベルの競技については例外的に 3 名構成の競技場 審判団で審査する場合がある。西ヨーロッパにおいては病気などの特別な事情で、
かつ事前に FEI の許可を受けている場合にのみこれが認められることがある。審 判員 3 名の場合は次のような配置とする:2 名は短蹄跡側(C 地点と、H 地点また は M 地点)に、残り1 名は反対側の長蹄跡側(B 地点かまたは地点)。少なくとも 1 名は外国人審判員でなければならない。競技場審判団に 2* 審判員を 1 名採用す ることができる。
9.11 CDI2*
審判員 3 名以上とする。競技場審判団長とその他の競技場審判団メンバーは、主 催国 NF または組織委員会が FEI 審判員リストより任命する。5 名構成の競技場審 判団については、グランプリレベルの国内審判員も 1 名採用することができる。5 名構成の競技場審判団では、そのうち少なくとも 2 名が互いに異なる国籍の外国 人でなければならない。3 名構成の競技場審判団の場合は、1 名が外国人でなけ ればならない。
9.12 CDI1*
3 名以上の審判員が必要である。競技場審判団長とその他の競技場審判団メンバー は、主催国 NF か組織委員会が FEI 審判員リストより任命する。3 名構成の競技場 審判団については、グランプリレベルの国内審判員も 1 名採用することができ、5 名構成の競技場審判団の場合は 2 名採用することができる。5 名構成の競技場審 判団では、そのうち少なくとも 2 名が互いに異なる国籍の外国人でなければならな い。3 名構成の競技場審判団の場合は、1 名が外国人でなければならない。
9.13 CDIY/J/P/Ch
3 名以上の審判員が必要である。競技場審判団長とその他の競技場審判団メンバー は、主催国 NF か組織委員会が FEI 審判員リストより任命する。(5 名構成の競技 場審判団の場合は)主催国 NF から国内審判員を 1 名あるいは 2* 審判員を 1 名任 命することもできる。3 名構成の競技場審判団の場合は、そのうち少なくとも 1 名 を外国籍の審判員とし、5 名構成の競技場審判団の場合は、少なくとも 2 名が互 いに異なる国籍の外国人でなければならない。
9.14 CDI-YH
審判員 3 名以上で構成する競技場審判団の任命が必要であり、ヤングホース対象 の馬場馬術競技会審判員として認定された FEI 審判員リストより選考される。「5 歳馬と 6 歳馬を対象とする国際馬場馬術競技の指針」も参照のこと。
10. 5 名構成の競技場審判団に任命できる 3* 審判員は 2 名までとする。FEI の特別許 可により競技場審判団が 3 名で構成される場合は、1 名に限り 3* 審判員とするこ とが認められる。インターメディエイトIまでのレベルでは、3* 審判員の代わりに 2* 審判員を任命することができる。
11. 1 日に審査を行うことができる人馬数の上限
いかなる競技会においても、審判員 1 名に対して 1 日に約 40 名を超える選手の審 査を依頼してはならない。
12. 競技場審判団長と/あるいは FEI 任命の外国人審判員は、ホースインスペクショ ンに間に合うよう、現地へ到着していなければならない。これができない場合には、
FEI と組織委員会の同意を得て、競技場審判団の他のメンバーを代理とすることが できる。
13. 審判員として必要な資格については、審判員に関する付則と FEI 馬場馬術審判員 教育システムを参照のこと。
第 438 条 JUDGES SUPERVISORY PANEL (JSP)
オリンピック大会、世界選手権大会(WEG)、大陸選手権大会のグランプリレベル、
ワールドカップ・ファイナルでは、Judges Supervisory Panel (JSP) の配置が必須 である。またすべての CDI において JSP の配置が可能である。
この JSP の配置目的は、公正な審判を確保することにある。
JSP は審判員 2 名とトレーナー/ライダー 1 名の合わせて 3 名で構成するも のとする。いずれの JSP メンバーも自立した個人であって経験豊かで(審判員:
5*)、広く尊敬を集めていて外交的手腕があり、審判員規範を遵守し、誠実か つ意思疎通にたけた人物でなければならない。現役の審判員、トレーナー、選 手が JSP メンバーとして任務にあたる場合は、JSP 職務内容記述に明記されて いる通り、その在任期間中は馬術競技会での審判業務や(選手としての)騎乗、
トレーニングを停止しなければならない。同じパネルには同一 NF 所属の JSP メンバーは 1 名のみとする。
JSP は明らかな技術的ミスおよび計数の誤りを修正することができる。JSP は、
審判員が出し得る審査点の範囲を超えた点数を出すことはできない。修正は点 数を下げることも上げることも可能である。点数の修正を行った場合、JSP は 当該競技終了後直ちに、当該審判員へどの点数を修正したか通知しなければな らない。修正を入れて署名を受けた書式を規定の審査用紙に添付し、選手に渡 せるよう準備するとともに、点数の修正を受けた審判員には修正を入れた書式 のコピーを渡す。
競技会において JSP はアリーナ全体を十分に見渡せる場所におり、審判員の出 す点数が刻々と表示されるコンピューター・スクリーン、およびすべての騎乗 を巻き戻して再度確認できるビデオ映像の提供を受けるべきである。
JSP メンバーの任期は最低 2 年で、2 年任期を 2 回までとし、ローテーション
・ システムを適用する。定年は 74 歳とする。
第 439 条 上訴委員会
一般規程に「上訴委員会」の記載がある。
FEI ワ-ルドカップTM馬場馬術予選を含め、CDI5* 競技会までは上訴委員会 の設置を必要としない。
CDIO、FEI ワールドカップTM馬場馬術ファイナル、FEI ワールドカップTM 馬場馬術リーグ・ファイナル、すべての FEI 選手権大会、地域大会、オリンピッ ク大会では上訴委員会を任命しなければならない。
上訴委員長および上訴委員会メンバーは、馬術競技会における専門知識のある 人物でなければならない。少なくともそのうち 1 名は、現役あるいは引退した FEI 馬場馬術審判員でなければならない。3* 審判員、4* 審判員、5* 審判員、
およびこれらのカテゴリーで引退した審判員は、上訴委員長/委員会メンバー となることができる。上訴委員会のメンバー1名は外国人とする。
上訴委員会メンバーは、競技会期間中にその他いかなる職務(CDN 競技での 職務を含む)も兼任することは認められない。しかしながら FEI の判断により、
JSP のメンバー 1 名は上訴委員(上訴委員長は不可)を兼務することはできる。
第 440 条 馬に対する虐待行為
一般規程に「馬に対する虐待行為」の記載があり、これら諸規定はすべての FEI 馬場馬術競技会に適用される。
第 441 条 獣医師代表団と FEI 獣医師代表
1. 地域大会およびオリンピック大会、FEI ワールドカップTMファイナル、すべ ての FEI 選手権大会、CDIO では獣医師代表団を設置しなければならず、この 構成、および獣医師代表団長と各メンバーの任命は獣医規程に従う。
2. CDI では獣医規程に従い、組織委員会が FEI 獣医師代表に任命した獣医師 1 名の臨場が求められる。