4.1 飛行前のチェックリスト
飛行前の点検は、以下の手順に従って行います。
・ 機体のバッテリー、送信機、モバイル端末をフル充電します。
・ ジンバルホルダーを取り外します。
・ プロペラが正常で、正しく取り付けられていることを確認します。
・ セクション3.2.1の説明のように、送信機のアンテナを適切な位置にします。
・ 機体と、送信機とモバイル端末とのペアリングを行います。
・ ファームウェアは最新のバージョンにアップデートされていることを確認します。
・ 飛行コントロールに熟知していることを確認します。
・ 飛行区域はひらけた土地で障害物がないことを確認します。
・ 温度、風速など天候をチェックします。
・ 機体のカメラレンズとセンサがきれいになっていることを確認します。
4.2 送信機と飛行操縦
機体には、Mode 1、Mode 2、Mode 3の3つのコマンドスティックモードがあります。それぞれのモードは機 体をそれぞれ異なるようにコントロールします。下図はMode 2 のもので、それがデフォルトになっています。
参考までに、コマンドスティックモードの変更方法については、アプリケーションマニュアルを参照してください。
• 飛行の基本
1. 機体をひらけた土地に置きます。機体の後部から最低でも5 m以上離れて立ちます。
2. 送信機の電源をONにします。
3. 機体の電源をONにして、Rear LED Indicatorが緑色にゆっくり点滅するまで待ちます。
4. 送信機からモーターを始動して離陸させます。
5. 注意しながら機体を操縦します。
6. 機体を着陸させ、モーターを停止します。
4.2.1 モーターの始動と機体の離陸
機体は、バッテリー残量が15%以下の場合、離陸できません。
➢ モーターの始動は、両方のコマンドスティックを以下の位置に2秒間保持して行います。
注意:
➢ モーターを回転させながら、以下の離陸コマンドのいずれかを選択します。
Take-off/Landingボタン( )を選ぶと、機体は自動的に約1.5 mの高さまで上昇します。
モーターは作動中に熱くなりますので、取扱いに注意してください。
4.2.2 コマンドスティックによるコントロール(Mode 2)
初めての飛行を行う場合、機体の操縦に慣れるまで、コマンドスティックはゆっくりと動かしてください。
• 左側のコマンドスティック
➢ 上昇/下降
機体の上昇/下降のコントロールは、コマンドスティックを上方/下方に押して行います。
左側面図 右側面図
➢ 左旋回/右旋回
機体の機首方位のコントロールは、コマンドスティックを左方/右方に押して行います。
Take-off/Landingボタンを 3秒間長押しします。
左のコマンドスティックを 上に押します(Mode 2)。
警告
ヒント
左側面図 右側面図
上昇 下降
上へ押す 下へ押す
機首左旋回 機首右旋回
左へ押す 右へ押す
39
• 右側コマンドスティック
➢ 前進/後進
機体の前進/後進のコントロールは、コマンドスティックを上方/下方に押して行います。
➢ 左方移動/右方移動
機体の左方/右方移動のコントロールは、コマンドスティックを左/右へ押して行います。
4.2.3 着陸とモーターの停止
EVO II の着陸は、手動または自動で行うことができます。機体をこれらの方法で着陸させるには、以下の手
順に従います。
着陸は、必ず平坦で水平なひらけた土地で行ってください。
• 手動着陸
手動着陸は、送信機のコマンドスティックを使って行うことができます。
➢ 機体の手動着陸
1. 機体着陸可能な地形の確認をします。
2. 機体が目標位置に到達したら、コマンドスティックを放してホバリングさせます。
3. 左側のコマンドスティックを下方へゆっくり押して機体を着陸させます。
➢ モーターの停止
機体が地面に着いたら、以下の方法の1つを選んでモーターを停止させます。
左側面図 右側面図
前進 後進
機首 機首 リア
リア
前進 後進
後面図 後面図
左方 右方
左へ動かす 右へ動かす
重要:
左側のコマンドスティックを 両方のコマンドスティックをトーインして 下へ押して2秒間保持 2秒間保持
• 自動着陸
送信機のTake-off/Landingボタン( )を押して、機体を現在のホバリング位置から自動的に着陸させま す。
1. 機体を目標とする着陸位置まで航行させます。
2. コマンドスティックを放して機体をホバリングさせます。
3. Take-off/Landingボタン( )を、送信機からビーッ音が聞こえるまで、2秒間長押しします。
4. 機体は自動的に下降して着陸し、モーターを停止させます。下降中、右側のコマンドスティックを使って 機体の位置を調節することができます。
自動下降プロセス中、送信機のPauseボタン( )を押してコントロールを再開することができます。
・ 自動着陸は ATTI モード( )でも可能です。しかし、このモードでは機体がドリフトするおそれが あるため、細心の注意を払って行ってください。
・ Low Battery Warning(バッテリー残量低下警告)が表示され、機体のRear LED Indicatorが赤 色で点滅し、送信機の Power スイッチ( )が黄色に点灯した場合は、できるだけ早く、着陸地点 へ帰還させるようにしてください。
• 受動的着陸
以下の条件のいずれかがが満たされたると、Failsafe が作動し、機体は現在の位置から自動的に着陸し ます。
➢ Low Battery Warningが非GPS環境で起動された場合。
➢ Critically Low Battery Warningが起動された場合。
ヒント
注意:
41
第 5 章
メンテナンスと点検修理
5.1 ファームウェアの更新
EVO II の性能を最大限に利用するため、Autel Robotics はファームウェアの更新を継続的に提供していま す。最新のファームウェアは 1 つのパッケージで弊社の公式サイトからダウンロードすることができます。ファ ームウェアの更新がある場合、機体に接続すると、Autel ExplorerTMアプリに表示されます。
ファームウェアの更新を行う前に、以下のことを確認してください。
・ 機体のモーターが回転していないこと。
・ 機体と送信機のバッテリー残量が25%より少なくないこと。
・ カメラのマイクロSDカードにファームウェアのファイルを保存するのに十分な空きスペースがあるこ と。
• ファームウェアのダウンロードと更新
1. 一体型のファームウェア更新パッケージは、Autel Roboticsの公式サイトwww.auteldrones.comから ダウンロードしてください。
2.SDカードをコンピュータに差し込んでダウンロードしたファイルを抜き出してSDカード内に保存します。
次に、SDカードをコンピュータから抜き取ります。
3. 送信機と機体の電源をONにします。
4. 機 体 に SD カ ー ド を 差 し 込 む と 、 更 新 プ ロ セ ス が 自 動 的 に 始 ま り ま す 。 更 新 状 態 は 、Flight Information Panel(飛行情報パネル)からリアルタイムにチェックできます。
5. 送信機と機体は、使用の前に、再起動をかけます。
・ 更新には 15分ほどかかります。更新プロセス中、機体と送信機の電源をOFFにしたり、モーター を始動させたり、SDカードをカメラから抜き取ったりしないでください。
・ 更新がすんだら終了したら、送信機の接続は機体から外してもかまいません。送信機と機体を再び ペアリングする必要があれば、セクション3.2.4を参照してください。
5.2 トラブルシューティングのヒント
Q1. 機体が自己診断中に故障を表示しました(Rear LED Indicatorが赤色に点灯)。
・ ハードウェアの問題が見つかりました。Autel Roboticsの顧客サポート
(https://www.autelrobotics.jp/contents/after_support/)に連絡してください。
Q2. モーターが始動しません。
以下を確認してください。
・送信機と機体がペアリングされていますか。
・ 送信機のキャリブレーションが正しく行われていますか。
・機体のバッテリーがフル充電されていますか。
重要:
重要:
・ コンパスのキャリブレーションが正確に行われていますか。
・ GPSは使えますか(Novice(初心者)モードが起動されていますか)。
Q3. モーターの始動後、離陸できません。
以下を確認してください。
・ 機体が飛行制限区域に入っていませんか。
・ 機体は平坦で水平な表面にありますか。
Q4. 飛行時間が予想外に短いです。
・ 飛行時間が短い場合の最もよくある原因は、環境温度が低いことです。
Q5. ペアリング作業中、機体が送信機に応答しません。
・ 近くに金属物体、モバイル端末、他の送信機がありませんか。
Q6. ビデオリンクがよく故障したり、接続が絶たれたりします。
・ 機体と送信機の両方が磁気妨害や信号干渉の発生源から離れていますか。
Q7. ビデオの録画中にカメラの電源がOFFになります。
・ マイクロ SD カードをカメラに入れたままにしておいてください。カメラを再起動して、ビデオファイルが最 大限まで回復するまで待ってください。
Q8. 機体が視界から消えたときに、ビデオリンクが喪失しました。
・ Go Homeを開始して機体に自動的にホーム地点に帰還するようにコマンドを出します。
Q9. Omnidirectional Binocular Vision Sensing System(全方位デュアルビジョン検知システム)を使っ ているときには、何に気をつけるべきですか。
・ 飛行の前に、12台のカメラがきれいでカバーがかけられていないことを確認します。全方向は、前方、後 方、左方、右方、上方、下方の6つの方向を意味します。
・ 機体の 4 つの対角線上のには 30°の死角があります。周囲と、アプリから得られる安全のヒントに注意 を払ってください。
・ 障害物はその表面の質感を検知することによって見つけられます。質感が得られない、質感が乏しい、
物体が動いている、物体が小さいなどの場合、検知はできません。
Q10. 精密着陸機能が働かない。
・ 精密着陸機能は、機体が離陸したとき、地表の質感を下方デュアルカメラが検知することで有効になり ます。
・地表に質感がない、または下方カメラが損傷を受けている場合、この機能は働きません・
Q11. Omnidirectional Binocular Vision Sensing Systemが機能しません。
・ 機体を再起動して、再度チェックしてください。
Q12 飛行中にビデオが傾きました。
・ 機体を水平に置いて、静止したままにします。
・ アプリの「Gimbal Auto Calibrate(ジンバル自動キャリブレーション)」機能に従って、ジンバルのキャリ