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『神学大全』第 1 部第 2 問 – 第 26 問(神の存在と一なる本質)

[A]

神の存在証明 2問

[B]

神がそのようなものであるか、むしろどのようなものでないか (I) それ自体として神がどのようなものか

(a) 単純性 3

(b) 完全性 第4問

(c) 善性 第5-6問

(d) 無限性 第7問

(e) 遍在性 第8問

(f) 不変性 第9問

(g) 永遠性 第10問

(h) 一性 第11問

(II) 神はわれわれの認識との関係でどのようなものか 第12問

(III) 神の名称 第13問

[C]

神のはたらき

(I) 神の知

(a) それ自体としての神の知 第14問

(b) イデア論 第15問

(c) 真理論・虚偽論 第16-17問

(d) 生命 第18問

(II) 神の意志

(a) それ自体としての意志 第19問

(b) 意志だけに属することがら

1) 神の愛 第10問

2) 神の正義とあわれみ 第21問

(c) 意志と知性の両方に関わることがら

1) 神の摂理 22

2) 神の予定 第23問

3) 生命の書 第24問

(III) 神の能力 第25問

[D]

神の至福 第26問

『神学大全』第 1 部第 44 問 – 第 119 問(被造物の神からの発出)

[A]

被造物の産出

(I) 万物のの第一原因 第44問

(II) 流出の様態 第45問

(III) 被造物の持続の根源 第46問

[B]

被造物の区別

(I) 被造物の区別一般 第47問

(II) 善悪の区別 48-49

(III) 霊的・物体的被造物の区別

(a) 天使 第50-64問

(b) 物体 第65-74問

(c) 人間 第75-102問

[C]

被造物の保存と統宰

(I) 一般論 第103問

(II) 統宰の結果

(a) 第一の結果である被造物の保存 第104問

(b) 第二の結果である被造物の変化

1) 神による被造物の変化 第105問

2) 被造物同士の変化 106-119

テキスト 1

(A) Respondeo dicendum quod Deum esse quinque viis probari potest. Prima autem et manifestior via est, quae sumitur ex parte motus.

(B) Certum est enim, et sensu constat, aliqua moveri in hoc mundo.

(C) Omne autem quod movetur, ab alio movetur. (C-1) Nihil enim movetur, nisi secundum quod est in potentia ad illud ad quod movetur: movet autem aliquid secundum quod est actu. Movere enim nihil aliud est quam educere aliquid de potentia in actum: (C-2) de potentia autem non potest aliquid reduci in actum, nisi per aliquod ens in actu: sicut calidum in actu, ut ignis, facit lignum, quod est calidum in potentia, esse actu calidum, et per hoc movet et alterat ipsum. (C-3) Non autem est possibile ut idem sit simul in actu et potentia secundum idem, sed solum secundum diversa: quod enim est calidum in actu, non potest simul esse calidum in potentia, sed est simul frigidum in potentia. (C-4) Impossibile est ergo quod, secundum idem et eodem modo, aliquid sit movens et motum, vel quod moveat seipsum. (C) Omne ergo quod movetur, oportet ab alio moveri.

(D) Si ergo id a quo movetur, moveatur, oportet et ipsum ab alio moveri; et illud ab alio. Hic autem non est procedere in infinitum: quia sic non esset aliquod primum movens; et per consequens nec aliquod aliud movens, quia moventia secunda non movent nisi per hoc quod sunt mota a primo movente, sicut baculus non movet nisi per hoc quod est motus a manu.

(E) Ergo necesse est devenire ad aliquod primum movens, quod a nullo movetur: et hoc omnes intelligunt Deum.

Summa theologiaeI, q.2, a.3, corpus)

(A)答えて言わなければならない。神が存在するということは五つの道によって証明されうる。さて、第一 の道は[他より]より明白なものであって、運動という面から得られるものである。

(B)すなわち、この世界において何からのものが動いているということは確実であり、感覚によって確保さ れている。

(C)ところで、動いているものはすべてそれとは別のものによって動かされている。それは次の理由による。

(C-1)何ものも、それへと動いているものに対して可能態にある限りにおいてでなければ、動くことはない。

それに対して、何かが[他のものを]動かすのはそれが現実態にある限りである。実際、動かすと言うことは 何かを可能態から現実態へと引き出すこと以外の何ものでもないからである。(C-2)ところが、何かが可能態 から現実態へともたらされるのは、現実態にある何らかの存在者によってだけである。たとえば、火のような 現実態において熱いものが、可能態において熱いものである木材を現実態において熱いものとするのであり、

このことによって火は木材を動かし変化させるのである。(C-3)ところで、同じものが同じ観点で同時に現実 態にありかつ可能態にあることは不可能であり、可能なのは異なる観点のものにおいてである。実際、現実態 において熱いものが同時に可能態において熱いものであることができず、同時に可能態において冷たいものな のである。(C-4)それゆえ、同じ観点で同じ様態において、何かが動かしかつ動かされるということ、すなわ ち何かが自分自身を動かすということは不可能である。(C)それゆえ、動いているものはそれとは別のものに よって動かされているのでなければならない。

(D)それゆえ、もしそれによって動かされているものが動いているならば、それもまた別のものによって動 かされているのでなければならない。そして、その別のものもまたそれとは別のものによって動かされている のでなければならない。ところが、ここで無限に進むことはできない。なぜなら、そうだとすれば何か第一の 動者が存在しなくなり、その結果それ以外の別の動者も存在しないことになってしまうからである。というの も、たとえば杖が[何か別のものを]動かすのは、杖が手によって動かされているからでしかないように、二 次的なもろもろの動者は第一の動者によって動かされているのでないならば[他のものを]動かすことがない からである。

(E)それゆえ、何ものによっても動かされことのない何らか第一動者に達することが必然なのである。そし て、これをすべての人は神だと理解しているのである。

(『神学大全』第1部第2問第3項主文)

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