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社会活動への取組み

ドキュメント内 Microsoft Word - 表紙と目次.doc (ページ 30-38)

(1)環境への取組み

環境保全の観点から、排出物のリサイクルや温室効果ガス(CO2)の排出実績等につ いて調査を行うとともに、環境への負荷の低減に取り組みました。また、排出物処理、

物品の調達・工事の発注、地球温暖化防止対策等に係る各種環境関連法令を遵守し、

これに基づく対応を行いました。

① リサイクルに関する取組み

平成 20 年度より新たな環境対策の柱として取り組んでいる「RAP90」(リサイ クル・アクション・プログラム・90:排出物のリサイクル率を 90%以上とするこ とを目標とした取組み)に基づき、排出物の個別項目毎のリサイクル率の向上及び リサイクルの質の改善に取り組みました。なかでも競馬開催に伴う排出物について、

リサイクル率の目標を 45%と定め、重点的に取り組みました。

この結果、平成 21 年度のリサイクル率は、全体が 90.5%(前年 90.3%)、競馬 開催に関する排出物が 45.2%(前年 43.6%)となりました。

② 温室効果ガス排出対策について

各事業所のエネルギー使用量を基に CO2 の排出量を算定し、その排出抑制に向け て、必要な省エネルギー対策工事を実施するとともに、全事業所において省エネル ギー推進体制を構築し、温室効果ガスの排出削減に取り組みました。

平成 21 年度の CO2 総排出量は、151,094t- CO2/年(対前年比 96.4%)となり、J RAの基準年度(平成 16 年度)の排出量(163,461t- CO2/年)を下回りました。(対 基準年比 92.4%)

なお、改築工事中の函館競馬場のスタンドについては、空調にコ・ジェネレーシ ョンシステムの廃熱や自然の風を利用してエネルギー消費量を抑え、温室効果ガス

の排出抑制を図る方法を採り入れるなど、環境に配慮した対策を講じました。

(2)地域社会への貢献

① 地域社会との連携協調

「横浜開港 150 年記念パレード」「大國魂神社くらやみ祭り」など、地域のお祭 りや団体が主催する多くの催しに、乗馬や馬車を提供しました。また、近隣の学校 教育機関等ではミニチュアポニーとのふれあい活動を展開するなど、「馬」を活用 した地域密着型の協力を行いました。さらに、町内会・自治会等地元関係諸団体の 行う事業活動に協力するとともに、JRAの施設を周辺地域住民の利用に提供する など、地域社会との協調を図りました。

② 防災体制の強化

自然災害等の発生時の対策として、お客様のみならず周辺住民の避難にも対処可 能な防災備蓄品の配備を、全国の事業所において、引き続き行いました。

③ 競馬場・ウインズ等の交通対策

競馬開催日の交通対策については、周辺環境へ配慮し来場車両を抑制するため、

お客様に公共交通機関の利用を呼びかけました。また、周辺道路の混雑及び渋滞の 要因となる違法駐車対策として、違法駐車車両排除活動を実施しました。

④ 環境整備費の交付

競馬場・ウインズ等が所在する地方自治体に対し、道路整備その他地域環境改善 事業を対象に環境整備費を交付しました。

(3)乗馬普及・馬術の振興及び馬事文化の発展等に関する取組み

① 乗馬の普及

ア)馬事公苑及び各事業所において、一般市民やスポーツ少年団を対象とする乗馬 指導や初心者向け乗馬教室を実施しました。

イ)乗馬に取り組む子供達の励みとなるよう、全国 4 地区の予選会で選出された代 表者 8 名によるポニー競馬の決勝戦として、全国ポニー競馬選手権「第 1 回ジョ ッキーベイビーズ」を、11 月 8 日に東京競馬場において開催しました。

ウ)全国の事業所において、馬と直接触れ合う機会を拡充するため、「馬に親しむ 日」や「愛馬の日」をはじめとする馬事イベントを開催しました。このうち馬事 公苑では、天皇皇后両陛下の行幸啓を賜り、「天皇陛下御在位 20 年慶祝愛馬の 日」を開催しました。

エ)競馬開催日に、「体験乗馬・馬車」「誘導馬によるお出迎え・お見送り」「ミニ

チュアポニーとのふれあい」を実施しました。また、東京・中山・京都・阪神の 各競馬場では、終日の体験乗馬と様々な馬事アトラクションを集中的に行う「馬 事アトラクションデー」を実施しました。

オ)乗馬人口の拡大を図るため、(社)全国乗馬倶楽部振興協会、(財)三木山人と 馬とのふれあいの森協会が実施する乗馬普及事業に対して助成を行いました。

② 馬術の振興

ア)馬事公苑馬術大会「ホースショー」などの競技会を主催したほか、「全日本学 生馬術大会」などの競技会に施設を貸与しました。

また、学生を含めた馬術関係者の知識・技術の向上を図るため、馬事公苑にお いて各種講習会を開催したほか、事業所周辺の学生馬術部及び乗馬クラブに対し て、直接的な技術指導も行いました。

イ)馬を取り扱う担当職員の技術向上を目的として、馬事公苑において乗馬技術や 競走馬の再調教技術に関する各種講習会を実施するとともに、各事業所において、

馬事公苑職員による技術講習会を実施しました。

また、高度な馬術の技術習得を目的として、職員1名をベルギー王国に派遣し、

習得した技術を還元する講習会等も実施しました。

ウ)わが国の馬術の振興を図るため、(社)日本馬術連盟が実施する馬術振興事業 に対する助成を行いました。

③ 馬事文化の発展

ア)「馬の博物館」及び「競馬博物館」を通じた取組み

横浜市の根岸競馬記念公苑内「馬の博物館」において行う馬と人との交流によ って生まれた様々な文物の常設展示や「横浜開港 150 周年記念 文明開化と近代 競馬」等の特別展の開催、また、東京競馬場内「競馬博物館」において上映する 3D全周映像新ソフト「チャッピーとエミの大冒険」(ミニチュアホースのCG キャラクターが活躍する冒険ファンタジー)の制作や「保田隆芳追悼展」「宝塚 記念展」等の特別展の開催、さらには、阪神競馬場において行う「トレーニン グ・センター展」移動展の開催など、(財)馬事文化財団が実施する事業に対し て支援しました。

イ)JRA賞馬事文化賞

平成 21 年度のJRA賞馬事文化賞として、幕末から鹿鳴館時代の日本の近代 を、競馬を軸として振り返った歴史書であり、当時の日本社会の社交やスポーツ

などと競馬の関係が明らかにされている立川健治氏著「競馬の社会史1 文明開 化に馬券は舞う-日本競馬の誕生」を選出しました。

また、新設したJRA賞馬事文化賞功労賞には、競走馬や騎手の写真集を発行 するとともに、数多くの展覧会を開催し、競馬の世界やサラブレッドの魅力を長 年にわたり人々に伝えた功績を称えて、故 今井壽惠氏を選出しました。

ウ)馬事伝統文化の保存

馬事文化の発展に寄与するため、競馬場・ウインズ等において、日本各地に伝 わる伝統馬事芸能を披露したほか、日本在来馬 8 種の保存事業に対する助成を行 いました。

(4)特別振興事業等

① 競馬振興事業

特別振興事業のうち、競馬振興事業として、2 月及び 4 月に農林水産大臣の認可 を得て、次の事業を実施しました。

事 業 名 事業実施主体 事 業 内 容 交付決定額

競馬振興会館施設設置運営事業 1.競馬振興会館施設改善

整備事業

(財)全国競馬・

畜産振興会

移設予定の競馬振興会館の展示施設等の 整備を実施する。

千円 400,000

2.競馬理解醸成促進事業 (財)全国競馬・

畜産振興会

競馬になじみのない方に対し競馬の理解 を醸成すべく、主にJRA施設外におい て催事等を実施する。

500,000

3.競馬情報番組制作放映 事業

(財)全国競馬・

畜産振興会

競馬の理解の増進を図ることに主眼をおい たテレビミニ番組を制作・放映する。

750,000

4.ダートグレード競走情 報提供事業

(財)全国競馬・

畜産振興会 地方競馬全国協 会

ダートグレード競走の理解促進のための 情報を提供することにより、ダートグレ ード競走に対するファンの理解度、認知 度の底上げを図る。

300,000

小 計 1,950,000

地方競馬振興促進事業 愛知県競馬組合 名古屋競馬場のスタンド等を整備する。 100,000

小 計 100,000

合 計 2,050,000

(注) 上記の各事業は、(財)全国競馬・畜産振興会を通じて実施しました。

事 業 名 事業実施主体 事 業 内 容 実施額

1.京阪淀駅高架下連絡通 路整備事業

JRA 京都競馬場専用改札から競馬場方面に入 場者を誘導する入場者専用通路を高架下 橋脚部分に設置する。

千円 400,000 2.競馬場への来場誘引促

進事業

JRA 競馬場が所在地周辺一帯の中で、際立っ たレジャー施設として認知されるための 催事を実施する。

170,000

3.競馬場博物館施設・展 示機器等整備事業

JRA 競馬博物館施設、展示機器等の更新・刷 新を図る。

90,000 4.外国人への日本競馬の

情報提供体制整備事業

JRA 国内に居住・逗留する外国人及び海外の 外国人競馬愛好者に向けた基礎的情報の 発信体制を整備する。

100,000

小 計 760,000

総 計 2,810,000

② 畜産振興事業

特別振興事業のうち、畜産振興事業として、4 月に農林水産大臣の認可を得て、

次の事業に助成を行う法人に対して交付金を交付しました。

事 業 名 事業実施主体 事 業 内 容 交付決定額

畜産経営技術指導事業 1 . 畜 産 経 営 改 善 支

援・体制整備事業

( 社 ) 中 央 畜 産会

畜産経営の安定化のため、畜産経営支援組織の 運営状況等に関する実態調査、課題解決の方策の 検討、地域における畜産経営支援組織の運営強化 等に資する取組への支援を行い、畜種・部門横断 的な畜産経営支援組織の連携強化を促進し、地域 における畜産生産基盤の維持・強化を図る。さら に、畜産農家が動産担保融資を活用し安定的に資 金を確保できるよう、現場レベルでの効果的な活 用推進方策の検討や融資機関が求めるモニタリン グへの迅速な対応を目的としたシステム及び融資 機関側の経営評価に関する指標等の整備を行うと ともに、それらを活用したモデル的な畜産経営へ の支援、情報提供等を行う。

千円 277,959

2.畜舎等建築利用効 率化・畜産生産技術 等開発事業

( 社 ) 中 央 畜 産会 ( 社 ) 畜 産 技 術協会 ( 財 ) 畜 産 近 代 化 リ ー ス 協会

わが国畜産業を取り巻く環境が厳しくなる中、生 産コストの低減により畜産経営の体質強化に資する ため、畜舎等の建築に係る基準の周知並びに緩和さ れた基準の活用に向けた体制整備、新エネルギー対 応型畜舎等に関する調査実験、検討を行う。また、

畜産生産技術に関する課題を募集し、優れた技術開 発課題の支援を行うとともに、得られた成果の情報 発信を通じて、新しい畜産生産技術の活用の促進を 図る。さらに、飼料の生産段階における省力化を図 るための機械改良を行う。

452,910

3.国産飼料生産・利 用拡大調査研究事業

( 社 ) 日 本 草 地 畜 産 種 子 協会 ( 社 ) 全 国 肉 用 牛 振 興 基 金協会 ( 社 ) 日 本 ホ ル ス タ イ ン 登録協会 ( 社 ) 日 本 動 物 用 医 薬 品 協会

( 社 ) 海 と 渚 環 境 美 化 推 進機構

飼料自給率の向上は重要な政策課題である中、

農薬の残留性試験等による飼料用稲の安全性の確 保、国産粗飼料の流通基準の策定により、飼料用 稲等の生産・利用拡大を図るとともに、肉用牛の 超粗放的飼養管理方式、乳用牛の放牧主体型飼養 管理方式に関する実態調査、モデル地域での実証 等により、生産コストの低減を図る。さらに、エ コフィードと抗菌剤の混合によるエコフィードへ の影響及び抗菌の有効性の変化等の確認試験を実 施のうえ、使用方法に関するマニュアルを作成 し、エコフィードの利用促進を図るとともに、ア オサの肥料製造試験や海藻肥料と化学肥料の比較 肥効試験により、海藻肥料による飼料作物の収量 増加を図る。

559,967

4.アニマルウェルフ ェア飼養管理確立推 進事業

( 社 ) 日 本 馬 事協会

新たな国際基準として確立されつつあるアニマ ルウェルフェアへの的確な対応を図るために、科 学的知見に基づいた馬の飼養管理指針の策定、普 及啓発等を行う。

27,984

小 計 1,318,820

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