946. 教育講演等教育に関する業績、活動
11. 社会歯科学研究室
プロフィール
1. 教室員と主研究テーマ
教 授 石井 拓男 歯科分野における診療ガイドラインの評価とその普及に関する研究(A08-0310-10)
准 教 授 岡田 眞人 歯科医学教育における医療倫理に関する研究(A06-0310-11)
講 師 平田創一郎 歯科医師臨床研修における研修歯科医の地域分布に関する研究(A06-0310-12)
大学院生 酒寄 孝治 自立老年者および要介護老年者の口腔保健および機能の実態とその改善・向上プログラ ムの検討(A-08-0310-12)
2. 成果の概要
1)歯科分野における診療ガイドライン構築に関する総合的研究(A06-0310-10)
歯科医療分野に於ける診療ガイドラインに関する情報を歯科界の各臨床研究分野の方々に共有してもらい,診療 ガイドラインの診療現場への一層の普及・理解・定着を促進するものである.本年度は,これまでに本研究班にお いて普及啓発,評価,企画立案を行った診療ガイドラインに対し,患者向けガイドライン作成のためのペイシェント・
クエスチョン(Patient Question (PQ))収集の手段を確立するとともに,さらに質の高いエビデンスを得るための 臨床研究計画の企画立案を行い,各方面の研究機関への働きかけを行うことを目的として以下の 3 つの研究を行っ た.
Ⅰ.(社)日本顎関節学会のPQ収集方法の概要
Ⅱ.(社)日本補綴歯科学会『歯の欠損の補綴歯科診療ガイドライン 2008』の患者向けガイドライン作成に向けたペイ シェント・クエスチョンの収集 -患者アンケートによる収集-
Ⅲ.(社)日本補綴歯科学会『歯の欠損の補綴歯科診療ガイドライン 2008』の患者向けガイドライン作成に向けたペイ シェント・クエスチョンの収集 -患者インタビューによる収集-
これらの研究により,歯科領域の他の医療消費者向け診療ガイドラインを作成するにあたり,種々の有益な知見 を得た.今後,歯科領域におけるより一層の PQ の収集と診療ガイドラインの整備が期待される.
平成21年度厚生労働科学研究費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)「歯科分野における診療ガイドライ ンの評価とその普及に関する研究 -ペイシェント・クエスチョンの収集に関する検討-」総括・分担報告書 平成20-21年度厚生労働科学研究費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)「歯科分野における診療ガイドラ インの評価とその普及に関する研究」総合研究報告書
2)歯科医学教育における医療倫理に関する研究(A06-0310-11)
平成 16 年度より開催している日本歯科医学教育学会の教育研究集会をふまえて、平成 18 年においてはカリキュ ラム WS を開催し、行動目標及び学習方略について論議した。本年度は歯科大学で医療倫理にかかわる教員によ る医療倫理教育における PBL のあり方と学習評価について検討したところ、医療倫理教育は存在するが、臨床教 育との具体的な関連付けがない、複数の学年・講座で教育しているが連携が十分でない、適切な教員・専門的知 識をもつ教員がいない、医療倫理教育・評価の基準がないといった問題点が明かとなった。一方、第 25 回日本歯 科医学教育学会総会のサテライトシンポジウム「歯科大学における医療倫理教育」にて提言された歯科大学におけ る医療倫理教育の学習目標・方略・評価に基づき、Jonsen の 4-Box Case Analysis Method を倫理的判断の手 順を学ぶためのツールとして用いることで、学生の学習レベルに応じた医療倫理に関する知識・態度を評価できる可 能性が示唆された。本年度は 4-Box Method を用いたカリキュラムの立案と実施を行った。
3)歯科医師臨床研修における研修歯科医の地域分布に関する研究(A06-0310-12)
平成 18 年度に必修化された歯科医師臨床研修により,新規参入歯科医師である研修歯科医の動向がどのように
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変化したかを把握することは歯科医師の地域偏在及び需給を検討する上で重要である.研修歯科医の全国的な在 籍分布状況について,すべての研修プログラムを対象に調査を行った結果,ほぼすべての新規参入し開始が臨床研 修を受けていることが明らかとなった.一方,臨床研修を受けていない者や未終了者も若干名いることが伺われた.
中断・休止例も認められるが,平成 21 年度には減少傾向にあった.都道府県ごとの研修歯科医数が最少の県では,
研修歯科医数の増加傾向が認められたものの,東京都・大阪府・福岡県などの都市部での研修歯科医数の増加も 認められ,今後,継続して評価が必要と考えられた.研修歯科医の都道府県別の分布状況に大きな変化は認めら れなかった.今後,研修歯科医の地域偏在の是正のため,一層の歯科医師臨床研修施設の拡充が必要と考えられる.
平成21年度厚生労働科学研究費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)「新歯科医師臨床研修制度の評価 に関する調査研究」総括・分担報告書
平成19-21年度厚生労働科学研究費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)「新歯科医師臨床研修制度の評 価に関する調査研究」総合研究報告書
3. 学外共同研究
担当者 研究課題 学外研究施設
研究施設 所在地 責任者
石井 拓男 口腔保健と全身のQOLの関係に関する 総合研究
鶴見大学歯学部・探索歯学講座 横浜市 花田 信弘
平田創一郎 新歯科医師臨床研修制度の評価に関 する調査研究
東京医科歯科大学大学院医歯 学総合研究科
東京 俣木 志朗
4. 科学研究費補助金・各種補助金
研究代表者 研究課題 研究費
石井 拓男 歯科医療分野における診療ガイドラインの評価とその普及に関する研 究
厚生労働科学研究費・地域医療 基盤開発推進研究事業 石井 拓男 特定および要介護高齢者の口腔環境・機能のアセスメントと改善・向
上プログラムの構築
文科省科研費・基盤研究(B)
岡田 眞人 特定および要介護高齢者の口腔環境・機能のアセスメントと改善・向 上プログラムの構築
文科省科研費・基盤研究(B)
平田創一郎 特定および要介護高齢者の口腔環境・機能のアセスメントと改善・向 上プログラムの構築
文科省科研費・基盤研究(B)
酒寄 孝治 特定および要介護高齢者の口腔環境・機能のアセスメントと改善・向 上プログラムの構築
文科省科研費・基盤研究(B)
5. 研究活動の特記すべき事項
学会・研究会開催
主催者名 年月日 学会・研究会名 会場 開催地
石井 拓男 2009.10. 3 第28回日本歯科医史学会総会および学 術大会
東京歯科大学水道橋校舎血脇 ホール
東京
岡田 眞人 2009.10. 3 第28回日本歯科医史学会総会および学 術大会
東京歯科大学水道橋校舎血脇 ホール
東京
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平田創一郎 2009.10. 3 第28回日本歯科医史学会総会および学 術大会
東京歯科大学水道橋校舎血脇 ホール
東京
酒寄 孝治 2009.10. 3 第28回日本歯科医史学会総会および学 術大会
東京歯科大学水道橋校舎血脇 ホール
東京
シンポジウム
シンポジスト 年月日 講演演題 学会・研究会名 開催地
石井 拓男
(会長講演)
(座長)
2009.10. 3 歯科医史教育・榊原悠紀田郎先生の講 義から
厚生省歯科衛生課創立60周年を振り返 る・歯科行政官の系譜
第28回日本歯科医史学会総会 および学術大会
東京
石井 拓男
(コーディ ネーター)
2009.11. 5-7 大学院等における倫理教育について 第28回日本歯科医学教育学会 学術大会
広島市
石井 拓男
(シンポジス ト)
2009.10.23 これからの歯科保健・医療・福祉分野 に求められるもの
教育GPシンポジウム 徳島市
学会招待講演
講演者 年月日 演題 学会・研究会名 開催地
石井 拓男 2009.11.8 訪問歯科診療に関して 第9回日本訪問歯科医学会 東京
6. 教育講演等教育に関する業績、活動
教育講演等
講演者 年月日 演題 学会・研究会名 開催地
石井 拓男 2009. 7. 2 「医療法の徹底解明」医療安全の法 制度として理解
横浜市歯科医師連盟・医療安 全管理体制整備講習会
横浜市
石井 拓男 2009. 7. 4-5 4日「訪問診療の第1歩、メディカルイン タビューの習得」
5日「高齢期・寝たきり者に対する訪問 歯科診療」
大分県歯科医師会・在宅歯科 診療設備整備事業に係る「歯 の健康力推進歯科医師等養成 講習会」
大分市
石井 拓男 2009. 7. 9 医療連携について 千葉県歯科医師会 千葉市 石井 拓男 2009. 7.16 医療計画・医療連携・連携パス-歯科
医療の拡大のため-東京歯科大学千葉病院医療連 携講演会
千葉市
石井 拓男 2009. 7.19 歯科医療の動向と歯科衛生士業務の 考え方について
長崎県歯科衛生士会・生涯研 修制度専門研修Ⅱ「特定コー ス」
長崎市
石井 拓男 2009. 7.29 在宅歯科医療、なぜ今求められている のか?
東京都多摩立川保健所・平成 21年度摂食・嚥下機能支援研 修会
東京
石井 拓男 2009. 8. 1-2 歯科保健医療が抱えている課題
-蛸壺型の歯科保健医療
第27回地域歯科保健研究会 千葉市
石井 拓男 2009. 8.21 高齢者と歯科保健医療 国立長寿医療センター・平成21 年度口腔ケア研修会
大府市