第 １ 節 論 文 か ら 見 た 動 向
１ ． 全 体 動 向
1993〜 2004年 （ 調 査 時 点 ま で ） の 論 文 発 表 件 数 は 660 件 、 そ の 内 、 筆 頭 発 表 者 の 所 属 機 関 が 日 本 の 件 数 は 260 件 、 米 国 の 件 数 は 114 件 、 欧 州 の 件 数 は 95 件 、 ア ジ ア の 件 数 は 109 件 、 そ の 他 の 件 数 は 82 件 で あ っ た 。 発 表 者 国 籍 別 の 論 文 発 表 件 数 を 第 5- 1 図 に 、 発 表 者 国 籍 別 の 論 文 発 表 件 数 推 移 を 第 5- 2 図 に 示 す 。第 5- 1 図 に よ れ ば 、全 体 の 40％（ 260 件 ）が 日 本 か ら の 発 表 、次 い で 米 国 か ら の 発 表 が 17％（ 114 件 ）、ア ジ ア か ら の 発 表 が 17％（ 109 件 ）、 欧 州 か ら の 発 表 が 14%（ 95 件 ）、 そ の 他 か ら の 発 表 が 12%（ 82 件 ） と な っ て い る 。 第5- 2 図 に よ れ ば 、 全 体 の 発 表 件 数 は 1996 年 か ら 1998 年 ま で 大 き く 増 加 し 、 1999 年 に い っ た ん 減 少 し た 後 は ほ ぼ 一 定 の 件 数 と な っ て い る 。 2004 年 の 件 数 は ま た 大 き く 減 少 し て い る が 、 こ れ は 検 索 の 時 期 の 問 題 で こ の 年 に 発 表 さ れ た 論 文 の 全 て が 含 ま れ て い な い た め と 考 え ら れ る 。発 表 件 数 の 経 年 推 移 は 、特 許 出 願 件 数 の 経 年 推 移 の 傾 向 と よ く 一 致 し て い る 。後 の 動 向 分 析 で 見 ら れ る よ う に 、 1998 年 ま で の 論 文 数 の 増 加 は 高 調 波 歪 み 低 減 に 関 す る 研 究 開 発 が 盛 ん で あ っ た 時 期 と 一 致 し て い る 。 発 表 者 の 国 籍 別 の 特 徴 と し て 、 日 本 は 1994〜 2001 年 ま で 論 文 発 表 数 が 最 も 多 く 、 2002、 2003 年 は 減 少 し て い る 。 米 国 の 発 表 件 数 は 増 減 を 繰 り 返 し つ つ 、 2002 年 以 降 は 最 下 位 の 発 表 件 数 と な っ て い る 。 こ れ と は 逆 に 、 欧 州 の 発 表 件 数 は 漸 増 、 ま た ア ジ ア 国 籍 発 表 者 に よ る 論 文 発 表 は 1996 年 頃 か ら 始 ま り 、 特 許 出 願 件 数 推 移 と 同 様 に 大 き く 件 数 を 伸 ば し て い る 。そ の 他 諸 国 の 発 表 者 よ る 論 文 発 表 件 数 も ア ジ ア 同 様 に 件 数 を 伸 ば し て い る 。 な お 、 本 報 告 書 で は 筆 頭 発 表 者 の 所 属 機 関 国 籍 を 発 表 者 国 籍 と し た 。
第 5- 2 図 発 表 者 国 籍 別 の 論 文 発 表 件 数 推 移
第 5- 1 図 発 表 者 国 籍 別 の 論 文 発 表 件 数 （ n=660）
アジア (日本を除
く） 16.5%
その他 12.4%
欧州 14.4%
米国 17.3%
日本 39.4%
0 20 40 60 80 100
1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004
論 文 発 表 年 論
文 発 表 件 数
日本 米国 欧州 アジア( 日本を除く） その他 全体
２ ． ラ ン プ の 種 類 等 別 ・ 用 途 別 の 論 文 発 表 状 況
ラ ン プ の 種 類 等 別 の 論 文 発 表 件 数 を 第 5- 3 図 に 、そ の 論 文 発 表 件 数 推 移 を 第 5- 4 図 に 、ラ ン プ 種 類 等 別 の 発 表 者 国 籍 別 の 論 文 発 表 件 数 を 第 5- 5 図 に 示 す 。第 5- 3 図 に よ れ ば 、熱 陰 極 放 電 灯 の 点 灯 回 路 に 関 す る 論 文 が 最 も 多 く 51%( 362 件 ) を 占 め 、 次 い で 高 輝 度 放 電 灯 が 28%
（ 199 件 ） 、 冷 陰 極 放 電 灯 が 6%（ 40 件 ） と 続 く 。 低 圧 ナ ト リ ウ ム ラ ン プ 、 希 ガ ス 放 電 灯 、 可 変 色 放 電 灯 、 無 水 銀 は ほ と ん ど な い 。 一 方 、 無 電 極 等 の 発 表 件 数 は 7%( 46 件 ) 、 電 球 型 は 2%( 17 件 ) と な っ て い る 。 ラ ン プ の 種 類 等 別 の 発 表 件 数 は 、 特 許 出 願 件 数 の 場 合 と 似 た よ う な 結 果 を 示 し て い る 。
第 5- 4 図 ラ ン プ の 種 類 等 別 の 論 文 発 表 件 数 推 移 第 5- 3 図 ラ ン プ の 種 類 等 別 の 論 文 発 表 件 数 （ n=707）
無水銀 0. 1%
電球型 2. 4%
熱陰極放電灯 51. 2%
希ガス放電灯 0. 3%
冷陰極放電灯 5. 7%
高輝度放電灯 28. 1%
ランプ指定なし 4. 1%
低圧Naランプ 1. 0%
無電極等 6. 5%
可変色放電灯 0. 6%
0 20 40 60 80 100
1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 論文発表年
論 文 発 表 件 数
ランプの種類・形状（全体） 熱陰極放電灯
高輝度放電灯 冷陰極放電灯
希ガス放電灯 低圧Naランプ
可変色放電灯 無水銀
無電極等 電球型
ランプ指定なし
第 5- 4 図 の 発 表 件 数 推 移 を 見 る と 、熱 陰 極 放 電 灯 、高 輝 度 放 電 灯 と も に 複 雑 な 増 減 を 繰 り 返 し て い る が 、近 年 の 傾 向 と し て は 、高 輝 度 放 電 灯 の 発 表 件 数 は 増 加 し 、熱 陰 極 放 電 灯 は 減 少 し て い る と 言 え る 。 こ れ 以 外 の ラ ン プ に つ い て は 大 き な 変 化 は 見 ら れ な い 。
第 5- 5 図（ 発 表 者 国 籍 別 の ラ ン プ の 種 類 等 別 の 論 文 発 表 件 数 ）を み る と 、ほ ぼ 全 て の ラ ン プ 種 類 に お い て 、日 本 の 発 表 件 数 が 他 国 の 発 表 件 数 を 引 き 離 し て い る が 、出 願 人 国 籍 別 の 特 許 出 願 件 数 （ 第 2- 12 図 ） ほ ど の 差 は な い 。 熱 陰 極 放 電 灯 で は 、 米 国 、 ア ジ ア か ら の 発 表 が 多 く な っ て い る 。 ま た 高 輝 度 放 電 灯 で は 、日 本 以 外 か ら の 発 表 が 約 60%を 占 め る 。 ま た 、 冷 陰 極 放 電 灯 や 無 電 極 等 で は 、日 本 の 発 表 件 数 比 率 は 70%を 占 め る 。電 球 型 で は 、日 本 と 米 国 が 発 表 件 数 を 分 け 合 っ て い る 。
第 5- 5 図 発 表 者 国 籍 別 の ラ ン プ の 種 類 等 別 の 論 文 発 表 件 数
103 85
27 1 2
4 1 33
7 12
53
36
1 1 1
0 0 3
0
7 81
29 4
0 1
0 0 5
8 1
66 32
7
0 0
0 0 4 1 3
59 17
1 0 3
0 0 1 1 6
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
熱陰極放電灯 ( n=362) 高輝度放電灯 ( n=199) 冷陰極放電灯 ( n=40) 希ガス放電灯 ( n=2) 低圧Naランプ ( n=7) 可変色放電灯 ( n=4) 無水銀 ( n=1) 無電極等 ( n=46) 電球型 ( n=17) ランプ指定なし ( n=29)
日本 欧州 米国 アジア その他
第 5- 6 図 に ラ ン プ の 用 途 別 の 論 文 発 表 件 数 を 、 第 5- 7 図 に そ の 論 文 発 表 件 数 推 移 を 示 す 。 一 般 照 明 用 が 81%と 大 き な 割 合 を 占 め 、バ ッ ク ラ イ ト や プ ロ ジ ェ ク タ 用 光 源 を 含 む 表 示 用 が 7%、 車 両 用 が 2%と な っ て お り 、 特 許 出 願 件 数 と 比 較 す る と （ 第 2- 17 図 参 照 ） 、 一 般 照 明 用 の 割 合 が 高 い 。
第 5- 7 図 用 途 別 の 論 文 発 表 件 数 推 移 第 5- 6 図 用 途 別 の 論 文 発 表 件 数（ n=660）
一般照明 80. 8%
その他 9. 7%
表示用 7. 1%
車両用 2. 4%
３ ． 目 的 ・ 効 果 別 の 論 文 発 表 状 況
第 5- 8 図 点 灯 そ の も の に 関 す る 目 的 ・ 効 果 別 の 論 文 発 表 件 数 （ n=779）
その他 12. 6%
放電灯の 種類に対応
0. 3%
構造の簡素化 1. 8%
メンテナンスの 容易化
1. 3%
使用の快適性 1. 5%
正確・
信頼性の向上 5. 9%
効率向上、
力率向上、省電力 20. 0%
点灯の均一化、
安定化 38. 1%
雑音防止、
高調波防止 4. 9%
小型化、軽量化、
省スペース化 13. 6%
0
点 灯 そ の も の に 関 す る 目 的・効 果 別 の 論 文 発 表 件 数 を 第 5- 8 図 に 、そ の 論 文 発 表 件 数 推 移 を 第 5- 9 図 に 、発 表 者 国 籍 別 の 点 灯 そ の も の に 関 す る 目 的・効 果 別 の 論 文 発 表 件 数 を 第 5- 10 図 に 示 す 。第 5- 8 図 に よ れ ば 、点 灯 の 均 一 化 ・ 安 定 化 に 関 す る 発 表 が 38%を 占 め 、 次 い で 効 率 向 上 ・ 力 率 向 上 ・ 省 電 力 の 20%、 小 型 化 ・ 軽 量 化 ・ 省 ス ペ ー ス 化 の 14%、 正 確 ・ 信 頼 性 の 向 上 の 6%、 雑 音 ・ 高 調 波 防 止 の 5%と な っ て い る 。 出 願 件 数 （ 第 2- 26 図 参 照 ） と 比 べ る と 、 効 率 向 上・力 率 向 上・省 電 力 を 目 的 と す る 論 文 発 表 の 割 合 が 高 い と 言 え る 。な お 、正 確・信 頼 性 向 上 の 内 訳 で は 、全 て が 特 性 劣 化 防 止（ 長 寿 命 化 ）を 目 的 と し た も の で あ っ た 。件 数 推 移 を 見 る と 、点 灯 の 均 一 化・安 定 化 、効 率 向 上・力 率 向 上・省 電 力 を 目 的 と し た 発 表 が 増 加 し て い る 。 ま た 第 5- 10 図 に よ れ ば 、 日 本 で は 小 型 化 ・ 軽 量 化 ・ 省 ス ペ ー ス 化 の 発 表 件 数 比 率 が 高 く 、 米 国 、 ア ジ ア で は 、 効 率 向 上 ・ 力 率 向 上 ・ 省 電 力 の 発 表 件 数 比 率 が 高 い 。
第 5- 9 図 点 灯 そ の も の に 関 す る 目 的 ・ 効 果 別 の 論 文 発 表 件 数 推 移
20 40 60 80 100
1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 論文発表年
論 文 発 表 件 数
用途（全体） 一般照明 車両用
車両用( 前照灯) 表示用 表示用( バックライト)
表示用( プロジェクタ) その他
0 20 40 60 80
1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 論文発表年
論 文 発 表 件 数
100
点灯に関する目的・効果（全体） 点灯の均一化、安定化
使用の快適性 正確・信頼性の向上
効率向上、力率向上、省電力 メンテナンスの容易化
構造の簡素化 小型化、軽量化、省スペース化
雑音防止、高調波防止 その他
第 5- 10 図 発 表 者 国 籍 別 の 点 灯 そ の も の に 関 す る 目 的 ・ 効 果 別 の 論 文 発 表 件 数
101 42 44
60 50
5
1
5
1 24
7 9
5 1 53 22
39
29 13 4
3
2
1 4
1 4
2 3 58
17
16
9
6 21
5
7
4
1 1
36
21
15
10
16 1
0% 20% 40% 60% 80% 100%
日本 ( n=307) 欧州 ( n=118) 米国 ( n=137) アジア ( n=126) その他 ( n= 91)
点灯の均一化、安定化 使用の快適性 正確・信頼性の向上
効率向上、力率向上、省電力 メンテナンスの容易化 構造の簡素化
小型化、軽量化、省スペース化 雑音防止、高調波防止 放電灯の種類に対応
その他
次 に 、点 灯 そ の も の に 関 す る 目 的 ・ 効 果 の 中 の「 点 灯 の 均 一 化 ・ 安 定 化 」に つ い て 細 目 を 見 る 。こ れ ら の 細 目 別 論 文 発 表 件 数 を 第 5- 11 図 に 、そ の 論 文 発 表 件 数 推 移 を 第 5- 12 図 に 示 す 。 電 源 又 は ラ ン プ の 電 圧 ・ 電 流 の 低 歪 化 に 関 す る 論 文 発 表 が 最 も 件 数 が 多 く 65%を 占 め 、 次 い で 音 響 的 共 鳴 現 象 の 回 避 が 26%と な っ て い る 。 第 2- 28 図 の 特 許 出 願 に お け る 傾 向 と は 異 な っ て い る 。 発 表 件 数 推 移 を 見 る と 、 低 歪 み 化 は 1998 年 に 発 表 件 数 が ピ ー ク を も ち 、 そ の 後 減 少 す る が 、ほ ぼ 年 間 20 件 程 度 の 論 文 発 表 が あ る 。世 界 の 論 文 発 表 件 数 が 1998 年 に ピ ー ク を も ち そ の 後 減 少 す る の は 、低 歪 み 化 を 目 的 と し た 論 文 の 発 表 件 数 の 動 向 と 関 連 が あ る 。 す な わ ち 、高 調 波 問 題 へ の 対 応（ 力 率 改 善 な ど ）と 考 え ら れ る 。ま た 、音 響 的 共 鳴 現 象 の 回 避 に つ い て は 1999 年 に 一 旦 減 少 し た 後 、 再 び 大 き く 増 加 に 転 じ て い る 。
第 5- 12 図 「 点 灯 の 均 一 化 ・ 安 定 化 」 の 細 目 別 論 文 発 表 件 数 推 移 第 5- 11 図 「 点 灯 の 均 一 化 ・ 安 定 化 」 の 細 目 別 論 文 発 表 件 数
（ n=279）
調 光 に 関 す る 目 的・効 果 別 の 論 文 発 表 件 数 を 第 5- 13 図 に 、そ の 論 文 発 表 件 数 推 移 を 第 5- 14 図 に 、 発 表 者 国 籍 別 の 調 光 に 関 す る 目 的 ・ 効 果 別 の 論 文 発 表 件 数 を 第 5- 15 図 に 示 す 。 深 調 光 に 関 す る 論 文 発 表 件 数 が 40%を 占 め 、ち ら つ き 防 止 を 目 的 と し た 論 文 は 7%と 少 な い 。 調 光 に 関 す る 目 的・効 果 に 言 及 す る 論 文 発 表 件 数 は 増 加 し て い る 。深 調 光 に 関 す る 論 文 発 表
0 5 10 15 20 25 30
1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 論文発表年
論 文 発 表 件 数
輝度ムラ防止 音響的共鳴現象
低温における安定点灯 ちらつきの改善
立ち消え防止（不点灯防止） 電源又はランプの電圧・電流の低歪化
無負荷時又は負荷変化時の動作安定
電 源 又 は ランプの 電 圧 ・電 流 の 低 歪 化
64.9%
立 ち消 え防 止
（不 点 灯 防 止 ）0.4%
音 響 的 共 鳴 現 象 25.8%
低 温 における安 定 点 灯 1.1%
ちらつきの 改 善 2.5%
輝 度 ム ラ防 止 3.9%
無 負 荷 時 又 は 負 荷 変 化 時 の 動 作 安 定
1.4%
件 数 は 2001 年 ま で 増 加 し て い る 。ア ジ ア か ら の 発 表 件 数 が 多 い 。全 体 的 に 件 数 は 少 な い が 、 特 許 出 願 （ 第 2- 30 図 参 照 ） と 同 様 な 傾 向 で あ る 。
第 5- 13 図 調 光 に 関 す る 目 的 ・ 効 果 別 の 論 文 発 表 件 数 （ n=77）
調光時のちらつき防止 6. 5%
調光全般 51. 9%
操作量と光出力の関係 1. 3%
深調光 40. 3%
第 5- 14 図 調 光 に 関 す る 目 的 ・ 効 果 別 の 論 文 発 表 件 数 推 移
0 5 10 15
調光に関する目的・効果（全体） 調光時のちらつき防止
深調光 操作量と光出力の関係
調光全般 20
1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 002 2003 2004 論文発表年
論 文 発 表 件 数
2
第 5- 15 図 発 表 者 国 籍 別 の 調 光 に 関 す る 目 的 ・ 効 果 別 の 論 文 発 表 件 数
1
1
1
1
1
9
3
3
13
3
1
8
8
2
14
8
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
日本 ( n=18) 欧州 ( n=12) 米国 ( n= 6) アジア ( n=29) その他 ( n=12)
調光時のちらつき防止 深調光 操作量と光出力の関係 調光全般
４ ． 回 路 構 成 部 別 の 論 文 発 表 状 況
回 路 構 成 部 別 の 論 文 発 表 件 数 を 第5- 16 図 に 、 そ の 論 文 発 表 件 数 推 移 を 第 5- 17 図 に 示 す 。 第 5- 16 図 に よ れ ば 、イ ン バ − タ 部 に 関 す る 論 文 発 表 件 数 が 最 も 多 く 38％ 、制 御 方 法 が 32％
と 両 者 で 大 半 を 占 め て い る 。 次 い で 安 定 回 路 部 7％ 、 整 流 ・ 平 滑 部 6％ 、 制 御 部 、 検 出 部 、 ス タ − タ 部 ・ イ グ ナ イ タ 部 、 DC- DC コ ン バ − タ と も 4％ 、 予 熱 回 路 部 1％ で あ る 。 第 2- 31 図 に 示 し た 特 許 の 回 路 構 成 別 出 願 件 数 と 比 較 す る と 、論 文 の 場 合 、イ ン バ ー タ に 特 化 し た 発 表 が 多 い と 言 え る 。 次 に 第 5- 17図 の 件 数 推 移 を み る と 、 イ ン バ − タ と 制 御 方 法 の 論 文 発 表 件 数 推 移 は 、論 文 全 体 の 件 数 推 移 と 連 動 し て い る が 、こ れ 以 外 の 回 路 構 成 部 は 、件 数 も 少 な く 、 整 流 ・ 平 滑 部 の み が 全 体 の 件 数 推 移 と 連 動 し て い る 。 一 方 、 検 出 部 、 DC- DC コ ン バ − タ 、制 御 部 の 論 文 発 表 件 数 は そ れ ぞ れ 増 加 し て い る 。
第 5- 18 図 に 発 表 者 国 籍 別 の 回 路 構 成 部 別 の 論 文 発 表 件 数 を 示 す 。 各 回 路 構 成 別 で は 、 日 本 は 、整 流・平 滑 部 、イ ン バ ー タ 、安 定 回 路 部 、ス タ ー タ 部・イ グ ナ イ タ 部 、制 御 方 法 に お い て 論 文 発 表 件 数 比 率 が 最 も 高 く 、欧 州 は 、予 熱 回 路 部 で 、ア ジ ア は DC- DC コ ン バ ー タ 、検 出 部 、 制 御 部 で 発 表 件 数 比 率 が 最 も 高 い 。 件 数 推 移 で は 、 日 本 は 1999 年 以 降 全 て の 回 路 構 成 部 で 発 表 件 数 は 減 少 し て い る が 、 欧 州 で は 、 イ ン バ − タ 、 制 御 方 法 、 安 定 回 路 部 、 DC- DC コ ン バ − タ に お い て 発 表 件 数 が 増 加 し 、 ア ジ ア で は 、 整 流 ・ 平 滑 部 以 外 は 、 増 加 し て い る 。