第5章 目標に向けた取組み
目標1 利用者本位のサービスの実現のために
利用者自身がそれぞれのニーズにあったサービスを選択できる利用者本位のサー ビスの提供が求められています。そのため、適切な情報提供や身近な場所での相談体 制の整備を進めます。
また、認知症高齢者など判断能力が低下している人に対して、サービスの利用援助 を行う権利擁護体制を拡充するとともに、利用者が安心してサービスを選択できるよ う、引き続きサービスの質の確保・向上に取組みます。
(1)情報提供体制の拡充
市民が介護保険制度や福祉サービスを正しく理解し、サービスの適切な選択・利用 につながるよう、わかりやすい情報を提供していきます。その際、市の広報紙やホー ムページ、パンフレットなどさまざまな媒体を使って情報提供を行います。
①情報提供体制の整備
事業名 推進区分 内容
多 様 な 媒 体 を 使 っ た わ かりやすい情報の提供
充実 ・市の広報やホームページの活用、高齢者に対す る 福 祉 サ ー ビ ス の パ ン フ レ ッ ト を 発 行 す る な ど わかりやすい情報の提供に心がけ、制度やサービ スの内容の周知に努めます。
・特に高齢者にわかりやすい新しい情報提供手段 の検討を行うなど、さまざまな媒体、方法による 情報提供を進めます。
・介護保険制度に関する説明会や相談会を継続し て行い、理解を広げていきます。
(2)相談体制・権利擁護事業の拡充
利用者がその人にあった適切なサービスを利用できるよう、市の窓口や地域包括 支援センター及び各在宅介護支援センターなどの相談体制を整備するとともに、高齢 者見守りネットワークを通じ、民間事業者や地域住民などと連携して地域での相談体 制を強化します。
また、判断能力が低下している高齢者の権利擁護や生活を守る体制を拡充します。
①相談援助体制の充実
事業名 推進区分 内容
福祉の総合相談体制 継続 ・福祉に関する多様で複雑な相談、高齢者等の権 利擁護などの相談を受け止め、具体的な対応を行 うワンストップサービスで、総合相談型の相談体 制を構築します。
地域での多様な相談体 制の整備
継続 ・地域包括支援センターでの相談体制を充実しま す。
・在宅介護支援センターを中心とした、地域での 多様な相談援助体制の整備を支援します。
②権利擁護体制の充実
事業名 推進区分 内容
福 祉 サ ー ビ ス 利 用 総 合 支援事業
充実 ・サービスの適切な利用を支援したり、認知症高 齢者等、判断能力が不十分な人などに対して、成 年後見制度の利用支援や助言を行う、福祉サービ ス利用総合支援事業を充実します。
(3)サービスの質の確保・向上
サービスの内容と質を確保・向上するため、介護サービス事業者に対して東京都 福祉サービス第三者評価の受審を促進します。第三者評価の受審結果や公表を義務付 けられている介護サービス情報の公表結果を広く市民に提供し、利用者自らがサービ スを選択できるよう支援します。
①福祉サービス第三者評価制度の普及・促進
事業名 推進区分 内容
福 祉 サ ー ビ ス 第 三 者 評 価制度の普及・促進
充実 ・評価機関がサービス提供事業者のサービス内容 などを評価し、公表する福祉サービス第三者評価 制度の普及を促進します。
②事業者への支援
事業名 推進区分 内容
サ ー ビ ス 提 供 事 業 者 の 各種研修事業への支援
継続 ・サービス提供事業者の効率的な運営の確保と研 さんを促進するため、府中市人材育成センターで 行う研修事業を定期的に開催します。
ケ ア マ ネ ジ ャ ー へ の 情 報提供
推進 ・ケアマネジャーへの情報提供体制を充実し、利 用 者 の 希 望 を 的 確 に ケ ア プ ラ ン に 反 映 で き る よ うにします。
・ケアマネジャーの能力向上に向けた研修を支援 します。
介 護 保 険 ケ ア プ ラ ン 指 導の実施
継続 ・ケアプランに基づいた、介護サービスの質的向 上と適切な実施のため、ケアプラン指導研修を実 施し、評価・指導を行います。
目標2 介護予防を進めるために
府中市では、高齢者が住み慣れた地域でいつまでもいきいきと暮らせるよう、介 護予防を重点施策として取り組んできました。今後も、介護予防体制を一層強化し、
身体状況の様々な段階の介護予防について、継続的・一体的にサービスを提供します。
また、市では病気の早期発見のための健康診査や各種検診、健康相談の実施など、
幅広く市民の健康づくりに取り組んできました。
平成 20 年度から大きく再編された老人保健事業への対応に取組みます。
(1)介護予防体制の強化
介護予防については、生活機能低下の早期発見、相談、サービス提供、それぞれ の取組みを連続的に提供する仕組みを構築し、効果的な施策を推進します。地域支援 事業等の介護予防事業とあわせ、要支援者対象の予防給付(新予防給付)までを視野 に入れて、身体状況のさまざまな段階における介護予防について、継続的・一体的に 施策を展開します。
①地域包括支援センターの段階的整備・充実
事業名 推進区分 内容
地 域 包 括 支 援 セ ン タ ー の段階的整備・充実
充実 地域包括支援センターを増設し、要支援者の予防 給付をはじめ、高齢者が住みなれた地域で尊厳あ る 自 立 し た 生 活 を 継 続 す る こ と が で き る よ う 介 護予防事業を推進します。
②いきいきプラザを中心とした介護予防事業の推進
事業名 推進区分 内容
い き い き プ ラ ザ ( 介 護 予 防 推 進 セ ン タ ー ) に おける介護予防事業
推進 ・節目健診を取り入れた介護予防健診を実施しま す。
・介護予防健診の結果により各高齢者の状態に応 じた介護予防プログラムを実施します。
・介護予防に関する相談を実施します。
・介護予防に関する人材や地域資源等の情報を集 約し地域の介護予防活動を支援します。
・地域包括支援センター、介護予防コーディネー ターと連携し、介護予防事業を実施します。
事業名 推進区分 内容 介 護 予 防 コ ー デ ィ ネ ー
ター活動
推進 ・身近な地域で介護予防のPRや介護予防健診、
相談を実施します。
・地域で自主グループ活動など介護予防の取り組 みを支えるキーパーソンとして活動します。
地域デイサービス 継続 ・ 地域住民の積極的な参加を求め、自立支援対 策としての地域デイサービスを、介護保険制 度 に お け る 介 護 予 防 事 業 と の 連 携 を 図 り な がら、より地域に根ざしたサービスとして定 着するように支援します。
自主グループ支援 継続 地 域 で 介 護 予 防 に 取 り 組 む 自 主 グ ル ー プ 同 士 が 交 流 で き る 場 や 活 動 発 表 の 機 会 を つ く り 活 動 継 続の支援をします。
③高齢者福祉館の活用
事業名 推進区分 内容
高齢者福祉館 継続 ・市内11か所にある文化センターの高齢者福祉 館で、地域デイサービスや交流事業を実施し、高 齢者の介護予防の拠点として活用します。
(2)地域支援事業
①介護予防事業の実施
事業名 推進区分 内容
介護予防事業のPR 推進 ・パンフレットやビデオ等により、介護予防事業 の必要性や大切さのPRを行います。
・介護予防体操を普及し介護予防の取り組みのき っかけ作りをします。
介 護 予 防 サ ー ビ ス の 提 供
継続 ・介護予防健診や生活機能評価で要支援・要介護 に な る お そ れ の あ る 市 民 を 対 象 に 身 近 な 地 域 で 介護予防サービスを提供します。必要な方には介 護 予 防 マ ネ ジ メ ン ト を 実 施 し 評 価 を 行 っ て い き ます。
人材育成 継続 地 域 で 自 主 グ ル ー プ 支 援 な ど 介 護 予 防 の 活 動 を 行う人材を育成する研修をします。研修を終了し た方が、活動できるように活動の場の提供や相談 窓口の設置をしていきます。
②包括的支援事業の実施
事業名 推進区分 内容
総合福祉相談・支援事 業の実施
推進 ・地域の高齢者の実態を把握します。
・介護以外の生活支援サービスとの調整を図りま す。
地域ケア支援事業の実 施
推進 ・支援困難事例に関するケアマネジャーへの助言 を行います。
・地域のケアマネジャーのネットワークをつくり ます。
権利擁護体制の整備 推進 ・判断能力が低下している方などに対し、成年後 見 制 度 の 利 用 支 援 や 助 言 を 行 う 福 祉 サ ー ビ ス 利 用 総 合 支 援 事 業 と 連 携 を と り な が ら 支 援 に つ な げます。
・身寄りの無い方の施設入所等の、介護サービス 利用を支援します。
・見守りネットワークと連携をとり、虐待の予防、
早期発見を行います。
(3)健康管理体制の強化
高齢者ができるだけ長く元気で活動的に暮らすためには、日ごろから健康に対す る意識を高め、正しい生活習慣を身につけることが大切です。
老人保健事業が見直され、新たな高齢者医療制度により、平成 20 年度から、40 歳から 74 歳までは生活習慣病(メタボリックシンドローム)予防・早期発見、65 歳以上の高齢者は、生活機能低下の予防という、世代に応じた目標が示されました。
新たな医療制度に基づき、病気の早期発見・早期治療と生活習慣病予防、生活機能低 下の予防など健康管理体制の強化に取組みます。
①病気の早期発見
事業名 推進区分 内容
特 定 健 診 ・ 特 定 保 健 指 導
新規 ・40~74歳の被保険者に対し、メタボリックシ ンドロームに着目して、糖尿病等の生活習慣病有 病 者 及 び 予 備 群 を 抽 出 す る た め の 健 診 を 実 施 し ます。
・健診の結果、生活習慣病のリスクが一定程度高 いと判定された方に対し、面談や電話等によって 特定保健指導を行います。