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2.4 画像・音声に関する設定を行う[カメラ]

2.4.4 画質調整、フォーカス、バックフォーカス、EX光学ズーム、プライバシーゾーン、

2.4.4.1 画質の調整を行う(画質調整画面)

カメラページの[画質]タブで、「画質調整」の[詳細設定へ>>]ボタンをクリックします。(®89 ページ)

画質の設定は別ウインドウで表示された設定画面で行います。値を変更すると、[画質]タブに表示されて いる画像にも、変更した内容が反映されます。

• [スーパーダイナミック]

スーパーダイナミック機能を働かせるかどうかをOn(High)/On(Normal)/Offで設定します。

「撮像モード」が「2メガピクセル[16:9](60fpsモード)」または「1.3メガピクセル[16:9](60fps モード)」のときは設定できません。

スーパーダイナミックについて詳しくは92 ページをお読みください。

On(High):スーパーダイナミック機能を働かせます。On(High)では、コントラストを重視して階 調を補正します。

On(Normal):スーパーダイナミック機能を働かせます。On(Normal)では、感度を重視して階調 を補正します。

Off:スーパーダイナミック機能を停止します。

初期設定:On(Normal)

お知らせ

• 照明の条件によって次のような現象が見られるときは、「スーパーダイナミック」を「Off」に設 定してください。

– 画面のちらつきや色の変化が生じる場合 – 画面上の明るい部分にノイズが生じる場合

• 「光量制御モード」を「屋外撮影」または「フリッカレス」に設定しているときのみ設定できます。

スーパーダイナミックとは

撮影する場所の明るい部分と暗い部分の差が大きいと、カメラは明るい部分に合わせてレンズの絞りを 設定してしまうため、暗い部分が見えなくなってしまいます。逆に暗い部分にレンズの絞りを合わせる と、明るい部分が見えなくなってしまいます。

この明暗差が大きな被写体の明るい部分がよく見える映像と、暗い部分がよく見える映像をデジタル処 理で合成し、明るい部分も暗い部分も忠実に再現する機能をスーパーダイナミックといいます。

暗い場所が見えなかったり... 反対に、明るい場所が見えなかったり...

明るさの異なる2つの画像を デジタル処理してクリアに再現

• [顔連動制御]

顔連動制御設定では、人物の顔が暗くて見えにくい場合などに、顔検出機能とスーパーダイナミックを 連動させて、画像の顔部分を明るく見やすく補正することができます。

スーパーダイナミック機能を働かせるときに、顔連動制御を有効にするかどうかをOn/Offで設定します。

On:顔連動制御を働かせます。

Off:顔連動制御を停止します。

初期設定:Off お知らせ

• 「スーパーダイナミック」を「Off」に設定した場合は、顔連動制御は設定できません。

• [暗部補正]

暗部補正機能を有効にするかどうかをOn/Offで設定します。暗部補正機能を使用すると、画像の暗い 部分をデジタル画像処理によってより明るくすることができます。

On:暗部補正機能を有効にします。

Off:暗部補正機能を停止します。

初期設定:Off

重要

• 「暗部補正」を「On」に設定すると暗い部分のノイズが増えることがあり、また暗い部分と明る い部分の境界付近が、他の暗い部分・明るい部分よりも暗く、または明るく表示されることがあ ります。

お知らせ

• 「スーパーダイナミック」を「On(High)」、「On(Normal)」に設定した場合は、「暗部補正」

は設定できません。

• [逆光補正(BLC)]

逆光補正(BLC)機能を有効にするかどうかをOn/Offで設定します。「スーパーダイナミック」を「On

(High)」、「On(Normal)」に設定した場合は設定できません。

逆光補正機能は、画像のより明るい部分をマスクエリアとして設定することで逆光を補正します。

On:マスクエリアが自動で設定されます。

Off:マスクエリアは自動で設定されません。マスクエリアを手動で設定する必要があります。

初期設定:Off

• [マスクエリア]

「スーパーダイナミック」と「逆光補正(BLC)」を「Off」に設定すると、画像の明るい部分にマスクを かけて、逆光を補正できます。

マスクエリアの設定方法については、98 ページをお読みください。

• [光量制御モード]

光量制御を行うモードを以下から選択します。

屋外撮影:明るさ(照度)によって、電子シャッターと自動絞りを併用して光量を制御します。屋外な ど明るい被写体を撮影する場合は、この設定にします。蛍光灯下などではフリッカー(ちらつき)が発 生することがありますので、注意してください。

フリッカレス(50 Hz)/フリッカレス(60 Hz):蛍光灯によるフリッカー(ちらつき)を自動補正 します。地域によって50 Hz/60 Hzを使い分けます。

ELC SPN311 SPN310V SPN531 :電子シャッターを使用して光量を制御します。

固定シャッター:

– 「撮像モード」が「2メガピクセル[16:9](60fpsモード)」/「1.3メガピクセル[16:9](60fps モード)」に設定されている場合:

1/60固定/ 1/100固定/ 1/120固定/ 1/250固定/ 1/500固定/ 1/1000固定/ 1/2000 固定/ 1/4000固定/ 1/10000固定

– 「撮像モード」が「2メガピクセル[16:9](60fpsモード)」/「1.3メガピクセル[16:9](60fps モード)」以外に設定されている場合:

1/30固定/ 3/100固定/ 3/120固定/ 2/100固定/ 2/120固定/ 1/100固定/ 1/120固 定/ 1/250固定/ 1/500固定/ 1/1000固定/ 1/2000固定/ 1/4000固定/ 1/10000 固定

初期設定:屋外撮影 お知らせ

• シャッター速度を速くする(〜1/10000)と、動きの速い被写体でもぶれにくくなります。

• シャッター速度を速くすると、感度が落ちます。

• 「スーパーダイナミック」を「On(High)」、「On(Normal)」に設定している場合、「ELC」

SPN311 SPN310V SPN531 、「固定シャッター」は設定できません。「ELC」 SPN311 SPN310V

SPN531 、「固定シャッター」を設定する場合は、「スーパーダイナミック」を「Off」に設定し

てください。

• [ゲイン]

ゲインの調節方法を以下から選択します。

On(High)/On(Mid)/On(Low):被写体の照度が暗くなると、自動的にゲインが上がり画面を明るく します。()内のHigh/Mid/Lowはゲインのレベルです。

Off:ゲインを常に固定した状態で撮影します。

初期設定:On(High)

• [最長露光時間]

最長露光時間は、センサーの最長蓄積時間を調整します。設定できる値は以下のとおりです。

最大1/1000s/最大1/500s/最大1/250s/最大1/120s/最大2/120s/最大1/100s/最大 2/100s/最大1/60s/最大1/30s/最大2/30s/最大4/30s/最大6/30s/最大10/30s/最大 16/30s

初期設定:最大1/30s

重要

• 「最長露光時間」を「最大1/30s」より長い時間の値(最大2/30s/最大4/30s/最大6/30s/

最大10/30s/最大16/30s)に設定すると、フレームレートが下がります。また、画像内に ノイズおよび白い点(傷)が見える場合があります。

お知らせ

• 「最大1/60s」は、「撮像モード」を「2メガピクセル[16:9](60fpsモード)」/「1.3メガ ピクセル[16:9](60fpsモード)」に設定した場合のみ設定できます。

• 「撮像モード」を「2メガピクセル[16:9](60fpsモード)」/「1.3メガピクセル[16:9]

(60fpsモード)」に設定した場合、「最大2/100s」は設定できなくなります。

• 「最大1/120s」、「最大2/120s」は、「光量制御モード」を「フリッカレス60Hz」に設定した 場合のみ設定できます。

• 「最大16/30s」に設定すると、16倍までの間で自動的に電子感度を上げます。

• 「光量制御モード」を「固定シャッター」に設定した場合は設定できません。

• 「ゲイン」を「Off」に設定すると、「最大1/30s」より長い時間の値(最大2/30s/最大4/30s

/最大6/30s/最大10/30s/最大16/30s)は設定できなくなります。

「撮像モード」を「2メガピクセル[16:9](60fpsモード)」/「1.3メガピクセル[16:9]

(60fpsモード)」に設定した場合は、「最大1/30s」も設定できなくなります。

• 光量制御モードの設定によって、設定可能な値が変動します。

• [白黒切換] SFx311 SPN311 SPW311L SPN531

白黒画像とカラー画像の切り換え方法を以下から選択します。

Off:カラー画像が選択されます。

On:白黒画像が選択されます。

Auto1(Normal):画像の明るさ(照度)により、カラー画像と白黒画像が自動的に切り換わります。

光源が明るい場合はカラーモード、光源が暗い場合は白黒モードに切り換わります。

Auto2(IR Light):夜間時、近赤外線の光源を使用する場合に設定します。

Auto3(Super Chroma Compensation(SCC)):光源が暗い場合でもカラー画像を維持したい場 合に設定します。Super Chroma Compensation(SCC)機能によりAuto1(Normal)よりも低照度 までカラー画像を維持します。

初期設定:Auto1(Normal) SFx311 SPN311 SPN531 初期設定:Auto2(IR Light) SPW311L

Super Chroma Compensation(SCC)とは

被写体を忠実に撮像できないような照度が低い環境下でも独自の色補正技術を用いて忠実なカラー画像 を取得できる機能です。

お知らせ

• Auto3(Super Chroma Compensation(SCC))の設定は、色補正技術を使用しているため、

周囲の照明条件によって、色合いが実被写体と違って表示される場合があります。

• 白黒切り換え時、動作音が聞こえる場合がありますが異常ではありません。

• ライブ画ページの[明るさ]の[暗(−)]ボタンで画像を暗くすると、自動で白黒に切り換わ らないことがあります。

• [簡易白黒切換] SFN310J SPN310V

白黒画像とカラー画像の切り換え方法を以下から選択します。

Off:カラー画像が選択されます。

Auto:カメラの周囲の明るさ(照度)が約1.0 lx以下で白黒画像に切り換えます。なお、画像が切り換わ るまでに、時間がかかります。

初期設定:Off

• [レベル] SFx311 SPN311 SPW311L SPN531

カラー画像と白黒画像を切り換える明るさ(照度)のレベルを以下から選択します。

下記切り換わり照度はスーパーダイナミックが「Off」時の照度です。

High:カメラの周囲の明るさ(照度)が約2 lx以下で白黒画像に切り換わります。

Low:カメラの周囲の明るさ(照度)が約1 lx以下で白黒画像に切り換わります。

初期設定:High

• [切換時間] SFx311 SPN311 SPW311L SPN531

カラー画像と白黒画像を切り換えるまでの時間を以下から選択します。

2s/10s/30s/1min 初期設定:10s

• [IR LED Light] SPW311L

白黒画像時に内蔵の赤外線照明を使用するかどうか、および赤外線照明の強度を以下から選択します。

Off:赤外線照明は点灯しません。

Auto(High)/Auto(Mid)/Auto(Low):赤外線照明が点灯し、被写体の照度に合わせて自動的に画面 を明るくします。()内のHigh/Mid/Lowは赤外線照明の強度です。

初期設定:Auto(High)