第2章 地目別評価法
第1節 宅地
1. 画地の認定
(1) 画地認定の原則
画地とは、土地の利用状況に着目した区分単位であり、一画地の認定は、原則として 土地課税台帳及び土地補充課税台帳に登録された一筆の宅地とする。
(2) 画地認定の例外
次に掲げるもののうち、宅地相互間の評価の均衡上一筆をもって一画地とすることが 不適当であると認められるものについては、筆界の如何に関わらず、その一体をなすと 認められる範囲をもって、一画地として認定する。
なお、ここでいう宅地には、宅地に比準して評価する地目を含むものとする。
ア 同一利用画地
一筆の宅地又は隣接する二筆以上の宅地について、その形状及び利用状況等から みて、これを一体となしていると認められる部分に区分できる場合は、区分した宅 地毎に一画地とする。
<具体的な事例>
(ア) 数筆の宅地にわたり一個の建物がある場合
1 2 3 例……ビル敷地等
(イ) 数筆の宅地でそれらの筆ごとに一個又は数個の建物がある場合で同一使用者 が同一使用目的に利用している場合
1 3
例……母屋の他、倉庫、納屋、
2 離れ等のある農家 4 又は、数棟の建物のある
工場敷
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(ウ) 数筆の宅地で、いずれの筆の上に建物があるかを問わず、塀その他の仕切り により区切られた範囲を同一使用者が一体に利用していると認められる場合
1 2 例……資材置場のある広い工 資 材 場敷地、別荘等 置 場
塀
(エ) 敷地の一部に赤道が入っているが、一体利用している場合
1 2 例……調整区域内の農家敷地等
(オ) 一筆の宅地に二以上の建物が存する場合
1
例……集団的貸家、集団的借地 付の分譲住宅等
(カ) 所有者が違うが一体利用の駐車場等で現実に利用している場合
1 2
所有者 所有者 例……パチンコ店の駐車場 A B
(キ) 2筆以上の土地で用途の違う建物が建っている場合
1 2 例……自営業を営んでいる敷地等 (ただし、店舗と居宅の間に 明確な境がある場合は別画地)
工 場
居宅 店 舗
赤道
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(ク) 一筆の土地に併用住宅(1階店舗、2階居宅)が建っている場合
1
駐 例……長屋建店舗付き住宅等 車
場
(ケ)住宅敷地と駐車場との間に段差がある場合
1 2 ※段差の程度は問わず、利用状況に着目し、
駐車場は住宅敷地と一画地とする。
駐車場 段 差
(コ)住宅敷地と駐車場との間に塀その他の仕切りがある場合
1 2 ※塀その他の仕切りによりに分けられ ていても、住宅敷地と支障なく行き 駐車場 来できる場合は、一画地とする。
併用 住宅
33 イ 別利用画地
隣接又は近接する二筆以上の宅地について、同一所有者であっても、道路、塀そ の他の仕切り、段差、溝等の明確な区分がある等、その形状及び利用状況等からみ て、一体として利用されていない場合は、その区分される範囲ごとに一画地として 認定する。
<具体的な事例>
(ア) 同一利用状況にある土地の間に道路がある場合(赤道を無断使用している場 合を除く。)
1 道 2 例……居宅専用の駐車場が道路を 挟んだ向かい側にある場合
(イ) 数筆の土地で筆界に応じて塀その他の仕切りにより明確に区分されている場 合
1 2 1 2 3 駐
車 塀 場
(ウ) 現地は一体的な荒れ地(未利用)だが所有者が異なる場合
例… 未利用地
1 2 現地が一体利用の状況に 所有者A あれば一画地とする。
3 所有者C 所有者B
ウ 一部別利用画地(判定分けの課税分割)
一筆の土地が複数の異なる利用状況に分割できると客観的に認められる場合は、
それぞれその利用に供されている部分(場合により隣接する筆と合わせて)をもっ て一画地として認定する。
店 舗
居 宅
居 宅 駐
車 場 u 居
宅
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この場合、その利用状況により、分割した部分ごとに地目を認定することができ る。
<具体的な事例>
(ア) 一筆の土地を宅地と農地で利用している場合
1
畑 例……宅地、畑として利用 家庭菜園的なものは除く。
(イ) 道路になっている場合
1 例…公衆用道路として認定 分筆有り
→道路として地目認定(非課税)
分筆無し
→課税(登記地積で課税)
ただし、土地家屋調査士による測量図が あれば道路部分の面積を非課税