IoT・ビックデータ活用例(東京メトロアプリ)
6. 産業における破壊的イノベーション
~化学工業をケーススタディとして~
77
●化学(科学)
物質を構成している原子や分子に注目し、物質の成分組成・構造、その生成と分 解の反応および他物質との間に起こす反応が対象。
対象または目的により、無機化学・有機化学・生物化学・物理化学・分析化学・地 球化学・応用化学などに分けられる。
化学とは? デジタルとは?
●デジタル
情報を
0
と1
の数字の組み合わせ、あるいは、オンとオフで扱う情報表現方式。数値、文字、音声、画像などあらゆる物理的な量や状態をデジタルで表現できる。
伝送と記憶に対する劣化しないこと、再現性にあることが特徴。
●化学(工業)
化学反応を主要な生産工程とする工業。石油化学・肥料・セメント・化学薬品・染 料・合成樹脂などの工業。
●デジタル化
アナログ信号をデジタル・データに変換すること。
しかし・・・
●原料を「反応」や「分離」させることによって化学物質を生産
⇒「反応」(合成・分解 etc.
)、「分離」(蒸留・抽出・吸着etc.
)●生産プロセス
⇒「反応生成物」、「反応条件」、「反応空間」で決まる
化学工業の実現手法
●生産プロセスの決定要素とは?
「反応生成物」⇒原料と生成物としての製品
「反応条件」
⇒温度・圧力 etc.
「反応空間」
⇒反応の進行空間
ここにセンサー を設置する!79
出典:石油化学工業協会資料元に作成
化学工業プラントの例
センサーを設置!
【
IoT
の適用】80
化学工業のデジタル化とは?
●化学のデジタル化とは? 化学工業のデータ
●化学工業のデータをどう収集 / 蓄積 / 分析 / するのか?
化学プラントに(非接触)センサーをできるだけ付ける!
( IoT )
(非接触)センサーから収集されるデータを分析する!(
BigData
)(非接触)センサーから収集されるデータを蓄積する!(
BigData
)収集されるデータの相関関係を発見する!( AI )
81
化学のデジタル化とは?
STEP1 【 IoT の適用】
STEP2 【 Big Data 分析】
STEP3 【 AI の適用】
●化学(科学)のデータ
●化学(工業)のデータ
Big Data
収集●化学(科学)の収集データ
●化学(工業)の収集データ
Big data
分析●化学(科学)のデジタル化
●化学(工業)のデジタル化
解
(新合成法etc.
)解
(品質・安全性向上+コスト低減)タンパク質+候補化合物 複合体立体構造・相互作用
候補化合物の活性予測
ヒット率の向上
活性化合物の新規創出
化学(科学)のデジタル化(例:創薬における)
Protein Data Bank
PDBbind 化合物
活性データベース AI( Deep Learning )
83
●化学プラントに「
IoT/Big Data/AI
」を適用すること!化学(工業)のデジタル化
最新の分散制御システムおよび情報システムにより、
化学プラントを「IoT」でつなぎ
「
Big Data
分析」によって資産活用率を向上させ!「AI」による判断で
「品質+安全性」を向上させ、
「コストとリスク」を低減する!
●化学工業の課題
○熟練労働者の減少 ○コンプライアンス要件の増加 ○セキュリティ脅威の増加
化学プラントにおける課題と要因と対策とは?
●課題の根本的な要因と対策とは?
⇒老朽化が進む既存の分散制御システム (DCS:
Distributed Control System)ex.PLC
:Plogrammable Logic Controler )、ESD
:Emergency Shut Down)○故障多発・
MTTR
長期化・予期せぬダウンタイム・サポートコストの上昇○ベンダー依存によるオートメーション基準+計画の欠如
○
ROI
重視の技術への投資○サイバーセキュリティの脅威への対策
85
●化学プラントIoTシステム
◎プロセスオートメーションと情報システムを刷新することに全てがある!
生産性・安全性の向上とリスクとコストの低減は、どこにあるか?
⇒4つのポイント
○
IT
(Information Technology)とOT
(Operational Technology)の融合による プラント内情報のリアルタイム流通○人とモノ(センサー、プロセス
etc.
)の相互接続を実現○収集データのフル活用
○熟練者と初心者との情報・ノウハウ共有を実現
①リアルタイムでのプロセス+メンテナンス分析の実現
化学プラントIoTシステムの導入効果(その1)
②インテリジェント電気デバイス
(IED)
との相互接続⇒インテグレーテッド・エネルギー制御
⇒スマートプロセス装置+スマートスキッド機器などの情報活用
⇒強固なIT基盤の実現とスマートデバイスへの統合によるITシステムの
機能+性能⑤オペレータスキルによらない生産性の実現
④危険源の特定、各保護層適用、ライフサイクルの一括管理
③自律主機としてのタービン、ボイラー、コンプレッサ、ポンプ
etc
+協調スキッド⇒人手なしにシステムダウンと事故防止
87
「化学製品製造会社は、デジタル化を利用して、業務システムと製造システムの 統合、生産スペースの最適化、およびプロセスの再設計を行なうことで、最大
25%
の設備稼働率を得ることができる。」- 出典:2017 Chemical Industry Trends, PwC, 2017
化学プラントIoTシステムの導入効果(その2)
①品質のばらつきを最大
75%
低減②特定のエネルギーの消費を最大
20%
削減③スループットを最大
25%
向上④工程歩留まりの最大化
- 出典: Digital Transformation: Are Chemical Enterprises Ready? Deloitte, 2017
動力機関 物質科学
工業社会Ⅰ 工業社会Ⅱ
通信
/
半導体/
コンピュータ技術IoT/BigData/AI
技術情報社会Ⅰ 情報社会Ⅱ
(モノ)
(情報)
(資本家と労働者)
(生産者と消費者)
封建社会
(土地)
(領主と領民)
兵器・農機技術 テクノロジー
(規範)
社会
(プレイヤー)
新しい社会を創る
ここで改めて産業革命の本質とは?
第
1
次産業革命⇒第
2
次産業革命⇒第3次産業革命⇒
第
4
次産業革命⇒日本の勝敗
(○かXか?)
○
X
○
X
?
日本創生は、第
4
次産業革命への対応力にかかっている! 89第
1
章 第4
次産業革命は、日本創生の大チャンス――
日本が再び世界をリードするとき第
2
章IoT
がもたらす過去最大の成長――
「製造業のサービス化」でつながるビジネス第
3
章 企業にとってAI
は脅威か――
置き換えられない人材の条件第
4
章 フィンテックと金融の未来――
日本でも続々と育ち始めた企業・サービス第