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7. 特許 標準 イノベーション
1 めに
特許制度 イノベーションを促進する制度として 要 役割を果たして た し し近 年 その問題 いくつ 指摘されるように ている 例え 技術を利用する際に他者 持つ特許 しろ 害に ている という点 あり また特許の対象とするより 公 的資金 研究し成果 広く公開したほう よいと思われる分野において 特許を認めてい る とい たこと ある
バラーとアイゴンバーグの論文によ て アンチコモンゲとよ れる問題に関 心 集ま ている シeller a事d Eise事パerブん 1エエ8 コモンゲの悲劇と 共有地や公海の よう 私的所有権 成立してい い場所において 資源 過度に使用されてしまう と いうことを指していわれる アンチコモンゲの問題 これと 逆に 私的財産権 過 剰に成立している場 資源の利用 困難に てしまう ということを指している 近年のいわゆるプロドテント政策の影響 あり 知識の生産の場において特許権という私 的 財産権 過剰に成立してしまい 技術の利用 妨 られているの い 本来 イノベーションに対するインセンテ゛ブを確保すると同時に普及を促す ということを通
てイノベーションを促進することを目的としている特許制度 しろ イノベーション を阻害する結果を たらしているの い という懸念 持たれているわけ ある
特に問題に るとされているの バイオにおけるオノム ケクリーニング 方法 のリサーチゼール のように 汎用性 高く 代暶性 小さい技術に特許 成立してい る場合 及びエヤクトロニクケ の分野 とつの製品に無数の特許 わ ている 場合 ある とりわけ後者について 技術標準 成立している場合に 標準に わる特 許を利用 いと 標準 機能不全に陥り 技術の利用 製品開発 進ま い事態 懸 念される また 特許の所有者としてこれま の自ら生産をおこ うメーカーに加えて 技術開発の をおこ い 生産 おこ わ いベンチホー企業や大学 ますます大 役 割を果たすように ると メーカー けの間の交渉と 異 た要因 入 てくる 例え
メーカー 最終製品市場 利潤を獲得するために相互にリーゲヂブル ライセンケ料 技術を相互に利用し合うインセンテ゛ブ あるのに対し ベンチホー企業 唯一の製品 技術 あるの 高 のライセンケを要求し メーカーとの利害 一致し い場合 出て くる 現実にこれらに対応するよう ォーケ 起こ ているとされており 特許制度とイ ノベーションをめ る問題点の一つと ている
1
このよう 問題に対して 一応 試験研究の例外規定 公益の観点 らの強制実施
の特許法上の制度 存在している 第①エ 条 第 エ年 条 またドテントンプール クロ ケライセンケ の慣行を通 た特許技術の相互利用 実行されているところ ある このよう 措置 十分 の う 問題 ある 新た 制度 例え 標準に わる特 許について強制実施を可能にさせる とい た制度 提案されている し し このよう
制度 発明へのインセンテ゛ブを確保するという特許法の根幹に わる問題を含ん おり 制度変更ということ あれ また国際的 調和の観点 当然考慮に入れた上 制度 を検討してい けれ ら い ポイント 一方 発明へのインセンテ゛ブを確保し つつ 他方 技術の利用を進めるために のよう 制度 いし慣行 望ましい と いう点にある
本稿 これらの問題に関連して 後者の技術標準と特許 イノベーションをめ る問題 について予備的 検討をおこ う ま 第1に 技術標準とイノベーションの関係につい てこれま の議論を整理するとと に若干のデータ 検討をおこ う 第 平に 生産をお こ わ 研究開発 けをおこ うベンチホー企業と 研究開発と生産を垂直統合して同一 の企業内 おこ うメーカーと 製品の生産に必要 要素技術をそれ れ所有している産 業において 技術を共有することを強制する制度を導入すると 産業のイノベーションに
のよう 影響 出る を理論モデル 検討する
標準とイノベーション
近年 技術標準の 要性 指摘される 自社の技術 業界の標準に れ その企業 大 利益を売ること る し し 公共的 観点 ら 標準 社会の構成を増加さ せる 否 要 ある とりわけ 技術に わる の ある けに 標準の設定 技 術進歩に のよう 影響を える という点 要 ある
標準 イノベーションを促進する 否 という点について包括的 統計的分析をおこ た のとして ケli事d (平00ィ) と ツズ 促epartme事t oフ ッrade a事d 同事dustry (平005) あ る これらの研究において 標準のケトック 存在している標準の数を勘定し それ 技術進歩 特許数 や生産性に える効果を検討している い れ 明確 因果関係 見い しておら 標準 技術革新を促進すると 阻害すると いえ い と言う結論 ある た し 後者において 標準 それ自体 要 技術情報 あり 古い時代に作成 された標準 効果 い 標準のケトックの年齢 要 ある という点を指摘している 点 興味深い
標準の決定と技術進歩の関係 また個別に検討する必要 ある 以下 日本の つの ォーケについて見て る す わ デネ゙クト 標準 ま た VッRの例と デグュー
VッRのォーケについて 1エ78 年にソニーの規格 ベータの市場シゟア %を ており さらに 1エ8ィ 年に %を ている 1エ88 年に ソニー ライバルの松下の 規格 ある VシSを併売するように り 最終的に 平00平 年に ソニー ベータの生産を中 止するに至 ている この間 1エ80 年代にビデオの世 普及率 % ら %超へ と急速に上昇した VッR における 平 社の特許数の推移を図1にしめした
他方 ネ゙クシプリのォーケ 同ッツ による規格の決定 おこ われたデグューヤの標 準の例 ある 1エ①8 年に 晃1 規格 1エ7① 年に 晃平 規格 さらに 1エ80 年に 晃年 規格 設定され ほとん の機器 相互利用 るように た ネ゙クシプリに関する代表的メーカーィ 社す わ リコー 松下 日本電気 キホノンの特許数の推移を図平 に示した
図 1 と図 平 を比較すると デグューヤのネ゙クシプリのォーケ 明ら に 機器の互 換性 確保された 1エ80 年初期に各社の特許数 爆発的に増加しているの 見て取れる 図 に しめされてい い 需要 生産 この時期に急拡大している これに対し デネ
゙クト 標準 ま た VッR の場合に 急速に普及した 1エ80 年代を通 て特許数 い 推移している 以上の観察 け ら 多くのこと 言え い デグューヤ 決ま た ネ゙クシプリの場合 共通化されることにより需要 拡大し 各社 研究開発に注力し 特許 増加した のと見られる この場合 規格 決ま た後 特許 多数出願される こと ら 表面的に 規格の決定 市場の拡大を促すとの期待 ら研究開発のインセン テ゛ブ 大 く り この分野に研究開発の資源 投下され 技術進歩につ たと見 ること よう 他方 規格 決ま た後の特許と規格に含まれる技術との関係 問 題に ること 考えられる
図-1 デファクトの場合の標準の決定と関連特許の推移(VTR)
0 20 40 60 80 100 120
1972 1974 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994
ソニー 松下電器
図-2 デジューレの場合の標準の決定と関連特許の推移(ファクシミリ)
0 100 200 300 400 500 600
1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 1981 1982 1983 1984 1985
リコー 松下 日本電気 キャノン
研究開発専業企業とメーカー ら る産業におけるライセンシング
標準技術に 通常 数多くの特許 関わ ている その所有者 多数存在し 近年 多 様性 増加している す わ 研究開発をおこ い 生産 おこ う垂直統合型の企業 に加え 研究開発専業の企業 大学 特許に関わる必須特許を所有しているォーケ 多い このよう 場合 メーカー 基本的に 最終製品の販売によ て利益を上 ること を目的としている 研究開発専業企業 最終製品を生産しておら 自らの所有する特 許のライセンケによ て収入を獲得しようとする このように異 るタイプの企業 混在 している場合に技術の開発と利用 ケムーゲに進 の あろう 本節 このよう 問 題を考える予備的 作業として 簡単 理論モデルを用いて検討をおこ う旧来 エヤクトロニクケ産業 において 技術開発と製品生産をと におこ う垂 直統合型企業 クロケライセンケ契約やドテントンプールを通 て技術をお互いに融通し 合うこと 多 た クロケライセンケ契約やドテントンプールのメリットとして取引費 用の削減 し し 挙 られる また Shapiro (平000) 完全に補完的 技術のドテン トンプール 限界性の緩和を通 て効率性を向上させ 特許の藪 問題 緩和される ことを示している
平
し し 近 年 こ の よ う 分 野 研 究 開 発 専 業 企 業 の 要 性 増 し て い る シall a事d ドiedo事isん 平001 研究開発専業企業 垂直統合型企業より 高いロイボルテ゛率を課す誘 因を持つ 製品生産の費用 関係各社 すべて生産 おこ ている場合と比べて高く る また グo予i a事d Naブao予a (平00ィ) 一般的に補完的 技術を持つ企業の一部 ドテン トンプールの外部に止まる誘因を有することを示しつつ 内部企業による報復の可能性 この問題をある程度解消すると議論した上 内部企業と外部企業の誘因 大 く乖 す ると報復のメカニゲム 上手く機能し いことを指摘している
そこ 必須技術についてある程度低廉 ロイボルテ゛率 の強制ライセンケを課す あるい 研究開発 成 した暁に ドテントンプールに加わることを事前にコプットさせ るとい た政策 論点として浮上する これま の議論 このよう 政策 研究開発 インセンテ゛ブを阻害するの 好ましく いという側面 強調されて た 晃ilパert a事d Shapiroん 1エエ①ん 他 以下 簡単 年 段階モデルを用い このよう 政策 実際に 総余剰の増加を たらす場合 あることを理論的に示す 垂直統合型企業と研究開発専業 企業 共存している場合 研究開発専業企業に対して必須技術について 合理的 ロ イ ボ ル テ ゛ 率 の 強 制 ラ イ セ ン ケ を 課 す あ る い 技 術 の 開 発 に 成 し た 暁 に ド テ ン トンプールに加入することをコプットさせると 研究開発専業企業の研究開発投資 多く