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特殊関係者の範囲

ドキュメント内 事業所税申告のしおり(yte) (ページ 38-43)

第三部 みなし共同事業

2. 特殊関係者の範囲

(1)個人である特殊関係者

判定対象者に対して特殊関係者となる個人は、次の“ア”から“オ”までのいず れかに該当するものとなります。 (図中網掛けが特殊関係者)

ア 判定対象者の配偶者、直系血族及び兄弟姉妹(令 56 の 21 ①、令5① 1 ) イ 判定対象者の親族(上記 “ア”を除く6親等以内の血族及び3親等以内の姻族

をいう。 )で、下記“ (ア) ”又は“ (イ) ”に該当する者(令 56 の 21 ①、令5① 2 )

(ア)判定対象者と生計を一にする者

(イ)判定対象者から受ける金銭等により生計を維持している者

ウ 判定対象者の使用人、友人、縁故者等(上記“ア”及び“イ”を除く。 )で、

判定対象者から受ける特別の金銭等により生計を維持している者(令 56 の 21

①、令5① 3 )

エ 個人で、下記“ (ア) ”又は“ (イ) ”に該当する者(令 56 の 21 ①、令5① 4 )

(ア) 判定対象者に特別の金銭等を提供して生計を維持させている個人 (上記 “ア”

及び“イ”に該当する者を除く。 )

(イ)上記“ (ア) ”の者と上記“ア”から“ウ”までの一に該当する関係がある個人

(特殊関係者を有する者) ((ア)に該当する特殊関係者)

オ 判定対象者が

同族会社である場合で下記“ (ア) ”又は“ (イ) ”に該当する者

(令 56 の 21 ①、令5① 5 )

(ア)同族会社の判定の基礎となった株主又は社員である個人

(イ)上記“ (ア) ”の者と上記“ア”から“エ”までの一に該当する関係がある個人

50%超

判定対象者 個人

ア 配偶者等 イ その他親族

ウ 使用人等

判定対象者

他の株主等 他の株主等 株主等(個人)

エに該当する者 ウ 使用人等 イ その他親族 ア 配偶者等

(特殊関係者を有する者)

((ア)に該当する特殊関係者)

((イ)に該当する特殊関係者)

((イ)に該当する特殊関係者)

*同族会社

1 同族会社の定義(法人税法第2条第10号)

同族会社とは、会社の株主等(その会社が自己の株式又は出資を有する場合は その会社を除く) の3人以下及びこれらと

(注3)

特殊な関係にある個人又は法人が、

(注4)

他の会社を支配している場合における当該他の会社とされています。

(注3) 「特殊な関係にある個人又は法人」とは、法人税法施行令第4条第1項に掲げる株 主等の親族・使用人等又は第2項各号に掲げる以下①~③の会社をいいます。

① 同族会社の判定の基礎となる株主等が他の会社を支配している場合の当該他の会社

② ①の株主等及び会社が他の会社を支配している場合の当該他の会社

③ ①及び②の株主等及び会社が他の会社を支配している場合の当該他の会社

(注4) 「他の会社を支配している場合」とは、他の会社の発行済株式又は出資(その有す る自己の株式又は出資を除く。 )の総数又は金額の

50%を超える数又は金額の株式

又は出資を有する場合のほか、法人税法施行令第4条第3項各号に掲げる場合をい います。

2 同族会社の判定

会 社 の一 の株 主等 と特 殊 な関 係に ある 個人 又 は法 人が ある 場合 は これ らを 一 つの株主グループとし、 当該会社の発行済株式の総数又は出資金額の合計等に占 める比率が最も高い株主又は株主グループから順位を付して、 その第1順位から 当該比率を順次加算し、 第3順位までにはじめて 50%を超える場合、 それまでの 株主又は株主グループを判定の基礎として、当該会社は同族会社となります。

したがって、 第1順位までで 50%を超えたときの第2順位及び第3順位、 第2 順位までで 50%を超えたときの第3順位の株主又は株主グループは、 その会社の 同族会社の判定の基礎には該当しないこととなります。

(2)法人である特殊関係者

判定対象者に対して特殊関係者となる法人は、次の“ア”又は“イ”に該当する 同族会社となります。 (図中網掛けが特殊関係者)

ア 判定対象者を判定の基礎として同族会社に該当する会社 (令 56 の 21 ①、 令5

① 6 )

イ 判定対象者が同族会社である場合において、 その判定の基礎となった株主又は 社員(これらの者と(1)の“ア”から“エ”までに該当する関係がある個人及 びこれらの者を判定の基礎として同族会社に該当する他の会社を含む。 )の全部 又は一部を判定の基礎として同族会社に該当する他の会社 (令 56 の 21 ①、 令5

① 7 )

この適用については出資等の関係が複雑な場合が多いため、 参考例を掲げます。

(例1) 同族会社の判定の基礎となる株主等の全部を判定の基礎として同族会社に該 当する他の会社

※ 判定対象者は甲・乙・丙を判定の基礎として同族会社となり、Bという特殊関係者を 有する者となりますが、一方で判定対象者はBに対する特殊関係者となります。 (相互 に特殊関係者を有する)

(例2) 同族会社の判定の基礎となる株主等の一部を判定の基礎として同族会社に該 当する他の会社

※ 判定対象者は甲・乙・丙を判定の基礎として同族会社であり、判定の基礎となる株主 等の一部である甲を判定の基礎として同族会社となるBは特殊関係者となります。

一方、Bから見た場合、判定対象者についてはBの同族会社の判定の基礎となる株主

等である甲だけでは判定対象者は同族会社とならないため、判定対象者はBの特殊関係 者にはなりません。

同族会社

他の株主等 他の株主等

判定対象者(株主等)

(特殊関係者を有する者)

(特殊関係者)

50%超

(特殊関係者を有する者) (特殊関係者)

50%以下

50%超

50%超

(特殊関係者を有する者) (特殊関係者)

50%超

株主等甲

株主等乙

B 同族会社 (判定の基礎は甲) 判定対象者

(判定の基礎は甲、乙、丙)

株主等丙

発行済株式の総数 又は出資金額の合計等に 占める比率(以下同じ)

判定対象者

(判定の基礎は甲、乙、丙)

株主等丙 株主等乙 株主等甲

B 同族会社

(判定の基礎は甲、乙、丙)

50%超

(例3) 判定対象者の同族会社の判定の基礎となる株主等の全部又は一部を判定の基 礎として同族会社となる他の会社を判定の基礎として同族会社となる他の会社

(図中C)

※ 判定対象者の同族会社の判定の基礎となる株主の一部である甲を判定の基礎として Bは同族会社であり、またCはBを判定の基礎とした同族会社であるため、B及びCは いずれも判定対象者の特殊関係者になります。

一方、Bから見た場合、CはBの特殊関係者となりますが、判定対象者についてはB

の同族会社の判定の基礎となる株主等である甲だけでは同族会社とならないため、Bの 特殊関係者にはなりません。

また、Cから見た場合、Cの同族会社の判定の基礎となる株主等であるBはC以外に

特殊関係者を有しないことから、Cは特殊関係者を有しないこととなります。

(例4)株主グループが同族会社の判定の基礎となる株主等となる場合

※ 上記の例では、判定対象者の発行済株式の総数又は出資金額の合計等に占める比率は BとCで50%超となりますが、BとCがいずれも甲を判定の基礎とした同族会社であ るため、甲がその比率を問わず判定対象者の株主等である場合は、甲・B・Cが一つの 株主グループとなって判定対象者の同族会社の判定の基礎となる株主等となります。こ のため、判定対象者は同グループを判定の基礎とする同族会社となります。

B・Cはいずれも判定対象者の同族会社の判定の基礎となる株主等の一部である甲を 判定の基礎とする同族会社であることから、判定対象者の株主であると同時に特殊関係 者となります。

したがって、判定対象者とB・Cは、相互に特殊関係者を有する者となります。

50%超

株主等甲

株主等乙

B 同族会社 (判定の基礎は甲) 判定対象者

(判定の基礎は甲、乙、丙)

(特殊関係者を有する者)

(例2で掲げた特殊関係者)

50%超

50%超

50%超

株主等甲

B 同族会社 (判定の基礎は甲)

C 同族会社 (判定の基礎は甲)

判定対象者 (判定の基礎は甲グループ)

50%超

(特殊関係者を有する者)

(特殊関係者)

50%超

甲の株主グループ

(特殊関係者)

C 同族会社 (判定の基礎はB)

(特殊関係者)

株主等丙

50%以下

50%以下

ドキュメント内 事業所税申告のしおり(yte) (ページ 38-43)