1 特定猟具使用禁止区域の指定
(1)方針
特定猟具使用に伴う危険の予防又は指定区域の静穏の保持のため、以下の区域を特定猟具使 用禁止区域に指定するよう努める。
① 銃猟に伴う危険を予防するための地区
銃猟による事故が頻発している地区、学校の所在する地区、病院の近傍、農林水産業上の 利用が恒常的に行われることにより人の所在する可能性が高い場所、レクリエーション等の 目的のため利用する者が多いと認められる場所、公道、都市計画法第4条第6項の都市計画 施設である公共空地等、市街地、人家稠密な場所及び多くの人が集まる場所が相当程度の広 がりをもって集中している場所、その他銃猟による事故発生のおそれのある区域
② 静穏を保持するための地区
法第9条第3項第4号に規定する指定区域(社寺境内及び墓地) ③ わな猟に伴う危険を予防するための地区
学校や通学路の周辺、子供の遊び場となっているような空き地及びその周辺、自然観察路、
野外レクリエーション等の目的のため利用する者が多いと認められる場所、その他わな猟に よる事故発生や錯誤捕獲のおそれの高い区域
(2)特定猟具使用禁止区域指定計画
単位:ha、箇所 (第15表)
本計画期間に指定する 本計画期間に区域拡大する
特定猟具禁止区域 特定猟具禁止区域
29年度 30 31 32 33 計(B) 29年度 30 31 32 33 計(C)
箇所 箇 所 - - - - - - - - - - - -
面積 変動面積 - - - - - - - - - - - -
箇所 箇 所 - - - - - - - - - - - -
面積 変動面積 - - - - - - - - - - - -
本計画期間に区域縮小する 本計画期間に廃止又は期間満了により 計画期間中 計画終了時の
特定猟具禁止区域 消滅する特定猟具禁止区域 の増△減* 特定猟具禁止
29年度 30 31 32 33 計(D) 29年度 30 31 32 33 計(E) 区域**
- - - - - - - - - - - - * 箇所数についてはB-E
- - - - - - - - - - - - 面積についてはB+C-D-E
- - - - - - - - - - - - **箇所数についてはA+B-E
- - - - - - - - - - - - - - 面積についてはA+B+C-D-E
0 166
0 200,374
- -
わな猟に伴 う危険を予 防するため の 区 域
(6) (1,375) 区 分
既指定特定 猟具使用禁 止区域 (A) 銃猟に伴う
危険を予防 するための 区 域
166 200,374
32
-(3)特定猟具使用禁止区域指定内訳
(第16表)
銃猟に伴う危険を予防するための区域 わな猟に伴う危険を予防するための区域
年度
特定猟具禁 止区域 指 定 所
在 地
特定猟具禁止区名称
(特定猟具名)
指定面 積 (ha)
指定期間 備考
特定猟 具禁止 区域指 定所在 地
特定猟 具禁止 区域名 称(特定 猟具名)
指定面 積 (ha)
指定期
間 備考
平成29年度赤穂郡上郡町 石堂・丸山特定猟具使用禁止区域
(銃器) 1,048 29.11.01~39.10.31 再指定 豊岡市 但馬空港 〃 452 29.11.01~39.10.31 再指定 豊岡市 豊岡・城崎円山川 〃 337 29.11.01~39.10.31 再指定
豊岡市 六方川 〃 8 29.11.01~39.10.31 再指定
姫路市 安富ダム 〃 23 29.11.01~39.10.31 再指定 朝来市 夜久野 〃 88 29.11.01~39.10.31 再指定 小野市 小野市樫山 〃 143 29.11.01~39.10.31 再指定 赤穂市 赤穂市大津 〃 240 29.11.01~39.10.31 再指定 加西市 加西市西部 〃 615 29.11.01~39.10.31 再指定 淡路市 常盤ダム 〃 12 29.11.01~39.10.31 再指定 小野市 小野市日吉 〃 34 29.11.01~39.10.31 再指定 小野市 小野市匠台 〃 287 29.11.01~39.10.31 再指定 小野市 小野市万勝寺 〃 148 29.11.01~39.10.31 再指定 豊岡市 野上 〃 232 29.11.01~39.10.31 再指定
丹波市 柏原川 〃 7 29.11.01~39.10.31 再指定
計 15箇所 3,674
平成30年度 篠山市 黒石ダム 〃 3 30.11.01~40.10.31 再指定 淡路市 あわじ花さじき 〃 35 30.11.01~40.10.31 再指定 南あわじ市 兵庫県鳴門海峡及び沼島 〃 10,000 30.11.01~40.10.31 再指定 三田市 三田 〃 7,849 30.11.01~40.10.31 再指定 神戸市 神戸市西区 〃 2,554 30.11.01~40.10.31 再指定 西脇市 鳴尾山 〃 143 30.11.01~40.10.31 再指定 小野市 小野中央 〃 1,075 30.11.01~40.10.31 再指定 丹波市 石生 〃 250 30.11.01~40.10.31 再指定 神戸市 有馬町 〃 100 30.11.01~40.10.31 再指定 姫路市 書写 〃 126 30.11.01~40.10.31 再指定 神崎郡神河
町 グリーンエコー笠形 〃 108 30.11.01~40.10.31 再指定 豊岡市 円山川公苑 〃 86 30.11.01~40.10.31 再指定 美方郡香美
町 矢田川 〃 37 30.11.01~40.10.31 再指定
養父市 鉢伏高原 〃 539 30.11.01~40.10.31 再指定 篠山市 今田南部 〃 70 30.11.01~40.10.31 再指定 宝塚市 宝塚西谷の森 〃 101 30.11.01~40.10.31 再指定 小野市 小野市小田上 〃 138 30.11.01~40.10.31 再指定 淡路市 北淡震災記念公園 〃 97 30.11.01~40.10.31 再指定 赤穂市 有年・周世 特定猟具使用禁止区域(銃器・くくりわな) 266 30.11.01~40.10.31 再指定
計 19箇所 23,577
平成31年度佐用郡佐用町 吾勝 特定猟具使用禁止区域(銃
器) 7 31.11.01~41.10.31 再指定
佐用郡佐用町 塩田 〃 63 31.11.01~41.10.31 再指定 丹波市 倉町野 〃 64 31.11.01~41.10.31 再指定 篠山市 篠山 〃 1,272 31.11.01~41.10.31 再指定 篠山市 篠山市武庫川 〃 60 31.11.01~41.10.31 再指定
加西市 北条 〃 432 31.11.01~41.10.31 再指定
加東市 永福・横谷 〃 430 31.11.01~41.10.31 再指定 小野市 小野市中谷町 〃 215 31.11.01~41.10.31 再指定
丹波市 三原 〃 545 31.11.01~41.10.31 再指定
姫路市 明神山 〃 137 31.11.01~41.10.31 再指定
計 10箇所 3,225
平成32年度 加西市 加西北部 特定猟具使用禁止区域(銃
器) 237 32.11.01~42.10.31 再指定
佐用郡佐用町 利神城 〃 148 32.11.01~42.10.31 再指定 佐用郡佐用町 大撫山 〃 1,035 32.11.01~42.10.31 再指定 朝来市 青倉山 〃 78 32.11.01~42.10.31 再指定 川辺郡猪名川町 猪名川 〃 1,790 32.11.01~42.10.31 再指定
神戸市 神出 〃 800 32.11.01~42.10.31 再指定
三木市 グリーンピア三木 〃 347 32.11.01~42.10.31 再指定 姫路市 雪彦山 〃 60 32.11.01~42.10.31 再指定 姫路市 城山 〃 155 32.11.01~42.10.31 再指定 神崎郡神河町 猪篠 〃 56 32.11.01~42.10.31 再指定 丹波市 市島町竹田川 〃 95 32.11.01~42.10.31 再指定
計 11箇所 4,801
平成33年度 加東市 高室池 特定猟具使用禁止区域(銃
器) 25 33.11.01~43.10.31 再指定
神戸市、芦屋市、西宮市、尼崎市阪神湾岸 〃 14,018 33.11.01~43.10.31 再指定
加東市 嬉野 〃 134 33.11.01~43.10.31 再指定
姫路市 寺CSR 〃 210 33.11.01~43.10.31 再指定 姫路市 打越緑台 〃 57 33.11.01~43.10.31 再指定
計 5箇所 14,444
同左
33 2 特定猟具使用制限区域の指定方針
法第 35 条第1項に規定する特定猟具の使用制限区域は、特定猟具の使用に伴う危険の予防又は 指定区域の静穏の保持のため、特定猟具の使用を許可制とすることが必要な区域について指定す ることができるとされており、人身や財産に対する危険防止の観点から、必要に応じ指定する。
3 指定猟法禁止区域 (1)方針
法第 15 条第1項に規定する指定猟法禁止区域については、地域の鳥獣の保護の見地からその
鳥獣の保護のために必要な区域であって環境大臣の指定する区域以外について指定する。
特に、鉛製銃弾による鳥獣の鉛中毒が生じるおそれのある区域が判明した場合には、鳥獣の 鉛中毒の状況等の現状を把握・分析し、関係機関及び土地所有者・占有者との調整を行いつつ、
必要に応じて指定猟法禁止区域の指定を進める。
また、鉛製銃弾以外であって、地域の鳥獣の保護の見地からその鳥獣の保護のために必要が
生じたときには、科学的かつ客観的な情報の収集・分析を行い、関係機関、土地所有者・占有 者との調整を行いつつ、必要に応じて指定猟法禁止区域の指定を進める。
(2)指定計画 ① 全体計画
(第17表)
年 度 指定猟法の種類 箇所数 面 積(ha) 備 考
平成 15 年度 鉛製散弾の使用禁止 1 140
② 個別計画
(第18表)
年 度 指定猟法の種類 区域名称 面 積
(ha) 存続期間 備 考 平成 15 年度 鉛製散弾の使用禁止 千刈水源池鉛散
弾使用禁止区域 140 指定なし
法第12条第2項 に基づく鉛製散 弾使用禁止区域 からの移行
34 4 猟区設定のための指導
(1)方針
狩猟鳥獣の生息数を確保しつつ安全な狩猟の実施を図る観点から、猟区設定の認可に当たっ ては次の点を十分考慮する。
① 狩猟免許を受けている者又は狩猟者団体からの協力を得ているなど、管理経営に必要な技 術と能力を有する場合に設定を認める。
② 会員制等特定の者のみが利用するような形態をとらず、本県へ狩猟者登録を行った多数の
狩猟者が公平かつ平等に利用できるよう担保されるものであること。
③ 隣接地で保護されている鳥獣資源に過度に依存することを予定とした地域設定は行わず、
猟区内での鳥獣の保護繁殖が適正に図られていること。
(2)設定指導の方法
猟区を活用した狩猟初心者の育成について、設定者は、必要に応じて狩猟団体等とも連携し、
積極的な取組を進める。
35