2.7.4.2.1.1.4 項に示した部分集団別の有害事象発現割合から内因性要因を検討した。 また、
「後期第 II 相臨床試験で CL の対象だった集団」の安全性について検討した。
2.7.4.5.1.1 性別
性別によって発現に偏りのある有害事象も見られたが、一定の傾向は見られなかった。
2.7.4.5.1.2 年齢
年齢が高くなると発現割合が高くなった有害事象はグレード 1 以上で「血中アルブミン 減少」であった。
2.7.4.5.1.3 糖尿病の合併
糖尿病の合併がある被験者は 37.8% ( 37/98 ) 、糖尿病用剤を併用していた被験者は 28.6%
( 28/98 )であり(表 2.7.4.7.1-1 参照) 、糖尿病の合併割合は高かった。
糖尿病の合併がある被験者、あるいは糖尿病用剤、糖尿病用剤のうちインスリン製剤、
スルフォニル尿素系製剤の併用があった被験者において発現割合が高かった有害事象はグ レード 1 以上、グレード 3 以上の「血中ブドウ糖増加」であった。糖尿病用剤のうちスル フォニル尿素系製剤の併用があった被験者においてグレード 3 以上の「 AST ( GOT )増加」
の発現割合が高かった。
2.7.4.5.1.4 投与前の肝機能
背景肝の状態が慢性肝炎あるいは肝線維症である被験者は 29.6% ( 29/98 ) 、肝硬変であ る被験者は 69.4% ( 68/98 )であった(表 2.7.4.7.1-1 参照) 。
肝硬変である被験者において、慢性肝炎あるいは肝線維症の被験者より発現割合が高か った有害事象は、グレード 1 以上で「白血球数減少」及び「好中球数減少」であった。
Child-Pugh 分類 B の被験者において、 Child-Pugh 分類 A の被験者より発現割合が高かっ た有害事象は、グレード 3 以上で「血中ビリルビン増加」及び「血中ブドウ糖増加」であ った。
投与前の AST ( GOT ) 、 ALT ( GPT ) 、総ビリルビン、血小板数について投与開始前のグ レードが高い被験者において発現割合の高かった有害事象はグレード 1 以上で「血小板数 減少」 、 「白血球数減少」 、 「単球百分率増加」 、 「血中アルブミン減少」及び「好中球数減少」
であった。グレード 3 以上では「 AST ( GOT )増加」 、 「血中ビリルビン増加」、 「好中球数 減少」及び「血小板数減少」であった。
2.7.4.5.1.5 投与前の腎機能
投与開始前のクレアチニンがグレード 1 以上の被験者はなかった。投与前 BUN がグレ
ード 1 以上(グレードは日本癌治療学会「副作用の記載様式」に基づく)であった被験者
は 2 試験で 2 例のみであった。
従って、開始時に腎機能の低下した被験者に対する投与経験が少なく、安全性は評価で きていない。
2.7.4.5.1.6 「後期第 II 相臨床試験追加調査で CL の対象であった集団」の安全性
後期第 II 相臨床試験に組み入れられた被験者に関して、各実施医療機関の治験責任医師 に「登録時点で CE が優先される被験者」であったか否かを調査した( 2.7.3.2 (3) 参照)。
後期第 II 相臨床試験の有効性及び安全性の解析対象集団 122 例(ミリプラチン投与群 83 例、ジノスタチン スチマラマー投与群 39 例)全例について調査結果が得られ、 「 CE が 優先される被験者(以下、 CE の対象であった被験者) 」以外の被験者(以下、 CL の対象 であった被験者)は 39 例(ミリプラチン投与群 27 例、ジノスタチン スチマラマー投与 群 12 例)であった。以下に CL の対象であった集団のミリプラチン投与群の安全性につい て要約した。
(1) 因果関係別の有害事象
後期第 II 相臨床試験で CL の対象であった集団の因果関係別有害事象発現割合を表 2.7.4.7.14-2 < 2.7.4.7 付 録 参 照 > 、 投 与 回 別 、 因 果 関 係 別 の 有 害 事 象 発 現 割 合 を 表 2.7.4.7.14-3 < 2.7.4.7 付録参照>に示した。また、ミリプラチン投与群、ジノスタチン ス チマラマー投与群のいずれかで全体の有害事象発現割合が 40% 以上のものを抜粋し、表 2.7.4.5.1-1 に示した。
CL の対象であった集団のミリプラチン投与群で発現割合が 60% 以上であったのは、 「発 熱」 100% ( 27/27 ) 、 「 CRP 増加」 96.3% ( 26/27 ) 、 「 NAG 増加」 85.2% ( 23/27 ) 、 「 AST ( GOT ) 増加」 81.5% ( 22/27 ) 、 「リンパ球百分率減少」 74.1% ( 20/27 ) 、 「好酸球百分率増加」 74.1%
( 20/27 ) 、 「血中ビリルビン増加」 70.4% ( 19/27 ) 、 「 LDH 増加」 70.4% ( 19/27 ) 、 「 ALT ( GPT ) 増加」 63.0% ( 17/27 )であった。
また、 2 回目投与における発現割合が 1 回目投与における発現割合より 20% 以上上昇し た事象はなく、 20% 以上低下した有害事象は「 CRP 増加」 〔 1 回目投与後 96.3% ( 26/27 ) 、 2 回目投与後 75.0% ( 12/16 ) 、以下同〕 、 「血中ビリルビン増加」 〔 59.3% ( 16/27 ) 、 31.3% ( 5/16 ) 〕 、
「 LDH 増加」 〔 59.3% ( 16/27 ) 、 37.5% ( 6/16 ) 〕 、 「嘔吐」 〔 51.9% ( 14/27 ) 、 25.0% ( 4/16 ) 〕 、
「プロトロンビン時間延長」 〔 44.4% ( 12/27 ) 、 18.8% ( 3/16 ) 〕 、 「好中球数減少」 〔 40.7% ( 11/27 ) 、
6.3% ( 1/16 ) 〕 、 「悪寒」 〔 33.3% ( 9/27 ) 、 12.5% ( 2/16 ) 〕であった。
表 2.7.4.5.1-1 後期第 II 相臨床試験追加調査で CL の対象であった集団の投与回別、因果関係別有害事象発現割合
(いずれかの投与群 40% 以上)
N N N N N N
胃腸障害 27 20(74.1% )19(70.4% ) 16 10(62.5% ) 8(50.0% ) 27 20(74.1% )19(70.4% ) 12 8(66.7% ) 8(66.7% ) 9 5(55.6% ) 5(55.6% ) 12 9(75.0% ) 9(75.0% ) 嘔吐 27 14(51.9% )14(51.9% ) 16 4(25.0% ) 4(25.0% ) 27 15(55.6% )15(55.6% ) 12 7(58.3% ) 7(58.3% ) 9 4(44.4% ) 4(44.4% ) 12 8(66.7% ) 8(66.7% ) 全身障害および投与局所様態 27 27(100% )27(100% ) 16 13(81.3% )13(81.3% ) 27 27( 100% )27( 100% ) 12 12( 100% )12( 100% ) 9 9(100% ) 9(100% ) 12 12( 100% )12( 100% ) 発熱 27 27(100% )27(100% ) 16 13(81.3% )13(81.3% ) 27 27( 100% )27( 100% ) 12 12( 100% )12( 100% ) 9 9(100% ) 9(100% ) 12 12( 100% )12( 100% ) 投与部位疼痛 27 10(37.0% )10(37.0% ) 16 7(43.8% ) 7(43.8% ) 27 12(44.4% )12(44.4% ) 12 3(25.0% ) 3(25.0% ) 9 4(44.4% ) 4(44.4% ) 12 5(41.7% ) 5(41.7% ) 悪寒 27 9(33.3% ) 8(29.6% ) 16 2(12.5% ) 1( 6.3% ) 27 10(37.0% ) 8(29.6% ) 12 8(66.7% ) 8(66.7% ) 9 4(44.4% ) 4(44.4% ) 12 9(75.0% ) 9(75.0% ) 倦怠感 27 7(25.9% ) 7(25.9% ) 16 5(31.3% ) 4(25.0% ) 27 9(33.3% ) 8(29.6% ) 12 3(25.0% ) 3(25.0% ) 9 6(66.7% ) 6(66.7% ) 12 6(50.0% ) 6(50.0% )
臨床検査 27 27(100% )27(100% ) 16 16( 100% )16(100% ) 27 27( 100% )27( 100% ) 12 12( 100% )12( 100% ) 9 9(100% ) 9(100% ) 12 12( 100% )12( 100% )
C-反応性蛋白増加 27 26(96.3% )26(96.3% ) 16 12(75.0% )12(75.0% ) 27 26(96.3% )26(96.3% ) 12 11(91.7% )11(91.7% ) 9 8(88.9% ) 8(88.9% ) 12 11(91.7% )11(91.7% ) β-NアセチルDグルコサミ
ニダーゼ増加 27 23(85.2% )23(85.2% ) 16 14(87.5% )14(87.5% ) 27 23(85.2% )23(85.2% ) 12 10(83.3% )10(83.3% ) 9 8(88.9% ) 8(88.9% ) 12 11(91.7% )11(91.7% ) アスパラギン酸アミノトラン
スフェラーゼ増加 27 21(77.8% )21(77.8% ) 16 10(62.5% )10(62.5% ) 27 22(81.5% )22(81.5% ) 12 8(66.7% ) 7(58.3% ) 9 7(77.8% ) 6(66.7% ) 12 10(83.3% ) 9(75.0% ) リンパ球百分率減少 27 19(70.4% ) 9(33.3% ) 16 12(75.0% ) 8(50.0% ) 27 20(74.1% )10(37.0% ) 12 8(66.7% ) 5(41.7% ) 9 8(88.9% ) 5(55.6% ) 12 10(83.3% ) 6(50.0% ) 好酸球百分率増加 27 20(74.1% )20(74.1% ) 16 10(62.5% )10(62.5% ) 27 20(74.1% )20(74.1% ) 12 4(33.3% ) 3(25.0% ) 9 5(55.6% ) 3(33.3% ) 12 6(50.0% ) 4(33.3% ) 血中ビリルビン増加 27 16(59.3% )15(55.6% ) 16 5(31.3% ) 4(25.0% ) 27 19(70.4% )17(63.0% ) 12 10(83.3% )10(83.3% ) 9 7(77.8% ) 7(77.8% ) 12 10(83.3% )10(83.3% ) 血中乳酸脱水素酵素増加 27 16(59.3% )14(51.9% ) 16 6(37.5% ) 5(31.3% ) 27 19(70.4% )17(63.0% ) 12 7(58.3% ) 6(50.0% ) 9 5(55.6% ) 5(55.6% ) 12 8(66.7% ) 7(58.3% ) アラニン・アミノトランス
フェラーゼ増加 27 17(63.0% )17(63.0% ) 16 7(43.8% ) 7(43.8% ) 27 17(63.0% )17(63.0% ) 12 7(58.3% ) 6(50.0% ) 9 6(66.7% ) 6(66.7% ) 12 8(66.7% ) 7(58.3% ) 血中ブドウ糖増加 27 15(55.6% ) 5(18.5% ) 16 7(43.8% ) 4(25.0% ) 27 16(59.3% ) 6(22.2% ) 12 3(25.0% ) 2(16.7% ) 9 5(55.6% ) 2(22.2% ) 12 6(50.0% ) 4(33.3% ) 尿中クレアチニン減少 27 12(44.4% )10(37.0% ) 16 9(56.3% ) 8(50.0% ) 27 14(51.9% )12(44.4% ) 12 6(50.0% ) 5(41.7% ) 9 5(55.6% ) 4(44.4% ) 12 9(75.0% ) 7(58.3% ) 尿中クレアチニン増加 27 12(44.4% )10(37.0% ) 16 8(50.0% ) 7(43.8% ) 27 14(51.9% )12(44.4% ) 12 3(25.0% ) 2(16.7% ) 9 5(55.6% ) 4(44.4% ) 12 5(41.7% ) 4(33.3% ) プロトロンビン時間延長 27 12(44.4% ) 9(33.3% ) 16 3(18.8% ) 3(18.8% ) 27 13(48.1% )10(37.0% ) 12 5(41.7% ) 3(25.0% ) 9 3(33.3% ) 2(22.2% ) 12 5(41.7% ) 3(25.0% ) 血小板数減少 27 12(44.4% ) 9(33.3% ) 16 5(31.3% ) 2(12.5% ) 27 13(48.1% ) 9(33.3% ) 12 9(75.0% ) 6(50.0% ) 9 8(88.9% ) 5(55.6% ) 12 10(83.3% ) 7(58.3% ) 単球百分率増加 27 13(48.1% ) 6(22.2% ) 16 5(31.3% ) 3(18.8% ) 27 13(48.1% ) 6(22.2% ) 12 8(66.7% ) 4(33.3% ) 9 8(88.9% ) 4(44.4% ) 12 9(75.0% ) 5(41.7% ) γ-グルタミルトランスフェ
ラーゼ増加 27 11(40.7% )11(40.7% ) 16 5(31.3% ) 5(31.3% ) 27 11(40.7% )11(40.7% ) 12 7(58.3% ) 7(58.3% ) 9 5(55.6% ) 5(55.6% ) 12 9(75.0% ) 9(75.0% ) 血中アルブミン減少 27 9(33.3% ) 8(29.6% ) 16 4(25.0% ) 3(18.8% ) 27 11(40.7% ) 9(33.3% ) 12 4(33.3% ) 3(25.0% ) 9 3(33.3% ) 2(22.2% ) 12 4(33.3% ) 3(25.0% ) 好中球数減少 27 11(40.7% ) 8(29.6% ) 16 1( 6.3% ) 27 11(40.7% ) 8(29.6% ) 12 3(25.0% ) 2(16.7% ) 9 2(22.2% ) 2(22.2% ) 12 4(33.3% ) 3(25.0% ) 赤血球数減少 27 11(40.7% ) 6(22.2% ) 16 4(25.0% ) 2(12.5% ) 27 11(40.7% ) 6(22.2% ) 12 1( 8.3% ) 1( 8.3% ) 9 2(22.2% ) 1(11.1% ) 12 2(16.7% ) 1( 8.3% ) 血中カルシウム減少 27 8(29.6% ) 4(14.8% ) 16 6(37.5% ) 4(25.0% ) 27 10(37.0% ) 5(18.5% ) 12 6(50.0% ) 4(33.3% ) 9 5(55.6% ) 1(11.1% ) 12 8(66.7% ) 4(33.3% ) 血中アルカリホスファターゼ
増加 27 8(29.6% ) 7(25.9% ) 16 5(31.3% ) 5(31.3% ) 27 9(33.3% ) 9(33.3% ) 12 5(41.7% ) 5(41.7% ) 9 7(77.8% ) 7(77.8% ) 12 9(75.0% ) 9(75.0% ) 尿中ウロビリン陽性 27 8(29.6% ) 7(25.9% ) 16 3(18.8% ) 2(12.5% ) 27 9(33.3% ) 7(25.9% ) 12 4(33.3% ) 3(25.0% ) 9 3(33.3% ) 2(22.2% ) 12 5(41.7% ) 4(33.3% ) 白血球数減少 27 9(33.3% ) 8(29.6% ) 16 3(18.8% ) 3(18.8% ) 27 9(33.3% ) 8(29.6% ) 12 5(41.7% ) 2(16.7% ) 9 5(55.6% ) 3(33.3% ) 12 8(66.7% ) 3(25.0% ) 総蛋白減少 27 8(29.6% ) 8(29.6% ) 16 3(18.8% ) 2(12.5% ) 27 8(29.6% ) 8(29.6% ) 12 4(33.3% ) 3(25.0% ) 9 2(22.2% ) 1(11.1% ) 12 5(41.7% ) 3(25.0% ) 好中球数増加 27 2( 7.4% ) 2( 7.4% ) 16 2(12.5% ) 2(12.5% ) 27 3(11.1% ) 3(11.1% ) 12 2(16.7% ) 2(16.7% ) 9 3(33.3% ) 3(33.3% ) 12 5(41.7% ) 5(41.7% ) 代謝および栄養障害 27 12(44.4% )10(37.0% ) 16 5(31.3% ) 4(25.0% ) 27 15(55.6% )12(44.4% ) 12 4(33.3% ) 4(33.3% ) 9 6(66.7% ) 6(66.7% ) 12 8(66.7% ) 8(66.7% ) 食欲不振 27 8(29.6% ) 8(29.6% ) 16 3(18.8% ) 3(18.8% ) 27 10(37.0% )10(37.0% ) 12 2(16.7% ) 2(16.7% ) 9 4(44.4% ) 4(44.4% ) 12 5(41.7% ) 5(41.7% ) 筋骨格系および結合組織障害 27 7(25.9% ) 4(14.8% ) 16 4(25.0% ) 2(12.5% ) 27 10(37.0% ) 5(18.5% ) 12 6(50.0% ) 4(33.3% ) 9 5(55.6% ) 4(44.4% ) 12 7(58.3% ) 5(41.7% ) 背部痛 27 5(18.5% ) 1( 3.7% ) 16 3(18.8% ) 1( 6.3% ) 27 8(29.6% ) 2( 7.4% ) 12 6(50.0% ) 2(16.7% ) 9 4(44.4% ) 2(22.2% ) 12 7(58.3% ) 3(25.0% ) 血管障害 27 6(22.2% ) 4(14.8% ) 16 2(12.5% ) 1( 6.3% ) 27 6(22.2% ) 4(14.8% ) 12 6(50.0% ) 6(50.0% ) 9 5(55.6% ) 5(55.6% ) 12 8(66.7% ) 8(66.7% ) 血管障害 24 9 24 9 4(44.4% ) 4(44.4% ) 6 4(66.7% ) 4(66.7% ) 9 6(66.7% ) 6(66.7% )
副作用
全体
1回目 2回目
有害事象 副作用 有害事象 副作用
ジノスタチンスチマラマー 有害事象
1回目 2回目 全体
有害事象 副作用 有害事象 副作用 有害事象
ミリプラチン 基本語
器官別大分類
副作用
表 2.7.4.7.14-3 よりミリプラチンあるいはジノスタチン スチマラマーの全体で発現割合が 40% 以上の有害事象を抜粋
2.7.4 臨床的安全性の概要 Page 93
(2) 重症度(グレード)別の有害事象
投与回別、グレード別有害事象発現割合を表 2.7.4.7.14-4 < 2.7.4.7 付録参照>に示した。
また、ミリプラチン投与群について、全体におけるグレード 3 以上の発現割合が 10% 以上 のものについて抜粋し、表 2.7.4.5.1-2 に示した。
ミリプラチン投与群において、 グレード 3 以上あるいは重度の有害事象発現割合は 63.0%
( 17/27 )であった(表 2.7.4.7.14-4 参照) 。
ミリプラチン投与群において、 1 回目投与でグレード 3 以上あるいは重度の発現割合が 10% 以上であったのは、 「 AST ( GOT )増加」 25.9% ( 7/27 ) 、 「 ALT ( GPT )増加」 25.9% ( 7/27 ) 、
「血中ビリルビン増加」 18.5% ( 5/27 )、 「血小板数減少」 11.1% %( 3/27 ) 、「血中ブドウ糖 増加」 11.1% ( 3/27 )であった。 2 回目投与後に発現割合が 10% 以上だったのは「 AST ( GOT ) 増加」 12.5% ( 2/16 ) 、 「 ALT ( GPT )増加」 12.5% ( 2/16 )であった。
表 2.7.4.5.1-2 後期第 II 相臨床試験追加調査で CL の対象であった集団の投与回別、
グレード別有害事象発現割合(ミリプラチン投与群) : 10% 以上
1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4
臨床検査
アスパラギン酸アミノトラン
スフェラーゼ増加 27 3 11 7 7( 25 9% ) 16 2 6 2 2( 12 5% ) 27 3 11 8 8( 29 6% ) アラニン・アミノトランス
フェラーゼ増加 27 3 7 6 1 7( 25 9% ) 16 1 4 2 2( 12 5% ) 27 3 7 6 1 7( 25 9% ) 血中ビリルビン増加 27 11 5 5( 18 5% ) 16 4 1 1( 6 3% ) 27 13 6 6( 22 2% ) 血小板数減少 27 7 2 3 3( 11 1% ) 16 5 27 8 2 3 3( 11 1% ) 血中ブドウ糖増加 27 6 6 3 3( 11 1% ) 16 2 5 27 5 8 3 3( 11 1% )
器官別大分類 基本語
グレード N
全体
1回目 2回目
N グレード グレード N
3以上 3以上 3以上
表 2.7.4.7.14-4 より全体でグレード 3 以上の発現割合が 10% 以上の有害事象抜粋
(3) 有害事象発現から回復までの期間
後期第 II 相臨床試験で CL の対象であった集団の主な有害事象の回復割合について、ミ リプラチン投与群に関して表 2.7.4.5.1-3 に示した。また、主な有害事象の回復期間につい て、ミリプラチン投与群に関して表 2.7.4.5.1-4 に示した。
主な有害事象は 2.7.4.2.1.1.3 項で解析を行った事象と同一事象を抽出し、また、回復割 合、回復期間の解析も同様に行った。
解析した 25 事象のうち、 回復割合が 80% を超えたのは 19 事象であったが、 「 NAG 増加」 、
「血中アルブミン減少」 、 「 ALP 増加」 、 「白血球数減少」、 「単球百分率増加」 、 「γ- GTP 増 加」の回復割合はそれぞれ 52.2% ( 12/23 ) 、 63.6% ( 7/11 ) 、 66.7% ( 6/9 ) 、 66.7% ( 6/9 ) 、 69.2%
( 9/13 ) 、 72.7% ( 8/11 )であった。
回復割合が 80% を超えた有害事象のうち、投与から回復するまでの日数(中央値)が 28
日を超えた事象は、 「好酸球百分率増加」 ( 56.0 日) 、 「血中ブドウ糖増加」 ( 59.0 日) 、 「尿中
クレアチニン減少」 ( 59.0 日) 、 「好中球数減少」( 72.0 日)であった。
表 2.7.4.5.1-3 主な有害事象の転帰と回復割合
:後期第 II 相臨床試験追加調査で CL の対象であった集団(ミリプラチン投与群)
回復 軽快 未回復 その他
胃腸障害 嘔吐 27 15 55.6 15 0 0 0 100
全身障害および投与局
所様態 悪寒 27 10 37.0 10 0 0 0 100
倦怠感 27 9 33.3 9 0 0 0 100
投与部位疼痛 27 12 44.4 12 0 0 0 100
発熱 27 27 100 27 0 0 0 100
臨床検査 C-反応性蛋白増加 27 26 96.3 21 0 5 0 80.8 アスパラギン酸アミノトラ
ンスフェラーゼ増加 27 22 81.5 19 0 3 0 86.4 アラニン・アミノトランス
フェラーゼ増加 27 17 63.0 15 0 2 0 88.2 プロトロンビン時間延長 27 13 48.1 11 0 2 0 84.6 リンパ球百分率減少 27 20 74.1 16 0 4 0 80.0 β-NアセチルDグルコサ
ミニダーゼ増加 27 23 85.2 12 0 11 0 52.2 γ-グルタミルトランス
フェラーゼ増加 27 11 40.7 8 0 3 0 72.7 血小板数減少 27 13 48.1 11 1 1 0 84.6 血中アルカリホスファター
ゼ増加 27 9 33.3 6 0 3 0 66.7
血中アルブミン減少 27 11 40.7 7 0 4 0 63.6 血中カルシウム減少 27 10 37.0 10 0 0 0 100 血中ビリルビン増加 27 19 70.4 16 1 2 0 84.2 血中ブドウ糖増加 27 16 59.3 13 0 3 0 81.3 血中乳酸脱水素酵素増加 27 19 70.4 17 0 2 0 89.5 好酸球百分率増加 27 20 74.1 18 0 2 0 90.0 好中球数減少 27 11 40.7 9 0 2 0 81.8 単球百分率増加 27 13 48.1 9 0 4 0 69.2 尿中クレアチニン減少 27 14 51.9 12 0 2 0 85.7 尿中クレアチニン増加 27 14 51.9 12 0 2 0 85.7 白血球数減少 27 9 33.3 6 1 2 0 66.7 転帰(N) 回復割合
(%)
発現割合
(%)
器官別大分類 基本語
解析 例数
発現 例数
「血管障害」はジノスタチン スチマラマー投与群のみ発現したため本表には記載していない
CTD 第 5 部: 5.3.5.1- 参 01 表 14 転載
表 2.7.4.5.1-4 主な有害事象の回復期間
:後期第 II 相臨床試験追加調査で CL の対象であった集団(ミリプラチン投与群)
1 2 3 4 無 最小値 中央値 最大値 最小値 中央値 最大値 Nd) 最小値 25%値 中央値 75%値 最大値
嘔吐 15 7 8 0 0 0 1 2 0 2 0 0 0 42 15 1 1 0 2 0 7 0 74
悪寒 10 8 2 0 0 0 1 1 0 2 1 3 0 32 10 2 5 0 14 5 17 0 37
倦怠感 9 7 2 0 0 0 1 1 0 2 0 2 0 23 9 2 3 0 8 0 16 0 45
投与部位疼痛 12 8 4 0 0 0 1 1 0 2 0 0 0 2 12 1 1 0 3 5 6 5 119
発熱 27 9 17 1 0 0 1 2 0 3 0 1 0 5 27 2 4 0 10 0 16 0 80
C-反応性蛋白増加 26 22 4 0 0 0 0 2 1 680 10 32 1 2 5 4 22 4 18 0 23 0 35 0 109 アスパラギン酸アミノト
ランスフェラーゼ増加 22 3 11 8 0 0 54 108 0 514 1 2 0 48 21 3 5 0 12 0 42 0 119 アラニン・アミノトラン
スフェラーゼ増加 17 3 7 6 1 0 49 122 0 1531 1 2 0 22 15 7 7 0 21 0 73 0 133 プロトロンビン時間延長 13 10 3 0 0 0 1 28 13 600 18 5 1 8 0 93 11 12 15 0 22 0 106 0 121 リンパ球百分率減少 20 19 1 0 0 0 6 7 14 2 25 1 2 0 14 18 3 7 0 16 0 30 0 138 β-NアセチルDグルコ
サミニダーゼ増加 23 21 2 0 0 0 8 18 00 58 7 3 7 0 20 17 14 26 0 52 0 76 0 140 γ-グルタミルトランス
フェラーゼ増加 11 9 2 0 0 0 73 165 0 958 5 14 0 64 10 14 33 0 43 5 71 0 133
血小板数減少 13 8 2 3 0 0 4 8 8 60 9 9 1 3 0 13 11 5 6 0 7 0 14 0 138
血中アルカリホスファ
ターゼ増加 9 6 2 1 0 0 333 415 0 1991 1 15 0 63 6 6 22 0 54 0 70 0 73
血中アルブミン減少 11 10 1 0 0 0 2 2 3 20 3 5 1 7 0 32 8 3 11 5 20 5 39 0 109 血中カルシウム減少 10 5 5 0 0 0 3 82 4 05 4 2 1 3 0 61 10 4 7 0 18 0 53 0 98 血中ビリルビン増加 19 0 13 6 0 0 1 1 1 60 3 4 1 2 0 27 16 3 4 5 7 0 13 5 106 血中ブドウ糖増加 16 5 8 3 0 0 117 168 0 288 1 14 5 69 14 7 30 0 59 0 69 0 76 血中乳酸脱水素酵素増加 19 17 2 0 0 0 232 294 0 799 1 3 0 64 17 3 7 0 14 0 45 0 93 好酸球百分率増加 20 18 2 0 0 0 6 1 10 05 40 3 2 6 5 22 19 6 33 0 56 0 73 0 140 好中球数減少 11 3 7 1 0 0 32 46 2 60 5 7 21 0 74 9 12 56 0 72 0 85 0 110
単球百分率増加 13 13 0 0 0 0 9 12 50 21 3 7 0 64 9 5 14 0 21 0 46 0 81
尿中クレアチニン減少 14 13 1 0 0 0 16 47 40 64 2 15 0 76 13 15 23 0 59 0 78 0 107 尿中クレアチニン増加 14 13 1 0 0 0 164 229 3 387 3 3 14 0 64 14 14 21 0 21 5 52 0 109 白血球数減少 9 4 5 0 0 0 2400 3350 0 3800 3 8 0 44 6 7 14 0 42 5 76 0 85
基本語
投与から回復するまでの日数 有害事象発現までの日数
Na)
最大グレードb)
最大グレード 又は最異常値c)