STEP 7 評価記録
口腔ケアについて
口腔ケアについて
●
口腔ケアの目的
1.誤嚥性肺炎の予防 2.口腔疾患の予防
3.QOLの向上
口腔ケアの内容
1. 食物残渣の除去 2. 歯垢の除去
3. 舌苔の除去
4. 口腔内マッサージ 5. 舌の運動
口腔ケアの効果
1. 口腔および咽頭の細菌数の減少 2 . 発熱の回数・期間の減少
3. 歯肉炎・口腔粘膜の炎症の減少 4. 口臭の軽減および摂食量の増加 5. 誤嚥性肺炎の予防
口腔ケア群と対照群の咽頭部
総細菌数の変化
口腔ケアによって嚥下反射の促す物質であるサブサタンスP(SP)の増加と嚥下するまでの 時間(LTSR)の短縮が認められた。 Yoshino,A,at al;Daily Oral Care and Risk Fsctors for Pneumonlsamong Elderly Nursing Home Patients JAMA 2001引用改定
サブスタンスP
嚥下までの時間
嚥下機能に対する器質的口腔ケアの効果
0%
5%
10%
15%
20%
対照群 ケア群
口腔ケアと誤嚥性肺炎
ー要介護高齢者における2年間の肺炎発生率ー
1 9 %
1 1 %
Yoneyama T et al:Lancet 354:515,1999
口腔ケアと誤嚥性肺炎
口腔内状態 評価法 望まし状態
①清掃状態:残存歯へ のデンタルプラークの付 着の評価指標
0:プラークがない
1:プラークが歯面の1/2未満 2:プラークが歯面の1/2以上
0~1の状態にあ る
②舌苔 0:なし 2:あり 0の状態にある
③口腔乾燥度 0:正常唾液湿潤1:唾液粘性亢進、
2:唾液中に泡が見られ乾燥している 3:粘膜にほとんど唾液が見られず著
明に乾燥している
0の状態にある
④口臭 0:なし 1:あり 0の状態にある
⑤口角炎 0:なし 1:あり 0の状態にある
⑥食物残差・薬の残留 0:なし 1:あり 0の状態にある
⑦義歯の汚れ 0:なし 1:あり 0の状態にある
口腔内状態の評価法
小括:口腔内吸引の技術及び関連するケア
口腔内吸引について
口腔内吸引は誤飲、誤嚥、肺炎等の防止、気道の 確保にきわめて重要である。
口腔内吸引実施ガイドラインに沿った技術の習得に 心がけることが大切である。口腔内ケアについて
口腔ケアは肺炎の原因となる口腔内細菌を減 少させるので、誤嚥性肺炎の予防に役立つ。
高齢者は咳反射、嚥下機能が低下しているので、誤 嚥に注意する。まとめ
看護職員と介護職員の協働
で肺炎を予防できる
鶴屋
吉田
3号 線
浄行寺
藤崎宮 白川公園
大甲橋 通町
8階→管理棟
7階→一般病棟(37床)医師5名 6階→療養病棟(42床)医師1名 5階→介護病棟(42床)医師1名 3,4階→老健なでしこ 医師1名 2階→健診センター 医師2名 1階→外来・検査部門
表参道吉田病院
水道丁
診療科目 (表参道吉田病院)
睡眠時無呼吸外来 禁煙外来
咳外来
女性乳腺内科
リハビリテーション科 がん免疫療法
呼吸器内科
アレルギー科
循環器内科
消化器内科
糖尿病内科
腫瘍内科
特別養護老人ホームの健康管理 ホーム A (定員 5 4名)
ホーム B (定員29名)
0 5 10 15 20 25 30 35 40
肺炎発症の推移
総数 肺炎
ホーム A における肺炎発生の推移
肺炎
A
看護師長採用A 看護師長による取り組み
介護職員との協働を積極的に行った
•
食事介助についてその人に合った姿勢を整える 注意しつつ食事介助を行う
トロミ食はトロミをつけすぎない
むせた場合の処置(タッピングや吸引)(看護師長)
・ 口腔ケアについて 食後すぐに行う
スポンジブラシを使用する
・身体保清について