mg/kg
,平均値は0.33 mg/kg
であった.稲わらを除く乾牧草等16
点中7
点から検出され(検出率
44 %
),検出されたものの最大値は0.88 mg/kg
,平均値は0.34 mg/kg
であった.いずれも管理基準値(
2 mg/kg
)を超えるものはなかった.稲わらでは
2
点全てから検出され,最大値は5.2 mg/kg,平均値は 3.9 mg/kg
であり,管理基準値(
7 mg/kg
)を超えるものはなかった.動物質性飼料では,魚粉では15
点全てから検出され,最大値は
8.3 mg/kg
,平均値は5.0 mg/kg
であった.原料混合肉骨粉1
点からは1.1
mg/kg
が検出された.いずれも管理基準値(魚粉は15 mg/kg,原料混合肉骨粉は 7 mg/kg)
を超えるものはなかった.
表
3
重金属等のモニタリング等の結果点数 検出率
(%)
最大値 (mg/kg)
平均値 (mg/kg)
配混合飼料53 38 72 0.26 0.09
乾牧草等18 12 67 0.31 0.11
魚粉15 15 100 1.6 0.82
肉骨粉1 1 100 0.09 0.09
総 計87 66 76 1.6 0.26
配混合飼料53 24 45 0.08 0.03
乾牧草等19 15 79 0.07 0.03
魚粉15 15 100 0.54 0.28
肉骨粉1 1 100 0.18 0.18
総 計88 55 63 0.54 0.10
配混合飼料53 9 17 2.5 0.6
乾牧草等
18 4 22 1.0 0.5
魚粉
15 5 33 1.4 0.6
肉骨粉
1 1 100 0.4 0.4
総 計
87 19 22 2.5 0.6
配混合飼料53 29 55 1.1 0.33
乾牧草等(稲わらを除く)16 7 44 0.88 0.34
7
稲わら2 2 100 5.2 3.9
魚粉
15 15 100 8.3 5.0
肉骨粉
1 1 100 1.1 1.1
総 計
87 54 62 8.3 1.8
カドミウム1 3 0.03
検出下限
(mg/kg)
モニタリング等の対象 成分
管理 基準値
(mg/kg)
モニタリング等の 対象試料
試料 点数
うち検出されたもの
水銀
0.4 1 0.01
ひ素
2
0.05 15
鉛
3 7 0.2
3)
農薬
飼料等
400
点に対し,省令基準値が定められている農薬35
成分及び省令基準値が定められ ていない農薬91
成分の計126
成分について,のべ49385
点のモニタリング等を実施した.そ の結果を表4
及び表5
に示した.省令基準値を超過したものはなかった.
全般に,とうもろこし,麦類及びその加工副産物を中心に有機リン系農薬の検出率が高く,
牧草では,検出率は低いものの多種類の農薬が検出された.結果の概要は以下のとおりであっ た.
i
クロルピリホスメチル省令基準値が定められている穀類
3
種類64
点について,モニタリング等を実施した結果,大麦,とうもろこし及びマイロからは検出されなかった.
また,配混合飼料を中心に省令基準値が定められていない飼料
330
点について,モニタリ ング等を実施した結果,13
点から検出された.その内訳は,ふすま39
点中8
点(検出率21
%
,最大値0.094 mg/kg
),小麦粉4
点中2
点(検出率50 %
,最大値0.033 mg/kg
),末粉3
点中1
点(検出率33 %
,0.043 mg/kg
),配混合飼料118
点中2
点(検出率1.7 %
,最大値0.50 mg/kg(成鶏飼育用))であった.
ii
ピリミホスメチル省令基準値が定められている穀類
3
種類64
点について,モニタリング等を実施した結果,大麦からは検出されなかった.とうもろこしは
58
点中7
点から検出され(検出率12 %
,最大値
0.27 mg/kg),マイロは 5
点中1
点から検出された(検出率20 %,0.087 mg/kg)が,
省令基準値を超えるものはなかった.
また,配混合飼料を中心に省令基準値が定められていない飼料
330
点について,モニタリ ング等を実施した結果,21
点から検出された.その内訳は,小麦グルテン酵素分解物2
点 中1
点(検出率50 %,0.13 mg/kg),配混合飼料 118
点中20
点(検出率17 %,最大値 0.14 mg/kg(肉豚肥育用))であった.
iii
フェニトロチオン省令基準値が定められている穀類
3
種類64
点及び牧草29
点について,モニタリング等を 実施した結果,大麦,マイロ及び牧草からは検出されなかった.とうもろこしでは58
点中3
点から検出(検出率5.2 %,最大値 0.057 mg/kg)されたが,省令基準値を超えるものはな
かった.また,配混合飼料を中心に省令基準値が定められていない飼料
301
点について,モニタリング等を実施した結果,2 点から検出された.その内訳は,コーングルテンフィード
19
点 中1
点(検出率5.3 %,0.037 mg/kg),配混合飼料 118
点中1
点(検出率0.8 %,0.030 mg/kg(種豚飼育用))であった.
iv
マラチオン省令基準値が定められている穀類
3
種類64
点及び牧草29
点について,モニタリング等を 実施した結果,大麦,マイロ及び牧草からは検出されなかった.とうもろこしでは58
点中4
点から検出(検出率6.9 %
,最大値0.064 mg/kg
)されたが、省令基準値を超えるものはな かった.また,配混合飼料を中心に省令基準値が定められていない飼料
301
点について,モニタリ ング等を実施した結果,12点から検出された.その内訳は,ふすま39
点中8
点(検出率21
%
,最大値0.063 mg/kg
),コーングルテンフィード19
点中2
点(検出率11 %
,最大値0.045 mg/kg
),コーングルテンミール11
点中1
点(検出率9.1 %
,0.038 mg/kg
),配混合 飼料118
点中1
点(検出率0.8 %,0.29 mg/kg(肉豚肥育用))であった.
v
その他の検出された農薬① 穀類
ビフェントリン(とうもろこし)及びプロピコナゾール(小麦及び末粉)
② 乾牧草
アトラジン(フェスク),シハロトリン(チモシー),デルタメトリン及びトラロメト リン(アルファルファ),ビフェントリン(ライグラス),プロピコナゾール(フェスク 及びライグラス)並びにペンディメタリン(クレイングラス)
③
原料
イソプロチオラン(米ぬか油かす),イマザピック(大豆油かす),クロルピリホス
(コーングルテンミール),ペルメトリン(ふすま)
④ 配混合飼料
クロルプロファム,デルタメトリン及びトラロメトリン並びにビフェントリン
表
4
農薬のモニタリング等の結果(省令基準値が定められている成分)点数 検出率
(%)
最大値
(mg/kg)
平均値
(mg/kg) γ -BHC
(リンデン) 配混合飼料(鶏・うずら、豚用)0.05 72 0 0
配混合飼料(牛等用)
0.4 46 0 0
牧草
0.4 29 0 0
基準値のない飼料 -
252 0 0
計 -
399 0 0
BHC
配混合飼料0.005 118 0 0
牧草
0.02 29 0 0
基準値のない飼料 -
252 0 0
計 -
399 0 0
DDT
配混合飼料0.1 118 0 0
牧草
0.1 29 0 0
基準値のない飼料 -
252 0 0
計 -
399 0 0
アトラジン 大麦
0.02 1 0 0
とうもろこし
0.2 58 0 0
マイロ
0.02 5 0 0
牧草
15 29 1 3.4 0.024 0.024
基準値のない飼料 -
301 0 0
計 -
394 1 0.3 0.024 0.024
アラクロール とうもろこし
0.02 58 0 0
マイロ
0.05 5 0 0
牧草
0.05 29 0 0
基準値のない飼料 -
307 0 0
計 -
399 0 0
アルドリン及び 配混合飼料
0.02 118 0 0
ディルドリン 牧草
0.02 29 0 0
基準値のない飼料 -
252 0 0
計 -
399 0 0
イソフェンホス とうもろこし
0.02 58 0 0
基準値のない飼料 -
341 0 0
計 -
399 0 0
イマザピック 大豆油かす
0.5 4 1 25 0.002 0.002 0.002
イマザピル 大豆油かす
7 4 0 0 0.002
エチオン 牧草
20 29 0 0
基準値のない飼料 -
370 0 0
計 -
399 0 0
エンドリン 配混合飼料
0.01 118 0 0
牧草
0.01 29 0 0
基準値のない飼料 -
252 0 0
計 -