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災害に強い都市環境の整備

ドキュメント内 地域防災計画 (ページ 37-62)

第2章 震災予防計画

第1節 災害に強い都市環境の整備

災害による被害を軽減し、拡大を予防するためには、防災空間の確保、交通ネットワ-ク の整備等により、災害に強い都市づくりを行うことが必要である。

ライフラインの途絶、交通網の遮断は、応急対策の実施や市民生活に多大な影響を与える こととなるため、これらの都市施設の安全化を図ることが重要である。

また、災害時に円滑な救援、救護活動を行うためには、防災拠点の整備を進めることが必 要である。

《災害に強い都市環境の整備に係る事項》

第1 災 害 に 強 い 都 市 づ く り

第2 都 市 施 設 の 安 全 化

第3 防 災 拠 点 の 整 備

第1 災害に強い都市づくり

本市は、防災都市づくりの推進、地盤災害の予防、防災空間の確保、交通ネットワ-ク の整備を行うことにより、災害に強い都市づくりを進める。

ここでは、災害に強い都市づくりの推進のために必要な施策を定める。

第1 災害に強い都市づくり 1 防 災 都 市 づ く り の 推 進

2 地 盤 災 害 の 予 防

3 防 災 空 間 の 確 保

4 交 通 ネ ッ ト ワ ー ク の 整 備

1 防災都市づくりの推進【都市整備部】

災害による被害を未然に防止することはもとより、被害を最小限にとどめるため、都 市の防災機能の強化を図っていく。

〈 現況 〉

市街地整備の状況(土地区画整理事業) (平成24年4月1日現在)

事 業 名 面積(ha) 事業期間 草加工業開発土地区画整理事業(埼玉県) 105.6 S 38 ~ S 40 草加八潮工業開発土地区画整理事業(埼玉県) 46.9 S 40 ~ S 43 瀬崎町土地区画整理事業(組合) 50.4 S 41 ~ S 56 谷塚町土地区画整理事業(組合) 12.0 S 49 ~ S 60 手代町土地区画整理事業(組合) 16.3 H 元 ~ H 16 谷塚上町土地区画整理事業(組合) 2.3 H 元 ~ H 5 遊馬町土地区画整理事業(組合) 3.1 H 6 ~ H 12 谷塚仲町土地区画整理事業(組合) 1.4 H 8 ~ H 14 稲荷町土地区画整理事業(草加市) 54.5 S 47 ~ H 8 氷川町(草加駅西側)土地区画整理事業(草加市) 34.1 S 49 ~ H 27 新田西部土地区画整理事業(草加市) 145.9 S 61 ~ H 26 遊馬町第二土地区画整理事業(個人) 0.9 H 19 ~ H 20 新田駅西口土地区画整理事業(草加市) 10.6 H 22 ~ H 37

市街地整備の状況(市街地再開発事業等) (平成24年4月1日現在)

事 業 名 面積(ha) 事業期間 草加駅東口第一種市街地再開発事業(草加市) 2.3 S62 ~ H 3 谷塚駅東口地区第一種市街地再開発事業(組合) 1.8 S59 ~ H 6 谷塚駅西口住宅街区整備事業(現 都市再生機構) 4.2 S60 ~ H 7 松原団地駅前西口地区開発事業(草加市、現 都市再生機構) 3.5 H 6 ~ H 13

都市計画防火地域及び準防火地域 (平成24年4月1日現在)

種 類 面 積(ha)

防火地域 17.7

準防火地域 2.3

地区計画 (平成24年4月1日現在)

地 区 面 積(ha) 松原団地駅西口地区 3.6 新田西部地区 145.9 稲荷一丁目地区 5.9 松原団地駅西側地区 54.0

〈 目標 〉

新規の市街地開発については、避難路や延焼遮断空間となる広幅員道路や緑道を配置し、

既存市街地は、計画的な市街地整備を進めるとともに、延焼防止に有効な建物の不燃化を 促進するため、防火、準防火地域の拡大を視野に入れ整備を図っていく。また、地区計画 等を活用し、壁面の位置の制限、垣又は柵の構造の制限等を定めることにより、防災性を 備えた都市づくりを誘導する。

2 地盤災害の予防【都市整備部】

地震による災害を未然に防止し、又は軽減するためには、その土地の地形、地質及び地 盤を十分に理解し、その他の自然特性に適した建築計画を推進していく必要がある。

本市は平坦な地形をしており、地質は軽弱な土質で構成される沖積層が卓越しており、

埼玉県地震被害想定調査報告書(平成19年)では、全体的に液状化危険度の高い地域 と予想されている。

〈 現況 〉

一般建築物の建設に際しては、建築物の構造・規模に応じて、個別に地盤調査を行って いる。

〈 目標 〉

一般建築物の建設に際し、建築主は、建築物の構造・規模にかかわらず、液状化対策を 施すなど、地盤災害の予防に努めるものとする。

3 防災空間の確保【都市整備部】

〈 現況 〉

都市公園及び広場・緑地は、平時は都市景観の形成、自然環境の保全、健康の増進及び レクリエーション需要の充足、市民コミュニティの醸成、さらには防災に関する知識を学 ぶ場など多様な日常的役割を有している。

一方、災害時には一次避難の場、火災等による延焼の緩和、防止及び災害対策の拠点、

ボランティア活動の場などの重要な役割を持っている。

昨今の公園設計時における公園づくり検討会では、防災的機能を有した公園整備の必要 性も求められており、また期待されている。

また、農地についても、火災の延焼防止、一時的避難空間、親水機能等の防災上重要な 役割を担っており、その保全を図っていく必要がある。

草加市の公園整備状況 (平成24年4月1日現在)

都 市 計 画 決 定 公 園

種 別 供 用 開 始 済 公 園

住区基幹公園 街区公園 21園 5.75ha 近隣公園(工業団地公園) 1園 1.80ha 地区公園(綾瀬川左岸広場) 1園 2.90ha 都市基幹公園 総合公園(そうか公園) 1園 17.80ha

計 24園 28.25ha

都 市 計 画 未 決 定 公 園

種 別 供 用 開 始 済 公 園

公 園 等 241園 12.41ha

緑 道 2園 2.46ha

計 243園 14.87ha

都市公園合計 267園 43.12ha

そ の 他

種 別 供 用 開 始 済 公 園

児 童 遊 園 23園 1.82ha

遊 園 15園 0.10ha

ち び っ 子 広 場 2園 0.42ha

ふ れ あ い 広 場 15園 3.83ha

計 55園 6.17ha

総 合 計 322園 49.29ha

公園施設設置状況 (平成24年4月1日現在)

施設

種別 公園箇所 公園灯設置箇所 水飲み設置箇所 トイレ設置箇所

都市公園

(都市計画決定)

24 24 (100%)

24

(100%)

20 (83%)

都市公園

(都市計画未決定)

243 98 (40%)

67 (28%)

23 (10%)

児童遊園 23 19

(83%)

18 (78%)

6 (26%)

ちびっ子広場 ふれあい広場 遊 園

32 15

(47%)

(25%)

(6%)

計 322 156

(49%)

117 (36%)

51 (16%)

下段の( )は、各公園に占める該当施設の割合です。

〈 目標 〉 都市公園等の整備

都市公園及び広場・緑地等は、災害時のオープンスペースとして、また、避難場所 等のみならず、救援・復旧系統の防災活動拠点としての機能を有することから、今後 も都市公園等の新設及び再整備に努める。

地目別農地面積の現況(単位:㎡) (平成23年1月1日現在)

谷 塚 地 区 43,066.81 490,204.97 533,271.78 草 加 地 区 19,173.33 283,639.06 302,812.39 新 田 地 区 126,646.68 372,782.61 499,429.29

川柳 地区

市街化区域 46,838.67 55,534.88 102,373.55 調整区域 684,234.00 137,497.39 821,731.39 小 計 731,072.67 193,032.27 924,104.94 安 行 地 区 17,572.20 116,736.53 134,308.73 総 計 937,531.69 1,456,395.44 2,393,927.13

4 交通ネットワークの整備【建設部】

道路及び橋りょうは、災害時の避難路、消防活動空間、延焼遮断帯及び緊急物資等の 輸送ルートとしての多様な機能を有している。

このことから、防災効果の高い道路について、各種の道路整備事業との調整を図りな がら、計画的かつ重点的に整備を進めるとともに、橋りょうについても老朽橋及び耐荷 力の不足している橋りょうについては、架け替え、補修等の整備の推進に努める。

地区 地目

田 畑 計

(1) 道路の整備

道路は、災害時の避難、救出救助、消防活動等に重要な役割を果たすのみならず、

沿道の家屋や施設等の延焼防止のオープンスペースとして、災害に強いまちづくりに おいて重要な役割を持っている。

〈 現況 〉

幹線道路の整備状況 (平成24年4月1日現在)

都市計画道路名 幅 員(m) 市内延長距離(m) 整備延長距離(m)

3・1・1外環状道路 62~99.5 5,320 5,320

1・1・3東埼玉道路 50 1,500 1,500

3・4・7浦和流山線 16・18・25 4,640 4,640 3・3・3草加三郷線 22 3,680 780

3・3・4浦和東京線 22 2,180 0

3・4・16草加北通線 16 3,420 3,420

3・4・8谷塚松原線 16・18 4,310 1,200 3・5・24瀬崎東町線 15 2,250 2,250

〈 目標 〉

幹線道路の整備を推進し、道路網のネットワーク化を図るとともに、救出救助及び 消防活動にも有効な、生活に密着した道路の整備を推進する。特に、延焼遮断帯及び 避難路として重要な役割を持つ道路については、重点的に整備を進める。

(2) 橋りょうの整備

橋りょうは、災害の破損等により交通遮断の要因となるため、交通ネットワークを 確保する上で、橋りょうの耐震性を向上させることが重要である。

〈 現況 〉

□ 橋りょうの整備状況

全 体 計 画 数 整 備 済 み 数 未 整 備 数 橋りょうの整備数 25橋 22橋 3橋

〈 目標 〉

災害時における避難、救助、救援及び復旧活動等に支障のないよう、市街地の幹線 道路の橋りょうについて、架け替えや補強等の整備の推進に努める。

第2 都市施設の安全化

防災上重要となる公共建築物、道路交通施設、河川施設及びライフライン等の都市施 設は、日常の市民生活及び社会経済活動、さらには災害時の応急対策活動において重要 な役割を果たすものである。

このため、市及び関係機関は、発災後直ちに機能回復を図ることができるように、予 防措置として、各施設ごとに耐震性の強化や被害軽減のための諸施策を実施し、被害を 最小限にとどめるための対策を講じるものとする。

第2 都市施設の安全化 1 建 築 物 の 耐 震 化

2 道 路 施 設 の 安 全 化

3 鉄 道 施 設 の 安 全 化

4 河 川 施 設 の 安 全 化

5 ライ フラ イン施 設の 安全 化

6 文 化 財 の 災 害 予 防

7 危 険 物 施 設 等 の 安 全 対 策

1 建築物の耐震化【都市整備部、教育総務部】

地震災害時には、建築物の倒壊及び火災による被害が想定されるため、被害を最小限 に防ぎ、人命を保護するためには、建築物の耐震化及び不燃化を図る必要がある。

このため、建築物の耐震改修の促進に関する法律(平成7年、法律第123号)にお いて、計画的な耐震化の推進を図るため、国は平成18年に「基本方針」を、埼玉県は 平成19年に「埼玉県建築物耐震改修促進計画」を策定した。これらを勘案し、本市で は平成21年3月に「草加市建築物耐震改修促進計画」を策定した。

また、建築物の外壁タイルや窓ガラス等の落下、ブロック塀の倒壊等により、道路が 遮断された場合は、消火活動や救急、救助活動の大きな障害となることから、建築物の 外壁タイル、窓ガラス等の落下防止対策やブロック塀等の倒壊防止対策等の安全対策の 推進を図る。

(1) 公共建築物の耐震化

災害時に避難所として使用する小中学校等の安全を優先的に確保するため、計画的 に耐震化工事を実施している。

ドキュメント内 地域防災計画 (ページ 37-62)

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