2030 年
2. 火力発電比率の低さ
・ 二酸化炭素排出量65%削減を行うためには、火力発電をほぼゼロ(当所試算では4%)と することが必要。
系統安定性や需給調整 観点から 原子力 負荷追従運転を行うとともに
・ 系統安定性や需給調整の観点から、原子力で負荷追従運転を行うとともに、
蓄電能力の大幅な向上が必須。
⇒ 2050年65%減の達成には、今後大きな技術的ブレークスルーが不可欠となる。
環境省 2050年80%削減ビジョン(平成21年8月14日)
37ビジョンA(経済発展、技術志向)及びビジョンB(地域重視・自然志向)の
2つのシナリオについて、2050年までにGHG80%の削減を達成するビジョンを提示。
当所試算と環境省試算との比較 ・・・ 前提条件等
38「環境省試算」値は、環境大臣資料をもとに当所で推算したもの。
環境省試算 エネ研試算
0.3%(B)~1.3%(A) 9500万人
1.2%
9500万人 GDP成長率
(2005-2050)
人口(2050)
2005
(MTOE)
9500万人 9500万人
一次エネルギー消費 人口(2050)
0 100 200 300 400 500 600
2050
石炭 石油 天然ガス 原子力 水力・地熱 新エネルギー
33%減
一次エネルギー消費 2050年/2005年
1000 1200 1400
運輸 その他 1000
1200 1400
運輸 その他
(百万トン
エネルギー起源 CO2)
二酸化炭素排出量
400 600 800
産業 民生
80%減
65%減
400 600 800
産業 民生
80%減
65%減
2050年/2005年 二酸化炭素排出量
0 200
2005 2050A 2050B 2050
環境省試算 エネ研試算
0 200
2005 2050A 2050B 2050
環境省試算 エネ研試算
当所試算と環境省試算との比較 ・・・ 電源構成
39エネ研試算 環境省試算
太陽光発電 発電容量:1億2000万kW
発電容量:1億7000万~2億kW
発電量:1300億kWh
風力発電等 発電容量:3600万kW
発電量:630億kWh 発電量:1000億~1200億kWh
発電量 億
原子力発電 発電容量:5500万kW 発電容量:7100万kW
CCS
(二酸化炭素 全ての石炭火力発電、もしくは (想定せず)
(二酸化炭素 回収・貯留)
(想定せず)
全ての火力発電に設置
両者の想定は異なるが、発電のほぼ全てをゼロ・エミッションと
するという点では一致。
当所試算と環境省試算との比較 ・・・ 産業部門
40456 400
500
単位:100万トンCO2
¾ 環境省想定
・ 粗鋼生産量・・・1億トン(A) 6300万トン(B)
216 190
286
100 200 300
・ 粗鋼生産量・・・1億トン(A)、6300万トン(B)
・ セメント生産量・・・5000万トン?
・ ビジョンAでは、全ての高炉に水素還元製鉄
+CCSを導入 0
2005 2050A 2050B 2050
環境省試算 エネ研試算
+CCSを導入
・ 他に、高効率ボイラ、高効率モータ、ガス転換 等による省エネ・低炭素化を想定。
・ 粗鋼生産量・・・約7500万トン
¾ エネ研想定
・ セメント生産量・・・約5000万トン
・ 過去のトレンドからエネルギー消費原単位の低減を 推計し、2050年までのエネルギー消費量を計算。
革新的製鉄プロセス COURSE50
産業部門からの排出削減は 活動量や
革新的製鉄プロセス・COURSE50(鉄鋼連盟:2030~2050にかけて実用 化)
産業部門からの排出削減は、活動量や
革新的技術の導入の想定に大きく依存する。
当所試算と環境省試算との比較 ・・・ 民生部門
41単位:100万トンCO2
412 400
450
¾ 環境省想定
省エネ建築物 住宅 高効率給湯器
100 79 150 200 250 300 350
・ 省エネ建築物・住宅、高効率給湯器、 400
HEMS/BEMS等をストックで100%導入
・ 省エネルギー+電化+電力排出原単位の低減、
10 33
0 50 100
2005 2050A 2050B 2050
環境省試算 エネ研試算
太陽光・太陽熱やバイオマスの利用により、
家庭部門からの二酸化炭素排出はほぼゼロに。
・ 省エネ建築物・住宅を100%(ストック)
¾ エネ研想定
・ 住宅のオール電化率70%
・ 家庭での太陽熱・バイオマスの大量利用は想定 せず
既存の技術の活用により、かなりの削減が技術的には 可能(但し電力の低炭素化が前提)。それらの技術の
「100%近い普及」が可能となるかが 削減のための
「100%近い普及」が可能となるかが、削減のための
家庭のイメージ
鍵となる。
当所試算と環境省試算との比較 ・・・ 運輸部門
42¾ 環境省想定
257 250
300
・ 自動車(ストック)
単位:100万トンCO2
11 11
62 50
100 150 200
100%が電気自動車、もしくはハイブリッド車+バイオ燃料
→ 化石燃料の需要はほぼゼロ
・ 自動車(ストック)
その他のエネルギ 効率の改善 0
2005 2050A 2050B 2050
環境省試算 エネ研試算
・ その他のエネルギー効率の改善 鉄道:2倍、船舶:1.3倍、航空:1.5倍
・ 自動車(ストック)
¾ エネ研想定
乗用車 ・・・ 電気自動車94%、その他次世代車(ハイブリッド車、燃料電池車等)6%
トラック ・・・ ハイブリッド車:約50%、残りはディーゼル等(燃費の改善を想定)
・ 鉄道 船舶 航空 ・・・ CO2排出量 30百万トン(2005) → 17百万トン(2050)
・ 鉄道、船舶、航空 ・・・ CO2排出量 30百万トン(2005) → 17百万トン(2050)
(電力排出原単位の低減、燃費向上等で排出量を削減)
トラック等の見方が大きな差となっている