• 検索結果がありません。

演習問題

ドキュメント内 1 (ページ 59-89)

第 5 章 合成関数の微分法 (1) 37

6.5 演習問題

ら。ちなみに高専の教科書にはおそらく「逆関数の微分公式」

dy dx = 1

dx dy

というのが載っているが、いま紹介した逆関数の微分の微分の手法を理解出来ているのな ら、この公式は完全無視して構わない。

(4) x=y2+ 4y1のとき、dxdy を求めよ。

(5) x ≧ 0で定義される関数 y = f(x) = xex とその逆関数g(x)について、g(e)を求 めよ。

7

接線と法線の方程式

point

微分とは、簡単に言えば「ある点での接線の傾き」を求めることだった。この情報を もとにして、「接線の方程式」、さらには「法線の方程式」を求めることができる( ちらも「直線」なのだから、「1次関数」で表せるはず。だから、表してみよう!と いうこと)。さらに、この「接線の方程式」は、のちに「テイラー展開」というとて も重要な概念につながってゆく。

7.1 接線の方程式

関数y =f(x)の、x =aで引いた接線の方程式*1を求めよう。

*1接線は直線なので、1次関数として表せるはず。その式という意味。

O x y

a y=f(x)

まず、求める直線の式をy =mx+nと置く。x =aのときy =f(a)なので、接線は点 (a, f(a))を通る。さらに、x=aにおける接線の傾きはf(a)なので、これらを直線の式 に代入しよう。

f(a)

|{z}

y

=f(a)

| {z }

m

·|{z}a

x

+n.

nについて解くと、切片n=f(a)−af(a)を得る。よって、求める直線の式は、

y=f(a)x+ (f(a)−af(a)).

整理すると、

y−f(a) =f(a)(x−a).

これが、関数y =f(x)x=aで引いた接線の方程式である。

接線の方程式

関数y=f(x)x =aにおける接線の方程式は y−f(a) =f(a)(x−a).

この式を無理して暗記する必要はない。というか、点(a, b)を通る傾きmの直線の方程 式が

y−b=m(x−a)

と書けることに納得ができれば、点(a, f(a)), m=f(a)を代入すれば当たり前のほうに 出てくる式だし、もっと言えば、問題文で具体的な関数と具体的なxが与えられれば、「中 学校の1次関数の問題+ちょっとした微分」くらいの手数で接線の方程式を求めることが 出来る。具体的な例を見てみよう。

babababababababababababababababab

例題. 次の関数のx = 1における接線の方程式を求めなさい。

y=x2

【解法1】x= 1のとき、y= 1であるから、接線は(1,1)を通る。さらに、

f(x) = 2x

なので、x = 1での接線の傾きはf(1) = 2。あとは、y = mx+nに代入す ると、

1 = 2×1 +n

nについて解くと、n=1。よって、求める接線の方程式は y= 2x1.

【解法2】a= 1, f(x) =x2, f(x) = 2xを接線の方程式 y−f(a) =f(a)(x−a) に代入すると、

y−1 = 2(x1).

整理するとy = 2x1を得る。

まぁ、どちらでも良いのだが、どうも経験上、この「接線の方程式」の形はいつになっ ても暗記をできずに苦しんでいる学生が多いような気がする。しかし、具体的な問題は

「解法1」のように単なる1次関数の問題として解けば、接線の方程式の形を必死で暗記す る必要など全くない。

babababababababababababababababab

例題. 次の関数のx=1における接線の方程式を求めなさい。

y=x32x

【解法1】x=1のとき、y= 1であるから、接線は(1,1)を通る。さらに、

f(x) = 3x22

なので、x= 1での接線の傾きはf(1) = 1。あとは、y =mx+nに代入 すると、

1 = 1×(1) +n

nについて解くと、n= 2。よって、求める接線の方程式は y =x+ 2.

【解法2】a =1, f(x) =x32x, f(x) = 3x22を接線の方程式に代入すると、

y−1 = 1(x(1)) 整理するとy=x+ 2を得る。

7.1.1 関数の一次近似

接線の方程式には実は、とても重要な意味がある。その理解のために、先程の例題の関 数y =x32xのx=1における接線を考えよう。

接点付近に着目し、グラフを拡大してみる。

もっと拡大!!

お分かりいただけただろうか?「接点付近をものすごーく拡大」すれば、もとの関数と接 線は「ほぼ同じもの」だとみなせることに。そう、x1にとても近ければ、

x32x

| {z }

元の関数

x| {z }+ 2

x=1 での接線

という「近似」を行っても良いことがわかるのだ。ある点x=aにおけるy =f(x)の接 線の方程式を求めることは、「x=aに近い点で、関数y=f(x)を直線で近似している」

と考えることができる。すなわち、xaに十分近ければ、

f(x)≒f(a)(x−a) +f(a).

この近似式をy =f(x)x=aにおける一次近似式と呼ぶ。

例えば、物理学で「単振り子」を学ぶ時、θが微小(θ が十分0に近い)のときだけ成り 立つ次のような近似式を使う。

sinθθ.

これは紛れもなく、

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

y = sinxx = 0における接線の方程式がy=xになるという理由 で導かれる「一次近似式」なのだ。グラフ的にも、なるほど明らかである。

8

極値と増減表

9

関数の展開

10

オイラーの公式

11

定積分と不定積分

12

不定積分の基本公式

13

定積分と面積

14

置換積分法

15

部分積分法

16

広義積分

17

付録

本編で割愛した証明や解説などはこの付録にまとめた。

17.1 積の微分法則の証明

積の微分法則







f(x)g(x)

| {z }

f(x)g(x) の積







=f(x)

| {z }

ビブン

g(x)|{z}

しない

+f(x)

|{z}

しない

g(x)

| {z }

ビブン

.

微分の定義より、

{f(x)g(x)} = lim

h0

f(x+h)g(x+h)−f(x)g(x) h

= lim

h0

f(x+h)g(x+h)−f(x+h)g(x) +f(x+h)g(x)−f(x)g(x) h

= lim

h→0



g(x+h)−g(x)

| {zh }

→g(x)

f(x+h)

| {z }

→f(x)

+f(x+h)−f(x)

| {zh }

→f(x)

g(x)



=g(x)f(x) +f(x)g(x).

以上により示された。

17.2 商の微分法則の証明

商の微分法則











f(x)

| {z }g(x)

f(x)g(x) の商











= z }| {ビブン

f(x)

しないz}|{

g(x)−

しないz}|{

f(x) z }| {ビブン

g(x) {g(x)}2

| {z }

分母の 2

微分の定義より、

{ f(x) g(x)

}

= lim

h0

f(x+h)

g(x+h) f(x)g(x) h

= lim

h0

f(x+h)g(x)f(x)g(x+h) g(x+h)g(x)

h

= lim

h0

f(x+h)g(x)−f(x)g(x+h) h

1 g(x+h)g(x)

= lim

h0

f(x+h)g(x)−f(x)g(x) +f(x)g(x)−f(x)g(x+h) h

1 g(x+h)g(x)

= lim

h0

f(x+h)g(x)−f(x)g(x)− {f(x)g(x+h)−f(x)g(x)} h

1 g(x+h)g(x)

= lim

h0







f(x+h)−f(x)

| {zh }

f(x)

g(x)−f(x) g(x+h)−g(x)

| {zh }

g(x)



 1

g(x+h)

| {z }

→g(x)

g(x)





= f(x)g(x)−f(x)g(x) {g(x)}2 .

以上により示された。ちなみに、合成関数の微分法を用いれば、以下のように比較的簡単

ドキュメント内 1 (ページ 59-89)

関連したドキュメント