5. 検索 (SEARCHING)
5.3 演算子 (Boolean Connectors)
INISの演算子(Boolean Connectors)は:AND, OR,及びNOTです。演算子(connectors)は検索さ れるレコード数(RECALL)あるいはレコードが検索式にどの程度関連性があるか
(RELEVANCE)に影響を及ぼします。再現率(Recall)と適合率(Relevance)は2.1章及びINIS Tutorialの中で説明されています。http://www.iaea.org/inis/index.html のSearch Assistanceの How-to Guides の演算子(Boolean Connectors)を参照。
各フィールドで使用できる演算子(Boolean Connectors)は図 3, INISホームページ
(http://inisdb.iaea.org/html/english_index.html)のHelpオプションのSearch Assistanceにある
Field/Operator Matrix (付録 D),そしてINIS検索画面のドロップダウンメニュー(図 34)にリス トされています。検索ボックスの右側にある記号 は現在の検索式に新たな演算子 (connector)を組み合わせた検索式を追加,あるいは削除するために使用されます。一行目の場 合は, 検索語を削除します。次に使用される演算子(connector)はドロップダウンメニューから 選択することができます(図 34)。
図 34 演算子(Boolean Connector)の選択
5.3.1 AND
演算子(Boolean Connector) ANDは検索文の2つ以上の検索値を組み合わせるために使用され ます(図 35及び図 36)。全ての値が存在しなければならないので,適合率(RELEVANCE) は非常 に高くなります。もしいずれかの検索値が見つからなければ,結果はゼロになります。検索文を 組み合わせるためにも使用されます(5.3.5章参照)。ワイルドカード(WILD CHARACTERs)がこの 検索では使用することができます。ANDは全てのフィールド名で使用することができます。こ れはオペレータ(Search Operator)次の全ての語を含む(ALL)と同様です(5.2.2.章参照)。
図 35
灰色の箇所が「標題(TITLE)中にwaste managementがあり AND 発行年(YEAR OF PUBLICATION)が 2002年」を表します。
図 36
AND 演算子(Boolean Connector)の例 標題(TITLE)に次のフレーズを含む(PHRASE)waste management AND 発行年(YEAR)=2002
5.3.2 OR
演算子(Boolean Connector) ORは検索文の中でいくつかの検索値を使うことによって検索範囲
を広げるために使用されます。特に,同義語または異なるフィールド名で同じ値を検索するた めに有効です (図 37及び図 38)。検索文を組み合わせるためにも使用されます(5.3.5章参照)。 ワイルドカード(WILD CHARACTERs)がこの検索では使用することができます。ORは適合率
(RELEANCE)が下がりますが再現率(RECALL)が高くなります。ORは全てのフィールド名で使
用することができます。これはオペレータ(Search Operator) 次のいづれかの語を含む(ANY)と同 様です(5.2.1.章参照)。
図 37
青色の領域は標題(TITLE)にwaste managementを含むOR waste disposalを含むレコードを表しています。
灰色の領域は両方の語を含むレコードを表しています。図 38は検索式の結果です。
図 38
演算子(Boolean Connector) OR 標題(TITLE)に次のフレーズを含むwaste management OR 標題(TITLE) に次のフレーズを含むwaste disposal
5.3.3 NOT
演算子(Boolean Connector) NOT は特定の語を含むレコードを除くことによって検索を絞り込
むために使用されます (図 39 及び 図 40)。検索文を組み合わせるためにも使用される(5.6章 参照)。ワイルドカード(WILD CHARACTERs)をこの検索では使用することができます。NOTに よって適合率(RELEVANCE)を上げることができますが再現率(RECALL)が下がります。NOT は全てのフィールド名で使用することができます。
図 39
灰色の領域は標題(TITLE)にwaste management を含み発行年(YEAR)が2005ではないレコードを表して います。
図 40
演算子(Boolean Connector) NOTの例
標題(TITLE) にwaste managementというフレーズ(PHRASE)を含み発行年(YEAR)が2005ではない。
5.3.4 ブール検索の組み合わせ
演算子(Boolean Connector)を組み合わせることができます。ブール検索式の実行の優先順位を理
解することは重要です。検索例(図 41)は標題(TITLE)にwaste management というフレーズを持 つかまたは標題(TITLE)にwaste disposalというフレーズを持ち,出版地(Place of publication)が united kingdomでかつ言語(LANGUAGE)がenglishであるレコードを含みます。
図 41
演算子(Boolean Connectors) AND, OR及びNOTを使った複雑で正確な検索式。
曖昧さを避けるため, 各結果のページのトップに表示されるようにブール検索式に()を使 用することを想像するのが有効です。演算子の優先順位は:NOT, AND, OR
図 42は演算子(Boolean Connectors)が適切に使用されなかった例です。検索式は標題(TITLE) にwaste managementというフレーズを含み,2005に刊行され出版地(Place of Publication)がUnited StatesではないまたはUnited Kingdomではないものを含むレコードを検索します。検索値 “OR 出版地(Place of Publication) United Kingdom”は別の検索式と判断され, united kingdomから入力 されたものを残りの検索式にマッチするレコードとともに全てのレコードを返します。
図 42
誤ったブール演算のロジック。結果にはUnited Kingdomからの全てのレコードが含まれる。最後の条件 が“OR出版地(Place of Publication) United Kingdom”となっているため。図 43の正しい式を参照。
図 43 に適切な検索式を示す。
図 43
正しいブール演算のロジック。
結果からthe United Kingdom及びthe United Statesから入力されたレコードが全て除かれます。
5.3.5 検索式の組み合わせ(COMBINING QUERIES)
検索式は演算子(Boolean Connectors)を使って検索式を組み合わせる機能により組み合わせ ることができます。各検索後, 検索式の作成(New query)) ボタンをクリックします。最初の検 索式が検索式 #1として保存されます (図 44).
図 44
最初の検索式を保存するため, 検索式の作成(New query) ボタンをクリックします。
新しい検索式は検索式の作成(New query)ボタンをクリックすることによってそれぞれ保存 できます。検索式は複合検索(Combine queries)ボタンをクリックすることによって組み合わ せることができます。図 45はAND, OR及びNOTを複合検索(Combine Query)の中で使用して いる例です。ORを使った検索式は()に含まれていることに注目して下さい。検索式の結果を図 46に示します。
図 45
AND, OR 及び NOT を用いた検索式の組み合わせ例。
標題(TITLE)にフレーズwaste managementを含む AND 出版地(COUNTRY)にフレーズunited kingdom OR united statesを含む NOT 抄録にwaterを含む。
図 46
図 45に示される検索式の組み合わせの結果