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湘南西部構想区域(平塚市、秦野市、伊勢原市、大磯町、二宮町)

第3章 各構想区域における将来の医療提供体制 に関する構想

7 湘南西部構想区域(平塚市、秦野市、伊勢原市、大磯町、二宮町)

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・ 救命救急センターが1施設、災害拠点病院が3施設、がん診療連携拠点病院が1施設、が んの緩和ケアを有する医療機関が2施設、地域医療支援病院が3施設、分娩取扱施設が 10 施設ある

(3)

基本診 療体制 の医療 提供状 況

<一般入院基本料(7:1、10:1)>

【データ集P46,50】

・87.3%の患者が入院医療を構想 域内で完結している

・7:1、10:1 のレセプト出現比は 全 国 平 均 を 下 回 っ て い る が 、 ICU、救命救急などのレセプト出 現比は上回っている

<回復期リハビリテーション入院基本料>

【データ集P47,50】

・73.4%の患者が入院医療を構 想区域内で完結している。県央 11.8%、湘南東部に 10.9%流出 している

・回復期リハ、13:1、15:1 のレ セプト出現比は全国平均を下回 っている

<療養病棟入院基本料>

【データ集P48,50】

・64.1%の患者が入院医 療を構想区域内で完結し ている。21.4%が県西に 流出している

・療養病床基本料のレセ プト出現比は全国平均を 下回っている

(4)

疾患別 の医療 提供状 況

<がん>

【データ集P51~65】

・がん入院の構想区域内での完結 率 は 、 肺 が ん 89.4 % 、 胃 が ん 92.4%、大腸がん 91.3%、肝臓 がん 84.9%、乳がん 84.8%であ る

・ 化 学 療 法 、 放 射 線 治 療 で も 80%以上の完結率である

・手術に関するレセプト出現比は 全国平均を上回っているが、リハ ビリテーション、緩和ケア病棟の 診療体制、がんの診療連携体制の レセプト出現比は下回っている

・構想区域内の DPC 病院は安定的 に医療を提供している

・また、DPC 病院までのアクセス 時間も概ね 30 分圏内である

<急性心筋梗塞>

【データ集P66~70】

・入院の構想区域内での完結率 は 96.9%である

・手術に関するレセプト出現比 は全国平均を上回っているが、

リハビリテーション(入院)のレ セプト出現比は下回っている

・構想区域内の DPC 病院は安定 的に医療を提供している

・また、DPC 病院までのアクセ ス時間も概ね 30 分圏内である

<脳卒中>

【データ集P71~77】

・入院の構想区域内での 完結率は、くも膜下出血 82.7 % 、 脳 梗 塞 72.9%、脳出血 78.9%

である。脳梗塞は県西に 11.9%流出している

・脳ケアユニットのレセ プト出現件比は全国平均 を上回っているが、経皮 的形成術等の一部の医療 行為に係るレセプトや、

リハビリテーションのレ セプト出現比は下回って いる

・DPC 病院までのアクセ ス時間は、脳卒中の内、

く も 膜 下 出 血 に つ い て は、概ね 30 分圏内であ るが、秦野市、二宮町の 一部で 60 分圏内である

<糖尿病>【データ集P78~82】

・ 糖尿病患者の構想区域内での完結率は、

91.8%であり、糖尿病の総合的な治療管理体 制の出現比が高く、糖尿病透析予防指導管理

<精神疾患>【データ集P83~85】

・ 入院の構想区域内での完結率は、73.9%

であり、精神医療関連のレセプト出現比 は、概ね全国平均を下回っている。

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の出現比が低い

・ また、DPC 病院までのアクセス時間は 30 分圏内である

(5)

救急医 療の状 況

【データ集P86~88,95】

・ 93.3%の患者が二次救急を構想区域内で完結しており、秦野西部を除き、構想区域内で救 急搬送する場合には、30 分以内で構想区域内の病院に搬送可能である

・ 救急搬送や集中治療室等のレセプト出現比は全国平均を上回っている

(6)

在宅医 療の状 況

【データ集P98~100】

・全体として、訪問診療などの在宅医療に係る医療行為に係るレセプト出現比は全国平均を上 回っている

・一方で、リハビリテーション、他機関との連携に係る指標、がん連携パスの指標の出現比は 全国平均を下回っている

2 医療需要等の将来推計

(1)

人 口 の 将 来推計

【データ集P146】

・ 総人口は、平成 22 年(2010 年)の 59.5 万人から平成 37 年(2025 年)には 57.2 万人

(平成 22 年(2010 年)比 3.8%減)に、平成 52 年(2040 年)に 50.9 万人(同年比 14.5%減)に減少

・ 75 歳以上の人口は、平成 37 年(2025 年)には、平成 22 年(2010 年)比 1.95 倍、平成 52 年(2040 年)には 1.98 倍に増加

(2)

医 療 需 要 の 将 来 推 計

<入院及び在宅医療等の医療需要>【データ集P146~147】

・ 平成 37 年(2025 年)には、平成 25 年(2013 年)比 1.48 倍に増加し、平成 47 年(2035 年)の 1.68 倍をピークに、平成 52 年(2040 年)には 1.63 倍になる

・ 75 歳以上の患者数は、平成 37 年(2025 年)に平成 25 年(2013 年)比 1.77 倍、平成 52 年(2040 年)に 1.99 倍に増加するが、65 歳未満は減少

<入院医療需要>

・ 入院医療需要は、平成 37 年(2025 年)には、平成 25 年(2013 年)比 1.19 倍に増加 し、平成 47 年(2035 年)の 1.26 倍をピークに、平成 52 年(2040 年)には、1.24 倍とな る。病床機能別では、平成 37 年(2025 年)には、平成 25 年(2013 年)比で高度急性期が 1.15 倍、急性期が 1.25 倍、回復期が 1.33 倍、慢性期が 1.01 倍に増加

<在宅医療等の医療需要>

・ 在宅医療等の医療需要は、平成 25 年(2013 年)と比較すると平成 37 年(2025 年)に は、1.7 倍に増加し、平成 47 年(2035 年)の 2.0 倍をピークに、平成 52 年(2040 年)に は、1.93 倍となる

・ 在宅医療等の医療需要の内、居宅等において訪問診療を受ける患者数は、平成 37 年

(2025 年)には、平成 25 年(2013 年)比で 1.58 倍に増加

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<がん>

【データ集P147】

・ がんの患者数は、平成 37 年(2025 年)には、平成 22 年(2010 年)比 1.26 倍に増 加

・ 症 例 別 で は 、 特 に 肺 が ん、胃がん、大腸がん、肝 がん、前立腺がんの増加率 が高い

<急性心筋梗塞>

【データ集P148】

・ 急 性 心 筋 梗 塞 の 患 者 数 は、実数は少ないが、平成 37 年(2025 年)には、平 成 22 年(2010 年)比 1.38 倍に増加

<脳卒中>

【データ集P148】

・ 脳卒中の患者の内、く も膜下 出血は、平 成 37 年(2025 年)には、平成 22 年(2010 年)比 1.34 倍、脳梗塞は、1.67 倍に 増加

<肺炎>

【データ集P148】

・ 「肺炎、急性気管支炎、

急性細気管支炎」の患者数 は、平成 37 年(2025 年)

に は 、 平 成 22 年 ( 2010 年)比 1.63 倍に増加

<骨折>

【データ集P148】

・ 「損傷、中毒及びその他 外因の影響」の患者数は、

平 成 37 年 ( 2025 年 ) に は、平成 22 年(2010 年)

比 1.48 倍に増加

<救急>

【データ集P148】

・ 救急搬送件数は、年々 増加している

(3)平 成 37 年

(2025 年)にお ける患者 の流出入 の推計

<高度急性期、急性期>

【データ集P149】

・ 県外の他区域への流出入 患者は、1日当たり 10 人未 満であり、少ない傾向にあ る

・ 県内の構想区域における 流 出 入 は 、 流 入 超 過 で あ り、主に県央、県西、湘南 東部地域から流入がある

<回復期>

【データ集P149】

・ 県外の他区域への流出入 患者は、1日当たり 10 人 未満であり、少ない傾向に ある

・ 県内の構想区域における 流 出 入 は 、 流 入 超 過 で あ り、主に県央、県西、湘南 東部地域から流入がある

<慢性期>

【データ集P149】

・ 県外の他区域への流出 入 は 、 東 京 都 ( 区 西 南 部 ) か ら 一 部 流 入 が あ り、少ない傾向にある

・ 県内の構想区域におけ

る 流 出 入 は 、 流 出 超 過 であり、主に県西へ流出

している

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(4)平成 37 年(2025 年)の病床数の必要量

<(参考)病床機能報告制度の報告状況>

<(参考)基準病床数及び既存病床数の状況(平成 28 年3月 31 日現在)>

医療需要(人/日) 必要病床数(床)(構成比)

高度急性期 564 752(14%)

急性期 1,669 2,140(39%)

回復期 1,264 1,404(26%)

慢性期 1,109 1,205(22%)

合計 4,606 5,501(100%)

病床数(床) 構成比(%)

H26(2014) H27(2015) H26(2014) H27(2015)

高度急性期 1,341 1,147 27 23

急性期 1,889 1,904 39 39

回復期 441 465 9 10

慢性期 1,187 1,302 24 27

休棟中等 41 73 1 1

合計 4,899 4,891 100 100

基準病床数(床) 既存病床数(床)

一般病床 療養病床

4,996 3,568 1,358

(主な留意事項)

・ 必要病床数は、医療法施行規則に基づき算出した、平成 37 年(2025 年)の医療需要の 将来推計に基づく推計値であり、必ずしも将来における変動要素(例:交通網の発達、

医療技術の進歩等)をすべて勘案して算出したものではありません。

・ 必要病床数は、病床を整備する目標である基準病床数とは位置づけが異なります。

(※)平成 26 年の医療機関の報告率は、94.2%。平成 27 年は報告率 97.6%

(※)休棟中等には、休棟中、廃止予定等のほか、未選択の病棟の病床数を含んでいる

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(5)平成 37 年(2025 年)の在宅医療等の必要量

3 将来の医療需要を踏まえた医療提供体制を目指すための課題

・ 将来の医療需要を踏まえた医療提供体制を目指すためには、不足する病床機能の 確保及び連携体制の構築に加え、地域包括ケアシステムの構築に向けた在宅医療の 充実、さらには、医療提供体制を支える医療従事者の確保・養成が必要です。

・ 湘南西部構想区域における患者の受療動向は、がん、急性心筋梗塞、脳卒中、糖 尿病及び精神疾患、さらには救急医療における自己完結率が、いずれも県全体の数 値を上回りトップクラスであり、現状の医療体制は比較的整っているといえますが、

今後も、必要な時に身近で質の高い医療を提供している現体制を維持できるよう、

構想区域内の各医療機関、行政、地域住民等が相互に地域の現状や将来像を理解、

共有し、それぞれの役割を十分認識しながら取り組んでいく必要があります。

・ なお、湘南西部構想区域においては、高度急性期機能を担う病院が近隣構想区域 の患者も受け入れており、救急及び高度医療を広域的に提供している実態があるこ とを踏まえ、構想区域内で取り組むべき医療提供体制の整備に取り組む必要があり ます。

(1)将来において不足する病床機能の確保及び連携体制の構築

・ 高齢化の進展に伴い、湘南西部構想区域においても、必要病床数は、平成 27 年(2015 年)の病床数と比較すると、回復期を中心に不足することが推計され ています。

・ 限られた医療資源を効率的・効果的に活用し、構想区域の医療需要の増加に対 応するためには、地域の医療需要を踏まえた必要な病床機能を明らかにした上で、

(人/日) H25(2013) H37(2025)

在宅医療等 5,325 9,068

(再掲)在宅医療等のうち訪問診療分 3,620 5,718

(主な留意事項)

・ 在宅医療等の必要量は、厚生労働省が定める計算式により算出した、平成 37 年(2025 年)の 医療需要の将来推計に基づく推計値であり、必ずしも将来における変動要素(例:交通網の発 達、医療技術の進歩等)をすべて勘案して算出したものではありません。

・ 在宅医療等の必要量は、入院患者が一定数在宅医療等に移行することを前提に推計されてお り、療養病床の医療区分1の 70%の患者数や一般病床の医療資源投入量 175 点未満の患者数が 含まれています。

・ 在宅医療等の必要量を踏まえた取組みについては、本県の在宅医療・介護サービスの整備状 況や介護サービスの将来的な必要量なども踏まえて、さらに精査・検討していく必要がありま す。