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2.3 測定体制についての検証

2.3.1 測定局の配置状況

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30 イ 測定項目の見直し

CO及びSO2については、環境基準を長期間達成していた項目であることから、過去 に、測定する局の見直しを実施している(参考資料16)。

COは、1996(平成8)年3月に設置した「東京都大気環境常時測定局における測定 項目数の見直しに係る検討会」からの報告(同年8月)を受け、1996(平成8)年度か ら、69局から28局での測定とした。

また、SO2は、1998(平成10)年 3月、同検討会から報告を受け、1999(平成11) 年度から、35局から25局での測定とした。

(3) 事務処理基準との比較及び検証の必要性 ア 事務処理基準との比較

常時監視の測定項目と測定局数は、「大気汚染防止法第22条の規定に基づく大気の汚 染の状況の常時監視に関する事務の処理基準」(以下「事務処理基準」という。)に準拠 している。現行の事務処理基準による測定局数の算出方法は、環境基準の未達成項目が 多い状況の時期に作られたものである。

事務処理基準に基づく測定項目ごとの測定局数と現行の測定局数は表 5 のとおりと なっている。

5 事務処理基準に基づく測定局数と現行の測定局数(測定項目別)

測定項目

事務処理基準に 基づく測定局数1

a

現行の 測定局数

b

ba

SPM 38 82 44

SO2 19 25 6

CO 19 28 9

NO2 76 79 3

PM2.5 76 82 6

Ox 56 41 ᇞ152

NMHC 19 28 9

1)上表における事務処理基準に基づく測定局数は、以下のとおり算定している。

人口及び可住地面積による算定

ア 人口75,000人当たり1つの測定局を設置 イ 可住地面積25km2当たり1つの測定局を設置

環境濃度レベルに対応した測定局数の調整

測定項目の特性に対応した測定局数の調整

2) 大防法及び都民の健康と安全を確保する環境に関する条例(旧東京都公害防止条例)に基 づき、1972(昭和 47)年に「東京都大気汚染緊急時対策実施要綱(オキシダント)」を定 め、光化学スモッグ注意報の発令などの大気汚染緊急時対策を実施しており、都内を 8 域に分けて、各地域の基準測定点(一般局41局)を設定している(参考資料17参照)。そ のため、事務処理基準に基づく測定局数よりも少ない測定局での測定となっている。

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各項目の測定体制に関する検証の必要性については次のように整理できる。

イ 検証の必要性

(ア)PM2.5及びOx

PM2.5及び Ox については、環境基準の全局達成に至っておらず、また、都の政策 目標についても達成していないことから、引き続き現在のモニタリング体制において 常時監視を実施するべきである。

(イ)NO2

表4 のとおり、NO2は、事務処理基準の測定局数をほぼ満たしている状況にあり、

図 30 のとおり、一部の自排局(特殊沿道局)では、二酸化窒素の濃度が高い傾向で あるため、環境基準を達成していない測定局がいまだにある。

さらに都の政策目標となっているPM2.5やOxでは、これらの生成への寄与が高い NOx の排出削減が対策に重要な意味を持つことを踏まえ、現状を維持して監視を継 続するべきと考える。

(ウ)SO2及びCO

SO2及びCOについては、前述したとおり測定項目の見直しを既に実施している。

また、事務処理基準に基づく測定局数はやや上回っている程度ということを踏まえ て、これまでどおりの体制で常時監視を継続するべきと考えられる。

0 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 0.06 0.07 0.08 0.09

1997(H 9) 1998(H10) 1999(H11) 2000(H12) 2001(H13) 2002(H14) 2003(H15) 2004(H16) 2005(H17) 2006(H18) 2007(H19) 2008(H20) 2009(H21) 2010(H22) 2011(H23) 2012(H24) 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29)

三つ目通り辰巳 山手通り大阪橋

玉川通り上馬 甲州街道大原

中山道大和町 日比谷交差点

北品川交差点 中原口交差点

環七通り松原橋 一般局都最大

NO2(98%値)濃度(ppm)

年度

図30 特殊沿道局におけるNO2濃度(98%値)の経年変化

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(エ)NMHC

NMHC は、事務処理基準に基づく測定局数を満たしており、やや上回る程度の地 点数である。

NMHCは、PM2.5やOx 対策では、VOCの概況を知る指標という重要な役割を担 っており、削減状況の監視をしていくことが重要であることを踏まえ、これまでどお りの体制で常時監視を継続するべきと考えられる。

(オ)SPM

2003(平成 15)年から一都三県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)で開始し たディーゼル車規制の成果に伴い、SPM濃度は大幅に改善された。

環境基準を全ての測定局において安定して継続して達成していること、現行の測定 局数が事務処理基準と照らし合わせると、他の6項目と異なり都の測定局数が突出し て多いこと等を踏まえ、測定体制の検証を実施する余地があると考えられる。

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