第2章 災害応急対策計画
第6節 気象予警報等の伝達計画
この計画は、災害発生のおそれがある気象業務法に基づく注意報及び警報並びに水防法に基づく水防 警報、消防法に基づく火災警報等(以下「予警報等」という。)を関係機関、住民に迅速かつ確実に伝 達するための通報系統及び要領等を定めて、適切な防災措置の実施を期するものである。
1.予警報等の定義
この計画において、注意報、警報、情報、水防警報、火災警報の定義は、次に定めるところによる。
(1)注意報、警報及び情報(気象業務法)
ア 定義
(ア)気象注意報 気象現象等により県内のどこかに災害が予想される場合に一般の注意を喚起する ため気象官署が発表するものをいう。
(イ)気 象 警 報 気象現象等により県内のどこかに重大な被害の起こるおそれがあると予想され る場合に、一般の警戒をうながすために気象官署が発表するものをいう。
(ウ)特 別 警 報 気象現象等により警報の発表基準をはるかに超える、数十年に一回程度の現象 が起こるおそれがあると予想される場合に、気象官署が発表するものをいう。
(エ)気 象 情 報 気象情報とは、気象業務法に基づいて気象官署が気象等の予報に関係のある台 風その他の異常気象等についての情報を一般及び関係機関に対して、具体的速や かに発表するものをいう。
イ 気象警報、注意報の種類と発表基準
資料編:気象警報、注意報の種類と発表基準表 ウ 特別警報
長崎地方気象台は、平成25年8月より、警報の発表基準をはるかに超える、数十年に一回程度の 現象に対して「特別警報」を発表している。町は、避難勧告、避難指示の判断材料に活用するほか、
下表の例のように、直ちに住民に対し、防災行政無線、広報車、緊急速報メール、消防団、自主防 災組織等のあらゆる手段を活用し、周知を図る。なお、気象、高潮、波浪に関する特別警報は、市 町村単位で発表される。
気象警報等発表時における町や住民の対応例
町の対応 住民の行動
気象警報等の種類
大雨 暴風 暴風雪 大雪 高潮 波浪 (土砂災害) (浸水害)
・担当職員の連絡体制 確立
・気象情報や雨量の状 況を収集
・注意呼びかけ
・警戒すべき区域の巡 回
・気象情報に気をつけ る
・テレビ、ラジオ、気 象庁HPなどから 最新の気象情報を 入手
・窓や雨戸など家の外
・避難場所の確認 の点検
・非常持出品の点検
大雨注意報
強風注意報 風雪注意報 大雪注意報 高潮注意報 波浪注意報
・警報の住民への周知
・避難場所の準備、開
・避難の準備をする
・危険な場所に近づか 大雨 大雨 警報 暴 報 雪 暴 警報 大 警報 高 警報 波
設
・必要地域に避難準備 (要援護者避難)情
・応急対応体制確立 報
・必要地域に避難勧 告、避難指示
・避難の呼びかけ
ない
・日ごろと異なったこ とがあれば、役場な どへ通報
・暴風警報について は、安全な場所に退 避
土砂災害警戒情報
(土砂災害) (浸水
害)
・特別警報が発表され 非常に危険な状況 であることの住民 への周知
・直ちに最善を尽くし て身を守るよう住 民に呼びかけ
・直ちに命を守る行動 をとる(避難場所へ 避難するか、外出す ることが危険な場合 は家の中で安全な場 所にとどまる)
大雨 特別 (土砂警報 災害)
大雨 特別 (浸水警報 害)
暴風特別警報
暴風雪 特 別 警
報 大雪特別警報 高潮特別警報 波浪特別警報
エ 気象情報
気象情報は台風その他の異常気象について発表するが、特に長崎地方で1時間110㎜以上の記録的 な雨量を観測または解析した場合は、直ちに「記録的短時間大雨情報」として発表する。
オ 土砂災害警戒情報
大雨による土砂災害の危険性が高まったときに、町長が避難勧告などを発令する際の判断や住民 の自主避難の参考となるよう、長崎県と長崎地方気象台が共同で発表する。
カ 土砂災害緊急情報
重大な土砂災害の急迫している状況において、土砂災害が想定される土地の区域及び時期を明ら かにするため、河道閉塞・火山噴火に起因する土石流、河道閉塞による湛水といった特に高度な技 術を要する場合は国土交通省が、地滑りなどその他の場合については都道府県が緊急調査を行い、
調査結果に基づき被害の想定される区域・時期の情報(土砂災害緊急情報)が関係市町へ通知され る。
キ 竜巻注意情報
竜巻、ダウンバースト等の激しい突風をもたらすような発達した積乱雲が存在しうる気象状況と 判断したときに発表する。なお、竜巻注意情報の有効時間は発表から1時間となっており、注意す べき状況が続く場合には、竜巻注意情報を再度発表する。
(2)火災警報(消防法第22条、第23条)
知事の通報により、火災の予防上危険であると認められるときに警報が発令される。
(3)異常現象を発見した者の措置(基本法第54条)
ア 発見者の通報義務
災害が発生するおそれがある異常な現象を発見した者は、情報連絡系統図によって関係機関に通報 する。
情報連絡系統図
イ 町長が気象庁に通報義務を持つ事項
(ア)対象になる現象名
① 気象に関する事項
著しく異常な気象現象、例えば竜巻等
② 地震に関する事項 頻発地震
③ 水象に関する事項 異常潮位
異常波浪
(イ)発生場所
(ウ)発見した日時分
(エ)その他参考となる情報
(オ)通報手段
町から気象官署に対する通報は、電話または電信による。
ただし(3)のイ(ア)①及び②については、文書によってもよい。
消 防 庁
長 崎 県
(災害対策本部)
長 崎 振 興 局
(災害対策地方本部)
災害が発生する お陸上のある異 常な現象を発見 した者
長 与 町
(災害対策本部) 各関係機関
警 察 官 時津警察署 長崎県警察本部
海上保安官 住 民 長崎地方気象台
佐世保海上保安部 長崎海上保安部
(4)長崎地方気象台が発表する気象特別警報・警報・注意報等の伝達系統図
消防本部
長崎振興局
町
九州地方整備局長崎河川国道事務所 各消防署
各警察署
各消防署
各出張所 交番・駐在所
町
沿 岸 沖 合
・ 在 泊 船
舶 沿岸・在泊船舶 沖合・在泊船舶
九州電力関係各所
第七管区
海 上 保安本 部
・
佐世保海上保安部
奈良尾・舘浦超短波無線局
住 民
長 崎 地 方 気 象 台 長 崎 県 危 機 管 理 防 災 課
九 州 電 力 株 式 会 社 長 崎 支
店
長崎県漁業無線局
民間放送局・新聞社 長崎海上保安部
西 日 本
︵ ま た は 東 日 本
︶ 電 信 電 話 株 式 会 社
︵ 警 報 の み
︶ 日 本 放 送 協 会 長 崎 放 送 局
長崎市消防局 陸上自衛隊第16普通科連隊 長崎県警察本部
(5)本町における特別警報・警報・注意報等の伝達系統図
町 教 育 委 員 会 各小・中学校
2.特別警報・警報・注意報等の受領及び伝達方法
(1)関係機関から通報される特別警報・警報・注意報等は、総務部総務課で受領する。
受領及び伝達の担当者は次のとおりとする。
受領伝達担当者 備 考 消 防 防 災 係 勤 務 時 間 内 警 備 員 勤 務 時 間 外
(2)警備員が特別警報・警報・注意報等を受領したときは、直ちに総務部総務課長及び消防防災係に伝 達するものとする。
警備員から伝達を受けた総務部総務課長は、町長、副町長のいずれかに報告するものとする。
(3)(1)及び(2)により特別警報・警報・注意報等を受領した消防防災係は、関係機関、住民等に対 し次により伝達周知するものとする。
ア 住民に対する伝達
住民には、防災行政無線、広報車等により伝達する。
イ 関係機関等に対する伝達
町から伝達を受けた各関係機関は、「本町における特別警報・警報・注意報等の伝達系統図」に
長与町
長 崎 西 彼 農 業 協 同 組 合 長 与 支 店
大 村 湾 漁 業 協 同 組 合 在 港 船 舶
町内各保育所・幼稚園 町工事受注会社
消防団長・分団長 消 防 団 員
自 治 会 長 及 び 自 主 防 災 組 織 部 長 住 民 住 民