急性期 継続期 維持期
急性期は 8週間(2ヶ月)から6ヶ月 1年以上の場合もある 継続期は 6-9ヶ月
維持期は 12ヶ月以上
合わせると 最短で1年半 普通2年以上 長くて3年以上
うつ病
抑うつ傾向 健康
完全寛解
下に向かう ほど重症 再燃 再発
部分寛解
治 療 開 始
治療原則
• 完全な診断を初期に実施する。
• うつ病は慢性的で再発しやすい疾患であると いう理解のもとに注意深く症状の再燃を
チェックする。
• 患者のニーズに合わせた個別の治療計画を 立てる。
• 薬物を試すとき、十分量を十分な期間試して 効果を判定する。最大量は4週間用いること。
全体では8-12週用いる。
治療原則
• 急性期治療は完全寛解を目指す。
• 治癒に到達するまで継続期薬物治療は6-9ヶ 月続ける。
• うつ病重症度ごとに治療戦略を変える。
うつ病の重症度分類
• 閾値以下のうつ病 1から3個の症状
• 軽症うつ病 症状4つ
• 中等度うつ病 症状 5つか6つ
• 重症うつ病 症状が7つか10
• 妄想をもつうつ病 ← 重症
気分変調症
• 抗うつ薬療法は2-3年続ける。
• 心理療法は行ったほうがいい 。
• うつ病とはっきり見分けたほうがいい。
うつ病の薬物療法
• 三還系抗うつ薬 TCA
• 四還系抗うつ薬 QCA
• 選択的セロトニン再取り込み阻害薬 SSRI
• セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害 薬 SNRI
• その他
抗うつ薬の投与量・投与方法
• できるだけ最少量より開始して漸増する。
• 症状の重症度と副作用の出現の程度を見て 投与量を決定する。
• 抗うつ効果が出ればその量で維持、効果が なければ、最大投与量まで漸増する。
最初の一ヶ月
• すべての抗うつ薬に即効性はない。
• 投与開始後1-3週間で効果が現れる。
• 約一ヶ月間は抗不安薬を用いる。
軽症・中等症のうつ病
• SSRI (パキシル、ジェイゾロフト、デプロ メール、ルボックス)
• SNRI (トレドミン、サインバルタ)
• スルピリド (ドグマチール)
• ミアンセリン(テトラミド)
• マプロチリン(ルジオミール)
軽症うつ病1
• あまりきちんとした科学的データがない
• 患者様を注意深く観察して変化を見極める
• 心理教育
• 心理社会的介入
• 心理療法
• 抗うつ薬
軽症うつ病2
• 過去に慢性の軽症うつ病の既往があるか、
中等度・重症のうつ病の既往がある場合最 初から抗うつ薬。
• そうでなければ、最初は、患者様の好みで認 知行動療法の自学自習、グループ療法など でよい。
• 抗うつ薬、心理療法はこういった治療が無効 な場合。
軽症うつ病3
• 患者様の好みで心理療法か薬物療法か決め てよい。
• いずれかの治療法で過去に部分的にしか反 応していない場合は、両方で行うこと。
• 認知行動療法、活動記録法を用いた行動療 法、対人関係療法、認知療法などが正式に 行う心理療法。
中等度うつ病
• 最初、抗うつ薬単独で行う。
• 心理療法は患者様の好みや必要で行う。
• 薬物と心理療法の混合は、II軸問題を持つ患 者や心理社会的な問題が重篤な患者様に対 して行う。
• SSRI、SNRI
• 認知行動療法、対人関係療法
重症うつ病
• 抗うつ薬と心理療法の混合
• 妄想のある患者には抗精神病薬
• 電気ショック療法 Electroconvulsive
therapy (ECT)は、両側から刺激。6-10回の 継続。多くて20回。
• 長期効果は期待できない。
精神症状を伴わない重症うつ病
• TCA イミプラミン アミトリプチン クロミプラミン
• SSRI SNRI
• 抗コリン性副作用が強すぎるとき
アモキサン ドスレピン ノリトリプチン
• クロミプラミン点滴
• 不安焦燥強いとき レボメプロマジン レキソタン
精神症状を伴う重症うつ病
• TCA
• SSRI SNRI
• 非定型抗精神病薬
• ハロペリドール
難治性うつ病
• 薬物が奏功するうつ病は7-8割
• 奏功しないうつ病は難治性うつ病
• 診断の見直し
難治性うつ病 治し方
• ECT 即効性あるが再発多い
• 精神病像を伴ううつ病:抗精神病薬
• リチウム併用
• T3、T4 甲状腺剤
• トリプトファン
• TCA+SSRI TCAの血中濃度に注意
• Pindolol(5HT1A遮断)+SSRIs
注意事項
• 8週間で寛解に至るのは30-40%
• 早期のうつ病改善を要する場合(自殺の危険、
身体的衰弱)にはECTしかない。
• 並存疾患のあるうつ病は薬物反応性が低い
(exパーソナリティ障害)。
治療への反応性の評価
• 反応
• 無反応: 症状の25%以下の改善
• 部分反応:症状の26% から49%の改善
• 反応: 症状の50%以上の改善
• 完全反応: 正常に復帰
• 寛解
• 職業、家事、交友など、生活能力の改善
• 完全反応
再発
• 一回でもうつ病の既往がある患者は50%の 確率で再発する。
• 3回以上うつ病の既往のある患者は 90% が 再発する。
• 防ぐには、長期の抗うつ薬の使用が必要
うつ病再発リスク
• 3回以上のうつ病エピソード
• 高率の再発 5年以内に2回以上
• 過去のエピソードが1年以内
• エピソードが重症(自殺や精神病性の特徴も 含む)
• 以前のエピソードより長い
• 薬剤中止後の再発
うつ病再発リスク
• 気分変調性障害の合併
• 物質乱用の合併
• 不安障害の合併
• 第1度親族の大うつ病性障害の家族歴
• 30歳以前の発症
• 継続治療期間中の残遺症状・寛解時の残遺 症状、即ち、完全寛解に至らず継続治療期間 に移行すること
うつ病治療 3 段階
急性期 継続期 維持期
急性期は 8週間(2ヶ月)から6ヶ月 1年以上の場合もある 継続期は 6-9ヶ月
維持期は 12ヶ月以上
合わせると 最短で1年半 普通2年以上 長くて3年以上 うつ病
抑うつ傾向 健康
完全寛解
下に向かう ほど重症 再燃 再発
部分寛解
治 療 開 始