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2. 主たる承認国における添付文書等

2.2 欧州における添付文書

欧州における添付文書の和訳および原文を以下に示す。

【欧州添付文書の和訳】

付属文書Ⅰ 製品概要

1. 医薬品の名称

点滴静注用アクラスタ5 mg 2. 定性的組成および定量的組成

1 ボトル(100 mL)中にゾレドロン酸5 mg(ゾレドロン酸水和物として)を含有する。

注射液1 mL中にゾレドロン酸0.05 mg(ゾレドロン酸水和物として)を含有する。

添加物の一覧は6.1項参照。

3. 剤形

無色透明の点滴静注液

4. 臨床的特性 4.1 効能・効果

骨折リスクの高い、以下の男女における骨粗鬆症の治療

• 閉経後女性

• 成人男性

(非外傷性大腿骨近位部骨折後間もない患者を含む)

骨折リスクの高い、以下の男女におけるステロイド性骨粗鬆症の治療

• 閉経後女性

• 成人男性

成人における骨パジェット病の治療

4.2 用法・用量 用量

本剤の投与前に十分な水分補給を行うこと。特に高齢患者(65歳以上)や利尿剤の投与を受けて いる患者では注意すること。

本剤投与時は、カルシウムおよびビタミンDの十分な摂取が推奨される。

骨粗鬆症

通常、閉経後骨粗鬆症、男性骨粗鬆症、ステロイド性骨粗鬆症の治療では、本剤5 mgを年1回点 滴静注する。

ビスホスホネート製剤による骨粗鬆症治療の至適使用期間は確立していない。特に5年以上本剤 を使用した場合には、患者ごとに本剤のベネフィットとリスクに基づいて、治療継続の必要性を 定期的に再検討すること。

非外傷性大腿骨近位部骨折後間もない患者では、大腿骨近位部骨折修復後少なくとも2週間経過 してから本剤を投与することが推奨される(5.1項参照)。また、このような患者では、本剤の初

回投与前に、初回負荷投与量50,000~125,000 IUのビタミンDの経口投与または筋肉内投与が推 奨される。

骨パジェット病

骨パジェット病の治療経験を持つ医師のもとで使用すること。通常は、本剤5 mgを点滴静注する。

骨パジェット病患者では、本剤の投与後少なくとも10日間は、カルシウム500 mg以上の1日2 回投与等により、カルシウムを補給することが強く推奨される(4.4項参照)。

再投与について:初回投与後に効果が認められた骨パジェット病患者では、寛解期間が長期間持 続する。再発患者に再投与する場合は、初回投与後1年以上の休薬期間をおいて本剤5 mgを点滴 静注する。骨パジェット病の再治療に関するデータは少ない(5.1項参照)。

特殊な集団 腎機能障害患者

クレアチニンクリアランスが35 mL/分未満の患者では、本剤の使用は禁忌である(4.3項および 4.4項参照)。

クレアチニンクリアランスが35 mL/分以上の患者では、投与量を調節する必要はない。

肝機能障害患者

投与量の調節は不要である(5.2項参照)。

高齢者(65歳以上)

高齢者における本剤の生物学的利用率、分布および排泄は非高齢者と同様であったため、投与量 の調節は不要である

小児

18歳未満の小児における本剤の有効性および安全性のデータはなく、これらは確立されていない。

投与方法 点滴静注

本剤は、ベント式静注用ラインから一定の速度で15分以上かけて緩徐に点滴静注する。本剤の点 滴投与に関する情報は6.6項を参照。

本剤による治療を受けた患者には、添付文書および患者リマインダーカードを渡すこと。

4.3 禁忌

− 本剤の成分、他のビスホスホネート製剤または6.1項に記載の添加物のうちいずれかに対し 過敏症を有する患者

− 低カルシウム血症患者(4.4項参照)

− クレアチニンクリアランス35 ml/分未満の重度腎機能障害患者(4.4項参照)

− 妊婦および授乳婦(4.6項参照)

4.4 警告および使用上の注意 腎機能

重度腎機能障害患者(クレアチニンクリアランス35 ml/分未満)では腎不全のリスクが高いため、

本剤の使用は禁忌である。

本剤投与後に腎機能障害の発現が認められており、特に投与前から存在する腎機能低下や、高齢、

腎毒性を有する薬剤の併用、利尿剤の併用(4.5項参照)、本剤投与後の脱水等の危険因子を有す る患者で発現が多い(4.8項参照)。これらの危険因子を有する患者では、透析を要する腎不全や、

腎不全による死亡がまれに認められている。なお、腎機能障害は、単回投与後に認められている。

腎関連の副作用のリスクを最小限に抑制するため、以下に注意すること。

• 本剤の各投与前に、体重を基にCockcroft-Gault式を用いてクレアチニンクリアランスを算出す ること。

投与前から腎機能低下が存在する患者では、投与後の血清クレアチニン値の一過性上昇度が 大きくなる可能性がある。

腎関連の副作用リスクを有する患者では、必要に応じて血清クレアチニン値を測定すること。

腎機能に影響を及ぼす恐れのある薬剤との併用は慎重に行うこと(4.5項参照)。

本剤の投与前に十分な水分補給を行うこと。特に高齢者や利尿剤の投与を受けている患者で は注意すること。

1回の投与量は5 mgを超えないこととし、15分以上かけて投与すること(4.2項参照)。

低カルシウム血症

低カルシウム血症患者では、本剤の投与を開始する前に、カルシウムおよびビタミンDの十分な 摂取により低カルシウム血症を改善すること(4.3項参照)。他のミネラル代謝障害(副甲状腺機 能低下、腸管のカルシウム吸収不良等)が存在する場合も、本剤投与前に有効な治療を行うこと。

これらの患者では、必要に応じて代謝障害の状態を確認すること。

骨パジェット病は骨のターンオーバー亢進を特徴とする。ゾレドロン酸は骨のターンオーバーに 速やかに作用するため、低カルシウム血症が一過性に生じる可能性がある。通例、血中カルシウ ム値の低下は本剤投与後10日以内に最大となり、症状を伴うこともある(4.8項参照)。

本剤投与時は、カルシウムおよびビタミンDの十分な摂取が推奨される。骨パジェット病患者で は、本剤の投与後少なくとも10日間は、カルシウム500 mg以上の1日2回投与等により、カル シウムを補給することが強く推奨される(4.2項参照)。

患者には、本剤投与前に低カルシウム血症の症状を説明し、低カルシウム血症のリスク期間中は 血清カルシウムの状態を十分確認すること。骨パジェット病患者では、本剤投与前の血清カルシ ウム測定が推奨される。

ゾレドロン酸製剤を含むビスホスホネート製剤が投与された患者で、日常生活に支障を来すほど 重度の骨痛、関節痛および筋痛がまれに報告されている(4.8項参照)。

顎骨壊死

顎骨壊死は、市販後に骨粗鬆症の治療目的で本剤(ゾレドロン酸製剤)の投与を受けた患者で報 告されている(4.8項参照)。

口腔内の軟部組織に治癒していない開放性の損傷がある患者では、本剤による治療の開始または 新たな治療期の開始を延期すること。顎骨壊死の危険因子を有する患者では、本剤の投与前に予 防処置を含む歯科検査を行い、患者ごとにベネフィット・リスク評価を行う事が推奨される。

顎骨壊死発症のリスク評価においては以下の点を考慮すべきである:

- 骨吸収阻害剤の力価(効果が高い化合物の方がよりリスクが高い)、投与経路(非経 口製剤の方がよりリスクが高い)および、骨吸収治療薬の累積投与量

- 悪性腫瘍、合併症(貧血、血液凝固異常、感染症等)、喫煙

- 併用療法:ステロイド剤、化学療法、血管新生抑制剤、頭部および頸部への放射線治 療)

- 口腔の不衛生、歯周病、噛み合わせの悪い義歯、歯科疾患の既往歴、抜歯等の侵襲的 な歯科処置

ゾレドロン酸製剤による治療中は、定期的な歯科検査により良好な口腔衛生を保つことが、全て の患者に推奨される。投与中に、歯の動揺、痛みや腫脹、治癒しない痛みまたは膿の滲出などが 現れた場合は、ただちに医師に知らせること。投与中の侵襲的な歯科処置は慎重に行い、ゾレド ロン酸製剤の投与日に近い期間を避けること。

顎骨壊死を発症した患者については、主治医と、顎骨壊死についての専門知識を持つ歯科医師ま たは口腔外科医が連携して治療計画を立てること。状態が改善するまで、または顎骨壊死に寄与 している危険因子が軽減されるまでは、可能であれば本剤の一時的な休薬を検討すること。

外耳道骨壊死

主にビスホスホネート製剤による治療を長期間受けている患者において外耳道骨壊死が報告され ている。外耳道骨壊死に関連する可能性のある危険因子としてステロイドの使用、化学療法そし て/または感染や外傷のような局所の危険因子が含まれる。ビスホスホネート製剤の投与を受けて いる患者で慢性的な耳の感染を含む耳の症状が認められる場合は外耳道骨壊死の可能性を考慮す ること。

非定型大腿骨骨折

ビスホスホネート製剤の投与後に大腿骨転子下や大腿骨骨幹部の非定型骨折が発生したとの報告 があり、特に骨粗鬆症の治療目的で長期投与を受けている患者で多く見られる。非定型骨折は横 骨折または短斜骨折で、大腿骨の小転子直下から顆上部直上までどの部位でも起こりうる。軽微 な外傷後に、または外傷がなくても生じ、大腿骨の完全骨折が起こる数週間から数ヵ月前に大腿

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