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■ 標準的手法が適用されるポートフォリオについて

ドキュメント内 2017年3月期ディスクロージャー誌全ページ (ページ 117-120)

【リスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関等】

 リスク・ウェイトの判定においては、内部管理との整合性を考慮し、すべてのエクスポージャーについて次 の適格格付機関が公表する格付を使用しています。

適格格付機関の名称

◦株式会社格付投資情報センター(R&I)

◦株式会社日本格付研究所(JCR)

◦S&Pグローバル・レーティング(S&P)

◦ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody’s)

自己資本の充実の状況等(バーゼルⅢに基づく開示)▼自己資本の充実の状況▼定性的開示事項

自己資本の充実の状況等

4. 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針および手続の概要

【信用リスク削減手法とは】

「信用リスク削減手法」とは、商工中金が抱える信用リスクを削減させる効果のある担保や保証のことで あり、商工中金では、自己資本比率算出にあたって、これらの信用リスク削減効果を反映させています。

商工中金では、担保、保証を商工中金の債権の安全性の補完手段として位置付けていますが、与信取引を 行うに際しては、過度に依存することなく、取引先の資力、信用度、資金使途、返済財源等を十分に検討し、

回収の確実性を期すこととしています。

なお、自己資本比率算定において信用リスク削減効果を反映させるにあたっては、「包括的手法」を適用 しています。「包括的手法」とは、担保等について、価格変動により担保価値が減少するリスクを勘案し、

担保価額を時価よりも保守的に減額したうえで、被担保債権の額から差し引くことによって信用リスク・ア セットの額を算出する手法です。

【担保に関する評価、管理の方針および手続の概要】

①評価の方針

 . 商工中金の被担保債権が万一回収困難となった場合に、その担保によって商工中金の債権を安全に確保し うる担保の価格を算定することを目的とし、主要な担保については、次の基準にしたがって評価を行ってい ます。

担保の種類 具体的な内容 評価の基準

不動産 土地、建物 (土地)原則、公示価格標準価格比較法により算出した価格

(建物)原則、再調達原価法、取得価格法、収益還元法のいずれかにより算出した価格

定期性預金 当金庫定期預金 預り金額

有価証券 上場株式、公共債 市場価格

(主要な担保の種類および評価)

 . なお、自己資本比率算出においては、適格金融資産担保の信用リスク削減効果を反映しています。ただし、

貸出金等については適格金融資産担保のうち、現金、当金庫預金および上場株式の信用リスク削減効果を反 映しています。

②管理の方針および手続

 . 担保は、法的な要件を満たす契約書等に基づき、厳格な管理を行っており、定期的に評価替えを行ってい ます。また、抵当権の登記や担保物の占有等により、担保としての効力を確保・維持する管理を行っています。

 . 取引先や担保提供者には、契約内容を説明のうえ、その写しを交付する等し、担保契約についての説明責 任を果たしています。

③ 貸出金と当金庫預金の相殺を用いるにあたっての方針および手続の概要ならびにこれを用いている取引の種 類、範囲等

 (ア)相殺を用いる場合の方針および手続の概要

    . 取引先との契約書に、相殺を行う要件を明示し、この要件に適合する状態になった場合、商工中金 の債権を回収するために相殺を行っています。

 (イ)相殺を用いる取引の種類、範囲等

    . 相殺は、貸出、支払承諾、外国為替等の銀行取引に伴う債権を対象としています。範囲は、商工中 金が有する債権に相当する金額以内の預金となります。

    . 自己資本比率を算定する場合の信用リスク削減手法における預金と相殺可能な商工中金の債権は、

貸出金および貸出金より発生する未収収益に限定しております。

④ 派生商品取引およびレポ形式の取引について法的に有効な相対ネッティング契約を用いるにあたっての方針お よび手続の概要ならびにこれを用いている取引の種類、範囲等

 . 派生商品取引において、一定の条件を満たし法的に有効なネッティングについては、信用リスク削減効果 を反映させています。なお、対象は対市場デリバティブ取引であり、ISDA.MASTER.AGREEMENT等の 契約により、信用リスク削減を図っています。

 . レポ形式の取引については、法的に有効なネッティング契約についての信用リスク削減効果を反映させて

いません。

自己資本の充実の状況等(バーゼルⅢに基づく開示)▼自己資本の充実の状況▼定性的開示事項 Capital Adequacy

⑤保証人およびクレジット・デリバティブの主要な取引相手の種類およびその信用度の説明

 (ア)保証人となる取引相手の種類

    . 中小企業等においては、取引先が会社等の法人であれば代表者、個人であれば事業承継予定者を連 帯保証人とするケースが一般的です。

    . 企業グループにおける子会社等においては、当該企業グループの親会社が連帯保証人となるケース もあります。

    . 信用保証協会が中小企業等の事業資金の借入等に対する保証を行う取引は、信用保証協会が保証人 となります。

    . 信用保証協会以外の信用補完機関、金融機関が保証を行うケースもあります。

 (イ)保証人の信用度

    . 自己資本比率算出にあたっては、信用度の高い国、地方公共団体、信用保証協会に加えて、外部格 付で一定の条件に適合する先の保証について信用リスク削減効果を反映させています。

 (ウ)クレジット・デリバティブについて

    . 平成29年3月31日現在、クレジット・デリバティブの利用はありません。

⑥信用リスク削減手法の適用に伴う信用リスクおよびマーケット・リスクの集中に関する情報

 . 保証については、全国の中小企業等に対する安定した事業資金を供給することを目的に信用保証制度を活 用しており、信用リスク削減手法を適用する保証は、信用保証協会の割合が大きなものとなっています。

 . 有価証券担保については、株式の割合が大きく、種類別、上場市場別に担保掛目を設定するとともに、月 に1回評価の見直しを行っています。

 . なお、連結子会社の有する資産については、信用リスク削減手法を適用していません。

5. 派生商品取引および長期決済期間取引の取引相手のリスクに関 するリスク管理の方針および手続の概要

 派生商品取引の取引相手の信用リスクについては、オンバランス取引と一体で管理しており、取引相手の信 用リスクに応じた与信限度枠を設定しています。

商工中金では派生商品取引について、カレントエクスポージャー方式により与信相当額を算出しています。

対金融機関向けの派生商品取引においては、信用リスク削減を目的に、必要に応じてISDA.Credit.Support.

Annex契約を締結し、信用リスク削減に努めています。同契約により商工中金が担保を追加提供する場合があ ります。

対営業店取引先向けの派生商品取引においては、担保による保全を一部考慮し、信用リスク削減に努めてい ます。

引当金の算定については、基準期末の自己査定結果に基づき、Ⅲ分類に対して所定の予想損失率を乗じた額 およびⅣ分類の全額を個別貸倒引当金として計上しています。

なお、連結子会社における派生商品取引についても、カレントエクスポージャー方式により与信相当額の算

出を行っています。

自己資本の充実の状況等(バーゼルⅢに基づく開示)▼自己資本の充実の状況▼定性的開示事項

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