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楽しく使える (手作りのよさ)

ドキュメント内 代表的な改善事例集.pdf (ページ 44-195)

1 困り事・問題・課題

職員数52名の花ノ木保育園では、迅速な情報の共有・共通理解という点で、常に問題を 抱えている。子ども達の災害や事故を未然に防いだり、減らしたりするにはどうしたらよいかと いう話し合いの中で、いくつか問題点や課題を見つけることができた。

1 ヒヤリ・ハットを共有したい。

・災害には至らなかったものの、一歩間違えれば災害になっていたかもしれない「ヒヤリ」と した「ハッ」とした経験を知ることで、事故やけがを減らすことができるのではないか。災 害に至っていない事例だと、全職員で周知することなく過ぎていってしまうことが多い。

2 園内での事故やけがの起こりやすい場所を共通理解する。

・若手保育士や今年度異動してきた職員が多くいる。昨年度からいる職員が些細な事でも、 段から当たり前のように気をつけている事や場所を知らないことがある。それらを、全職員 で共通理解することができないか。

3 けがや事故の報告を全職員が周知するのに時間がかかってしまう。

・職員数が多いため、けがや事故などが起きた 場合の全職員への報告・周知に時間がかかって

しまう。けがや事故の報告をすぐにすることが できれば、同じ事故やけがの再発を防ぐことが

できるのではないか。

Flowertree花保G

安心・安全保育をめざして… ~52名の情報の共有~

改善テーマ

経営品質グループ名 経営品質グループメンバー 様式1

分類: 危機管理

マネージャー、リーダー始め26名

2 改善案

1 ヒヤリ・ハットマップを作成する。

(1)園内の地図を職員に配布し、危険箇所を書き込んでもらう。

それらをまとめて、園内のヒヤリ・ハットマップを作成する。

(2)ヒヤリ・ハットマップを全職員に配布し、危険箇所の安全対策や予防策について話し合う。

2 ヒヤリ・ハット報告書を作成し、職員が周知出来るようにする。

(1)事故およびヒヤリ・ハット報告書を作成する。

怪我の種類、発生場所、発生の状況、園児の身体状況、発生原因、再発予防を記録出来るように する。

(2)過去のヒヤリ・ハット体験も含め報告書を提出してもらう。

朝礼や職員会でヒヤリ・ハット報告をしてもらい、安全対策や予防策について話し合い、全職員 で周知出来るようにする。

3 改善効果

1 ヒヤリ・ハットマップで事故を予測しやすくなった。

(1)若手保育士や今年度異動してきた保育士も共通の 意識を持って危険を予測すること事ができた。ま た、中堅保育士も「慣れ」によるミスのないよう、

安全の再確認にもなった。

(2)ヒヤリ・ハットマップを作成することにより、改 めて園内の危険場所を確認することができたり、

安全策や予防策について考えたりするなど、意識 が高まった。

2 園で起きたヒヤリ・ハットを全職員で共有できるようになった。

(1)起きてしまった事故やヒヤリ・ハットの事例を報告書に記入することで、朝礼や職員会など早い

段階で情報を詳しく周知できるようになった。

(2)ヒヤリ・ハットの事例を収集したことにより職員の注意喚起につながり職員の危険に対する感受性 も高めることができた。

4 マネージャーからの言葉

保育で忙しい中、改善点や課題をと思っても中々パソコンを開いて打ち込めないのが実情である。そ の中で職員間で話合い、改善のポイントを絞り、より安全な保育を心がけるため保育現場に合わせたこ とを課題として取組めたことは、すぐに保育現場に生かせ良かったと思う。また、子ども達の災害に対 する職員の意識レベルも高められたと思う。

今後も職員間で活発な意見やアイデアを出し合い、より良い仕事環境作りをしていきましょう。

西尾市立花ノ木保育園

N

遊戯室 倉庫

き組

みず組 しろ組 あお組 みどり組

ステージ 倉庫

正門 通用門 自転車置き場

倉庫

倉庫 調理室

玄関ホール

更衣室 事務室 もも組 あか組 わかば組

トンネル

登り棒 遊戯室

ふじ組

屋外階段 2階

乳児室 ひよこ3・4

乳児室ひよこ2

プレハブ ひよこ1

昇降口

倉庫 倉庫

調

1階

湯沸室

屋 外 階 段

ひよこ3く みテラス前 の支柱

ネットをくぐって 出て行く(乳児)

フェンスの針金

・玄関ドアのサンでつまずき

・ドアのレール部分やコンクリートの段 差のつまずき

トイレの戸で指を はさむ

入り口

敷物マットでのつまずき

砂がおちてコンクリー トに滑りやすい 水道管でつまずき 床が滑りやすい

紙芝居入れの かど

木の根っこ 木の根っこ

帽子かけのレールの隙間(穴) 角の壁

空気口

ドアで手をはさみやすい

段差 黒板のチョーク

を置く所の出っ 張り

木の中 足洗い場 施錠 施錠

階段の 昇降

S字フック

施錠

1 困り事・問題・課題

(1) 衛生管理について知らない職員がいる。

・新規職員や初めて乳児保育をする職員が多いため、乳児室の衛生管理を知らない。

(2) 衛生管理への意識が薄い。

・食事、オムツ替えなどで使用したものや嘔吐物の処理の仕方、玩具の消毒など、行う が、清潔を保つということについては不十分で意識が薄い。

(3) 年度始めにマニュアルの読み合わせができなかった。

・4月1日から保育が始まり、衛生管理の細かい部分を確認する場を持てなかった。

・マニュアルの存在を知らない職員がいる。

わっしょい寺津

マニュアルの見直し

改善テーマ

経営品質グループ名 経営品質グループメンバー 様式1

分類:業務改善

マネージャー、リーダー始め23名

2 改善案

乳児室の衛生管理について見直し、衛生管理マニュアルを周知する。

(1)保育室の環境や食事、排泄、午睡について普段の保育を見直し、気づいたこと、疑問 に思っていること、分からないことを話し合う。

(2)衛生管理マニュアルを読み合わせる。

(3)分からないこと、判断に迷うことを園長、主任に相談する。

(4)汚物の処理の仕方について、写真をとってトイレに掲示し、見てすぐに分かるように する。

3 改善効果

(1)話し合う場を持ったこと、マニュアルを読み合わせたことで、普段、何気なくしてい たことを振り返ることができた。

(2)衛生管理について、意識するようになった。又、分からないことを他の職員に聞こう、

相談しよう、という気持ちが持てた。

(3)写真を掲示することで、誰が見てもすぐに分かり、適切に処理を行うことができるよ うになった。

4 マネージャーからの言葉

衛生管理マニュアルが作成されていることは、組織としては強みであるが、そのマニュアル が、実際の保育の中で十分な活用がされていないことや、全職員への周知ができていないこと が、今回、問題としてクローズアップされた。

マニュアルを出して見ていられないような状況下では、図や写真等で掲示することで、すぐ に対応できるという良さがある。又、掲示された物を目にすることで、職員一人一人の衛生管 理に対する意識向上へとつながったと思う。

1 困り事・問題・課題

・0・1歳児部 屋への出入りの際、扉の固定側に隙間ができる。子どもたちがその隙間が気に なり指を入れてしまおうとする姿があり日々危険を感じる。

・通路側から開ける時、扉にもたれている子に気付かずに扉を開けてしまい転倒事故に繋がり そうで心配。

・土曜日は幼児も0.1歳児部屋を使用するのでみんなが安全に遊べる空間にしたい。

ビバ米津

子どもを守ろう!!

~安心できる部屋づくり~

改善テーマ

経営品質グループ名 経営品質グループメンバー 様式1

分類:9職場環境改善

マネージャー、リーダー始め24名

2 改善案

① 隙間が防げるように牛乳パックで蛇腹を作成して取り付ける。

絵や文字で表示し視覚に訴える。

3 改善効果

・作成した牛乳パックの蛇腹を子どもの背丈以上に取り付けたため扉が開いても隙間が見えな くなり指を入れようとする姿もなくなった。またテープも白に統一したので目立ちにくいの か引っ張ったりする子もいなかった。

・絵や文字による表示により保育士自身、開ける時掲示に意識し、一呼吸置き子どもが扉にも たれていないか確認する習慣もできた。その結果転倒事故防止につながった。

4 マネージャーからの言葉

子どもにとっても保育士にとっても安全、安心の保育をするには安全な環境が原則です。

子どもたちの安全のためにという視点で身近なものを使い工夫し、大きな安全を得られた取り 組みとなりました。今後も身の回りの危険に対して意識を向けていきたいものです。

1 困り事・問題・課題

もしもの時に、子どもの安全を最優先に職員がどのように動いたらよいかを避難訓練を行い 職員の動きなどを再確認しているが、延長保育時間での不審者避難訓練を行った時に問題点が 見つかった。

<問題点>

17時30分以降は3歳未満児は保育士2人で保育しており、万が一不審者が玄関より屋内 に侵入してきた場合、一名が不審者への対応に出なければならないので残りの保育士が一人で 子どもを安全な場所に移動させる、保育室への侵入を防ぐために室内の鍵をすべて閉める、不 審者が危険と判断した時には警察等への通報を一人でやらなくてはいけない。だが、3歳未満 児複数名を保育士一人で安全な場所に避難させることだけでも簡単ではない上に同時に幾つ ものことを行うことは不可能である。また、不審者への対応、子どもの避難誘導がそれぞれ一 人で行っているため、緊急時に外部等への通報、連絡が適時にできない可能性もある。

<課題>

1.職員の少ない状態で子どもの安全を確保しつつ、職員がどのように動いたらよいかを もう一度見直す。

2.3歳未満児の保育室はひよこ1組、ひよこ2組とが2部屋がトイレでつながっている ので、2部屋を効率的に鍵を閉める方法を考える。

3.危険と判断する基準や通報の仕方等を検討する。

室場みなおし隊

大事な子どもを守ろう! ~避難訓練からの反省を活かして~

改善テーマ

経営品質グループ名 経営品質グループメンバー 様式1

分類:危機管理

マネージャー、リーダー始め28名

ドキュメント内 代表的な改善事例集.pdf (ページ 44-195)

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