H 28.11.17 に常盤平市民センターで
地域包括ケア 推進会議が行われました。参加者69名
アンケートの声 参加者の傾向
あるグループで考えた内容 皆で意見を出し合い地域をより良く
平成 26 年度に始まった地域ケア会議も回を重ね、推進 会議は今回で5回目となりました。毎回多くの地域の方 にご参加いただき大変感謝しております。
今回の参加者は、地域の町会・自治会長、民生委員、
地域住民、医師、看護師、薬剤師、ケアマネージャー等、
総数 69 名の方々でした。今回は、地域の事例をサザエさ ん一家の一大事に重ね、いろいろな立場で何が出来るか について皆さんで考えていきました。話し合いの内容は、
松戸市主催の会議に意見として提出させていただきます。
・他職種、地域の方といろいろな意見交換がで きとても楽しかったです。次回も参加させてい ただきます。
・これだけ多くの方が真剣に取り組んでいるこ とに感動しました。
・有名な家族が具体例になっていることから話 を進めやすく良かったと思います。
編集後記
参加していただいた方々の熱心さが印象に残っています。毎回 皆様から多くの意見をいただき感謝しております。
松戸市常盤平地域包括支援センター
〒 270-2261 松戸市常盤平 2-24-2 C5 ℡ 047-330-6150 地域の代表者が多く参加!
(人) 所属
30 25 20 15 10 5 0
継続的に、参加する ことが大切!
(人)
男性 女性
参加者の年代・男女比
12 10 8 6 4 2 0 14
20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代 80 代
地域ケア推進会議開催 の 工夫
1 常盤平地区地域ケア推進会議の特徴
2 地域ケア推進会議の内容
*平成 27 年度
第 1 回目は「地域は地域で守る」グループワーク:「今行っている地域活動について」
第 2 回目は「地域活動(ボランティアや見守り)の実践発表」グループワーク:「これから地域 でやりたいこと・できそうなこと」
*平成 28 年度
第 1 回目は、「地域包括ケアシステムについての説明」グループワーク:「地域包括ケアシステム の中で自分ができること」
テーマは、個別ケア会議の共通課題から選択しました。
平成 28 年度の共通課題は「関係が希薄でも安心して暮らせるように」地域の中でいろいろなかか わりについて一緒に考えましょうということになりました。
3 地域ケア推進会議に取り組む時に心がけたこと
① 参加人数が多く毎回 70 人前後で、いろいろな人(介護職・医療職・民生委員・ボランティア組 織・地域住民)が参加し、特に町会長はじめ地域住民が毎回 10 人以上参加します。
② 今のところ、毎回グループワークを取り入れています。グループワークのルール説明を行って から始めます。グループワークの初めに雰囲気をよくするためのアイスブレークを入れます。
③ 各グループワーク時には推進役(ファシリテーター)を配置し、できればもう1人ファシリテー ターを助ける役目に人を配置します
④ 終わった後は、どのような意見が出たかなどの結果を全員に返す報告書をニュースレター風に
(85 ページ)お知らせします。大切にしたのは、“ 親しみやすく読んでもらえること ” でした。
① まず参加してもらい、顔の見える関係をつくること、そしてただ並ぶだけの会議ではなく一人 一人が参加意識をもって、しかも楽しく発言してもらうこと。
② 結果をお知らせすることで、地域活動としてこの会議が、意義あるものと感じられ、次も出席 してもいいなと思ってもらえることを目指しました。楽しく !! 継続です。
5 ファシリテーターマニュアル(一部抜粋)
① 自己紹介とアイスブレーク、1人1分以内で。
② 司会、書記、発表者を決めます。(司会がファシリテーターでもよい)
③ 今回はKJ法で行います。
④ 付箋に個人個人のできること(テーマに対して)を記入いただき、書いた内容を話しながら模造 紙に貼っていきます。
⑤ 同じような意見は、近くにまとめグループになるように貼っ ていきます。
⑥ この作業を相談しながら行います。
⑦ ルールとして
1.質より量(とにかくたくさん) 2.批判なし 3.人の意見に便乗OK 4.全員が1回は発言
⑧ まとめた意見のかたまりに見出しをつけます。
*ファシリテーターが困らないように会場の前のスクリーンに、
パワーポイントで大きくルールを投影しました。
6 第 1 回目の地域ケア推進会議の前の準備
① 介護予防教室や町会長会議など様々な集まりに宣伝にうかがいました。
② 休みの日に 10 分だけ出かけていくこともありました。
③ 地域をよくしていくための会議だと説明しました。
④ 気楽に相談できる顔の見える関係が大切だから、まずは参加をと呼びかけました。
⑤ すべての町会長に個別電話して、もっと説明してくれという町会長宅には説明に行きました。
⑥ 当地にはボランティア組織があるのですが、その人たちに一緒にやってもらえませんかと誘い、
会議の受付や案内・会場準備を手伝ってもらいました。
以上のような準備と工夫で、常盤平地区地域ケア推進会議は毎回多数の住民と専門職が参加してい ます。
(森下裕子、豊崎政志)
4 地域ケア推進会議に取り組む時、実際に行ったこと
① まずは参加してもらうために宣伝・個別の声掛け。大勢の前での発言に慣れていない人でも全 員発言できるように考えグループワークを取り入れました。
② グループワークがうまく運び、楽しかったから次も出てもいいよと思ってもらえるようにファ シリテーターの準備に力を入れました。
③ 結果を可視化つまり “ 見えるように ” したかったし、読んでもらいたかったので、楽しい感じ のニュースレター風の報告書を作成しました。
④ ファシリテーターができそうな人を選ばせていただき、事前準備では、ファシリテーターに、
目的・目標・テーマを事前に知らせ、どのように行うか、簡単なマニュアルのようなものを用意し、
マニュアルを事前にファシリテーターにFAXかメールで連絡しました。
⑤ そして当日は、20 分早く来てもらって、方法の説明を行いました。
KJ法…ブレーンストーミングなどで出された意見やアイデアを 1 つずつ紙片に書き、
それらをばらばらにして広げ、アイデアやヒントを発想させていく方法
※グループワークにて発表された皆様のご意見をまとめてみました。
地 域 包 括 ケ ア シ ス テ ム
フネさんが高齢でからだが不自由になってしまった。
本 人・家 族
介護 医療 行政等・ そ の 他 地域
・医師による訪問診療 ・看護師による訪問看護 ・薬剤師による薬の管理、配達 ・かかりつけ薬局を決めておく ・レスパイト入院 ・退院前に医師、医療相談員、家族を含め ての担当者会議 ・介護体制が整うまで、リハビリ病棟へ
・介護保険の利用 ・ケアマネージャーの利用 ・通所サービス、訪問サービスの利用 ・階段や手すりなど必要な住宅改修の提案 ・車椅子、福祉カーの貸し出し ・散歩や祭りなど地域の方と顔見知りにな る機会を作っている ・包括支援センターとの連携をとる ・地域包括支援センターに相談する ・介護保険申請を勧める ・オレンジ協力員制度の紹介 ・近くの小中学校で認知症の福祉教育 ・地区の高齢者相談員に話をする ・認知症カフェ ・警察との連携
・家族会議でどう協力するか話し合う。 ・遠くからでも電話や金銭支援など出来ることをする。 ・本人の生活の希望を聞く ・自分たちだけで抱え込まないようにする ・キーパーソンを決めておく ・1日1回は電話をする(安否確認) ・安心電話に加入する ・本人の散歩や出かける範囲を把握する ・エンディングノートを作る ・特養に入所したい(家族に迷惑かけたくないから) ・ピンピンコロリで行けるよう運動や脳トレをする
・近所の方の挨拶、声掛け、町会行事に誘う ・ゴミだし買い物等手伝い ・老人会などの付き合い ・地域の色々な活動の告知 ・カフェやいきいきサロン情報提供、誘う ・身内で介護されている方の気持ちを傾聴 ・本人の居場所つくり ・包括など相談先の紹介 ・趣味の相手(囲碁将棋など)一緒に酒や茶を飲む ・地域の使える資源の活用を進める(シルバー人材で草取 り、配達してくれる店など)
テーマ:地域の関係が希薄化する中でも、安心して暮らせるように地域の中でいろいろな関りについて考えていくことを、 「医療、介護、行政等・その他、地域、本人・家族」の
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つの立場から模造紙を用いてグループワークを行ないました。■まとめ
まとめ
最後に、当地での 117 事例の「結論」をまとめて、以下に列挙しておく。
1 地域住民の協力が必要
事例の対象者には、しばしば無理解・非協力・独善的な人々が上がってきた。したがって、
検討会では「住民自身が自立することが必要」、「地域の理解と協力が必要」、「住民への啓発 が必要」という声が何度も聞かれた。その方策として、地域での宣伝や勉強会、また(当地 で作成された)「高支連通信」の活用などが語られた。地域住民に行政がしっかり説明して ほしいとの声も多かった。
2 地域にはほんの少しの手助けでやってゆける人がたくさん居る
事例の半数は独居・単身高齢者だった。松戸市は東京のベッドタウンとして戦後急速に発 展し人口 49 万人になった。対応困難事例となった原因は、家族形態の変化=核家族化の影 響が大きい。
地域には、「キーパーソンが居ない人」、「居ても同居していない人」が多い。昔の大家族 なら問題が表面化しなかったのに、今では直ちに問題化する状況になっている。
松戸市では、単身高齢者が約 2.5 万人、(潜在患者を含めた)認知症の人が約 2 万人いる。
さらに「独居かつ認知症の人」は約 2000 人以上と推定されている。家族以外の「近所の(少 しの)力」、「地域力のアップ」が大切である。
3 地域での居場所つくりが大切
対象者が居場所を持たないために様々の問題が生じている事例も多かった。例えば「妻に 先立たれた男性の地域での居場所」、「閉じこもりがちな人の居場所」などが問題となった。「高 齢者の受け皿つくりが大切」、「高齢者が気楽に立ち寄れる場所=たまり場やサロンなどの集 う場が必要」などが語られた。