【 19占412 ワシントン・ネ」−プル
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19る4.12 平 戸 又 旦
伊 予 柑 1965 3 19▼占5 5 相
19占412 19占5 5
− 41−
第25表 果実の吸水と果皮面亀裂の発生 期亀裂を認めるようになると,現地でも発生を予想
することができるようである.19る5年の春は現地で の発生が例年に.くらぺで遅く,果梗部で4月中旬,
果頂酪でほ5月中旬になって発生がほじめて認めら れたが,健全果実の浸濃でも5月中旬に.なって2日 閲浸潰後に亀裂発生を見るようになった
以上のことから現地に.おける水腐病の発生ほ吸水 愚の多少よりも,果皮の成熟状態の如何に左右され
るところが大きいと考えるのが妥当であろう.果実 の水浸潰に.より亀裂を生じる時の吸水量は5−5cc 前後で全果実重から見れば1%程度虹過ぎない
健全果で見ると上述の吸水盈であるが,第5節第 5墳(ii)で述べたように・,障害果ではかなりの吸 水恩を示し,2次的な亀裂発生を・誘発するとこ.ろ大 であると考えられたそこで筆者は健全果に.人工的 に浅い傷をつけ吸水景の増大を擢めんとした
方法として宋梗切[lに・はワセリンを塗布し,果梗 部または発頭部のそれぞれ4カ所に木綿針で果皮面 から深さ約5mmの小さな傷を油胞をさけて.1カ所
5個,合計20個つけて,酒ちに水に浸潰して喫水鼻
吸 水 量
(1果当たり)
後
亀裂発生 ま で の 浸潰日数
水浸前供 試果実董 年・月・日
24時間後l48時間 g
254,5 19る5,101る
7一8 0⁝0
1150【52占.2 12 1る】 554.0
19占4,1.5j 555.9 ■ ふ眠 2 h 2
2 1る】 ち90り占 5,1F 5475 r O
岩
5 7 95
415【 410り1 ∠U 2 4 生竺」空ヱ⊥」
_一
(注)八幡浜市産呆 の調査に・移った
そ・の結果は第24表のとおりで,果梗部付傷果では大果で24時間後,何傷部周辺に・亀裂が発生し,48時間後には さらにそれがはげしくなった小果でほ発生が見られなかったI吸水遠は無傷の無処理区にくらべ非常に多く
算52図 果実全体の水浸潰による果梗部の亀裂発隼
−・42−
節55図 果実全体の水浸潰による果頂部の亀裂胡座
なった。小果でほ大果よりも吸水藁:が多かっ たにもかかわらず,飽裂発壁を見なかった.
果損部付傷果に、ついて見ると,大果,小栗 とも24時間後軋付傷部な中心阻亀裂を生じ,
48日耶対数にはそ・れがいちじるしくなった,
無処理果と付傷巣の吸水鼻を比較してみる と大米,小果を問わず頂部の付傷果で多くな っていた第5節第5項(ii)で障害栄の陪 賓面積の広い果頂部障害果で果梗部障害果よ
り吸水鼻が多いと述べたが,本実験よりし て,同じ深さの同じ数の傷l二はり吸水させた 場合に.も果頂部で多くl牧水するところから,
果頂部の吸水力の優ることは本質的なもので 果皮面相傷と果実の吸水
吸 水 遍:
(1果当たり)
前試垂 浸 実 水供果
果皮蘭亀裂
後 48時間後
24時間
gl CCI CCI 19 5,4
0 ⊥ 2
−−1 石山 L︻.≦﹁
108 璽 20 9
大i5479⊆17.5【57・5 小】242.8岳142【2519
(注)高松市産果19る4年2月実験 一〜トト飽裂の程度
あろうこの原因として考えられることは,果碩部の組織の浸透圧であるが,前述したように・いちじるしい部位 的差はなく,もっぱら米皮の成熟度の進度が果頂部で先行している点から説明されるぺきものと考える.ちなみ に,果汁の品質を果梗部側と果頂部側に2等分して調査すると健全果,障害果の別なく,果頂弘で仝糖,還元 糖,酸含遣および果汁比重が高く,成熟度がすすんでいると予想されるしたが?て,それに付随する果皮も果 頂部側で果枚郎よりも成熟の段階がすすみ,果皮の吸水力大で,包裂も生じ易いと考えることができよう」
第3項 水腐病果皮の初期亀裂
果皮の表皮のみを第1葦の方法で剥離し,顕微鏡下で時期別に採取したものについて観察していくと,19d2【
19る5年には越冬中の1月中旬に.すでに果梗部に包裂の初期と思われるごく細かい亀裂(長さ500〝以内,探さ
100〃程度)がわずかに.発生していた.この程皮の大きさでは勿論肉眼的には発見され難いものである(第54図).
ー45−
節54図 初 期 の 亀 裂
本節解1項で述べた果皮片の水浸潰による亀裂の観察ほ24時間後から行なったが2次肥大を開始したこ.ろの果 皮片せ水に没潰して2時間毎に亀裂の発牲を迫っていくと,水浅漬後約雪召栂関すると,因簡約にも細かい亀裂が 見えはじめて:くるこの果皮を剥離し,噸徴鏡下で観察すると肉眼で見えた大きな亀裂の間に・多数にノJ\さな亀裂
が認められる その大きさを測定すると,1月中旬に」現地で採取した果実の果皮面に闇徽鏡下で認められた初期 亀裂とほとんど同じ大きさであった.
次に,こ.れら水浸潰果皮の初期亀裂が気孔と関係があるかどうかについて検討するために気孔の付近償ある亀 裂の割合を調べた長さ500杵以内の初期亀裂100個についての観察結果は第25表のとおりで,亀裂発生にとくに 気孔が関係しているとは断定できないが,孔辺細胞を破る亀裂が約半数認められたただし,前述の現地で見ら れた初期亀裂ほはとんど気孔装置(猪野植物組織学1954−ヰ央の小隊〔狭義の気孔〕,利辺細胞,副細胞,近 ノ隣細胞を総称)を通してのものであった,
現地で発焦した初期包裂について検鎖すると次の 第25表 水浸潰果皮の初期亀腰と気孔の関係 気孔と関係のないもの 4種類がある.
(i)クチクラの亀裂
(ii)気孔装置の裂開
(iii:ト・般表皮細胞の裂開
(iv)表皮細胞の離間
気孔と関係するもの
.・ ∴∴ ・、.− ∴
(注)*狭義の気孔,中央の小隊を指す
(i)はクチクラのみの粗製というより,クチク
ラが表皮と離れ難い形で密着しているため,表皮外層の亀裂を意味するわけである(ii)は現地で発生する初 潮他裂のはとんどを占めるもので,気孔や孔辺細胞が裂開を見ている (iii)ほ前述のように果皮片を急激に水
に浸潰すると発生する亀裂であるが,現地でもまれに見られる(iv)は池胞」二の大型表皮細胞紅見られるも ので,これら細胞の離れた部分にはコルクが形成され,以下の組織の露出を防いでいる
次に,果皮の初期亀裂の晒接の原因を知るために果皮片を水紅浸潰して飽裂を発件させるとき,浸水前に果皮
−−.り・−
の各部の細胞の横断面積を測足しておき,24時間浸潰後,亀裂部位周辺の正常細胞の横断面積を浸水前のそれと 比較して見ると節2る表のとおりで,表皮細胞でほ浸水に・よる大きさの変化がはとんどなかったのに対し,下皮細
胞では小亀裂で2.2占倍,大亀裂で2い糾倍も膨潤しており,フラべド細胞では小亀裂で1・20倍,大亀裂で125倍と なっていた これより見て,果皮組織が吸水 第2る表 水浸潰後の果皮の膨潤
し亀裂を生じる場合には,主として下皮細胞 の膨潤による物理的なカの作用が主原因とな るものと思われるこれに反し,表皮細胞は はとんど膨潤せず,フラぺド細胞の膨潤も比 較的少なかったところから見て,下皮細胞,
次いでフラベド細胞の膨潤に.よる拡張の物理
靂蛋圃
〝2
2555.5(100)
水没潰前
、−ヽ∴て.. ∴ − ∴
72 r1890(102)水浸漬
24時間後 174】184.5(100)11079(284)12918.7(125)
(注)カツコ内は水没前の横断面積を100とした比数
的なカが果皮表面に内部より加わり,クチク ラ層,表皮細胞およびそれに続く下皮細胞とフラベドまで裂開させるのではないかと考えるこの場合,アルベ ド細胞は第1章節2節で詳述したように,亀裂の発生を見るようになった果実では,すでにくもの足状に突起を 出し,海綿状となっており水で膨潤しても他の部位まで圧力をかけるに至らず,大きく開いた細胞間隙の周接 埋めるに.過ぎない
前述のような種々の観察により,圃場に.おける水腐病巣に見られる初期の飽憩や,実験室内で発生させた果皮 面の亀裂はいずれも表皮数屑の細胞の破鐘的な亀裂にすぎないことが判明した.したがって,この部位の欠除が 果皮の亀裂に如何なる影響を与えるかを観察した表皮とこれに続く数屑の細胞屑をも含め02←一0・5mm程度に 表皮をほざとった果皮片を24時間水に浸潰した.その結果を見ると,クチクヲ層,表皮およびそれに続く数個の 細胞を含んだ果安.片はいらじるしく 亀裂が発優したのにくらぺ,表皮をはぎとった果皮片はなんら亀裂を壁ぜ ず,吸水による膨潤のみを認めたにすぎないクチクラ層を含めた表皮下数屑の細胞の存在に・おいてはじめで亀 裂が発焦したのに.くらべ,この部位を欠除した場合ほ,単に細胞の膨潤のみに・終るようであるこの実験に用い た果皮片の細胞の原形頃分離を見ると,表皮下数屑の細胞およぴフラベドの細胞を問わず,硝酸カリ溶液の濃度 で0.5モル以」:ではいずれも分離を起し,紳絨による分離濃度の差は認められなかった
第4項 果皮組織の生死と亀裂発生
硝酸カリの0り1−0.8モル水溶液せつくり,これにコルクポーラ」で打抜いた冶径1cmの来場部果皮のl]】形ノト
(フラべド,アルベドを含む)を浸潰し,果皮面の亀裂発生を観察するとともに・,表皮より数屑の細胞の煉形質 分離の有無を調べた汝御寺間は12時間とした その結果は第27表のとおりで,0−05モルでいらじるしく果皮
に.包裂を隼.したが,04モルで亀裂ははとん 第27表 果皮の硝酸カリ水溶液浅漬と亀裂発座 ど発珪せず,05モル以上でほまったく発4
しなかった
これら果皮ノニi二についてその表皮数屑の細胞 の原形質分離を見ると,0−0.5モルではまっ たく分離は認められず,0・4モルでわずかに
(拝)19る4年1月2占日実験
認められ,05モル以,1二ではげしい分離を起 したすなわち,原形質分離を起す浪度の硝酸カリ水溶液中,換言すれば細胞液の浸透圧よりも高い溶液中では 飽裂の発生は認められなかった.このことから細胞が吸水し膨潤しない場合には亀裂が発生しないことが解った・
なお,果皮円形片の直径を⊥記の液に浸潰する前と,浸潰後に測定したところ,モル濃度が増すはど果皮片の膨